イージス艦 「みらい」 キヴォトスへ入港せり。 作:DD_D
・・・アリス、これからも恐らくあなたは、尋常ならざる困難に直面することでしょう、本来関わる必要も無い困難に、
そして、あなたは関係の無い誰かでも助けようとするでしょう
これは私の責任です、、もしも本当に困ったことがあったら、、
私を呼びなさい、私はあなたの中にいます、助けを呼べばすぐに向かいます、何時でも私を頼ってくださいね。
まって、、ください、、、
あなたは、、、だれ、、、、、
っ!?
「......目を覚ましましたね。」
「知らない天井です、、、」
「アリスさん、あなたにはちょっと聞きたいことがあるので、
診察が終わり次第、こちらに来てもらいますが、構いませんか?」
「?」
「私は、火宮チナツ。
あなたをここへ運んだ風紀委員です。」
「ヒッ」
プルプル
「・・・そこまで偏見が広まっているなんて、、、
別に取って食べようというわけではないですから、、、」
風紀委員、応接室
「では、尋問を始めるわ。」
「先ず、どうしてあんなことをしたんだ?」
「え、えーっと、、、」
「お前達ミレニアムの生徒がわざわざウチまで来てこんな騒ぎ起こすなんて、アタシらから見たら訳がわかんないんだよ。」
「え、っと、、、」
「口ごもってるだけじゃ分からないわ、どんなことでもいいから伝えてちょうだい。」
「そ、その、ア、、アリスは、、
アリスが何故やったのかが、、分からないです、、、」
「・・・なるほどね、、、まぁいいわ、
とりあえず、先生を呼んでおいたから、後は頼むわ、先生。」
''・・・アリス''
「あっ、、はい、、」
''怪我はない?''
「え、えーっと、、身体に状態異常はありません
でも、、、、」
''でも?''
「アリスに、、アリスじゃない誰かが居るんです、、、
まるで、作った記憶のないセーブデータのように」
''それはどういうこと?''
「分かりません、、でも、その誰かが何かをやろうとしていたのかは分かります。」
''それは一体、、?''
「それは、、、」
「名も無き神々の王女としての目覚め.......恐れていたことが起きてしまったのね。」
「ごめん先生、止めようと思ったけど聞かなくて、、、」
''君は、、、''
「初めまして先生、こんな形では会いたくなかったのだけど、、、
セミナー会長兼ミレニアムサイエンススクール生徒会長の調月リオよ、、、先ず、このような騒ぎを起こしたこと、ミレニアムの代表として謝罪するわ。」
「そんなことはいい、それよりもなぜ生徒会長であるあなたがここに来ているの」
「私はアリスを、いえ、名も無き神々の王女を回収しに来ました。」
「名も無き神々の王女、、?
さっきから言っているそれについて全く意味がわからないのだけれど?」
「彼女は、AL-1Sはいずれはキヴォトスを滅ぼす存在になる、
可能な限りミレニアムから出ていかせないようにしたのだけど、、
こうして被害を出してしまって、、本当に申し訳ないわ、、、」
「そんなことはいいの、こっちじゃ日常みたいなもんだから。
それよりもさっきあなたが玄関で言っていたことの方が私たちにとっては問題なのよ。
ここはゲヘナの自治区、たとえミレニアムの生徒であろうとも、こちらの法で裁くのが道理、勝手にミレニアムに持って帰らせるつもりは無いわよ。」
ジャキッ
「やはり、そうなるのね、、、これだけはしたくはなかったのだけれど、、、」
「ヤるつもり?」
「この状態から抜け出すなんて、相当な、、」
「トキ」
「ッ!」
ドドドドドドドド!
サッ
「は、離して下さい!?」
「申し訳ありませんが、連れていかせてもらいます」
ッ!?空に飛んだ!?
キィィィィィン!
「リオ様、手を」
「逃がすとおもっ」
キイイイィン!
ドシュゥゥゥゥッ
ッ!何、、この、、暴風は!?
前に、、進めない、、ッ!?
不味い!? 逃げられる!?
「ゲヘナを脱出します、リオ様、しっかり掴まってください。
アフターバーナー点火。」
キイイイイイイイイイィィィィィ、、、、
(逃げられたか、、、)
「先生、大丈夫?」
''私なら大丈夫、でも、、、''
「クックックッ、、、一足遅かったようですね」
''! 黒服、、、''
ガチャッ
「先生、この人は一体」
''ヒナ、離れて''
「クックックッ、、、そんなに警戒しなくとも、私は今回
先生と敵対するつもりはありませんよ。
それより、彼女に聞きたいことがあったのですが、、」
''あなたにアリスは渡さない''
「クックックッ! いえいえ、そんな小鳥遊ホシノの時の様な事をしようとしている訳ではありませんよ。」
「私はただ、彼女に問うべきことがあって来たのですから。」
''何を聞くつもりだったの''
「彼女はAL-1S、このキヴォトスに新たなるサンクトゥムを舞い降りさせる存在のハズ、、、」
「そんな彼女が、何故に私達ゲマトリアを狙った、いえ、こういった方がよろしいでしょうか。
「殺そうと」したのか、、そして更に何故途中で撃つのを止めたのか、、、本来彼女が行うべきキヴォトスの破壊とは程遠い行為、、、それに私は強い疑問を持ちましてね、こうしてこの場にやってきた、という訳です。
クックックッ」
''アリスが、、貴方の仲間を殺そうと、、?''
「えぇ、実際にあのレールガンの着弾地点及び発射した際に着弾地点にいた人物は、私達の仲間の1人、ベアトリーチェですので。」
「レールガンの威力をゲマトリアで計算してみたのですが、、
あれは恐らく周辺の一帯を消し飛ばして、更にはベアトリーチェに直撃していたら、耐えることも出来ずに一撃で身体ごと消滅させられるほどの高出力でした、、、」
''どうしてそんなこと、、、''
「・・・私の見立てが正しければ、確かアリス、と言いましたね?
その少女は、AL-1Sが起動した際に表面的に現れた人格、、
本来の彼女の姿は、寧ろあちらの姿で
先生のよく知るアリスの知らない誰かが彼女を乗っ取って。更に身体を勝手に使いあのようなことをした、、、故に何も覚えてはいないということでしょうか、、、まぁ、あくまで先程の会話を見た上での憶測なので確実とは言えないでしょうが。」
''あなたの目的はわかった、でも今はアリスは連れ去られちゃったから会うことはできないよ''
「まぁそうですねぇ、、クックックッ、、、実は、もうひとつ私は聞きたいことがあるのですよ。」
「いい加減に出ていって、ミレニアムの生徒会長ならいざ知らず、あなたはアポも何も取らずにここにいるわ、今すぐ帰るのなら撃ちはしない。」
「クックックッ、、これを伝えたらもうでていきますよ、空崎ヒナさん。
疑問には思いませんか?先生
AL-1Sが彼女、ベアトリーチェのことを「狙って撃った」と言いましたね。」
''・・・''
「ならば何故彼女はわざわざ「みらい」を乗っ取ったのでしょう?」
「あの船、、「みらい」の主砲に、数100キロ先にある、たった1人の人間を直撃させる力があるとは到底思えないのですよ。
あの船の照準装置はあくまで飛翔するミサイルや、潜水艦等に対して使われるもの、、、
たしかに、あのレールガン専用の照準装置を使えば、100〜200キロ先の目標を狙うことは出来るでしょうが、ここからトリニティの中心部、つまりアリウス分校を狙うには射程が足りない。
AL-1Sが火器管制システムを乗っ取っていたなら、対地ミサイル、いや確か「トマホーク」巡航ミサイルと言いましたね、を撃った方が確実だったでしょう。」
''確かに、、、?''
「しかし、彼女の選んだ選択肢は主砲でした、、、」
「あの船の本来の射程は500キロを優に超えます、最大出力でレールガンを放ったとなるとギリギリ届くのですよ。とある物の支援の影響があればこそ、ですが」
''その物とは?''
「「衛星」ですよ。」
「彼女は恐らく、どこかの衛星を「みらい」を通じて乗っ取ったのでしょう
一瞬でも距離を確認出来れば、後は「みらい」の演算能力を用いれば、正確な射撃が可能、これは私なりに彼女がやったことについての見解です。」
「そして、ここからが本番なのですが、何よりも不可解なことは、、、更に彼女が照準を合わせた場所には、その時間、ベアトリーチェはいなかったのです、、、しかし、7分後、もしあの瞬間撃っていた際の着弾時刻とほぼ同時ですね、このタイミングに、彼女は丁度着弾地点、つまり、直撃する位置に、
彼女自ら移動していたのですよ。」
''・・・どういうこと、、?''
「端的に申し上げるなら、彼女は「未来」を予測し射撃した、ということです。」
「そんなことは我々ゲマトリアですら不可能、、、研究者としては興味を抱かない訳いかないのですよ。」
「で、もう話はおしまい?」
「クックックッ! どうやら本格的に撃たれてしまいそうですねぇ、、それでは私はここでお暇させていただきましょうか」
''まって黒服、最後にひとつ、聞きたいことがある。''
「おや?なんでしょうか」
''アリスは、「名も無き神々の王女」と呼ばれていた・・・
あなたは、これの意味が分かる?''
「・・・クックックッ、、残念ですが、それは答えられませんね。
先生、貴方がそれを知るのは、もう少し後の方がよろしいでしょう。」
''そう、わかった''
やぁっと投稿できたぁ、、、
毎日忙しくてなかなか投稿ができねぇんじゃ、、すまぬ、、、