あまねく青春に最上の切なさを   作:暗闇水明

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少し、遅れての投稿です。

遅れてすいません(泣)

便利屋はもうちょっと待ってください(土下座)

出してぇえええええ!!


第11章

「さてと・・・今回はもう迷わんぞ」

 

次の日あたしは、コンパスを用意している。地図も持った!よし、完璧だぜ。

 

・・・念のための食料も持ってきたけど・・・

 

「・・・あ、クロミー!」

 

「ゲッ・・・」

 

「どうしたの?もう、学校始まっていると思うけど」

 

「・・・今日は自由登校の日だから、学校は行かなくていいの」

 

え、何それ知らない。そんなの、基地にいたころの外の世界の学校では聞いたことがなかった。

 

「・・・自由登校?んなもんあるの?」

 

「はぁ?そんなんで先生やっているの?常識よ!」

 

あーやばい・・・この世界の学校の常識分かんねぇ。そういえばこの世界の学校の授業は全部機械とか言っているし・・・人が必要でもそれは教授レベルの話だってアロナッチが言っていたなぁ。いろいろと分からねぇ・・・

 

「じゃあさ、これからどこ行く予定?遊ぶならせっかくだし遊びたいな」

 

「はぁ?バイトよバイト!こっちは稼がなきゃいけないんだから!」

 

「バイトかぁ・・・青春しているねぇ」

 

「何、黄昏てんのよ・・・バイトしたことないの?」

 

「うん」

 

「即答ね!こういの、嘘でもあると言いなさいよ」

 

「未知なる敵から人を守ってきた。あと歌ってた」

 

「何それ、え?それってまさか自宅警備員とか言わないよね?先生ってもしかしてここに来るまで元ヒキニート?」

 

予想はしてたけど無茶苦茶信じてくれてないな・・・まぁここにはセラフ部隊も【She is Legend】がなかったからあたしの話題もないのか、これでも新人賞は網羅したんだぞぉ・・・ま、こんな話、信じられない方が良いんだけどね。

 

「じゃあさ、どこでバイトしているの?先生に教えてほしいな~」

 

「教えるわけないし!もう行くから!!」

 

「あ、待ってよクロミー」

 

「うっさい!!そんな名前で呼ぶなぁー!!」

 

追いかけようとしたが、さすがキヴォトス人・・・一瞬にして振り切られてしまった。

 

◇◇◇

 

私は、後悔した。

 

先生は、確かに信用できない大人であった・・・確かに戦術指揮はよかった。どこか頼もしいと思ってもいた・・・

 

けど、終わったと思ったら自分も協力するとか、今まで大人なんてこんなことも親身に聞いてくれなかったから・・・急にノノミ先輩におぎゃり出したり・・・

 

信用できない、何してくるかわからない・・・

 

そうだと分かっていたのに・・・わかっていたのに・・・

 

「ヤッホークロミー」

 

「セリカちゃんヤッホー!」

 

「うわぁーセリカちゃんがバイトしています☆」

 

「ん・・・可愛い」

 

「なんで来るのよぉおおおおお!!!」

 

こいつにバイトしていることを教えるんじゃなかった、まさか先生+アビドスメンバーで来るのは想像できなかった。

 

「たかなっちから聞いてさ、思わず飛び出してきちゃった」

 

「なんでよ!というかなんでホシノ先輩知っているのよ!」

 

「いやーセリカちゃんがバイトするのはここかなぁって思ってさぁ」

 

「というわけでそれを聞いちゃったら突撃しちゃったぜ☆」

 

「なんでよ!頭おかしいんじゃないの?!」

 

「お、もしかしてセリカちゃんの先生か?」

 

大将もやってきた、ああもう、最悪!

 

「おお、この柴犬のおっちゃんがこの店の大将?」

 

「そうだ、この紫関ラーメンの大将、柴だ!」

 

「あたしは、シャーレ兼対策委員会の顧問、茅森月歌ちゃんだぜ!」

 

・・・なんか先生物珍しく見ているな。どこも変なところないのに。

 

「はははっ!面白い先生だ!!」

 

なんか、もう仲良くなってるー。前から思ったけどこの人コミュ力高すぎない?さっきまでノノミ先輩におぎゃっていたのに!

 

「そろそろおじさんたちに案内してほしいなぁ~」

 

「ン…お客は神様」

 

「あーもう!案内するから早く座って!!」

 

「久しぶりのラーメンだぁ!!」

 

なんか、先生が一番張り切っているんですけど・・・ラーメン食べに行くのにここまで張り切る人っているのかな?

 

「クロミー」

 

そういえば、先生の好物知らないな・・・って何思っているのよ、私。

 

「ああ、もう!はい、何にしますか!」

 

「それじゃあ・・・紫関ラーメンにチャーシュー8枚、卵2個、野菜少なめ、サイドメニューからから揚げにチャーハン、あと・・・」

 

「多いわ!特に肉多いわ!そして野菜が少ない!すっごい不健康!」

 

「先生~そんなに食べられるの?」

 

「大丈夫大丈夫、肉と甘いもんは何個でも食えるぜ~、甘いもんだと特にパンケーキ!」

 

結構子供っぽくて可愛い好物しているわね。さすがに、このお店にはないけど・・・

 

「それならあるぜ」

 

「あるの?!」

 

知らなかったわよ、そんなこと?!

 

「マジ?!それも追加で!!」

 

本当に何なのこの人・・・なんか、先生っていうなら大人だと思ったけど・・・月歌先生って思ったより子供っぽくて、というか年もそんなに変わらないっていうか・・・もう、なんなのよ!

 

「ああ、もう!みんなは!?」

 

「あ、そうだ」

 

ホント、この人まだ何か頼むつもり?!一体、何を頼むんだか・・・

 

 

 

「クロミーも、頂戴?」

 

 

 

 

「は・・・?」

 

私は口を閉じれなかった・・・冗談、冗談だろうけど…先生がなんかナンパ男みたいなことを口に出してきた。

 

「うわー先生、それよくあるナンパじゃん」

 

「これが大人・・・」

 

「それは違うんじゃないですかね?」

 

「へへ、言ってみたかったんだ」

 

そうよね、本当に店でナンパしようとするなんて本当に先生であると疑うわ。言いたかったはよくわからないけど。そう、あくまで先生の冗談・・・冗談。

 

「ま、それに・・・」

 

急に先生はこちらに顔を向けてきて・・・

 

「クロミーのバイト姿、とてもかわいいと思ったからさ」

 

 

 

 

なっ・・・なっ・・・

 

「何言っているのよおぉおおおおおおおおおおおお!!」

 

◇◇◇

 

あれから数時間後、私はバイトが終わりいつもの帰り道を歩いていた。

 

「もうなんなのよ、あの人・・・おぎゃったり、ナンパしてくるし・・・調子が狂う」

 

「しかも、最終的におなか壊していたし・・・食べきったけど」

 

あの後、ラーメン食べていた先生は予想通りというか、かなり顔を青ざめていた。そりゃ、チャーシューにから揚げにチャーハンに・・・おまけに最近始めたというパンケーキ。そりゃ誰だっておなか壊す。

 

「食べきれるのは本当にすごいわね・・・」

 

今思い浮かべればちょっと面白かった。なんか、先生は変わっている。女子力みたいなもんはないし、それでいて子供っぽい・・・まるで本当に同級生のようだった。

 

もし、先生じゃなくて同じ生徒だったら・・・どんなふうになっていたんだろう。

 

私も、あんなこと言わずに済んで受け入れられて・・・時々振り回されるかもしれない。いろいろ面倒なことも起こすかもしれない・・・

 

でも、もし先生が同級生だったりしたら・・・

 

「って何考えているのよ私!無駄に顔が良いんだからもう!」

 

ここに先生がいたらまた、からかったりするのかな・・・それとも・・・

 

「・・・て、だから何考えているのよ私は!!」

 

いけない、いけない!私はあの先生を認めてないんだから!今更信用しろなんて、信用しろなんて・・・

 

(クロミー)

 

「なんなのよ、もぅ~!!」

 

むかつく、むかつく~!バカだし、おぎゃるし、無駄にかっこいい顔だし!もう!!

 

「いたぞ・・・」

 

「え・・・?」

 

声がした方に目を向けると、そこにはさっきのヘルメット団がいた。なんなのかしら、今更報復?上等じゃない!!

 

「ちょうどいいわ!今とてもむしゃくしゃしているところだから!!」

 

「・・・・ふん、甘いな」

 

「え…?」

 

急に背筋から痛みが走る。後ろっ・・・!まさか、こんなに兵力が・・・・ッ!

 

「運べ」

 

クソッ・・・!起き上がらなっきゃやつなのに・・・意識が・・・

 

「・・・・ぁ」

 

先・・・生・・・・

 

◇◇◇

 

「うっぷ、まだ腹が痛い・・・」

 

「大丈夫?」

 

「そりゃ、あんだけ食べるとねぇ~」

 

現在、あたしはアビドスの教室で休んでいた・・・というか気絶していた。いや、マジで調子に乗りすぎていた。反省、反省。

 

「だってぇ~久しぶりにラーメン食ったんだもん」

 

「だからといって、食べ過ぎは、めっですよ」

 

「はい、ノノミンママ」

 

ノノミンンママから軽く注意されつつ、ベッドから降りようとしていた時だった・・・

 

「先生!先生!!」

 

「・・・どうした?!」

 

「セリカちゃんが・・・」

 

「セリカちゃんが帰ってきません!!」

 

どうやら、また一波乱起きそうだ。

 




イケメン月歌ちゃんは最高。
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