空想の竜を降ろすモノ   作:ホンビノス貝

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ここから未来が変わっていきます

5c蒼龍はいいぞ

‥だから使ってる時にニンギョ出してマナブーストメタするのやめて


第十二話 一人でも変えられる未来

(おいおいおいおいどういうことだ?何でこんなに呪いが充満している?)

 

1番呪いが濃いところに向かって走り出す。

 

(何で五条先輩が暴れる音が聞こえない?一般人に配慮して破壊範囲を絞っているのか?それにしてはいくら何でも改造人間が多すぎる。本当にどうなってるんだ?)

 

向かってきた改造人間を殴り飛ばし、考えを巡らせる。

 

(おそらくこの改造人間は虎杖君がやっていた任務で出ていたやつ。ならそこで報告されていたやばめの呪霊が来ているはず。だがそれを五条先輩やほかの呪術師がほっといておくか?)

 

改造人間が数体がかりで襲ってくる。

 

(いやあの人たちはよほどのことがない限り放っておきはしない。つまりまだよっぽどなレベルの戦闘中だということ。それにしては五条先輩の蒼や赫の破壊音が聞こえない…つまり)

 

それらをすれ違いざまの数発の拳で殺し、足を止めずに走る。

 

「五条先輩がよっぽどコンパクトな戦いを俺が聞こえないところで長時間やっているか、領域の中で戦闘しているかのどっちかだな」

 

そう予想し、今現在唯一ある領域のもとへと向かう。

 

(俺の極の番ならある程度まではサポートすることができる。ここまで苦戦しているってことは紙一重の実力者同士。俺が入るだけでだいぶ状況も変えられる)

 

そう考えて走っているうちに領域が展開されている建物が見えてきた。ふと違和感を感じる。周り建物を見てみると蒼や赫特有の破壊跡はなく一級術師程度の力しかかかっていない跡しかない。

 

俺はその破壊跡を見たことがある。

 

それは七海先輩が術式を使用して殴った跡によく似ていた。

 

思わず近づいて観察する。

 

(え?七海先輩がやったやつだよな?これ?え?五条先輩ここにはいないってこと?上層部もそこまでアホじゃない。五条先輩を七海先輩と一緒に戦わせるなんてバカみたいなことさせるわけがない。つまり五条先輩はここにはいない?え?じゃあどこにいるんだ?まあいい。七海先輩に直接聞けばいいことだ。ここで悩むことではない)

 

七海先輩が殴った跡を観察するのを切り上げ、領域があるところに再度向かおうとすると、

 

領域が崩壊した。

 

呪いの気配もない。

 

祓われた?

 

それっぽい呪力のうねりも感じる。

 

安心したつかの間。

 

誰かが窓から吹き飛ばされいるのが見えた。全身黒のツンツン頭、おそらく伏黒君。

 

チラッと視界の端で見えただけだった。呪力感知をしても外には伏黒君以外いなかったので中にそいつがいると判断、いつでも憑依ができるように構える。

 

建物に入る。急いで階段を駆け上がり、2階に入る。

 

「大丈夫で?!?!」

 

すぐ目に入ったのは満身創痍の七海先輩、片腕がない禪院家当主、五体満足な真希君。

 

それよりももっと注目しなければいけないヤツがいる。

 

火山みたいな頭、そこまで高くない背丈、曲がっている腰、まさしくおじいちゃんみたいな姿形。

 

だが経験と本能が最大級のアラートを鳴らしている。

 

こいつはやばいと。

 

明確に見える死の気配。

 

「逝ったか‥陀艮」

 

何かを言っているがそれを理解しようとするほど余裕がない。

 

おそらく五条先輩が報告していた呪霊、交流戦の時に戦った森の呪霊と一緒に行動していたやつ。

 

確か見た目通りの火や大地を使うやつだった。

 

なら相性的にギリいける。

 

「憑依 メガマグマドラゴン」

 

相手が行動をしてから憑依するのでは遅すぎる。だからこそ先手を取る。

 

「一人目」

 

そう言いながら火山頭は七海先輩に近づき、腹に手を当てている。

 

とんでもない速さ、通常時では追えそうにもない。

 

おそらくだが相手もそれはわかっている。

 

今の俺たちなら相手にもならないとそう思っている。

 

だからこそ

 

「ここ」

 

攻撃の瞬間を狙う。

 

それはまさしく勝利を確信したものへの捨て身の特効。

 

呪霊に対して全力の拳を放つ。火山頭が軽く吹き飛ぶがそこまでダメージはなさそう。まあ仕方ない、俺の術式は近接系の防御寄りでそこまで攻撃力が高くはない。

 

「やかましい。五条悟にも届かん俗物どもが。そんなものでわしに勝てるとでも思ったか?さっさと居ね」

 

(こやつ…花御が言っていた植物を憑依するやつか、実力はそこそこだと言っていたが…連携される前に後ろの人間から潰せばよいか)

 

そう言い火山頭は手を正面に当て、こちらに向けてくる。

 

「火礫蟲」

 

虫っぽいものが3匹俺に突っ込んでくる。

 

(俺のほうは一応攻撃しといて本命の火山頭のほうは無視して七海先輩たちのほうね。言葉と裏腹に随分と俺のこと警戒してくれるじゃん。まあ悪手なんだけど)

 

虫を叩き落とす。その間で爆発が起こるが問題ない。

 

「俺の術式の本質は火だ!さらに今俺が憑依しているメガマグマドラゴンはその名の通り火に対する耐性が高い!お前の直接攻撃ならともかくそれ程度ではかすり傷にしかなんねえよ!」

 

横を駆け抜けようとする火山頭の手をつかみ、組み合おうとする。

 

その時、

 

 

 

宿儺の指の気配が渋谷を襲った。

 

(は?指?ほんと渋谷どうなってんの?)

 

当然そちらに思考が向く。

 

その隙を突かれて手を振りほどかれる。と、同時に火山頭が走る。

 

(宿儺の指!つまり器に食べさせようとする輩がいるということ!こんなものたちの相手をする暇もない!今すぐにいかねば!)

 

止められるはずもない。今止めたらおそらく相手も全力で相手をするだろう。満身創痍の人たちを守りながらは心元がない。

 

本当に逃げたのか確認をし、やがて術式を解除する。

 

「なんなんですかほんとあれ…七海先輩大丈夫ですか?」

 

「ええ…ギリギリ死んでません。竜崎君はもともと来る予定じゃなかったのでしょう?現状をどれだけ把握してますか?」

 

「いやほとんど…」

 

「わかりました。まずは…今五条さんが封印されているのは知っていますか?」

 

「え?」

 

先輩が呆れたような眼をしてこちらを見てくる。

 

「いいですか?今渋谷では五条さんが呪詛師の手により封印されました。とりあえずは封印している獄門疆という呪物を回収しなくてはいけません」

 

「あ、はいわかりました」

 

(え?まじ?あの人が封印された?いやマジなんだろうな)

 

「現渋谷での最高戦力は君と日下部さんです。頼りにしています」

 

「つーか竜崎さん一人で大丈夫なのか?このくそジジイは腕が死んでるから無理だろうけどあたしはまだ五体満足だぜ?」

 

「いやいや彼をなめるな真希よ。禪院家にも彼の名は届くほどだぞ。お前は伏黒恵を探しに行け。ほぼほぼ死んでるだろうがな」

 

「ひとまず七海先輩たちはさっさと退避をッ」

 

(なんだこの呪力?!)

 

23:01

 

両面宿儺 降臨




竜崎
渋谷やばー
え?俺これから宿儺相手に頑張るの?マジ?
労基行っていいですか?

七海's
これから家入さんのところへ退避
死亡フラグがなくなったわけではないのかもしれない
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