なんか俺のヘイロー砕けてね?   作:つヴぁるnet

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火曜日

元々来週の『土日』分だったので次の土日更新は不明っス。
そこらへんはよろしくね♡




じゃあ…死のうか^^



第26話

 

 

 

体内時計が呼び起こす。

 

目覚まし時計よりも早い朝。

 

至って普通の朝だ。

 

そして、ゆっくりと目を覚ます。

 

凝り固まった肩と背筋を伸ばし、寝慣れた寝床から起き上がろうとして__懐に何かいた。

 

 

 

「すぅ……すぅ……」

 

「?」

 

「にぃ、さぁん…」

 

「……まったく…」

 

 

 

雪うさぎのように白い髪が見える。

 

なんだ、ただの天使か。

 

ああ、いや違う。

 

ただの可愛い『妹』か。

 

いやそれでも天使であることに間違いないと思うけど、まあどちらでも構わないか。

 

しかし、またいつの間に布団に。

 

やれやれ。

 

もう慣れたことだが、妹には少しは兄離れはして欲しいと『僕』は思う。

 

なにせ週に2日の頻度で一人住まいの僕の家までやって来てはいつものように泊まり、夜はそれぞれ布団を並べていると言うのに気づいたら僕のベッドに潜り込んでくる。それも毎回の事だ。

 

まったく、本当に仕方ない妹だ。

 

それとも僕が心配だからこうして寝る時も捕まえているのだろうか?

 

やや過保護かな。

 

もう、あの度が過ぎたイジメによって撃たれた傷も治っているし、それに実のところギリギリで回避できたことで弾丸は頬を掠めた程度、それほど大事になっていない。

 

まあそれでも妹からしたら安全な筈の学園内で直接的な傷害事件、心配しちゃうかな。

 

 

 

だから…僕は決めた。

 

あの日を堺に僕は、この理不尽に負けない強かな兄として研鑽を積むようになった。

 

これまで以上に。

 

 

もちろん、夢に描くその立ち姿。

 

もしくは『ビジョン』は浮かんでいる。

 

 

何故かはわからない。

 

だが、不思議なことに僕には『参考』となる後ろ姿を知っているから。

 

こんな『僕』でもそこに行き着くことを可能としてくれる、刹那主義に終わらない始発点。

 

 

この箱舟に負けない立ち回りを知ったから。

 

 

もう___月雪カナタは()()()負けない。

 

 

 

 

 

 

 

 

少し昔、僕はトリニティの正義実現委員会には憧れたことがある。あの組織はトリニティ総合学園が設立した学園管轄の治安部隊でトリニティ自治区を守っている。そして同時にあの組織に所属すれば強くなれるだろう。

 

キヴォトス特有の荒事に対して、折れることがない凛とした姿を手に入れることができる、そんな場所だと考えたから。

 

 

だけどまだ僕はそこに至らない。

 

実力もそうだが、まず自分は中等部だ。

 

まだ入ることはできない。

 

だから僕はその日が訪れるまでこの脆さと弱さを克服しなければならない。

 

 

僕の体は脆い。

 

キヴォトス人の半分以下の頑丈性。

 

弾丸の一つで血肉が弾ける。

 

そのため僕の弱さを知っている奴らから心にない脅迫を受けたり、腹に銃口を突きつけては有り金を奪い取ろうなどそうしたイジメを受けて来たこともある。その度に学年の友達が盾になって助けてくれたりと僕は情けさをこの身に受けてきた。そんなことがあって何度か引き篭もりそうになったことがある。

 

 

更に言えば僕は、男性。

 

女性しかいない筈の世界で珍しく男性として生まれたが何故かヘイローを頭に浮かべているイレギュラーな存在。

 

だからこそ必要以上に絡まれてしまい、周りからは男のくせに軟弱だとか、事実のまま言葉で傷つけられたことも多々あった。

 

僕は___何もできなくて悔しかった。

 

 

 

っ、けれど。

 

もう違う。

 

僕には参考となる後ろ姿を知っている。

 

だからもう怖くなんかない。

 

僕は強くなれる。

 

弱かった頃の自分は追憶にして。

 

この箱舟を踏みしめれる。

 

だから、その背中を___僕は追う。

 

 

 

 

 

 

 

中等部の二年生になった。

 

少しは身長が伸びたかな。

 

顔つきも男らしく…は、まだまだか。

 

それよりも僕はトリニティ自警団に入った。

 

 

自警団の主体は高等部なんだけど実は中等部も参加可能とされている。だが流石に責任の量や自警範囲は高等部の先輩方より狭い。でもトリニティの環境や空気感を相手にしながら街の治安と戦うことは強く成長したい僕にとってありがたい組織だ。しかし僕の頭に浮かばせているヘイローなど事情を説明すると流石に不安視されてしまった。本当に大丈夫なのか?と。

 

だから僕は考えた。今の僕でも自警団として可能とすること。なので一度その参考となる後ろ姿を見る。今の僕でもできる事___うん、沢山あった。

 

閃光弾や煙幕弾。

 

でも流石に煙幕は民間にも危害を加えてしまうから使うなら閃光弾。

 

戦わずとも敵を封殺できる便利品。

 

これなら今の僕でも追いつける。

 

本当はもっと正面を切って戦いたい。

 

銃撃に恐れない、そんな姿が欲しい。

 

 

しかし、僕はまだそこに至らない。

まだまだ弱いから。

 

 

けれど焦りはない。

 

参考となる後ろ姿も最初はそうだった。

考えて、研鑽を積んで、克服してきた。

そんなビジョンが「大丈夫」と後押しする。

 

なら僕も同じように今を蓄えるんだ。

学び、知り、重ね、移す。

それを繰り返す。

 

いつかその日が来ることを願って。

 

 

 

 

 

 

 

 

中等部3年生になった。

 

自警団としての活動も慣れた。

 

今となっては僕も多くを任されるようになっていた。

 

そのせいか高等部になっても自警団を続けて欲しいと先輩達から願われた。

 

どうやら僕は周りから評価が高い。

 

中には有能だとか僕を持ち上げる人もいる。

 

有能かどうかはあまり考えたことはない。

 

だっていつも必死なだけ。

 

でも周りは僕に期待してくれる。

 

それが嬉しくて僕も高等部になった時にどうするかを考えるようになった。弱かった僕にも何かを選択出来る日がこの身に訪れたのだから。

 

 

やはり参考となる後ろ姿を知っているから僕にも出来ることが増えたんだ。

 

よし、これからも頑張ろう。

 

中等部の残り一年を超えるぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

高等部1年生になった。

 

入学先はトリニティ総合学園。

 

勉強をひたすら頑張ったおかげで僕は首席入学をした。もちろん僕の他にも何人かの生徒が首席入学していたが、それでも唯一の男性キヴォトス人ってことでトリニティの学園内では一躍有名になった。ちょっと恥ずかしい。

 

 

しかしここはトリニティ。

 

とあるトリニティ生徒の中に、なんの血筋も引かないただの平民が首席入学したという事実が面白くないようで、僕はそんな生徒から蹴落とすべき対象として狙われていた。

 

この自治区特有の陰湿さは高等部になるとさらに深まる。とても面倒だなぁ。

 

でも…

 

「ぎゃあ!」

「うわぁ!」

「目がァ!」

 

 

参考となる後ろ姿を知っている僕からしたら怖くも何ともない。

 

これまで手に馴染ませてきたお得意の閃光弾で僕を狙ってきた生徒を制圧して逃げる。

 

しかし随分と慣れたね。

少しは強かに僕を正当化できているだろうか?

 

とりあえず閃光弾以外にも音声録音機器やカメラなどを仕掛けたりして、イジメに対する証拠材料を集めながら、僕に難癖つけて邪魔をするトリニティ生徒をあしらっては証拠を突きつける。そうやって身の回りの平和を作り上げていると、そんな僕の事が気になったのかとある同年代の女の子と友人になった。

 

その女の子は同年代かつ僕と同じように首席入学をした入校生だ。そして天使のような翼を背中に羽ばたかせる彼女はとても綺麗な人だ。彼女はどこか良血の家系かと思っていたが別にそんなことはなく、彼女も僕と同じ平民の出としてトリニティ総合学園にやってきたらしい。同じ平民としてシンパシーを感じてお互い仲良くなり、二人でこの陰湿な環境に負けないように励まし合いながら高等部一年目を謳歌する。そんな友人関係になった。

 

 

ちなみに僕は高等部に進学してもそのまま自警団を続けた。

 

もちろん今も正義実現委員会の真っ黒な制服は憧れるけど、でも僕を必要としてくれる人たちのためになりたいと思ったから進学してもトリニティ自警団に入り続けた。先輩達からも改めて歓迎されると僕は高等部から巻くことが許される自警団の証となる腕章を巻いて治安維持に貢献した。

 

 

腕章____あの後ろ姿と重なる。

 

ああ、僕はとうとうそこまで行きついた。

到達したんだ、参考となるその背中に。

 

 

しかし同時に…

 

その後ろ姿は薄まってしまった。

 

もしかして、ココからは自分で築き上げるって事だろうか?

 

 

____不安になってきた…

 

ぼ、僕は…

 

 

いや、そうじゃない。

 

そうなるな、僕。

 

ここまで僕で頑張って来たんだ。

 

それは紛れもない事実だ。

 

そして僕がこの先を歩む姿を待っている。

 

あの先駆者は見守っている。

 

ならそこに報いて、強くならないと。

 

大丈夫だ。

 

僕は____月雪カナタだから。

 

 

 

 

 

 

高等部2年生になった。

 

僕は相変わらず自警団を続けながらトリニティで学園生活を送っている。そして同時に月雪カナタを健在としてくれる。もうあの後ろ姿はあまり見れなくなったけど、でも今も研鑽を重ねている。そうしてくれたあの背中に報いたいから。

 

だからその一端として僕はトリニティ総合学園の筆記試験や実技試験で上位10名に入るような成果を出した。僕って結構やれるんだね。

 

 

やはり間違いなかった。

見えていたあの後ろ姿に曇りはない。

まるで琥珀色のような明るい未来。

 

ただしこのヘイローは錆び切っているけど。

別にいいさ。今更気にはしない。

 

ただ少しだけ悔しい事がある。それは僕と同期の彼女も同じように優秀な成績を収めていたことだ。同じ平民の出の者として彼女の活躍は誇らしく思うけど悔しさがある。とてもいい友人だけど彼女には負けたくはなかった。何より彼女は僕に対しては誇らしげに自慢してきたから。しかし随分と珍しいな。彼女は何かを誇ったり誰かに自慢したりせず明日のロールケーキを気にしているような人だ。今日もロールケーキを美味しそうに食べては生意気な後輩のお口にロールケーキをぶち込んでいる。ぐぬぬぬ。やはり悔しい。

 

だから来年は僕が彼女よりも優秀な成績を収めてやると宣戦布告した。そしたら彼女はそれが嬉しかったのか天使の羽をパタパタと揺らしながら宣戦布告を受け止めてくれた。次こそは負けない。もっと勉強して実力も上げないと。

 

 

 

そう意気込んだ、その数日後。

 

彼女はトリニティ自警団に入ってきた。

 

ええー、なんで?

どうして?

どう言う事?

 

自警団は彼女を歓迎した。

そりゃ僕も友人として歓迎するけど急だね?

 

 

え?理由?

あの分派よりも居心地が良い?

あと僕がいるから?

それってどう言うこと?

 

あ、逃げられた。

 

うーん??

うーん……

 

ロールケーキが関わらなければいつもは凛としてるのに時々彼女がわからなくなる。

 

でも彼女はとても頼りになるから自警団に来てくれて嬉しい。

 

 

そして僕も、頼りになる背中を見せれるように頑張ろう。

 

あの後ろ姿が僕にそうしてくれたように。

 

 

 

 

 

 

高等部3年生。

 

気づいたら最後の学年だ。

 

もちろん僕は最後まで自警団に所属していた。

 

でも後悔はない。

 

自警団としての活動は嫌いじゃないから。

 

ここは僕を築き上げた、特別な場所。

 

そうやって僕自身を確立させてきた。

 

だからもうあの後ろ姿は見ていない。

すこしだけ寂しいな。

 

 

でも寂しさに駆られている場合じゃない。

 

今の僕は自警団のリーダー。組織自体はそこまで大きくないし、所属部員もそう多くもない。でも今の僕は皆を束ねるリーダーだ。数年前の自分なら思いもしなかった未来。だからここまで漕ぎ着けた僕自身が誇らしくなる。本当にここまで成れたんだ。僕という弱かったはずの存在がいまは立派にリーダーをしている。

 

 

でも『駆ける閃光(だん)』って渾名は流石にカッコ悪くないかな?あと閃光弾じゃなくて閃光()だ。幾分かおふざけが過ぎないかな?と思ったら中等部のとある後輩も閃光弾を使って鎮圧する姿はとてもスマートでカッコいいと褒めてくれた。名前はともかくとしてこのやり方を褒めてくれるのは悪い気はしないかな。閃光弾は人を傷つけずに荒事を制圧できるから僕も気に入っている。そして後輩も真似するようになったのか『走る閃光弾』って渾名が早速付いてしまったみたいだ。その後輩も僕の気持ちが分かったのかなんとも言えない表情だ。

 

でもその勇ましさは自警団に必要だ。

 

だから僕はその後輩に高等部になったら自警団を続けてほしいとお願いした。

 

いつかは彼女がこの自警団のリーダーになって欲しいから。

 

 

あとリーダーと言えば、僕の同期である彼女も自警団の副リーダーになった。彼女も学園を卒業した先輩から副リーダーの座を託され、リーダーの僕を後ろから支えてくれる。とても頼もしい友人だ。

 

それと今年も僕は成績上位に入ったけど彼女の成績には勝てなかった。しかも1位だ。本当に凄い人だ。そして彼女は罰ゲームを覚えていたのかロールケーキをお口にお見舞いされた。でもお口にロールケーキぶち込むのは流石に品がないと言ってたのでフォークで食べさせられた。ロールケーキ手作りで美味しかった。

 

 

え?皆どうしたの?

お似合いだって?

どう言うこと?

副リーダーは意味わかる?

 

あ、逃げないでよ!

ええ、なんでぇ??

 

 

彼女とは何気に3年間の付き合いになるがそれでも時々わからなくなる人だ。やはりロールケーキが関わるとすこしおかしくなるのかな。

 

 

え?

なに?

クソボケ?

あのゲヘナの風紀委員に似てる?

ごめん、ちょっとわからない…

 

 

なにやらロールケーキ越しに仲間から非難殺到だ。自警団なのにこの惨状を鎮圧できないのは僕の実力不足だろうか。しかもあの後ろ姿からは参考となる打開策が見つからない。ああなんということだ。もう助からないぞ。

 

 

そんな感じに僕は治安維持によって手に入れた平和とこのロールケーキを噛み締めながら今日も自警団を全うしていく。もう残り一年間しかない学生生活。振り返ればここまであっという間だ。でも気を緩ませずに僕は僕を健在として最後まで在り続けたい。

 

それが見ていたあの背中に対する僕なりの責任。

 

だから感謝している。

 

そうなれる未来を僕が目指せることに。

 

それがとても嬉しいから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

視界が赤い。

 

 

頬が焼ける。

 

 

焦げた香り。

 

 

熱が荒れ狂う。

 

 

燃え盛る建物の中。

 

 

目の前はひどく燃えていた。

 

 

 

卒業式間近、最後の仕事として俺たちは自警団任務を務めていたが、燃える建物に巻き込まれて逃げ遅れた。先に逃した民間人たちは無事か?

 

 

 

「危険よ…逃げて…カナタ…」

 

「ダメだ!キミは僕が助ける!」

 

「でも、このままじゃ、二人揃って…」

 

「それでもダメだ!僕は嫌だ!」

 

 

 

倒れた瓦礫を起こし、彼女を助ける。

 

黒く焦げた翼。

 

その可憐な足は瓦礫に折れて歩けない。

 

僕は彼女の足と腰に腕を滑り込ませてそのまま抱き上げる。

 

逃げるべき場所は何処だ?

 

いくらキヴォトス人でも酸素不足と高熱には耐えれない。

 

急がないと…!

 

 

 

「私を置いて…あなた、だけでも…」

 

「嫌だ!子供を置いていくなんて!!」

 

 

その言葉に彼女は驚き、そして笑う。

 

 

「もう、貴方も…子供なのに…変な…ひ…と…」

 

「ッ、しっかり!目を開けてくれ!」

 

 

 

嫌だ、嫌だ、こんな結末!

 

なんでだ!?

 

ああ…!

そんな!?

どうしてだ!!

 

強くなっても意味が無いか!?

 

誰も助けれない僕なんて何の意味があるのか!?

 

僕は!

僕は!

 

その後ろ姿を追って強くなりたくて!

 

そのために繰り返してきたのに!

 

なのに誰も助けれない僕だと!?

 

そんなので誰かに後ろ姿を見せれるのかよ!?

 

僕もソレになれるのかよ!?

 

同じようになりたくて追いかけたのにっ!

 

 

 

「……ぅ、ぁ…」

 

「ッ!!!」

 

 

 

黒く焼ける彼女の白い羽。

 

間も無く天使のような羽は折れてしまう。

 

それを僕は見てるだけしか出来ない??

 

 

 

 

 

嫌だっ…!!

 

そんなのお断りだっ!!

 

お断り…なのにっ!

 

でもどうしたら良いんだ!

 

この燃える炎の中でどうやったら朽ちずに人を助けれる!?

 

 

 

僕を…!

 

誰かを!

 

彼女を…!!

 

この大事な人をッッ!!

 

 

 

 

「なぁ教えてくれ!!

 僕は!この僕はッッ!!

 そこまで正当化してきた『(おれ)』はッッ!

 月雪カナタはどうしたら良いんだァァ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

" 君が月雪カナタなら出来る "

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"何故ならカナタは『俺』だから"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大人の声。

 

 

その言葉だけが根拠になる。

 

 

その意味は無条件だから。

 

 

だって__だって。

 

 

それを【月雪カナタ】が言ってるから。

 

 

ならば、その通りだ。

 

 

 

なぜならあれは!!

 

なぜならあの人は!!

 

 

 

 

僕の【後悔】と【追憶】を拾い上げ!

 

砕け散ったヘイローに後ろ姿を彩らせた先駆者だから!

 

 

錆色に終わらない琥珀色の!

 

僕だけブルーアーカイブとして!!!

 

 

 

 

 

 

 

うおおおおおおおおおお!!

 僕の歪なヘイローォォォ!!

 砕け散ろうとも『僕』であった証!!

 その正当化が本当であるのならば!!

 箱舟に生きる生徒を救ってみせろォォ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

そして【僕】のヘイローは砕け散った。

 

彩りに叶えんとする【色彩(ねがい)】の証。

 

二度と【後悔】に朽ちない琥珀色に瞬きに。

 

この先駆者たる後ろ姿を【追憶】する。

 

その【彼方】に月雪カナタは浮き出る。

 

まごうことなき【正当化】の顕しとして。

 

 

 

 

 

 

「はぁ…!はぁ…!っ、僕は……!」

 

 

 

 

そして僕たちは炎の中から遠ざかった。

 

その先に見えた、後ろ姿を追いかけるように。

 

そうやって僕はそこに存在を証明させた。

 

あの背中に一瞬だけ並ぶことができたんだ。

 

 

 

 

「ぁ…ぅ…??ここは…外、なの?」

 

「!」

 

「ぁ、リーダー…ヘイローが砕け散って…」

 

「大丈夫だ、気にしなくて良いさ」

 

「でも…っ、私を助けた…せい…で……」

 

「そんなのどうでも良い事だ!」

 

「!」

 

「誰かを助けれるなら関係ない!」

 

 

 

 

 

___この終着点に【後悔】は無い。

 

___僕の成し得た【追憶】だから。

 

___砕け散っても【ぼく】なんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「だから気にしないでくれ。僕は大丈夫だから」

 

「リーダー……」

 

「行こう___僕はもう恐怖しないから」

 

「ありがとう……カナタ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その責任は、子供が大人に成るものとして…

 

 

 

 

 

 

 

 

_

 

 

 

__

 

 

 

___

 

 

 

__

 

 

 

_

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは__都合が良すぎる物語なのか。

 

 

それとも___甘くて切ない夢なのか。

 

 

もしくは___微睡の中の刹那主義なのか。

 

 

おそらくどれでもあって、どれでも無い。

 

 

しかし行き着くことができる。

 

 

そう描ける程にこの体は満たされている。

 

 

怯えきった体でそれが出来ると理解した。

 

 

だが、それは間違いなく___

 

 

 

 

 

 

「僕は色彩(いろどり)の中で証明できた」

 

 

「カナタ…」

 

 

「錆色の後悔に終わるのではなく、琥珀色の追憶として神秘に包まれた、あまねく始発点の一つなんだって感じ取れたから…」

 

 

「………そうか…」

 

 

 

 

は___色彩の中で見ていた。

 

が出来るようになった未来(テラー)を。

 

その背を追いかけて証明が出来る、そんな子供の可能性。

 

それを『あまねく始発点』の物語(アーカイブ)として。

 

 

 

 

「ねぇ___僕の先生(カナタ)

 

 

「!」

 

 

「僕は先生の良い生徒(カナタ)になれたかな?」

 

 

「っ…」

 

 

 

 

そうであって欲しかった、始発点。

 

箱舟に揺さぶられずに済んだのならと何度も思い描いた彼の未来。

 

けれど前任者はもう叶わない。

 

砕け散ってしまったから。

 

だから色彩(いろどり)に夢見るだけ。

 

 

でもそれは俺にとってまやかしなんかじゃない。前任者はそこまで行き着くことができるんだと証明してくれた。だって実際にこの眼で月雪カナタの追憶を見たんだ。あのストーリーテラーは月雪カナタでも出来るという存在証明の他ならない。それが例え…大人の後ろ姿を頼りに歩んだストーリーテラーだとしても月雪カナタが月雪カナタを追いかけた他にならない。ならばそれは紛れもないカナタなんだ。

 

 

 

「ああ__百点満点だ。是非、あの悪い大人に見せてやりたいくらいの可能性だよ。本当にな」

 

 

 

彼が___砕け散っただけの子供として終わらない事を俺は嬉しく思っている。

 

だとしたらそれは本物だ。

 

君が見せてくれた追憶は間違いなくお前自身のモノなんだよ。

 

この色彩の中で理解したんだから。

 

 

 

 

「そうなんだね……なら、もう大丈夫かな」

 

 

 

 

 

___僕は報われた。

 

成り代わった先駆者の見せる背中のお陰で沢山知ったから。

 

 

 

___僕は報われた。

あの子供(ヒヨリ)に託した声と願いは本物であることを知ったから。

 

 

___僕は報われた。

 

砕け散った先でも月雪カナタはこの箱舟で健在に在るんだと。

 

 

 

 

 

だから 僕 は___ 報われたんだ

 

 

「!……カナタ、おまえ、体が…」

 

 

うん。だから本当にこれが最後だね…

 

 

「っ、なぁ!今からでもっ…俺にならないか?」

 

 

ありがとう。でも僕は色彩の中で描いたあの形を大事にするよ。だって今のカナタは君なんだから。なら君が月雪カナタを正当化しなければダメなんだよ

 

 

「ッ……ぁぁ、そうか…いや、そうだよなぁぁ…ぐぅ…ぅうぅぅぅ…ちきしょうがあぁ…

 

 

 

ああ…俺が【後悔】するのか。

 

こんなにも悔しいのか…

 

子供が消えて行ってしまう…

 

前任者(カナタ)の体が消えていく。

 

それが今…

 

そこにある【終着点】を迎えようとする。

 

 

 

 

 

もう涙は重ねないから。あれは僕だけの物にするから。だから後は君が月雪カナタを…

 

 

「っ………ぁぁ!…わかった…っ!まかせて…くれ!」

 

 

 

 

 

ご都合主義に描かれる【色彩】の中で___

 

 

前任者は【恐怖】を得ずに【反転】する___

 

 

外から来訪した【理解された形】として__

 

 

キヴォトスの【子供】は【大人】を知った__

 

 

 

 

 

 

 

僕の先生(カナタ)、どうか『僕』を__

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒(カナタ)を、よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

" 応える "

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、俺は閉じ込められたこの色彩(せかい)から抜け出した。

 

 

 

意識の外に俺へと反転する___

 

 

砕け散ったヘイローを頼りに___

 

 

再びこの身に責任を投じて___

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バシリカで構えていた理由。

 

それは儀式の仕組みを利用するため。

 

この箱舟に於いて【色彩】として扱われる月雪カナタの神秘を貫き、そして殺すこと。

 

ただし、まだ準備不足の不完全な儀式であるため月雪カナタの色彩をベアトリーチェの【崇高】として使うことはできなかった。

 

それは非常にもったいない生贄であったが、しかしあの理解できない正当化の塊を殺すにはそれこそ理解のできないやり方で殺すしかベアトリーチェに手段は無かった。

 

だから月雪カナタの色彩を元の本当の形に変えることでもう一度強制的に反転の条件を整わせ、そして本来ある色彩のルールに伴わせて月雪カナタを恐怖で貫き、反転させる。

 

恐怖に関してはアリウスで散々場が整っているため、条件は容易くクリアしていた。

 

後は純粋に、月雪カナタにある神秘を多く引き出すことでベアトリーチェの後方にあるステンドグラスを反応させるだけ。そのためには情動の限り月雪カナタに振る舞わせる必要があった。

 

 

だからベアトリーチェは、ほくそ笑む。

 

 

いくら中身が大人であっても器は子供。

 

 

精神が肉体に引き寄せられていることはベアトリーチェも想定していた。

 

 

そしてそれは想定通り、月雪カナタはありとあらゆる【属性】を切り替えさせながらベアトリーチェに攻撃を与え、条件を満たしていた。

 

 

 

「ふっ、ふふっ、ふっ、くはっ、あはっ…

 あっはははははっ!!あっははハハはっ!!

 

 

 

ベアトリーチェは変身を解除しながらバシリカで大笑いする。

 

その声は勝者の声として大いに響き、大人な子供を下したベアトリーチェの理念と世界と真実に箔を付ける。

 

 

間違いなく私の全てが勝ったのだと。

 

月雪カナタという紛い物は負けたのだと。

 

 

何もかも全て。

 

 

 

「しかし………消耗が……激しいですね…」

 

 

 

だが、ベアトリーチェも危険域だ。

 

アレだけの特攻ダメージを受けたのだ。

 

正直に言えば、ベアトリーチェは月雪カナタを道連れにできたのならそれはそれで万々歳な結果として受け止めるつもりだった。

 

純粋な戦闘では負けた。

 

それは、どうしようもない。

 

 

だからこそ大人の駆け引きと、その理念や真実は絶対に譲らないとベアトリーチェは月雪カナタを嫌悪して、同時に賞賛する。

 

 

ここまで…

 

ああ、ここまで良く!

 

その正当化を成してきた。

 

 

反則行為に等しい【二度目】という満たし。

 

それは世界と残酷を知っている大人なら強烈なアドバンテージとして成り代われる。

 

 

だが、同時に【責任】を伴う。

 

それを果たし切るのは容易では無い。

 

しかし月雪カナタに成り代わったあの大人は良くこのアリウスまで駒を進めた。

 

それもベアトリーチェという真実まで辿り着いたのだ、よく頑張った方だろう。

 

 

けれど、所詮は子供を謀る大人。

 

もしくは、大人が偽る子供。

 

 

強固な責任の元で繰り返した証明であるが、しかしベアトリーチェの方が月雪カナタよりも大人として強かった。

 

 

ああ。

 

その結果が!

この結末が!

 

この状況が全て____

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、戻って来れた

 

 

 

 

 

 

 

 

「_______________は?

 

 

 

 

 

 

その子供は目を覚まし__立ち上がった。

 

 

 

 

「なっ、なっぁ、なぁぁぁッッッ!!!???」

 

 

「おいおいどうしたんだよ?まるで大人が色彩を食らったような顔して」

 

 

「その色彩から還って来たお前は一体なんなのだ!!?あり得ないッッッ!!??」

 

 

「いや、あり得る」

 

 

「!?」

 

 

「だって俺、この箱舟では____」

 

 

 

 

 

 

 

____規格外、だからな。

 

 

 

 

 

 

 

そして、月雪カナタはその場から姿を消し…

 

 

 

 

 

「!!??」

 

 

「こっちだ」

 

 

 

 

ベアトリーチェの後方にあったヘイローを頼りに月雪カナタは浮き出た___

 

 

 

 

 

 

ドォゴォ…!!!

 

 

 

 

 

 

かっ、はっ……ぁ

 

 

 

 

 

ベアトリーチェの背中から腕が貫通する。

 

月雪カナタはその手で貫いた。

 

 

 

 

「なん…だ、と…??」

 

 

 

 

有り得ない事が起きた。

 

ベアトリーチェは理解を拒む。

 

 

いや、拒まなければならない。

 

 

そうでなくては…!

 

この人間は【成功】したことになる!

 

 

 

「まさか、月雪カナタぁ……お前は【崇高】に至ったとでも……言うの…か…?!」

 

 

「知らないなそんなこと。俺はただ色彩の中で大人の背中を見た子供の成長を見ていただけに過ぎない。そりゃこの世に刻まれずに終えたカナタだけの願いだけど、でも色彩が錆色を被せる色染めとして扱われるのなら、この琥珀色は間違いなく前任者(カナタ)が綴った青春物語(ブルーアーカイブ)だからな!」

 

 

 

いつのまにか錆色混じりだったヘイローは全て琥珀色に変わっていた。

 

何故ならその琥珀色は彼のだから。

 

 

 

 

「もう(カナタ)は『』で区別しない__」

 

 

 

 

あの色彩の中で前任者(カナタ)は全てを先駆者(カナタ)に託し、そして月雪カナタは成り代わる。

 

そこを始発点として色彩から【反転】した。

 

 

最初の涙で(ぼく)(おれ)として成り代わりに反転し__

 

今回の儀式によって(おれ)(ぼく)に反転し__

 

そして(ぼく)(おれ)として正当化する。

 

 

 

 

 

 

いや___()()、ではない。

()()

 

もしくは___終えた。

 

 

 

 

そう、月雪カナタは__この瞬間。

 

 

__正当化を全て完了させたのだから。

 

 

 

 

 

「ばか、な………」

 

 

 

 

 

それはまさに大人が理想とする【崇高】の始発点として立つに等しい御技。

 

ベアトリーチェにとって長年目指していた真実と目的だった。

 

 

だが…

 

 

子供に寄り添った大人がそれを完了させる。

 

それは子供を子供として扱わない事を真実としていたベアトリーチェにとって何よりも耐え難い結末と真実だった。

 

 

 

 

 

「ぁ………ぁ……そ…ん……な…」

 

 

 

 

 

 

恐怖によって反転し、彼は裏返った。

 

それは間違いない。

 

実際にこの目で見た。

 

 

しかし____

 

ベアトリーチェは勘違いをしていた。

 

 

たしかに色彩とは理解されない存在。

 

故に、理解しえない『恐怖』が対象を襲う。

 

それ彼女()の解釈。

 

 

だが____

 

月雪カナタという先駆者(おとな)は色彩をそう解釈しなかった。

 

 

色彩は子供であるカナタにとっての願い。

 

恐怖に裏返さず。

同じ涙を受け入れ。

責任の元で成り代わる。

 

だから色彩を理解されないモノとしては扱わず、色彩を呼び込んだ前任者を通してそれを理解として扱い、二度目を認識した憑依者によってソレはそう曲解された。

 

 

 

 

___お主は注ぎ、注がれる者。

 

 

 

 

黄昏にいた大預言者の言葉は間違いなく()()()()()()そう解釈される。

 

故に月雪カナタは【恐怖】しなかった。

 

むしろ【反転】したことで『(かれ)』に裏返り。

 

憑依者の幾度なき正当化によって()()()()()色彩(ねがい)として扱われた。

 

 

現実に映し出されない夢見のなかであるが…けれど前任者は【色彩(ついおく)】に込められた後ろ姿を最後、その身で成り代わって理解で終える。

 

もう「砕け散る意味は無い」と『解』を出して…

 

 

 

 

 

 

月雪カナタはこの場に戻ってきた!!

 成り代わった最後の責任を果たすために!!

 

 

 

 

 

月雪カナタを中心に神秘が爆増する。

 

バシリカ全体が大地震のように揺れる。

 

 

 

 

「大人が出来なかったお前にはッッ!!

 この俺を殺すことはできないッッ!!」

 

 

 

ご、ふっ…ごはっ…!…ぐぁァがあァァ…!!

 

 

 

 

ベアトリーチェの胴体を貫いていた腕を引っこ抜き、そのまま背首を掴み取る。

 

すると砕け散ったヘイローはベアトリーチェの周りを囲うように動き出した。

 

全てのヘイローが月と雪のような汚れを知らない琥珀色に光瞬き、ベアトリーチェを中心に情動の限りに揺れる神秘が集約される。

 

濃密度に高まるエネルギーによってバシリカはガタガタと震え、何も無い時空からは雷が弾け飛び、異質極まった神秘により後方のステンドグラスは全て壊れ、祭壇すらもその圧力に引き裂いてしまう。

 

 

だからその光景はあまりにも____

 

 

 

 

 

ひぃ……ひぃ、ぃ……!!!??

 

 

 

 

 

 

_______恐怖だ…!!

______色彩という恐怖だ!!

 

 

色彩(きょうふ)に色染まった琥珀色(せいとうか)が悪い大人を否定する。

 

真実も、事実も、理想も、空想も、解釈も、曲解も、何もかもが、今目の前に浮き出る証によってベアトリーチェの存在証明をこの箱舟から否定する。

 

あまりにも……残酷極まった扱いだ。

 

 

 

 

 

「い……ぃ……や…だ…………!!」

 

 

 

 

 

砕け散ったヘイローの中心にいるベアトリーチェの身体が、細胞が、組織が、意味が、形成が、次々とバラバラに浮き離れ、まるで箱舟から拒絶されるようにベアトリーチェという存在は責任を取らされる。

 

 

それは足元に地獄を創ってまで楽園を追い求めたベアトリーチェにとってあまりにも耐え難い___地獄だ。

 

 

抗える手段も、何もない。

 

 

ただ___虚しく、受け止めるだけ。

 

 

 

 

だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

  「…た…す……け……て……く…れ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

願った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「__________________は?

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思っていた、子供は多い。

 

そうなるしかなかった、子供もいる。

 

 

なのにこの大人は、贅沢に願う。

 

救いを求めるような、子供のように。

 

 

責任の一つも背負わない…

 

そんな大人(こども)の成れ果てに____

 

 

 

 

月雪カナタ は 怒り狂う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この箱舟からッッァァァアア!!消えてしまえぇぇッッエエ!!ベアトリーチェェェェエエ!!」

 

 

 

 

 

「がぁあア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!」

 

 

 

 

 

 

 

その叫びと共に。

 

 

 

アリウスの世界に一本の光が柱となる。

 

 

 

それは地上を貫いては、天まで届き。

 

 

 

この箱舟の宇宙すらも、引き裂き。

 

 

 

見えない『星』の【彼方】まで届いた。

 

 

 

それは神秘か?

 

または色彩か?

 

もしくは砂漠にある砂粒の一つか?

 

 

 

しかしそれは誰も図ることはできない。

 

____理解できぬ。

 

 

 

何者かがそう呟くほどにその意味に観測が不可能。

 

 

 

 

だが_____

 

しかし____

 

されど____

 

 

 

 

この人間の事を知っているなら誰もそれを『解』だとその背を負うだろう。

 

なにせ、この責任を負う者は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すべて…終わったぞ…………ヒヨリ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

規格外に極まった正当化の色彩だから。

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 






というわけで、前任者(カナタ)は本当にこれでお終い。
色彩の中で始発点を超えて『解』を出し、報われたからね。
先駆者はそうやって大人になった『生徒』を見送った。
つまり『卒業』したってことだ!!
「そういうこった!!」


簡単に言えば色彩で反転したところで結局は裏もカナタだから関係ねぇんだよ!って解釈でオーケーです。つまり箱舟に居る限りは反転した程度で死ぬようなキャラじゃない。お前どこぞの楽園素敵な巫女だよ?


ちなみに卒業祝いとしてヘイローを使った『瞬間移動』が使えるようになったよ。分かる人には分かる避雷針の術ってこと。前任者が先駆者の背中を追う事で完成させた卑劣な術だ。あとは大人のカードで穢土転生の術を覚えたらどこぞの二代目様並の完全者になるんだね!かんぺき〜。




Q 色彩に関しての解釈。
 つまりどういうことだってばよ??


ゲマトリア「色彩?あれ分かんなくて怖いなぁ、戸締りしとこ」
色彩「あ、そうなん?じゃワイはそう扱うか。オラ堕ちろぉ!」


カナタ「色彩?分かるよ。子供の願いとなった色彩(いろどり)でしょ?」
色彩「そうなん?じゃあワイはそう扱われるか!がんばれ!」


無名の司祭「理解できぬ」「驕るなーー!」
色彩「うっさいねん、耳元で騒ぐなやカス」


ってことらしい。
いや知らんけど。


まぁ細かい自己解釈は気にしなくて良いよね?
元々原作もわからん事だらけだし!ぐへへ。

ベアおばは跡形もなく消し飛ばした。

この先アリスクが、幸せならOKです!!



そんじゃあ、前書きの通り今週の土日更新はわかんないけどしばらく満足ってことでよろしく頼む!

またの更新でな!
じゃあな!あばよ!















あ、それと。



お前はこの作品を『評価』しない選択を……未来永劫、後悔するだろう——!!
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