とは言ってもだいぶ話が変わっとるような気がする。
こう見ていると章太郎が助けた、そして章太郎を支えようとする人間って結構いるよな。
「章太郎兄ちゃん!!…それは本当?お母さんが生きているって!!」
「あぁ、本当だ…今まで黙っていてゴメン」
め、めっちゃキレてる!!やっべえよこれ再戦する前に死ぬのか?
「…お前が会いたいって言うなら、母ちゃんを連れ戻して、何が何でも会わせてやる。」
「…過去や因縁なんて必要ない、お前がどうしたいかだ」
そして、俺を殴るのはほんとやめてほしい。
「僕はお母さんに会いたい!!」
「…!!あぁ約束する。」
「章太郎も生きて帰ってきて!!」
それは…
「…努力はする」
ブゥウン ヴヴヴヴヴヴ
「…章太郎」
バイクで突き進む彼を見て、志村弧太郎はほんの少し予感してしまった。この先、何が起きるのか
個性
超重力
+
個性
質量化
+
個性
押し出し
ドゴンッ
「グハッ」
「…!!」
「痛!!」
「超重力(ハイパーグラビティ)…たいそうな名前をついてはいるけど、実際は1.5倍の重力で残念な個性。」
「だけど、質量化、押し出しをつけ足すととてつもなく強力になるとは思わなかった。」
「逃げ足だけ早い君らにとって有効な個性だよッ!!」
「志村…おかしくないか?」
「あぁ先生どころかイグナイターも来ていないッ!!」
「HA!!」
個性
押し出し(空気使用)
オールマイトの衝撃はバリアのように押し出された空気によって弾かれてしまった。
バシュンッ!
「…すごい威力だけど届かないなら意味が無いよ」
「それと、君たちが期待している人間たちは来ないよ。」
「!!まさか」
バチッ
「細工をさせてもらったよ♩」
「貴様…!!」
「今頃、彼も死んだんじゃないかな…狂犬(日録章太郎)も♩」
「…そんな」
誰一人助けに来ないはずだった。
たった一人を除いて
「クソッあともう少しだってのに!!」
「魔王と楯突くもの死すべしッ!!」
全とあいつらが戦っているのは、もうすぐそこだってのに!!
日録章太郎はバイクから降りて魔王の手下と戦っていた。
「じゃますんじゃねーよ!!狂信者が!!!」
「ここからは聖戦。誰一人邪魔する物は容赦しない!!」
体力を温存してえのに
日録がメモリを挿し込もうとした瞬間
バシュウン
「「!?」」
何だ今のは?!銃声?どこか…ら…
後ろを振り返るとなんと
「死穢八斎會!!精鋭30名!!!ヒーロー『ジョーカー』の助太刀に参った!!」
鳴海の…おっさん?!
オオォォォォオオ!!
「若造なんかにずっと命を張っていられるか!!」
「筋者の意地を見せてやらぁ!」
「銃サイコー♡」
オオォォォォオオ!!
「鳴海のおっさん!!何で?!」
おっちゃんもおっちゃんで何だその武器?!
「言ったはずだ、『俺は、死穢八斎會はお前の味方だ。いつでも呼んでくれ。』とな」
「お前の事だどうせ、助けを求めんと思い。奴らの居場所を探り、はっていたら、案の定来たわけだ!!」
「…だが、おっさん。あんたもう個性が」
二人が会話をしていた瞬間魔王の手下が攻撃してきた。
「誰が」
ヒラリッ
「!?」
「頼りないって?」
チュドン!!
「アババババババ!?」
「!?」
で、電撃をくらわす銃?
「殺すのはマズいだろう?それに、来たのは俺達だけじゃない。」
その声と共に別の方向から赤き閃光が飛来した!!
「赤熱炎拳!!」
この声、まさかッ
「ブラストバーン!!」
チュドォォオン
「ギャァァァ」
「い、イグナイターさん?!」
「なっイグナイターの下にもロボットを送ったはず…突破したともいうのか!!」
「ジョーカー……何故来た?!」
うわッグイグイ来る?!
「イグナイターさん…俺は行かなきゃなんねーんだ!!」
「何!?」
「男の因縁って奴さ、ヒーローさん」
「貴様、一般人ではないな?」
「あぁ…そうだな、だが、今の状況お前1人でどうにか出来る物ではないだろう?」
そう言いながら見ると辺り一面を敵に囲まれていたのだった。
「ッ!!」
「今は何も聞かずお互いに手を組もうや」
「…次は貴様らだッ、章太郎…貴様どうしても戦うのか?」
「当然、俺は戦わなくちゃぁならない!!自分の為にも」
「…そうか」
言っても止まらないというの察したって感じだな。正直助かる。
「おっさん…イグナイターさんがあんたが言ってる援軍?」
そう言うと鳴海 覇道はしてやったりの顔を見せて
「違う!!」
「…違うのね」
「俺が言ったのは…」
「氷域・発動」
ばぁぁぁぁぁぁ!!!!
「氷の領域…?」
「彼女だ、援軍は」
「結!!」
ジョーカーを信じていた人間たちが集まっていく。
「クソうッ何なんだなんでこんなに人が集まるなど…」
「黙ってろ!!」
バシュン
「ギャァァァ」
「ショータロー様…私も戦いたい、けど、失うのが怖い、だからあなたを…ッ!!」
その言葉の先を日録章太郎は察してしまった…
「貴方を止めたかった。」
「結…」
「…分かっています。巣立たないといけない、私も貴方も…いえ、貴方はもう既に巣立っていますよね。」
そうか…お前は
「今がその時…何でしょうか?」
「私は…飛び出したくない。貴方と…」
ギュッ
日録章太郎は彼女を抱きしめた。
「!!」
「悪い、今これ位しか俺には出来ない。」
「それに巣立ったとしても、また、出会う事はある。大丈夫!!死ぬつもりはないからな!!」
「……死ぬかもしれないのでしょう?」
「ウッそれは…」
彼女はしどろもどろになっている彼を見て
フフフ
微笑んだ。
「…そうですね、また会えますよね。ショータロー様…ご武運を!!」
「!…あぁ!!」
そう言い日録章太郎は再びバイクに跨りエンジンをかけた。
「鳴海のおっさん!!イグナイターさん!!結!!!ありがとう!!必ず生きて勝ってくるぜ!!!」
ヴヴヴヴヴヴ
その激励を聞きながら鳴海覇道は呟いた。
「振り向くな…諦めるな…進め…ヒーロー!!」
さてと進む前に確認っと
デンデン
ジャキン
!志村さんがあぶねぇ!!
「お師匠!!」
「オールマイト」
「後 頼んだ!」
何を言ったのか全然わからねぇとにかくとっしーもグラン師匠もいねーな、なら…
巨悪は託す行為を無駄だとあざ笑う様なオーラを纏い笑顔でとどめの準備をした。
「素晴らしい喜劇をありがとう、志村菜奈」
「…ッ!」
ゴゴゴ…
ハードボイルダー出力最大!!
ブゥウン ヴヴヴヴヴヴ
「!?」
ヒュンッ!!
志村さんキャッチ!!
(いない…一体どこへ?)
「…志村さん、後は任せてくれ」
「おまえ…なんで…?」
よし生きている!!ならハードボイルダーに縛り付けてっと
Zone!!
「志村さん…弧太郎と仲良くな」
「…!!!待っt」
シュイン
何とか、ゾーンメモリーで安全地帯に移動完了!
「誰だい君は?せっかくの喜劇を台無しにして」
誰か…か、そりゃぁまぁ既に死んでいる人間が転生したなんて想像がつかねーよな。
なら、あの頃みたいな雰囲気で
「誰だって?おいおい忘れたのかよ…久しぶりだな全」
その言葉に巨悪は目を見開き、纏っていたオーラが少し揺らいだ
「…どうしてその名前を知っているんだい?本当に君は何者だい?」
「あの時以来か?ビルの中で兄弟喧嘩をして、最後は俺の腹が刺された。」
「!?」
「んでもって、相変わらず、煮物とオーラヒーローは嫌いなのか?」
「…誰だ、お前は?」
この場には似合わない学校の制服を着て、そして目立つ赤い色をした普通の者よりも大きいベルトを着けたそいつはこっちを向き、
「分かっているくせにーこれでもわからないか?」
そう言って、その男は黒い小さな端末を取り出し、その端末のボタンを押した。
JOKER!!
端末から流れた音を聞き、巨悪をさらに困惑させる。
「…そんなバカな…ありえない!!!」
「そんな大声出せたのかお前、まぁいいか」
そして、その端末をベルトに挿入した。
ジャキン!!
ブルルンブルルンブルルン…
俺の目標はこいつを弱らせ、生きて帰る事ッ!!
やってみせる…例え勝てなくても!!!
「スゥ…変身!!!」
キュィィィィン
JOKER!!!
その音が鳴ると男は黒い装甲を纏った。
「お前は一体…!?」
…この名前を使うつもりなかったが、憧れを背負う覚悟を決めた!!
名乗らせてもらおう!!
「仮面ライダー…ジョーカー…!!」
まさしく
「お前を止めにきた…!!」
さぁ始めようぜ
ヒーローの姿だった。
仮面ライダージョーカー…この世界では名も知られていないこのヒーローによってこの世界のあるべき運命は良くも悪くも変わっていく。
これから始まるのはヒーローになった彼のハジマリの戦いである。
「仮面ライダージョーカー(日録章太郎)」
ようやく仮面ライダーとなった男。俺は色んな人間に支えられてばかりだなと心の奥底から思った。未来を繋げるために自分の力を全部使い戦って生きてやる。支えてくれたみんなの為にも。
「志村弧太郎」
お母さんが生きている…?会いたいとは思うけどどんな顔で再開すればいいのか分からない。ヒーロー嫌いは治ったが未だに母のヒーローの姿が嫌いである。
「鳴海覇道(ナルミ ハドウ)」
仁義を貫いた死穢八斎會組長。日録章太郎を借りを返し、更に貸しを作り何が何でも生き抜いてもらおうという事を考えていたりする。援軍を呼びをしたのだがイグナイターが出て来た時は内心、心臓バックバックである。無個性でもやれるところまでやってやる意気込み。ちなみに持っている武器は覆 創の作品、敵拘束武器「スタンガン」の設計図をパクって作った物である。
「イグナイター」
久しぶりに紹介される炎系プロヒーロー。何とかロボットを倒すことが出来て、魔王の下にたどり着いた唯一無二のヒーローである。何故か謹慎していた日録章太郎がいた事にとてつもなく怒ったが久しぶりに見る彼の覚悟決めた目を見て送り出すことにした。鳴海覇道の事は知らないが、片付いたら拘束する。
「仁(氷叢 結)」
罪悪感を感じながらも鳴海の助言で線上に赴いた少女。身近な人が死ぬことの恐ろしさを知って彼を止めようとしていたのだが、結局止める事が出来なかった。何を言っても彼を止める事が出来ないし、つらくなるだけだから必要以上に喋らなかった。止められなかったことに涙することすら許されない気がして、ただ無事を願うしかなかった。
「オールマイト(八木俊典)」
師匠を見捨ててしまった……
「グラントリノ」
……志村
「志村菜奈」
…え?なんで日録がいたんだ?なんで弧太郎を知っている?とにかく日録が危ないッ!!