あまねく青春に最上の切なさを   作:暗闇水明

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生存報告

最近バイトが忙しくてなかなかかけませんでした、ごめんなちゃい☆

というわけで何をとち狂ったのか番外編を今回やります。

意外に、ラーメンやのくだりに苦戦しているのである・・・

それでは、どうぞ。


番外編
あの瞳


ある日のことだった・・・先生がアビドスのことで報告の書類を片づけていたとこであった。

 

「ねぇリンリン、この書類ってどうすればいいの?」

 

資料のサイン欄に先生のともう一つ、連邦生徒会の署名の欄があった。

 

先生はここにきてまだ日が浅い・・・というのもあるだろうが仕事中分からないことはよく私に聞いてくる。ある程度は私が対処できたのであるが無論専門外なところもあるため、その場合は誰かに渡すように伝える。

 

今回のは、財務関係のだった。と、なれば彼女以外適任はいなかった。

 

「そうですね、それは財務長官の仕事なのでアオイさんに見せてください」

 

そんな些細なことだった・・・先生もこの名前を聞くのは初めてであっただろう。当然、知らないはずがなかった。

 

「アオイッ!?」

 

先生は、驚いた顔で私を見る。突然のことに私も少し驚いてしまった。

 

「その、アオイって?!」

 

その時の私はなにを考えていたのかは分からない・・・ただ、先生の瞳にはかすかな希望を秘めているようだった。

 

「財務長官の扇喜アオイさんですが・・・」

 

「・・・そうか」

 

それを言ったとたん、先生の瞳は急に雲が買っていた。と、同時に先ほどの驚きとは思えないほど、落ち着きを見せていた。

「ごめん、びっくりさせちゃったよね」

 

「い、いえ・・・どうしたんですか?急に」

 

「いや、なんでもないんだ、大丈夫」

 

そういって、先生は書類をまとめ始める。おそらく、財務室に書類を届けるつもりなのだろう。

 

「・・・今回は私が持っていきます、場所はまた今度教えるので・・・」

 

「ん?ああ、助かる」

 

・・・本来は教えるのが良いのであるが、なぜか今の私はそれをすることができなかった。

 

私は書類をもって部屋を出ることにした。

 

「・・・そう、だよな・・・何やっているんだ、あたしは」

 

先生のどこかつらそうな声を、耳に残しながら・・・

 

◇◇◇

 

「で、来たわけだ」

 

「・・・・はい」

 

あれからリンは浮かない顔をしているばかりであった。ほかの連邦生徒会のメンバーもここまで何かを気にかけている姿を見るのは久しぶりだと感じる生徒は多い。

 

「先生のこと?」

 

「分かりますか・・・」

 

あの時の瞳を、声をリンは忘れずにいた。月歌は会長の伝言で入院していたこと、そしてそれ以前の記憶がないことを伝えられていた・・・

 

だが、“アオイ”という名前を聞いたときのあの表情、リンは今でも頭にこびりついている・・・

 

(先生は、記憶がないと・・・、だとしたらなんであんなに声を荒げて・・・何か思い出しているのでしょうか・・・あるいは、最初から)

 

急に来た情報にリンも頭を悩ませていた。送られてきた情報と照らし合わせると新たな疑念が次々と浮かび上がってくる・・・

 

本当に先生は記憶喪失なのか、そんな疑念も一時期は頭に浮かんでいた。

 

しかし・・・

 

「先生・・・なぜ、あなたは」

 

今のリンにはそんな疑念なんてどうでもよかった。今のリンに頭を悩ませているのは疑念でも、驚嘆の感情もない・・・

 

彼女の疑念はただ一つ、あの希望に満ちた瞳、それでいて名前を伝えた後の落ち着きよう・・・そして・・・

 

(どうして・・・そんな悲しい目をしているのですか)

 

あの時の、つらそうな月歌の瞳が彼女の頭の中に残っているのだった・・・

 




次回は本編・・・うまくいかなかったらつなぎでイベントストーリー編もやるかもしれません。

不定期ですがなにとぞよろしくお願いします
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