イージス艦 「みらい」 キヴォトスへ入港せり。 作:DD_D
ここは、、私は、、水偵が、、落とされて、、、
ここは、、、靖国なのか?
それとも、、欧米の聖書や仏教にあるという、地獄と言うやつか?
「これは、、、」
水中、、、?
いや、浮かんでいるのか、、、
「あ」
身体が沈み始めた、、、
身動きが取れん、、、
このまま沈めば、、恐らくは、、、
「ム?」
あそこに、、誰かいるな
体を、っ動かして、、!
くっ
これなら
もう少し!
泳ぐ練習を!
しておけばよかった!
もうすぐ、、っ!
とどくっ距離っ!
「これは、、まだ幼い少女では無いか、、、黒髪だが日本人だろうか、、?いや、それにしては格好がなんとも不可思議な、、、」
ザパッ!
「ムッ!?」
地面か、、、
上に先程通ってきた水のようなものが浮いている、、、
相当遠いな、、
「・・・?」
「む、起きたか、少女よ、君は」
「何故、、まだ意識が、、あるのですか、、?
私は、、、あの時、、アリスを庇い、、、」
「ふむ、困惑しているところすまないが、ここがどこだか分かるだろうか?突然やってきてしまって、何が何だかわからんのだ。」
「・・・私も同じ状態です。」
「そうか、、とりあえずは自己紹介だな。
私は、大日本帝国の海軍少佐・草加拓海だ。」
「・・・Key もとい ケイです。」
「ふむ、ケイか、良い名だな」
ケイ、、、?景、、、?圭、、?慧、、?
欧米の名だろうか、、?いや、それにしては流暢な日本語を、、、
「ここは一体どこなのでしょう、、、」
「恐らく、いや、君はどうだか分からないが
死んだ人間が来る世界なのではないかと私は思っている」
「死んだ人間が、、、来る世界、、、
・・・恐らくそうなのでしょう、私も、あの時多少記憶あそこに残すことができましたが、意識はこの場所にある、、ということは恐らく、私は死んでいるのでしょう。」
「とりあえず、どうしたものか、、、」
「どうする、とは?」
「上の方にある水に戻るのはかなり難しそうでな、、、」
「・・・いえ、どうやら私達はアレに乗るようですね。」
「アレ、、とはっ!?」
軍艦!? 巡洋艦程の大きさだが、、見たことも無い構造だ、、、少なくとも我が海軍のものでは無いな、、、
「アレに、、乗ると、、?」
「何故かは分かりませんが、そうした方が良い気がするので。
それに、このままここにいても、何もいいことが起きる気がしないので。」
「ふむ、、、それもそうか、、分かった、乗ろう」
「結局、中には誰もいないか、、、」
「文字通り、幽霊船と言うやつなのでしょう、死者となった私たちを運ぶのが役目のようですね。」
「艦名が「みらい」ということ以外、何も分からなかったがな。
しかし、いいものを発見できた、、、」
「その本、あなたの故郷の未来について載っているんですよね?」
「あぁ、これで私は、故郷が未来の先にも存続していることが確認できた、これで安心して成仏できるというものだ。」
「・・・そうですか」
「外に出て気づいたが、煙が出ていないな、、、エンジンが落ちているわけでも無い、、、艦内部からエンジンの鼓動が聞こえる。」
「音から察するに、どうやらガスタービンとディーゼル式の戦闘艦のようですね。」
「がすたーびん、、?なんだそれは」
「・・・」
「む、、?あれは、、、シベリアやカナダ等で見ることができるというオーロラというものか、、、本の中でしか見たことがなかったが、なるほど、これは美しいな、、」
「・・・?
私の視界には、オーロラは確認出来ませんが、、、?」
「なに?いや、そんなはずは無い、今もこうして空に映っているだろう?」
「・・・幻覚の可能性を提案します。」
「なるほど、確かに死体となったはずの私が見ているこの景色は、確かに幻覚なのだろうな。」
「・・・そういうことではなく、、、」
「私は、生前、自己紹介した時に言った、大日本帝国の軍人として働いていた。」
「・・・」
「西洋化の果てに、列強入りした大日本帝国は、世界を動かすほどの大国となっていた。」
「大日本帝国は、ユーラシア大陸での利権確保に血眼になっていた。
そして帝国軍もまた、自らの利権や権力を守ろうと必死だった。」
「そして、その果てに起きたのが、日中戦争と太平洋戦争という、二正面作戦を強いられる状態だった、、、」
「能力過信と利権に目が眩みすぎた末路ですね。」
「その通りだ、最終的に日本は敗北し、国体は残されたが、牙を抜かれ、
軍隊を持たない国家として生まれ変わった。」
「不出来な政治家を持って子孫は大変でしょうね。」
「返す言葉もないな、、だが、私達の子孫は日本という国を60年で、君の言うミレニアムサイエンススクールと遜色しないほどに発展させ、立ち直ったのだよ、、、」
「銃弾一発で死んでしまうほど脆いあなた達がそこまで急速に発展させられるのは、素直に賞賛に値しますね。」
「・・・私は、AL-1SのAIとしてミレニアムの廃墟で目覚めてすぐに、生まれた意味を果たそうとしました。
機械として、それを当然として・・・
キヴォトス、、私とアリスの故郷です、それを滅ぼすために、、、
自分が生まれた意味を見つけることが出来ず、結局はアリス、、私のこの体の本来の所有者です、アリスに体の制御を奪われ、何をして生きればいいのか、自らが生まれた意味すら分からないまま、ただただ生きていました、、でも、アリスは私に言いました。」
「ふむ」
「私のことを認めてくれると、私がやりたいことをやってもいいのだと。」
「そして、私は、、色彩、世界の敵に、一撃を与える為に、、本来消えるはずだったアリスの代わりに、私の判断で・・・」
「君は、自らを機械と言ったな」
「はい? ええ、まぁ、、、」
「私はそうは思えない、君は誰かの指示でしか動けない機械とは違う。」
「・・・元はそうだったんですよ?」
「関係ない、人間の中にもそのようなものはいる、それに比べれば君は、自分で考え、自分で判断することが出来る
私は君のことが、機械的な愚かな人間よりもずっと人間のように見える」
「っ、、、わけが分かりません、私は、、、私は、、、、、」
「時に、ケイさん」
「っ、な、なんですか」
「私の故郷には、輪廻転生という概念が存在する。
死んだ人間は、新たな生物として生まれ変わるという教えだ。」
「・・・そんなの、ただの仮説で」
「もしも生まれ変わるのなら、何になりたい?」
「っ!?
・・・私は、、もしも生まれ変われるなら、、、
もう一度、ケイになりたいです。」
「ほう?」
「もう一度、彼女を守りたい。
もっと良い世界で、あの勇者を
私に生きる意味を与えてくれたアリスを、今度は最後まで守り切りたい。
そして、あのゲーム開発部を、見届けたい。」
「そうか、それは、、、素晴らしいな、、!」
「ふふ、でしょう?」
「私ならば、今度は女性として生まれてみたいな、
男の苦しみ、男の悩み、男で生きている時しか知らないことはほとんど知っているが、逆に女の悩みは一切わからんのだ。」
「・・・私利私欲」
「はっはっは!全くその通りだ!いやはや、私も案外あの政治家連中となんも変わらんのかもしれんな!」
「おや、着いたようだな」
「ここに降りればいいんですかね?」
「ああ、どうやらそうら
「・・・草加さん?
一体どこにいっ
次回は幕間っす