イージス艦 「みらい」 キヴォトスへ入港せり。 作:DD_D
誠にありがとうございます。
追記、1話を少し修正しました。
さらに追記、この話も結構修正しました。
(ここは......どこだ.........
あたしは確か、、学区内の浜辺で警備をして......
最後に.....大きな波が....見えて.......)
「ッ!?」
「こ、ここは......病.......室....?」
「みらい」艦内の司令室にて
「目立った外傷はありませんでしたが、
長い時間海をさまよっていたみたいで、身体に衰弱が見られます。
血圧が低下し、あまり良い状態とは言えません。
現在、鎮静剤等の投薬を実施しておりますので、目が覚めるのには時間がかかるでしょう。」
「ふむ、完治まで1週間以上はかかるかな....」
「はい、2週間と判断します。」
医務室前
(はぁ...医療に関わってはや十年近く、角やしっぽの生えた子なんて初めてよ.......)
「やぁ、鍵がかかってるもんでさ」
「どうにも船酔いが治んなくてさ、ちょいとアスピリンでも.....とね」
「だめよ、甲板にでも出てなさい。」
「ねぇねぇ、尻尾の生えた子ってどんな子? 今話せる? 取材とかできない?」
「今は絶対安静にしなきゃダメだから、面会謝絶!」
(バタン!)
医務室の中にて
「ここは、一体.....これ...点滴されてるのか.....」
「ここは......どこ.....だ......?」
(日本語が通じる!)
「海上自衛隊、護衛艦みらいの医療室よ。」
「ッ!? だ、だれ..........」
「あなたに点滴をした医者よ。」
「護衛艦.....? まさか...ふ、船の中....だと.....!?」
「そう、あなたは漂流していたところを偶然通りかかった私たちが救助したの。
九死に一生、今は絶対安静が必要よ。」
「あたし.....は....生きてるのか....」
「えぇ、あなたは生きているわ。」
「そう....か....」(大人、、だと、、?)
(とりあえず、、ここから出なくては、、)
ぶちぃっ!
「ッ!?痛ゥ、、ッ」
「はぁ、はぁ、、」(銃は、、よし、まだある、弾は、、銃身に1発だけか)
「ねぇ、あなたは一体どこから来、、ッ!?い、いない!?」
操舵室にて
「こちら士官室、桃井一尉どうした!」
「なっなに!? 消えただと!?」
「私がカルテを作っている一瞬の隙に、銃も取られてしまったわ!」
「了解、遠くへは行けまい、通路を見張ってくれ。」
「艦長、収容した少女が脱走を、しかもあのライフル銃を持っています。」
「弾倉は抜いたのだろう?
ならば撃てないはずだが」
「はい、恐らくは入ってないでしょう。」
「副長よりモニターへ、全区画をチェックしてくれ、回収した負傷者が出歩いている。」
「副長より総員へ次ぐ、全区画の扉をロックし、担当区画を即時閉鎖せよ!」
「負傷者は弾はないがライフル銃をもっている、なるべく接触を避けよ!」
「よし、とっ捕まえてきます!」
「副長、武器庫から銃を持ってきましょうか。」
「いらん、相手は弾のない銃をもっている少女だ、寧ろ邪魔になる。」
「動くな!1歩でも動けば撃つ!」
「ッ!」
「そちらが銃弾ひとつで致命傷となり得る大人であることは知っている
甚大なる怪我をしたくなくば動くんじゃない!」
「......弾は入ってないはずだが?」
「生憎と、銃身に1発隠してあるんだ。」
「そうか、それで、今ここで俺たちを脅してなんになる。」
「この船はなんだ! そしてこの船は一体なんの目的で航行している!
まさかトリニティのやつらの手先か? それとも港で重油を奪って逃走したというヘルメット団の仲間か!?」
「落ち着け、俺たちはそのトリニティやらヘルメット団やらとは関係ない、俺たちは日本の自衛隊だ。」
「ふざけるな! 自衛隊なんて組織、今まで見たことも聞いたこともない!」
「....そこに残っている残弾1発を俺に撃ったところで、お前は何も出来んぞ。」
「.........」
「あなたを助けたのはこの人よ! あなたの命の恩人なのよ!」
「桃井一尉! 近づくな!」
「.......その話は本当か、、?」
「えぇ、本当よ!」
「.......いいだろう、自衛隊なんて組織聞いたこともないが、命を救ってくれた時点で恐らく敵ではないのだろう。.......すまなかった。」
「いや、こちらも急に館内放送でとっ捕まえるなんて言ってしまってすまなかった。」
「まだ完全に信用した訳では無いが、、命の恩人が相手なら、、
銃を突きつけてしまって済まない、ゲヘナ学園風紀委員の銀鏡イオリだ。」
「角松洋介だ、こちらも驚かせるような真似をして申し訳ない。」
「そして、重ねて申し訳ないが、その銃を回収させて貰えないだろうか。
君が言った通り、俺たちは銃弾1発で致命傷となりえてしまう。」
「あぁ、、分かっt」
「感4! 右舷前方35°!
国籍不明船、いずれもボート程の大きさで本艦に接近中!」
「なに!?」
「はぐれた僚艦の内火艇か!?」
「国籍不明船、魚雷を発射、感4!!」
「雷速60ノット、距離、3300を切りました!
接触まで残り1分!」
「な、、」
「魚雷、、だと!?」
「おい、どういうことだ、魚雷って....こんな船じゃ1発でも食らったら!?」
「機関最大戦速!」
「魚雷、放射状に広がってきます! 」
「グズグズしないであんたは早く医療室へ!」
「いや、あたしはその魚雷を迎撃する!」
「何言ってんの! そんなこと出来るわけ、ってちょっと!どこ行くの!」
???
「分隊長、目標が加速しました。」
「何? 魚雷の命中コースを外れるのか?」
「いえ、どんな挙動をしても当たるよう放射状に放ちましたので、
おそらく当たると思います。」
「うむ、、念の為に積んできたもう一本も放つように部隊に伝えろ。」
「了解。」
「目標獲物の大型艦、ファイア!」
「みらい」最上階の操舵室にて
「魚雷音更に聴知!更に4本、放射状に近づいてきます!」
「ちっやってくれやがるぜ、、面舵いっぱい!」
「回避軌道取ります!」
イージス艦は1発でも攻撃を食らってしまえば致命傷となってしまうような脆い船なのだ、しかしその防御力の代わりに対空、対艦ミサイルなどを備えて「当たらなければどうということはない」というシャア理論を地で行くような船なのだ。
「躱せーッ!」
(しゅぅぅぅぅぅぅぅぅう)
「よし、かわした!」
「あ、あいつらは! ヘルメット団じゃないか!?
なんでアイツらがあんな重武装を!?」
「おい!この船には攻撃兵器は無いのか!?
今すぐ撃たないとこっちが撃沈されるぞ!」
「おい!なぜここにいる! それにヘルメット団なんてのは聞いたことも」
「言ってしまえば海賊みたいなもんだろうよ洋介!
魚雷って言うとんでもない武装がおまけで付いてるがな!」
「CICこちら艦長、艦砲にて威嚇射撃は可能か?」
「威嚇射撃、、?つまり空砲を?」
「いや、それでは効き目があるかわからん、奴らの手前に着弾させて、警告を行え。」
「了解、主砲を手動にて手前に着弾させ、警告を行う!
トラックナンバー2627、主砲、うちーかたはじめー!」
「うちーかたーはじめ!」
(ドン!)
(ひゅ〜ドッバァァァァァァン!)
「ぶ、分隊長!?なんすか今の!?」
「え、獲物の奴が砲撃してきたんだ!
一旦逃げるぞ!」
「りょ、了解ッス!」
「魚雷1発命中コースです!」
「マズイっ!?取り舵20!全力で避けろ!」
「いや、あたしに任せろ!」
「なっ何をしてるんだ!そこは被弾の危険がある場所だ! 今すぐ離れ」
そう言い切る前に、銀鏡イオリと名乗った少女は意識を研ぎ澄ませていた、、
この世界、キヴォトスに住む人間は、皆「神秘」という謎の力を使うことが出来、彼女の場合も例外なく、その神秘が使えるのだ!
「風紀違反者共! こいつを喰らえッ!」
(ドン!)
「なっ!?」
(ドッバガァァァァァァン!)
その瞬間、銀鏡イオリのはなった弾丸が魚雷に命中したかと思うと、
その魚雷が大きく爆発した。
「うわっ!?お、落ちるッ!?」
「ッ!危ないッ」
(グイッ)
「なっ何を!?」
「おっとっと、、おい!危険だからそっちに行くなって言っただろう!!」
「不明船舶、去っていきます。」
「各部ダメージはないか!?」
「ほら、桃井一尉の所へ戻りなさい。」
「あ、あぁ、、すっ、済まない、//」
「ダメージなし! 全システム正常!」
「しっかし、今のは一体なんだったんだ、、?
ヘルメット団、、とか言ってたな、、」
「レーダーに感あり!これは!?」
「どうした!またさっきのボートが戻って来たか!?」
「いえ、これは、、じ、巡洋艦クラスの大型艦が接近してきます!
距離、じ、15マイル!? 近い!?」
「なっ!?それほどの大型艦がこれほど近づくのに気づかなかったのか!?」
「不明大型艦の主砲発砲を確認!」
「なんだと!?」
はい、というわけで救助されたのは銀髪クールのゲヘナアシナメラレことイオリ=サンでした
そして謎のヘルメット団により雷撃が行われましたね、
魚雷を破壊するくだりはオリジナルで、「神秘とかいう謎エネルギーこもった弾丸だしワンチャンいけるかな、、?」となって書いてしまいました。
さて、次回は不明大型艦から放たれた砲撃とそれに対処する
「みらい」そして、ジパングにて有名な彼がついに活躍します。
(ヒント:殺らなければ、、殺られます、 砲雷長!!)