あまねく青春に最上の切なさを   作:暗闇水明

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こんにちは。
今回から本格的に生徒と月歌を絡ませることができます。

月歌先生と生徒の物語、あまねく物語の交わりをどうぞ!


第3章

 

 

「先生、準備が整いました」

 

「あー、ありがとうリンリン」

 

「リンリンはやめてください、先生」

あれから数か月後、あたしは無事、退院して先生になるための手続きをしていた。

あれから、数か月、私はこの世界の常識を徹底的に身に着けられ生き残る術を教えてもらった。といっても・・・

「ついたらとりあえず、シャーレの部室に向かってください!」

 

これだけだ。うん、雑じゃね。何やらヘイローがないあたしでも生き残る道具があるとかないとか・・・まぁそれに信じるしかないよな・・・

ヘイローの無いあたしは、もうただの人間と同じだから。

そんなこんなで、今日から先生になるため挨拶に出向くんだが・・・

 

「ちょっと、連邦生徒会なんでしょ?この混乱、何とかしなさいよ!」

 

「まったく、落ち着いてください。暇を・・・貴重なお時間を割いていただいているので、ちゃんと話したいので落ち着いてください」

 

絶賛、修羅場らしいです。元々キヴォトスってかなり治安悪いとは聞いていたけど・・・早速なんか厄介なことになっている。彼女曰く、治安が悪化してトラブルがすごいらしい。

いや、風力発電がシャットダウンってもはや学生なのかと思うほど、ここは生徒が様々なことでこの都市の運営に関わっているみたいだ・・・

 

「ん・・・?この人だれ?」

 

「ヘイローがないみたいですが・・・どこの生徒ですか?」

 

「どうも、今日からキヴォトスの先生として配属された茅森月歌です、よろしく」

 

「・・・は?」

 

絶賛、奇妙な目で見られています。まあ、大方予想できるけど・・・

 

「あの、失礼しますが・・・かなりお若いように見えるんですけど・・・」

 

「いやー、実際君たちよりは年上よ・・・多分」

 

「いや、年齢表からは17歳とされておりますが・・・」

 

「かいちょぉおおおおう!!」

いや、確かにこの見た目はあの時の月歌の17歳だけど、実際は結構年は・・・いや17歳として扱われた方がむしろいいな。下手したら、あたしの年齢結構いっているし・・・

「で、その連邦生徒会長はどこに行ったの?いろいろ言いたいことはあるんだけど」

 

「そうだ、そうだ!うちを見た目だけで判断しやがって・・・見る目あるな」

 

「何、乗っているんですか、そしてあんたはどっからどう見ても17歳でしょうが!」

 

「えー、照れるなぁ・・・」

 

「なんでそこで照れるんですか?!ちょっとはわかりますけど・・・」

 

「会長は現在、席を外されております・・・いえ、正確には行方不明となられました・・・」

 

「それは、どういうことですか?」

 

「文字道理の意味です、昨日から連邦生徒会長は行方不明となりました」

 

「「「「は?!」」」」

 

「それって、やばいよね?」

 

「やばいどころの話じゃないですよ」

 

「ええ、連邦生徒会長はいわばこの「サンクトゥリムタワー」の最終管理者で行政の中核・・・現状シャーレの行政権は空白の状態です」

 

「司令官を失ったようなもんか・・・」

 

「そう考えてくれると幸いです」

 

「どうすんのよ、統制権を失ったとバレれば大変なことになるわよ!ただでさえ、連邦生徒会を恨んでいる生徒多いのにぃ!!」

 

どうやら、ここは不良が多いらしい・・・話は聞いていたが、あたしやっていけるかちょっと不安になった・・・けど、やるからにはやんないとな・・・

 

「それで、このままだと混乱がさらに激しくなりますね、具体的な策は?」

 

「ええ、それを話そうと思います」

 

「こちらにいる茅森先生に、この連邦生徒会のフィクサーになってもらう、ということです」

 

「・・・へ?」

 

「・・・この人が?」

 

「マジで?」

 

「大マジです」

諮ったなぁああああああああああ!連邦生徒会長ぅ!

いや、まぁ自分が受け入れた話だけどね?なんか、こうなんというか・・・丸投げされた感・・・まぁ連邦生徒会長にも事情があるのだろうとは考えている・・・それにこれを受け入れなければ路頭に迷っていたかもしれないしな・・・まぁ助けてくれたお礼だ・・・ここは・・・

 

 

「いっちょやりますか、どうすればいいのリンリン」

 

「・・・リンリン?」

 

「先生?できればその名前で呼ぶのはやめてほしいのですが・・・」

 

「ぷっ・・・ッ!リンリンって」

 

「え?可愛いじゃん、リンリン」

さすがにまずったのか、リンリンの視線がなんか怖くなってくる・・・そんな悪いあだ名かな?

 

「それでしたら、そちらのうるさい人も自己紹介してもらってもいいですか」

なんか、切れたように自己紹介を強制されている彼女たちを見て、少し笑ってしまった。

 

「いやですよ!私変なあだ名付けられたくないですし」

 

「・・・ですがユウカさん、初めて会うのですから自己紹介することには変わりありませんよ、あ、自己紹介が遅れましたね・・・私はトリニティ学院、正義実行委員会から来ました羽川ハスミです。先生よろしくお願いします」

 

「ああ、よろしく、ハスミン」

 

「ハス・・・ミン?」

「そ、ハスミだからハスミン。いやだったかな?」

 

微妙な反応・・・もしかして、気に入らなかったかな?

 

「いえ、その名でかまいません、あだ名で呼んでいただいたのは初めてですから」

 

「マジで?!うれしい」

喜んでくれていたようでなんかうれしい、それにちょっとかわいい

 

「なんか、ここまで来ちゃうと私も気になってきたな・・・」

 

「とりあえず、次は私から・・・」

それから生徒の、自己紹介が始まった。ハスミンと同じ学園のトリニティ所属、自警団の守月スズミのスズミンにゲヘナの風紀委員、火宮チナツことちなっつー、そしてミレミアムサイエンススクールのユウカ・・・

なんか、同世代みたいな感じがして、みんないい子たちで、楽しくやれそう・・・

 

「ちょっと待って!何で私だけ普通に名前なの?!」

 

「え、だって、うーん・・・なんとなく」

 

「何それ、最初はいやだと思っていたけどここまでくるとなんかあだ名あった方が良いわ!!」

 

「といっても、早瀬ユウカからあだ名は作りにくいと思いますよ」

 

「うるさい!何この謎の劣等感、なんかこの自分の名前に初めてコンプレックスを感じんだけど、いや別にいいんだけど、何これ悔しい!」

 

「先生、そろそろ本題に・・・」

 

「あ、ごめん、リンリン・・・それで話って?」

「・・・まぁいいでしょう、そこで先生には連邦捜査局、『シャーレ』についてもらいます」

シャーレ・・・連邦生徒会長からも告げられていた、捜査機関、部とはされているもこのキヴォトスではかなりの権力らしい・・・何しろ、すごい組織の顧問の先生とか・・・話によれば地下に大切なものを保管しているとか何とかで・・・

 

「これから、そのシャーレの部室・・・及びその施設に行きます。ここから30kはあるところにありますのでヘリの用意を「あー、あー、聞こえる?」・・・なんですか?ええ・・」

おや、リンリンの携帯から誰からか連絡が来たみたいだ・・・何やら不機嫌そう・・・

 

「分かりました・・・先生、本来であればシャーレの施設によっていただこうと思いましたが・・・どうやら、その付近で不良生徒が暴れているらしく、現在立ち寄れない状態です」

 

「え…?」

 

赴任して1日目、さっそく、トラブルに直面したのだった・・・

 




ユウカに良いあだ名はつけられるか?

自分は難しかったです(泣)

次回もお楽しみに!
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