一応主人公黒嶺優斗の見た目
少し目にかかる程度の一部茶色の混じった黒髪で、一部を後ろで束ねたハーフアップ。瞳の色は赤で、常に睨みつけているように見えてしまう。
黒いジャケットに、黒いニット。少しブカっとした黒いズボン。青い雫を模したネックレス。
右手首には星のマークが付いた腕輪をしている。
「ふぅ、念の為来てよかったな」
広大に広がる砂漠の上で巨大な大穴を見ながらそう呟く。2、3年くらい前に俺が開けた大穴。ここだけ空間が捻れてしまっている影響からか、砂が入り込むことはない。
ここに来たのも、この大穴の底に閉じ込めた存在が復活していないかの確認のためだった。だが、見た感じまだまだ大丈夫そうだ。
俺の耳が異常なほど過剰だからか、時々変なうめき声が聞こえてくるけど。
取り敢えずアビドス高等学校に向かおう。先生の状況を把握しておかないといけない。今死なれたら、いざという時キヴォトスの崩壊を防ぐことができなくなる。
俺はキヴォトス最強と呼ばれているが、ただ誰よりも強いだけだ。一人ですべてを救えるわけじゃない。あの超人様は一人でキヴォトスを守ろうとして一度失敗し、そして次は間違えないために先生を呼び頼った。
〜〜小鳥遊ホシノ〜〜
シロコちゃんが大人の男性を背負ってきた。なんでもシャーレという新しくできた組織の顧問らしく、アヤネちゃんがシャーレに「助け」を求めたところやってきたらしいけど……どうにも信用ならない。
もとより「大人」というのが気に食わない。今まで私達から奪うばかりで助けることなんて一つもしてくれなかった大人が、なぜ今になって……!!
ふつふつと私の中で怒りが湧き上がる。だけど我慢だ。私は今や3年生。後輩たちを導く先輩なのだから。きっと、ユメ先輩だって同じようにしたはずだ。
「ん、そういえば……黒嶺先輩も来てた」
「は?」
一瞬だけ場の空気が凍ったのを感じる。それが私の言葉によるものなのもわかる。
それはいい。なんでアイツは来てたなら私に会いに来なかったんだ。そんなにも気まずいって言いたいのかあのバカは。
「シロコちゃ~ん、ちゃんと捕まえとかないとだめだよ〜?」
「え、いや……普通に無理。あの人、強すぎる」
そうかもしれないけど。シロコちゃん可愛いんだから、シロコちゃんがお願いすればついてきてくれると思うけどなぁ。だってあのバカ、メンタルクソ弱いし。
次会ったらショットガンの一撃でもお見舞いしてやろうと心に決めた時、教室の外から不良たちの声が聞こえてきた。
「おらおらぁ!! 今日からここはカタカタヘルメット団の物だ!! 全部置いて出ていけやゴラァ!!」
「そーだそーだ!!」
あぁ、なんてうるさい奴らだ。それに、私にとっての思い出を奪う? 笑わせるなよ。
「みんな、準備できてる?」
「ほ、ホシノ先輩……?」
みんなどうしたの? なんでそんな怯えた目してるの? 早くカタカタヘルメット団を倒しに行こ?
私の準備はもう出来てる。少しの間だけ優斗がアビドスにいた頃、優斗に追いつくために素早く銃の整備をするようにしてたから。
と、そんな事を考えてたらみんなも終わったみたいだね。じゃあ行こうか。
「殲滅の時間だよ」
その時、後輩達が怯えながら(ホシノ先輩怖っ!!)って思ってたみたい。おじさん悲しいなぁ。
カタカタヘルメット団を殲滅するのに時間はかからなかった。うちの後輩達は優秀だし強いからね。もう昔のように二人きりじゃない。
「ねぇ、なんでまたここを襲ったの?」
ショットガンを頭に突きつけて脅す。必要なら躊躇いもなく撃つ。
本気でやる。こいつらは懲りないからね。多少痛めつけても心が傷まないよ。
「そ、そんな脅したところで言えないなぁ!! 正直に言うバカがどっ!!」
あ~もう、今イライラしてるんだから言うべきことは早くしてほしいよね。
ショットガンから白い煙が出る。
これで脅しじゃなくて本気だってことが理解できたことだろう。
「早く言ってくれないかなぁ? おじさん、これでも暇じゃないんだよね」
もう一度ショットガンを突きつける。
「ひっ……は、ははは……バカめ! 今だ、やれ!!」
そいつの声のあと、後ろの方でジャキって音がした。不味い、後ろには先生がいる!!
「"あ~、やらかした"」
「ははは!! けいせいぎゃくてんだな!!」
「"あ、漢字わからないんだ……"」
「う、うるせぇな!!」
どうやら隠れていたらしい。私がショットガンを突きつけていたやつは気絶してしまった。
急いで先生の方に走る。
先生を連れてきたのが優斗だから、必ず意味があるはず。大人のことは信用できないけど、優斗が連れてきたんだ。今死なせるのは不味い!!
「間に、あえ!!」
先生を人質に取った不良が引き金に指をかける。不味い不味い不味い不味い不味い不味い!!
もう駄目かもしれない……そう思ったときだった。
私の横を黒い風が通り過ぎた。
「あ、あれ……?」
不良の近くには先生はいなくなってる。
「"え、私……生きてる……?"」
「先生!?」
バッと振り返れば、黒い服に身に包んだ男が、先生を膝をついて抱かえていた。
「遅いよ……」
「悪い。めっちゃギリギリだった」
若干冷や汗を流しながら男――私の親友である優斗が苦笑いを浮かべていた。
後で絶対に締めてやる。
どうだったでしょうか?
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それではまた次回!お会いしましょう!!
ヒロインは誰?
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