ブルアカもヘブバンも面白い。
「ここが、アビドス高等学校・・・」
「砂っぽいけど、ちょっと我慢して・・・」
シロリンに運んでもらい何とかあたしは何とか死なずアビドス高校につけた。
あたり一面中、校舎の中にまで砂が入っており予想よりはるかに、砂漠の影響が深刻そうではあった。一応、何とか維持は出来ているみたいだったがアロナッチの言っていたように、かなり厳しい状態だ。ただ、数か所を除いて・・・
「ここ、ここが私たちの部室・・・」
シロリンの目線の先には、上看板に【アビドス廃校対策委員会】と書かれた教室があった。
「ただいま・・・」
「おかえり・・・ってそのおんぶしているの誰?!」
「わー☆シロコちゃんが死体を持ってきました」
「シロコさん?!ついに、犯罪行為に・・・」
「ともかく死体を隠すわよ、体躯倉庫からシャベルに・・・あと」
なんか、死んでる扱いされている・・・まぁ死にかけなのは事実だけど、あたし今どういう姿をしているんだろうか・・・
「いや、この人・・・生きている・・・干からびかけているけど」
「え、ア・・・お客様でしたか」
「拉致じゃなくて・・・?」
「わーお客様なんて久しぶりです☆」
初手で情けない姿を見せてしまったな・・・案外恥ずかしい。
「初めまして、シャーレからやってきた、茅森月歌ちゃんだぜ☆」
「「「・・・・ッ!」」」
それを聞いた3人が一斉に驚いた表情を見せてきた。まぁ、この姿じゃね・・・
「え、本当にシャーレ?!」
「やりましたね!連邦生徒会に送った要請が受理されたみたいです!」
「そゆこと、あたしが来たからには補給も指揮も任せなさい!!」
「大丈夫なの・・・あ、そうだ。私、ホシノ先輩呼んでくる!」
・・・どうやらもう一人いるらしい。この、状態を見るに5人ほどだろうか・・・昔はかなり広く大きな学園だったというが・・・一体何が・・・
ドオオオオオオオオン!!
「わ?!何?!」
「・・・・ッ!来たみたい」
「来たって?もしかして手紙に書かれていた」
「はい、彼女たちはヘルメット団、ここら一体にいる暴力組織です!」
ヘルメット団、なるほど見てみれば確かにバイクのヘルメットをかぶっている・・・ちょっと顔が面白いが、そんな場合じゃないよな・・・
「ホシノ先輩、起きて!!」
「むにゃ?まだお昼寝の時間だよ~」
「そんなこと言っている場合じゃないの!先生が弾薬持ってきてくれたから!!」
「え、マジで?」
「大マジだぜ」
ホシノと呼ばれる少女は眠そうに自身の銃を手に取る。それと一緒にあたしはすぐに、持っている弾薬を取り出す。
「これ!アヤネの要望通り、持ってきたよ!!」
あたしはバックから持ってきた弾薬を出し全員に渡した。事前に口径は教えてもらった。
「・・・ッ!ありがとうございます!!」
「じゃあ、行きましょう!!」
◇◇◇
「クソッ!あいつら、弾薬尽きたんじゃねぇのか?!」
暴力組織、ヘルメット団。彼女たちは、アビドスに、いやキヴォトスにどこでもいる3流の暴力組織である・・・彼女たちの戦闘力はお世辞にもいいものとは言えないが、弾薬の補給もあったため、徐々にアビドスを追い詰められていたはずだった・・・
今回で、もう落とせるであろうと考えていた彼女たちであったがそれは予想外にも外れていた。
「ん・・・そこ」
「・・・ッ!グァ!」
しかし、それだけではない。以前とは比べてはるかに動きに無駄がなくなっていた。元々、アビドスの個々の実力は高いがここまで無駄がない戦闘は彼女たちは見たことがなかった。
「・・・クソが!」
急いで、リーダ恪の女は遮蔽物に隠れる。確かに、一時的に隠れるのは得策だろう・・・おそらく今までの中ではましな方での判断であった。
(・・・・)
「ん、了解・・・」
「うへ~結構合理的だね~おじさん、関心しちゃうよ~」
(何か、話しているのか?まぁいい・・・ここは一時撤退で・・・)
「ん・・・先生が言った通りだ」
「・・・・ッ!」
しかし、月歌はそこまで甘くない・・・彼女は対キャンサーであれ戦闘での長い経験がありその実力は戦わずともこの世界で指揮によって現れていた。居場所を割り出させ、そこから背後に回る。
「にゃろ・・・ッ!」
反射神経、というものなのか。リーダー格、3流でもある程度は反応できる。事実、この少女はそれなりには戦闘は(ヘルメット団の中ではだが)それなりにできる。シロコが背後に回った後反撃の準備はとっくにできていた。
「は~い、ごめんねぇ~」
「なっ・・・・!!グァ・・・ッ!」
だが、月歌の指揮はそれを封殺するほどの的確さだった。道中にいる敵はノノミの援護で制圧、立地をうまくした指揮であった。
「よっし!」
「すごい・・・」
それに月歌は制圧を確認した直後、ガッツポーズをし、隣にいたアヤネは驚きを隠せずにはいられなかったのだった。
◇◇◇
ヘルメット団による襲撃が終わった直後全員が対策委員会の教室に集まった。やっぱりみんな強い。特にホシノはすごかった。多分、まだ彼女の力はこんなもんじゃない。そんな気がした。まぁ深くは触れないけど・・・
「ン…片付いた」
「いや~すごかったねぇ、最初はどうなるかと思ったよぉ・・・」
「・・・ありがと」
「お、照れるなぁぁ・・・みんなもすごかったよ」
「・・・本当に同一人物なのよね」
「実力は確か、シャーレの先生ということだけはある」
「うーん、それはどうなのでしょうか?」
「まぁ・・・いいでしょう。改めまして、茅森先生。改めて自己紹介を。知っての通り私たちはアビドス廃校対策委員会です。私は書記とオペレーターの奥空アヤネです」
「よろしく、あやねっち」
「え・・・?」
「ん、よくある。私もシロリンってつけられた」
「そうなの・・・私は1年の黒見セリカよ、よろしく」
「私は2年の十六夜ノノミです」
「私は、知っていると思うけど2年の砂狼シロコ。あ、別にマウント取りたいわけじゃない
「そして3年生の小鳥遊ホシノ先輩です!」
「よろしくねー先生」
「よろしく、クロミ―、シロリン、ノノミン、たかなっち!」
「///」
「おーう、よくそうポンポンとあだ名を思いつくねぇ・・・」
「でも、なんか仲良くなれそうです☆先生!イエーイ!!」
「イエーイ!」
と、ノノミンにハイタッチを求められたのでそれにこたえる・・・
「はッ・・・!」
「・・・先生?」
しかしあたしは気づいてしまった。ノノミンのハイタッチがとても柔らかいことに・・・それと同時にあふれんばかりの包容力・・・
「こっ・・・これは!」
「「「???」」」
間違えない、これは一種のバブ味・・・ッ!ハイタッチでも伝わる・・・ノノミンは母性であふれているっと・・・何度もリサママに触れてきたからこそわかる。
ノノミンはリサママと同じ・・・相当な母性の持ち主であるということ!
(まぁ、でもリサママに鍛えられているからな。このくらいはなんとも・・・)
「ばぶぅ・・・」
「「「おぎゃったーー!!」」」
あ、やべ。体が勝手に・・・というかノノミンとたかなっち以外みんな引いているんだけど!なんか後ずさりしながら、冷や汗流しているんだけど。
「はっ!私は何を・・・」
我に返っては時すでに遅し、ほとんどの生徒は私に冷たい視線?を集めていた。
「ねぇ、この人本当に先生?!急に「ばぶぅ・・・」とか言うの、もはや変質者じゃない、え?!何、あなた本当は先生じゃなくてただの変態だったりした?正直引いたわ!」
「ン…さすがの私も」
「月歌ちゃーん、ショック!」
「なんかおぎゃった後のそれ、正直キツイわ」
「・・・」
あー、これはもしやノノミンママに引かれちゃった?え、ヤダ!あのバブ味をもっと味わいたい・・・いや、それだと浮気になっちゃうか・・・そうだ、あたしはすでにリサママというママが・・・ッ!
「私は全然いいですよー☆」
「ままぁ・・・」
「またおぎゃったー!」
ごめん、リサママ。私は浮気をしてしまいました。やっぱり、母性には勝てなかったよ・・・
◇◇◇
「・・・・」
みんなが混乱している中、私は茅森先生に目を向けた・・・ちょっと引いたのもあるけど、それを抜きにしたってあの指揮能力、相当なものだった。もはやあれは大人とか、そういう次元を超えたものだ・・・
少なくとも軍隊には所属していてもおかしくはない・・・あほっぽいところはあるが、それでも彼女は、死闘を繰り広げてきた・・・そんな感じが出てきた。
(この人なら・・・)
「皆さん落ち着いてください!」
アヤネちゃんの声と共に一度席に着いたのであった。
◇◇◇
「さて、この後どうしようか?」
ノノミンママおぎゃり事件が起きた数分後、みんなが冷静さを取り戻しそれぞれが席に着いた頃だった。
「このままヘルメット団の本拠地をつぶそう」
「え?本気ですか?」
早速あたしたちはヘルメット団について話していた。なにせ、あたし自身もこのままじゃまた反撃してくるであろうと予想していたからだ。それはたかなっちもわかっていたようであたしたちは目を合わせる。
「うん、あたしもたかなっちの意見には賛成かな」
「ん、その方が良い・・・」
「まぁ先生もいますからね、やっちゃいましょう☆」
「ええー!ちょ、もうちょっと後でもー!」
そんなこんなであたしたちはヘルメット団の本拠地へと襲撃することにしたのだった・・・
あんまりオチがよくなかったかな?
対策委員会編については大体のシナリオは決まっているのでうまく進めたい(願望)
次回もよろしくですです。