あまねく青春に最上の切なさを   作:暗闇水明

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今回でプロローグは終わりです。

ちなみにブルアカでの僕の推しはホシノ、ユウカ、そしてイブキです。




Vol1 対策委員会Season1
第7章


「それで、アロナッチはずっとここで待っていたの?」

 

「ええ、そうですよ!何せここで先生をずっと待っていましたので!!」

 

「なんか、そういってもらえると照れるなぁ・・・」

 

連邦生徒会長が残したっていうからにはそのようにプログラムされていたということか・・・一体あの人は何のためにこれを・・・

 

「先生?」

 

「ああ、ごめん。ちょっと考え事。そうだ、連邦生徒会長を知らない?」

 

「連邦生徒会長ですか・・・?私はキヴォトスの情報を多く持っていますが連邦生徒会長のことは何もわかりません、お役に立てず申し訳ございません」

 

「いやいや全然大丈夫だよ!むしろありがとう」

 

アロナッチも知らないとなるとあの人、いったい何なんだろう、名前すらも教えてもらえなかったし・・・

なんで、あたしを先生にするとか言ったのかな・・・あの人。

 

「まぁ、とりあえずは・・・そうだ、サンクトゥムの制御権にアクセスできる?」

 

「はい!それでしたら解決できそうです」

 

「お、じゃあ頼む!」

 

「ええ、ちょっと待ってください」

 

その後、というかほぼ一瞬で機械音が鳴り響いたと同時にサンクトゥムタワーの電源が付き始めた。

 

「サンクトゥムタワーのAdmin権限を取得完了・・・できました!」

 

「おお~すごいすごい!」

 

「えへへ~」

 

照れているなぁ~癒される・・・

 

「これで、サンクトゥムタワーの制御権はこちらで回収しました。今のアロナは、キヴォトスのすべてを手に入れたのも同然です」

 

「・・・・え?」

 

「先生?」

 

急なことに一瞬体が固まった。いや、まさか…え?全域を支配?

 

「マジで?」

 

「大マジです!」

 

笑顔でとんでもないことを言って、私は少々体が揺らいでしまった。いや、え?連邦生徒会長さん?そんな重要な権利をあっさりあたしの方に移らせていいの?

うーん…まぁ・・・でも・・・

 

「先生が承認すれば、制御権を連邦生徒会に移動できますが、どうします?」

 

「うん、それでお願い・・・」

 

「・・・本当にいいのですか?」

 

「あたしは新参者だし、連邦生徒会長から頼まれたからね、きっと連邦生徒会長ならこうしろってなんか言われている気がして・・・それに・・・」

 

「・・・・?」

 

「この町は、きっと連邦生徒会が必要だ・・・新参者のあたしよりしっかりできる、機能不全なのもあるってことは聞いたけど、あたしの役割はもっと別にある気がしてならないんだ・・・そして、連邦生徒会長はあたしのことを信じて託したんだと、そう思ったんだ」

 

そう、信頼していなきゃこの役目をあたしに振るわけがない、下手したらこれはキヴォトスの崩壊まで巻き込んだかもしれない。そんな役割を下手に託すような真似はきっとしないと思う。

 

「分かりました・・・では、サンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会に移管します!」

 

◇◇◇

 

「サンクトゥムタワーの管理権を確保できました。これからは連邦生徒会長がいたころと同じように行政管理ができそうです」

 

「なんともなくてよかったー、爆発もしなかったし」

 

「おかげでキヴォトスの混乱を防げました、この度は連邦生徒会を代表して深く感謝を」

 

「いいや、お礼を言うのはこっちだよ・・・連邦生徒会長がいなかったらあたしも路頭に迷っていたし・・・」

 

「そうでしたか・・・私の出番も終わりですね、そうだ最後に・・・」

 

そういってリンリンはあたしをあるところへと連れて行った。見たところ、【空室、近々始業】と書かれた教室へと案内された。

 

「ここが、これから先生が働く連邦捜査局【シャーレ】です」

 

「おおー広い・・・」

見た感じ、いろいろな機材が置いてあって仕事をするにあたっては便利そうだ・・・

 

「そういえばあたしは何をすればいいの?」

 

「ああ、そうですね・・・シャーレは、権限はありますけど特に目標意識はないので、特に何かをやらなきゃいけないという強制力はありません、キヴォトスの生徒を、どんな所属、学園も関係もなく希望する生徒を入部させることができます」

 

「つまり何でもできるってこと?」

 

「ええ、そのような認識で大丈夫です・・・面白いですよね」

 

結構自由なんだな・・・なんか、これ大丈夫かとも不安になったりしたが・・・

 

「連邦生徒会長に理由を聞きたいですが、本人は行方不明・・・引き続き、連邦生徒会長で調査をします・・・」

 

あの人は、いったい何をしたいんだろう。ここまで自由となると、外れを引いたらとんでもないことになりそうだが・・・

 

「そういわれると、何をすればいいのか余計に悩むなぁ・・・」

 

「そちらの束になっている書類に連邦生徒会からの苦情がありますので、もしよろしければそれに目を通してみてはいかがでしょうか、現在連邦生徒会は会長の行方に忙しいのでこのような苦情をなかなか対応できないので」

 

「なるほど・・・」

 

なんとなく、ここでの役割が分かってきた・・・でも、なんであたしだったのか・・・それはわからない。

 

でも・・・

 

「分かった、とりあえずやってみるよ」

 

「ありがとうございます、今日は初日ですのでこれで業務は終了です」

 

「そっか、お疲れ」

 

「お疲れ様です」

 

こうして、あたしの最初の業務が終わった・・・

これから、あたしはどうなるのかわからない。向こうの世界で死んで、あたしはここにやってきた。そこに偶然連邦生徒会長と出会って、あたしの3回目の人生が幕を開ける・・・

 

なんで自分が選ばれたのか、あの生徒会長があたしにこれを託したのはまだわからない、それでも、あたしのことを何も知らないあの人が信じて託したのならあたしは・・・

 

「月歌ちゃ~ん、ファイト!」

 

ただひたすらに頑張ろう、そう誓った・・・

 




次回、ついに対策委員会編に入ります!

お楽しみに!
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