次回は早めに出す
新しく組んだ白緑天門が楽しすぎるのが悪い
翌日
虎杖君の指導が始まる。
そのために地下室に向かっている途中の彼の表情には暗雲が立ち込めていた。
(大丈夫かな〜嫌われてないかな〜やっちまったな〜伏黒君が面白すぎて虎杖君の扱い結構酷かった自信があるな〜)
そんなことを考えてても歩いていれば目的地の地下室に着く。何を言われてもいいように覚悟を決めてドアを開くとそこには陽気でこっちが考えているようなことは何も考えてなさそうな顔をした虎杖君がいた。
「竜崎先生!今日はよろしくお願いしまーす。」
お辞儀しながらそう言ってきた。
まとも
すごくまとも
こんな界隈にはほぼいない性格がいいまともな子だ。
だからこそ俺は今からこの子に呪術師はクソだと教える。おそらくこの子は自分のために他人が犠牲になって働くことが許容できないタイプの子だ。宿儺の指を他人にとってもらってそれを安全圏でただ一人待っていることなんてできない子だ。
だからこそ危険だ。幼い頃から呪術師として育てられたような頭がいかれているような奴らと違って利他的すぎる。この子の余生はそこまで長くない。その間はせめて一般人として暮らしてほしい。それが俺がこんな業界に戻ってきた理由だ。
(ま、それも本人の意思次第だけど。)
「はいよろしくね虎杖君。とりあえず今日やることなんだけど‥五条先輩から聞いてる?」
「何も聞いてません!」
元気に先輩のボンクラさを伝えてくれた。
頭を抱えるしかない。
気のせいかもしれないが地下室なのに風とそれに舞う枯葉、ピューという擬音が聞こえた。
「そっかぁ‥まあ俺がやることは呪術に関する正しい知識。呪力に関する初心者講座ね。取り敢えず今日は呪力と術式について教えるよ。」
「はーい!」
げんきだなぁ
「まずは呪力についてだね。」
〜少女?説明中〜
「以上で呪力と術式については終わりかな?何か質問あるかい?」
「はい先生!」
(いちいち真面目でほんといい子だな。)
「さっき先生は術式にはいくつか種類があるって言ってたんですけど先生はなんなんですか?」
かなりいい質問を投げてきた。
「種類といっても結構あいまいでね‥俺の場合は憑依系に入るかな?竜を降ろすっていう術式で他にも憑依系だったら人だったり概念自体を降ろすパターンもあるね。」
「ありがとうございまーす。」
頭を下げている虎杖君につい聞いてしまった。
「なぜ君は呪術師になろうとしたんだい?」
「え?そりゃ宿儺の」
「そういうことじゃなくて心構えだよ。」
虎杖君の目の前の椅子に座り腕を組む。
虎杖君もきちんと座り直している。
「これは持論なんだけどね。術式はその人の全てを物語っていると思うんだ。五条先輩の無下限なら人には測れないという物を表していて七海先輩なら7対3のような杓子定規できっちりしていること。伏黒君だったら影という自分を代償にした献身さ。釘崎君は結んだ縁大切にすること。俺なら‥まあ秘密で。」
いまいち的を射ていなさそうな表情をしている虎杖君。
足を少し崩した。
空気を和らげるように顔を上に上げた。
「多分君には宿儺の術式が刻まれるだろう。たとえ君が持っていなくてもそれを使っているのは宿儺の脳であり君の脳だ。コピー用紙のようになるだろう。」
顔を下げて虎杖君の目を見つめる。
「そんな君は何を成す?何をしたい?」
少し静寂が続いた後、
徐に口を開いてくれた。
「しょーじきいって今の俺の現状はわかりません。だけど救える人は救う。生き様で後悔はしたくないんです。」
「沢山の人に見守られながら死にたいんです。成すとかなさないとかじゃなくてその結果そうなりたいんです。」
良い目だ。
素直にそう思った。
主人公
虎杖君いいこー
だがそれはそれとして一般人として生きてほしい。
決意が結構硬そうで難航しそうだと思っている
虎杖
何やこの先生説明わかりやすぅ!