イージス艦 「みらい」 キヴォトスへ入港せり。 作:DD_D
「それで、結局なにもなくて無事だと?」
「うん、お医者さんから聞いた話だと私、その、なんだっけ?」
「脳卒中だろ? まぁ、変な状態になる時はあったが、なるほど、病気の可能性があったわけだ。」
「私達、結構一緒に活動してましたが、、まさか気づけないとは、、」
「仕方ねぇよ、アタシらはそういうところには疎いからな、、、」
「なんにせよ、病気じゃなくて良かった。」
「それで、なんもなかったよーって報告をしにもう1回ゲヘナに行こうと思うんだけど、皆もこない?」
「まぁ、、下手すりゃ命の危機の可能性があった所を救ってもらった訳だからな、、行かなきゃスジじゃあねぇか、、、」
「私も行ってみたいですね、謎の船に乗った大人の集団、是非気になります。」
「私も同行しよう、彼女に助けられたからな。」
「なんと、、、普段のように銃撃戦を見てはいましたが、、」
「まさかそこまで硬いとは、、、」
「ええ、まぁ、正直私達もどこかおかしいと思ってはいるわ。」
「ロケットランチャーを直に食らって痛いで済むって、、、」
「まぁ、それ以外にもまだあるんだけど。」
「まだあるのか!?」
「これ以上何があるって言うんだ、、、」
「神秘」
「しん、、ぴ?」
「ええ、神秘よ、それが私たちの持つ力のひとつ、
イオリの撃つ所を見たことあるのならわかるでしょう?
彼女のように、私たちは、、なんと言えばいいのかしら
身体にある力を使って弾丸などを強化することができるのよ」
「なるほど、どうりでライフル銃で魚雷を撃ち抜ける訳だ、、」
「演習場で実演してみましょうか?」
「おお、ぜひよろしくお願いします。」
ズドドトドドドドドドドドドッ
「・・・鉄の板をこうも簡単貫くなんて、、」
「しかもこれ、厚さ500はありますよ、、、」
「こいつは、、とんでもないな、、、」
「どうかしら?神秘の力、理解出来たかしら?」
「ええ、これはすごいですよ、、もしも彼女達がトマホークとかを撃とうものなら、バンカーバスターやMOAB位の威力になるんじゃないか?」
「神秘の中には、物理現象を超えたとんでもない力を持つ場合もある。
例えば、あなた達が出会ったティーパーティーの一員、百合園セイアは
自らの神秘を用いて未来を予知することが出来る。」
「え」
「それと、給食部だったかしら? あなた達の提案で新しく予算が振られた、、そこに所属している、ジュリ、だったかしら?
改めて調査してみて分かったけど、彼女は料理をすると必ずなにか生命を作り出すわ。」
「???????」
「他にもまだキヴォトスで私が確認していない神秘を使う者は沢山いるわ。おそらくその数だけ摩訶不思議な能力を持っていたりするのでしょうね。」
「・・・胃が痛くなってきたな、、、」
「百合園セイアのあの発言、、そういう事か、、、」
「毎回視察する事に怪物が現れて変だと思ったら、、、」
「く、苦労してるみたいね、、、」
「ははは、、ええ、まぁ、、はい、、、」
「委員長。」
「なに」
「実は...........」
「へぇ、、いいわ、通しなさい」
「誰か来客が?」
「いえ、むしろあなた達に来客よ。」
「?」
「たのもー!」
「お邪魔致します、ミレニアムサイエンススクールより参りました。
C&C、メイド部所属の室笠アカネと申します。」
「部長の美甘ネルだ、この前は部員が世話になったな。」
「同じくメイド部所属の角楯カリンだ。」
「同じくメイド部!一ノ瀬アスナだよー!」
「???」
「えっっと、、め、メイド、、?
C&C、、?」
「彼女たちは、ミレニアムサイエンススクール所属の武力集団、
cleaning&clearingこと、メイド部
あなた達も既に訪れた、ミレニアムサイエンススクールの公的戦力。
ゲヘナで言う私達風紀委員のようなものね。」
「ご説明ありがとうございます、空崎ヒナさん。」
「アスナさん、、確か桃井一尉が緊急搬送させたという、、?」
「うん!命に別状はなかったし、それらしい病気も見つからなかったって!」
「ですが、もし本物であった場合、1歩間違えれば、死んでいたかもしれない重病の可能性を発見してくださったことに、感謝の意を伝えたくて、こちらにやってきました。」
「なるほど、、それならば是非、桃井一尉に直接お会いになってください。彼女もきっと喜びます。」
「なら、連れて行ってあげたら?
ちょうど説明会も終わったタイミングだし。」
「みらい」艦内
「そう、、無事だったのね、、!」
「医者の診断の結果、特に異常はなかったが、、」
「メイド部としては、ひとつの結論に行き着きました。」
「へぇ、それは一体?」
「それは、、今回の症状は、アスナ先輩の神秘によるものであると思われます。まだ断定は出来ませんが、おそらくアスナ先輩の神秘は、きっと特別なものなんだと思います。」
「神秘の内容は、、おそらく「幸運」でしょう。」
「幸運、、?」
「はい、アスナ先輩は、何度も尋常ならざる幸運の元、沢山の任務を成功させてきました。」
「ターゲットが隠れるところになんとなくで先に待ち伏せを成功させたり」
「いつの間にか武力集団を撤退に追い込んだり」
「ち、ちょっと待ってちょうだい、、その神秘とやらは何となく分かったけど、それがどうして脳卒中の症状と繋がるの?」
「アスナ先輩は、幸運が起きたタイミングや、
幸運を起こしすぎた後、あのような症状になることが報告されています、、」
「反動、だろうな」
「ネル先輩の言う通りです、、アスナ先輩は、幸運なことを起こしすぎると、おそらく反動であのような状態に一時的ですがなってしまうのでしょう。」
「治すことはできるの、、?」
「私達キヴォトス人における神秘とは体質のようなもので、
治療をすることは基本的にはできません、、、」
「アスナちゃん、、大丈夫、、?」
「え?大丈夫だよ!桃井さん!少なくとも病気のように死んじゃう訳じゃあないんでしょ?」
「まぁ、そうですね、、神秘の使いすぎで死んだ、なんて例はキヴォトスには存在しませんからね、、、」
「そう、、なら、まだ、うん。」
「それに、私は毎日楽しいし!」
「そう、、、ならよかったわ。」
「これは桃井君のお手柄だな。」
「そうですね、、あわや艦内戦闘という所を、安全に終わらせて
更には友人関係を作り上げるとは、、、」
ヴー。ヴー。
「む?」
「おや、携帯がなっているぞ、副長」
「はっ申し訳ありません!」
「構わん、確認したまえ。」
「はっ!」
なになに、、、?
ウタハ
今のところ、「みらい」の整備は順調さ。
ミレニアムで遂にコトリがキヴォトス初の試作戦闘用航空機を完成させたんだ、試験飛行を行うから見にこないかい?
「....との事です」
「ふむ、、副長、君は行く気はあるかね?」
「はっいや、私は、、、」
「いや、君もそうだが、佐竹君の方が見たがるか、、よかろう
休暇を渡すついでに、彼女らの作った戦闘機について見てきたまえ。」
「はっ!」
一体、、どんなのが完成してるんだ、、?
ガガッ
「佐竹一尉、至急、甲板へと来てくれ、話すことがある。」
本編の内容固めが長引いていて、また幕間を書きました。
ですが次回からは本編をかけると思います。