空想の竜を降ろすモノ   作:ホンビノス貝

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プラチナ1と2を永遠に反復横跳びしてます。「トップ解決は滅べ」が私の名前なので会ったらぜひフレンド申請してください。

ドラゴン刃牙はいいぞ


第十一話 渋谷事変始動

2018年10月31日水曜日。

 

普通のパリピなら渋谷に乗り込み、ハロウィンを満喫していることだろう。

 

だが水曜日、そう水曜日なのである。

 

平日なのだ。仕事なのだ。

 

そしてここに仕事をして精神が死んでいる哀れな社会人が一人。

 

そう我らが竜崎骸である。

 

「もうやだ…帰りたい…帰って寝たい。」

 

現在19時少し前、残業をしていた。

 

若干切れながらパソコンにコードを打ち込む。

 

デスクに置いてあるモンエナが哀愁を誘う。

 

「大体なんで提出間近のプログラミングの仕様を変える必要があるんだよこん畜生!てめーら顧客はどーせプログラミングなんてパッパてやるだけでしょ?デザインなんてササって書くだけでしょ?アイデアなんて頭で考えるだけでしょ?そんなことに金を使うんだからこれくらいやってもいいよねって考えてんだろおっさんがたよぉ!この腐れ脳みそが!事情が分かってる若手にさっさとその立場譲って引退しとけやこん畜生!」

 

ありったけの呪詛を込めながらキーボードをたたく。

 

黙ってまじめにやるよりこっちのほうがスピードが上がるのはなぜなんだろう。やはり人は呪い呪われたほうがいいのか?そんなとりとめのないことを考えながらモンエナを飲み干す。

 

「竜崎先輩…怖いです。」

 

「…ごめんね。しばらく黙るわ。」

 

同じく仕事をしている後輩に苦情を言われてしまったのでしばらく心の中で喋り捲る。

 

(ほんとになんでこの仕様にすんだよ!もしかしてこれもっかい仕様変更とかありえるんじゃないのか?え?死にたい。)

 

デスクに顔をうずめながらついつぶやく。

 

「死にたい…土にかえりたい…。」

 

「え?急にどうしたんですか?」

 

心配してくれる後輩に謝りながら再び作業に戻る。

 

(まあ死なないってだけで呪術師よりかは万倍ましだけどさあ…やっぱりこういうところも呪いにつながるし夏油さんが非呪術師を猿って呼んで殺しまわってたのも少しわかるわ。まあ社会は呪術師だけじゃ回らないから納得はできないけど。)

 

どうでもいいことを考えながら、今度こそは作業に没頭する。

 

19時30分を少し過ぎたころ、電話が入った。

 

また五条先輩かと思ってすぐに切ろうとしたが、画面を見た時に考えを一変させる。

 

そこには伊地知先輩の名前があった。

 

すぐに電話を取り、少し席を外す。

 

「伊地知先輩どうしたんですか?先輩から電話かけてくるなんて珍しいですね。五条先輩からなんかされたんですか?」

 

軽めの冗談を言いながら伺う。

 

(伊地知先輩が電話かけるってよっぽどのことだぞ?)

 

「竜崎君こんばんは。緊急の連絡です。ただいま渋谷で大規模な帷が下されました。おそらく大規模な呪術テロです。」

 

しばらく思考が固まってしまった。去年の百鬼夜行のような呪術テロが自分が生きてるうちにそれも五条先輩が生きているうちにおこるとは予想だにもしていなかった。おそらくは10秒ほどだろうか?それほど放心していた。

 

「え?マジですか?」

 

思わず敬語も剥がれてしまった。

 

「はい、マジです。19時ちょうどに帷が下ろされ非呪術師が多数拘束され、五条悟を出せとしきりに言っています。」

 

思わずこめかみを抑えて変な声を上げる。

 

「辛いのはわかりますが取り敢えず竜崎くんに応援を頼みたいのです。一級の中でも最上位の実力者と見込んで班員は猪野琢真2級一人。突入は五条さんが来てからの予定なんですが‥行けますか?」

 

「いやいやいや五条先輩一人なら俺いらないでしょう。とゆうか邪魔でしょう。一応まだ残業中なんですよ。しかも俺働いてるの錦糸町ですよ?猪野さんは性格的に来そうな七海先輩に任せます。」

 

そんなことを行っていると伊地知先輩から少しばかりのため息が聞こえた。

 

「そうですよね‥わかりました。ありがとうございます。」

 

そう言われてこっちから切ったが少しばかりの懸念が頭によぎった。

 

(いやまて。五条先輩を指定?は?自殺志願者じゃあるまいしどうにかする手段があるってことか?いやそんなわけないか。第一そんな事態になることが想像できない。気のせいだと思うけど‥不安だなー。)

 

スマホを持ち直し、もう一度電話する。ワンコールもしないうちに出てくれる伊地知先輩はやっぱり聖人だな。

 

「もしもし伊地知先輩?」

 

「はいはいどうしましたか竜崎くん。」

 

「ちょいと不安になりましてね‥残業が終わったら行きますよ。後片付けでも何でもやるので班員はなしでおねがいします。多分9時ごろにそちらに着くので。」

 

「わかりました。そのように手配します。頑張ってください。」

 

「もちろんです。」

 

今度こそ電話を切り、デスクに腰掛ける。不思議とさっきよりやる気が出てきた。

 

「さあ後輩さっさと終わらせるぞ。」

 

クソみたいな仕様変更をすぐに終わらさるためにキーボードを叩く。

 

「わかりました。」

 

結局終わったのは22時30分ごろだった。

 

うーんと伸びをし、伊地知先輩に電話をかけると不思議と出なかった。他の補助監督にしても同じだった。

 

(まだ続いてんのかな?なら行くか。)

 

電車に乗り、一個手前の原宿駅で降りる。なかなかでかい帷がまだ降りていたので一個離れていても確認がしやすかった。

 

(んじゃまあやりますか。第一に合流を目指していこう。できれば七海先輩がいいな。)

 

構える。

 

「憑依 栄光ルピア」

 

いつものを憑依し、帷にはいるとそこには

 

人造人間が人を喰らい、悍ましいほどの殺意が飛び交う

 

地獄と化した渋谷があった。

 

 

 

 

 

 

 

「‥は?」

 

 




主人公
修行をガチったことで学生時代より強くなった人
やったね!明日から会社行かなくてもいいよ!

後輩
フツーの人。この後普通に仕事終わらせて無事に家に帰れた。
やったね!明日から日本が終わるよ!




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