指輪の魔術師は幻想世界で希望を掴めるか?   作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ

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第1話「指輪は無いけど魔法使い」

「ハァ…」

 

街から少し遠いとある森。

 

俺はだんだんとマンネリ化してきた狩りに嫌気が差し、ため息を吐く。

 

この世界は新しいVRゲーム。【NEW WORLD ONLINE】の世界。

 

この世界で俺は魔法使いのロールで単独狩りをしていた。

 

え?なんで1人なのかって?言わせるなよ。

友達いないんだ。

 

「にしても。もうちょっとズバーン!って感じに強くなれないかなぁ…」

 

俺は使わず無駄に溜まっているG(ゴールド)と変えようにも街に戻るのも人ごみが嫌で変えていない初期装備の欄を見て考えながら歩く。

 

「ン?変なスライムいるな…はぐれメタルかあれ⁉︎」

 

そこで銀色の某有名RPGのモンスターを見つけて継続火傷を与える魔法を撃つ。

 

そして継続でスライムが死ぬと同時、通知が来る。

 

《レベルが35になりました》

《スキル【無傷の魔道士】【俺はソロだ】を手に入れました》

《スキル【無傷の魔道士】と【俺はソロだ】が統合され、スキル【永遠無傷の単独(ソロ)魔道士】になりました》

 

「ウォっと。一気にきたな」

 

===

【永遠無傷の単独(ソロ)魔道士】

効果

特別なダンジョンの侵入ができる

特別なダンジョンがマップ上に示されるようになる

パーティを組んでいない時MP消費が半分になる

パーティを組んでいない時魔法の威力が1.3倍になる

取得方法

【俺はソロだ】と【無傷の魔導士】を取得した戦闘で初期装備を付けている状態であること

===

 

「オゥフ…だいぶイカれてんなぁ…」

 

条件にしろ、効果にしろ。まぁそんなことは気にせずに得たポイントを割り振るために俺はステータスを開く。

 

===============

ハルト

Lv35

HP 725/725

MP 1078/473(+10+120×1.5×1.2) =1085

 

STR 0

VIT 0

AGI 56(+5×1.2) =72

DEX 48

INT 372(+180+15+200×1.5×1.3)=1496

 

頭装備 (空欄)

体装備 (空欄)

右手装備 初心者の杖 【INT+15】

左手装備 (装備不可)

足装備 (空欄)

靴装備 初心者の魔法靴 【MP+10 AGI+5】

装飾品 (空欄)

    (空欄)

    (空欄)

スキル 

【魔法の始まり】【四大属性】【黒炎魔導】【魔法兵器】【超魔導砲】【五連打】【ひとりぼっちの英雄】【魔力増幅】【魔法強化】【魔法増幅】【暴走魔導】【高速移動】【ダッシュ!ダッシュ!!ダッシュ!!!】【魔法の心得Ⅴ】【炎天の加護】【雨天の加護】【大嵐の加護】【クリティカルヒット!】【永遠無傷の単独(ソロ)魔道士】

===============

 

「ンー…俺もだいぶ上位になれたかなぁ…」

 

俺は前に掲示板で見たトッププレイヤー【ペイン】の推定ステータスを思い出してそれに自分も近づいてきたと感じる。

 

「ま、何はともあれ先ずはダンジョンに…行かな…きゃ…」

 

そこで俺は木の裏からキラキラした目で見て来る1人の少女を見つける。

 

「&##//#&//@#&#@///##/@#_/@##&@!?!?!?」

 

キラキラした目は俺には効果抜群。恐怖から人間が出していいような声を超えた奇声をあげる。

 

「さっきの戦闘すごかったですね!どうやったらあんな強い炎を撃てるんですか⁉︎」

 

「エッ、アッ、ソノッ…頑張れば出来る!」

 

そう言って俺はその場から逃げるようにはなれた。

 

後日、その言葉を信じて頑張った少女がマジで強くなるのを俺は知らない。

 

<><><><><><>

 

「はぁ…さっきはビックリしたぁ…」

 

少女に適当こいた罪悪感に苛まれながら俺はダンジョンの方向へ歩いて行く。

 

「本当に今日は色々あるなぁ…」

 

つれづれもなくそんなことを考えていると、ダンジョンと思われる洞窟に到着する。

 

「んーっと…あ。ウィンドウ出てきた」

 

洞窟に入ろうとするとウィンドウが出現し、達筆な文字で文言が刻まれる。

 

〘封印を解く覚悟はアルカ?〙と

 

「ン…まぁ所詮ゲームだしいっか!」

 

俺は速攻でYESを選択し、ダンジョンに入る。

 

「っと…え?もしかしてすぐにボス戦だったりする?」

 

ダンジョンに入った瞬間とてつもなく広いドームに転移し、ボスの予感を感じる。

 

そして目の前には巨大でメカニカルな赤いドラゴン。

 

「ドラゴンさん?ちょっと落ち着いて?ごめんタンマ!」

 

『断る』

 

「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!」

 

『五月蠅いわ!おとなしく俺の復活のための贄となれ!』

 

「お断りだバァーカ!!」

 

俺はドラゴンの要求を大声で断ってから杖を構える。

 

え?なんで話せてるのかって?人じゃなきゃ大丈夫なんだよ。だから昔から人形に話しかけてて…ってそんなのはどうでもいい。

 

「火力勝負だ!【黒炎魔導・黒火球】!」

 

黒い炎の塊が打ち出され、ドラゴンの顎に当たるが一切の影響を受けていないかのように動く。

 

『黒い炎か。炎は俺が最も得意とする分野。効くはずがないだろう!』

 

その言葉と共にドラゴンは口から炎を吐く。

 

「ハァ⁉完全無効は流石におかしいだろ!」

「【四大属性・水廟】!溺れてしまえクズドラゴン!」

 

空中に大量の水を構築してドラゴンの頭の上から落とす。

 

「ッシ!勝ったろこれで!」

 

そう思った次の瞬間、

 

『誰が負けたと?』

 

ドラゴンは青くなって空中に飛び出してくる。

 

「今度は水ゥ⁉」

 

『その通り!俺に魔法は効かんと知れ!』

 

「頭逝ッってんだろぉ!ここの運営よぉ!!」

 

話しながらもドラゴンは水球を放ってくる。

 

どうやら攻撃の属性も変わっているようである。

 

「もういい!こうなったら一発に賭ける!」

 

そして俺は杖を地面に刺す。

 

「【魔法兵器】【超魔導砲】【魔法強化】【魔法増幅】【暴走魔導】【クリティカルヒット!】【魔法の心得Ⅴ】【黒炎魔導・ヴァルフレイム】!【五連打】ァ!!」

 

『俺に炎が効かないと忘rえ、ちょ、この威力はさすがにヤバッ!』

 

「さっさと死にやがれクソドラゴンがよぉ!!」

 

『ガァァァァァァァァァ!!!』

 

そしてドラゴンは灰になって消えた。

 

「ハァ…終わった…」

 

その瞬間通知がやってくる。

 

《レベルが36になりました》

《スキル【指輪の魔法使い】を取得しました》

《【指輪の魔法使い】以外の魔法内蔵スキルが強制破棄されました》

《テイムモンスター【ウィザードラゴン】を取得しました。【ウィザードラゴン】は今後あなたの体内で成長します》

《テイムモンスターの取得により【絆の架け橋】を取得しました。この装備は自動装備されます》

《ユニーク装備【ウィザードライバー】を手に入れました》

《ユニーク装備【フレイム】【ウォーター】【ハリケーン】【ランド】を取得しました》

《ユニーク装備【コネクト】【ドライバーオン】【キックストライク】【ガルーダ】を取得しました》

《スキル【指輪製造】を取得しました》

 

「⁉⁉⁉」

 

突然の大量の情報量に俺は固まり、復活してから上から一枚ずつ確認していく。

 

「っと?まずはスキルの詳細は…」

 

===

【指輪の魔法使い】

効果

ウィザードリングを扱えるようになる

取得条件

特別なダンジョンのゲーム内初回ソロ攻略

===

 

「ほーん。ウィザードリングが何か知らないけどまぁ悪くはないな」

 

そしてそのウィンドウを消して次のウィンドウを見ると、俺は絶句する。

 

「Oh…俺の今までゲットしてきた魔法が…」

 

だがまぁ別に暇つぶしで始めたゲームな以上別にそこまで落ち込む必要もないだろう。プレイ時間はいつの間にか500時間を超えていたわけだが。

 

「で、次だ…ウィザードラゴンってあれのことだよな?」

 

『うむ。その通りだ。人の身に倒されるとは思っていなかったものでな。エネルギー回復に使わせてもらうぞ』

 

「うわっ!どこから話してる⁉︎というかザッケんじゃねぇぞこのクソドラゴンが!」

 

『俺をクソと呼ぶな愚物!』

 

「だぁれが愚物じゃゴラッ!」

 

そして俺はウィンドウをタップしてウィザードラゴンのステータスを見る。と同時に口角が上がってくる。

 

===

ウィザードラゴン

Lv7

HP 2587/2587

MP 8066/8066

【STR 107】

【VIT 200】

【AGI 293】

【DEX 34】

【INT 267】

スキル

【喰らいつき】【休眠】【覚醒】【魔法耐性】【四属魔法】【四属耐性】【変幻自在(四属性)】

===

 

「おっ、ちょうどいいのがあるじゃねぇか…!」

 

『バッ!貴様!それだけはやm「【休眠】しろ馬鹿ドラゴン!!」グァァァァ…』

 

ドラゴンが寝たのに満足して次のウィンドウを俺は開く。

 

そこで俺は指輪が人差し指についていることを認識する。

 

「【絆の架け橋】…効果はなんだ?」

 

===

【絆の架け橋】

装備している間、一部モンスターとの共闘が可能。

共闘可能モンスターは指輪一つにつき一体。

モンスターは死亡時に指輪内での睡眠状態となり、一日間は呼び出すことが出来ない。

【破壊不可】

===

 

「彼奴はどうせ共闘なんてしてくんないだろーし…外すか」

 

だがそこで通知が来る。

 

《この絆の架け橋は特殊なため着脱が不可能です》

 

「マジでザッケンナよなぁ⁉あのドラゴンとこれからずっといなきゃなの⁉やだよ俺ェ!」

 

数分暗い中で一通り騒いで落ち着いた俺は次のウィンドウに進む。

 

「で、次は…なんだこれ?」

 

===

【ウィザードライバー】

ウィザードリングが秘めた魔力を引き出すための魔力開放器であり、ウィザードに変身するための装備の1つ。【フレイム】【ウォーター】【ハリケーン】【ランド】などで変身。【コネクト】【ドライバーオン】【キックストライク】【ガルーダ】などで特殊な魔法が使える。

変身には【ドライバーオン】を使うことが必須。*1リング用のホルダーがついており、使用すると自動でホルダーに指輪は移る。

代償に他のあらゆる装備のステータス上昇はなくなる。

【破壊不可】

===

 

「へー。面白そうな装備だな…と言ってもリングなんてもの今持ってないけど」

 

そう言いながら次のウィンドウを開き、俺は安堵する。

 

「なんだ。リングもついてくるのか」

 

===

【フレイム】

ウィザードフレイムスタイルに変身するためのリング

【破壊不可】

===

 

その他四つも同じような感じに書いてあり、現状俺は四つの姿に変身できるようであった。

 

「で、汎用リングとかもあると…」

 

===

【コネクト】

空間と空間をつなぐ

【破壊不可】

===

【ドライバーオン】

ウィザードライバーを活性化させる。

【破壊不可】

===

【キックストライク】

変身状態で放つ強力なキック。いわば必殺技

【破壊不可】

===

【ガルーダ】

使い魔・ガルーダを5分間呼び出すことができる。使用後10分のクールタイムが必要

【破壊不可】

===

 

「ほー。良さそうなのバッカだな…」

 

そして俺は最後のウィンドウに移る。

 

「【指輪製造】…ってことはこれでコンプじゃない…コンプ、してぇなぁ~」

 

===

【指輪製造】

ウィザードライバー用の魔法の指輪を創る。

その魔法に対して見合うだけの供物と基軸となる宝石をささげると製作可能。

===

 

そして胴装備にウィザードライバーをつけると、自動で指輪がすべてウィザードライバーのホルダーに装着される。

 

「っし!じゃぁ今日はログアウト…だな!」

 

そして俺はダンジョン外に出てログアウトボタンを押すのであった。

 


ステータス

===============

ハルト

Lv35

HP 725/725

MP 1078/473(+10+120×1.5×1.2) =1085

 

STR 0

VIT 0

AGI 56(+5×1.2) =72

DEX 48

INT 372(+180+200×1.5×1.3)=1108

 

頭装備 (空欄)

体装備 ウィザードライバー*2

右手装備 (空欄)

左手装備 (空欄)

足装備 (空欄)

靴装備 初心者の魔法靴 【MP+10 AGI+5】

装飾品 絆の架け橋

    (空欄)

    (空欄)

スキル 

【魔法兵器】【超魔導砲】【五連打】【ひとりぼっちの英雄】【魔力増幅】【魔法強化】【魔法増幅】【暴走魔導】【高速移動】【ダッシュ!ダッシュ!!ダッシュ!!!】【魔法の心得Ⅴ】【クリティカルヒット!】【永遠無傷の単独(ソロ)魔道士】【指輪の魔法使い】【指輪製造】

===============

 

設定

===

【魔法兵器】等の消えなかったスキル

魔法使用前に使用し、魔法の威力を上げる。といったような魔法内包型でないスキル。

===

【黒炎魔導】などの消えたスキル

魔法を内包しているスキル。

===

【高速移動】【ダッシュ!ダッシュ!!ダッシュ!!!】

移動速度UPのスキル

===

【五連打】

魔法を五連打(同じ威力)で発射する。

===

ウィザードラゴン

今のところ関係値は最悪とまではいかなくとも悪いほうに傾いている。

===

リングとドライバー

原作の仮面ライダーウィザードとほぼ同じ。でも少しクールタイムとかバランス用の諸々がついてたりする。

===

 

注 この作品は思い付きで始めたので続くかわかりません。

 

  続いたら応援お願いします。

  高評価とコメントお願いします。

*1
変身リングと魔法リング、汎用リングがあり、魔法リングは左手の中指に。魔法リングと汎用リングは右手の中指に嵌めてウィザードライバーにかざすことで使用できる。

*2
指輪一覧【フレイム】【ウォーター】【ハリケーン】【ランド】【コネクト】【ドライバーオン】【キックストライク】【ガルーダ】

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