指輪の魔術師は幻想世界で希望を掴めるか? 作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ
前回の終わりから直結してるので入りの理由がわからない人はどうぞ前話を見てきてください
「ウワァァァァァァァ…」
森に向かって飛んだから枝引っ掛かって痛てェ!
「ウワァァァァァァァ…ゲブッ!ゴフッ!」
まぁ大丈夫だろうなんて思ってたら鳩尾に枝がぁぁぁ…
「グボアァ!」
そしてバイクはひっくり返り、顔面から地面にディープキスをする形で墜落する。
「ゲホゲホッ…」
そしてその場で起き上がると、引いた目で見てくる大楯持ちのプレイヤーが!
「け…」
「け…?」
「計画通り…」
「嘘つけ⁉」
アイエエ⁉なんでバレた⁉
「バレたからには仕方がない…死んでもらう!」
ここだと木が燃えるから指輪を変えて…
「変身!」
ランド プリーズ ドッドッド ドドドン ドン ドッドッドン!
「マジで変身した⁉」
「その通り!そして死ぬがいい!」
ディフェンド プリーズ
ディフェンド プリーズ
グチャッ
二回連続でディフェンドを使い、左右から頭部を押しつぶす。
「フゥッッハッハッハッハ!!脆い!脆いぞぉ!」
そして俺はバイクを立てる。
「アクセル全開!ぶっちぎるぜ!」
『貴様のドライブテクだと木にすぐ追突しそうだがな』
「黙れドラゴン!だが俺は天才的アイデアを思い付いた!」
『天才的アイデア?』
「そう!それは…」
俺はディフェンドではない指輪を手に付ける。
「発動!」
木にぶつかる寸前に指輪を発動させる。
コネクト プリーズ
そして魔法陣が展開され、突っ込むと視界が急激に青くなる。
『ハ?』
「空から飛んでくぞ!」
『貴様もしかしなくても馬鹿だろう⁉』
ハッハッハ!何を言う。超天才的アイデアだろ!
空から周りを見渡すと、少し離れたところに石造りの崩れかけ城砦みたいなものが見つかる。
「あっち行くぞ!開けてるし壁あるしでよさそうだしな!」
『いやもう間もなく墜落するぞ』
「あっ、そうじゃん。じゃぁこのスピードを保ったまま…」
コネクト プリーズ
もう一度俺はそこから真上らへんにもう一度空間をつないで大空にはばたく。
「これを繰り返す!以上!」
『頭逝ってるだろう貴様⁉魔力カツカツだろうが今!』
「あっ…残りどんくらい?」
『おおよそ100と少し。コネクトだと10回、ディフェンドで7回程度だな』
「…あそこにプレイヤー陣取ってた場合ヤバくないか?」
『ほぼいるだろうな。ということで…おとなしく死に戻りするんだな』
「もっと早く言えよォォォォ!!」
まぁそんなこと言っても山岳戻るよりはあっち行った方が魔力消費少ないし…陣取ってる奴を潰した後にでもポーション飲めばいっか!
そう思いながら俺は城砦に向かうのだった。
…その即死コンボが誰にでも通用するものだと思いながら。
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あっれれー?おかしいぞー?
「ねぇドラゴン…プレイヤーいっぱいいるように見えるんだけど幻覚かな?」
『残念ながら現実だな』
「ア”ア”ア”ア”!!ゴミカスゥゥゥゥ!!ッッシネェェェェェェ!!」
まぁこっから入れる保険もないわけで、そのまま城砦にマシンウィンガーで突っ込む。
「マシンウィンガーアターック!!」
突然の大声に驚いたのかそこにいるプレイヤーたちが上を見上げる。
だが時すでにお寿司。間違えた、遅し。
バイクは落下エネルギーを殺さずに慣性だけで進んでいたため、とんでもないスピードでの落下となっていたのだ。
「オラァッ!」
「「「な、なんでバイクがあるんだよぉぉぉぉ⁉⁉」」」
そのエネルギー全部を使って墜落すれば、城砦の一部が抉れる。
だがそれの衝撃波で吹き飛んだのは特に近くにいるプレイヤーのみ。影響も今いる床に直で乗ってたやつらにだけ。あまり意味はなかっただろう。
「フー。さて、此処で一番強そうなの…は…+‘>+{‘+’)(%#)(’&(>P<'!?!?!??!!」
「えーっと…こんにちは…?」
「なんでお前いるんだぁぁぁ⁉⁉」
忘れていたッ!努力すればこんなことできるで。って教えた少女のことを!
これまた忘れていた努力をこのゲームは裏切らないという自分の経験からのもの。
あれを信じていた場合全力で努力した可能性が大。つまり、
「先手必勝!食らえ!」
ディフェンド プリーズ
ディフェンド プリーズ
土壁が首の左右から出て少女を押しつぶそうとする。が、
「え⁉あれ?んー…外れない…そうだ!【悪食】!」
少女はつぶれないまでか、大楯を壁に触れさせ、その壁が消滅する。というか吸収される。
「ハァ⁉どうなってんだお前⁉圧倒的におかしいだろ⁉」
「えっと…あ!そうだ!とりあえず倒さないと!」
「【
少女は短刀を上に掲げ、その名を言う。
その瞬間毒々しい見た目の三つ首竜が現れる。
「デカすぎんだろ…」
「いけー!」
その言葉と共に全方位に向かって毒龍は襲い掛かる。飛沫だけでも毒がヤバそうだな…
「チッ、こうなったら…変身!」
ハリケーン プリーズ フーフーフーフーフーフー!
「逃げるんだよォォーー!」
俺は風を呼んで空を飛ぶ。が、足を伸びてきた
「痛てッ!んだよもぉー!なんでこんな伸びるんだよ!」
「こーなったら最後の魔力でブッ放す!」
フレイム プリーズ ヒー ヒー ヒーヒーヒー!
空中でフレイムスタイルに変身し、落ちながらシフトレバーを下げる。
ルパッチマジックタッチゴー!ルパッチマジックタッチゴー!
チョーイイネ!キック ストライク!サイコー!
空中に展開された魔法陣の上に乗って足に炎を纏わせる。
「フィナーレだ!」
俺は跳躍して少女の方へ飛び蹴りを行う。
「ハァッ!」
途中にも展開された魔法陣を通り、全身に炎を纏ってちょうど腹に当たるように貫通する形でキックが直撃する。
「ふふーん!私には効かな…あれっ⁉痛っ!」
少女はいつもは感じないであろう痛みを感じることへの驚きと、痛みへの嫌悪を感じているようだ。
「割合ダメージスキルだよ!50%確定だ!」
ッシ!もう一発!
『もう魔法を撃てるほど魔力がないな』
「ウェ?」
え?つまり?
『それ以前にもう数秒で毒で死ぬぞ』
「ハァッ⁉毒そこまで強いの⁉え、あ、じゃ。サヨナラってーことで…」
そこまで言うと一気に視界が暗くなる。が、死ぬ寸前、一つのアナウンスが響く。
『ガオ~!終了~!結果は一位から三位の順位変動はなかったドラ!それでは、これから表彰式に移るドラ!』
その瞬間全身が回復していく感覚と共に体が浮く感覚を味わって、表彰台が置かれている広場に転移する。
「ッハァッ!ハァッ!死ぬとこだった…一瞬でも遅ければ死んでいた…!」
『入賞者の三人はこっちに来てほしいドラ―!』
表彰台の真上でマスコットドラゴンがマイクを持って呼んでくる。
「ウェ!嫌なんだけど…なんか変身解けてるし…ちょっと路地裏にでも…」
そして俺は路地裏に入って指輪を使う。
フレイム プリーズ ヒー ヒー ヒーヒーヒー!
「フー。やっぱこっちの方が落ち着くな」
『オイ小僧。貴様から少しずつ奪っていた魔力のおかげでそろそろ現界できそうだぞ。おおよそで後…一週間程度だな』
「へー。そりゃよかったね…って、お前俺から魔力奪ってたのか⁉」
『ああ。魔法を使うたびにコストを2割増しにしてその分をもらっていた』
「ざっけんじゃねぇぞコラ!コノヤロー!」
ってことはあの時の魔力節約もしなくてよかったってことじゃねーか!
『まぁそんなに怒るな。負けなかったんだからいいだろう?』
「結果論だッ!そんなもんはッ!!」
そう口論をしているともう一度マスコットドラゴンの声が響いてくる。
『ガオー!二位のハルトさんも早く来てほしいドラー!』
「クソッ!行きたくない…!」
『そうはいっても行くしかないのだから行けばいいではないか』
チッ。あーあ。ドラゴンも外出て来てくんないかなー
クソドラゴンに言われて反論も思いつかなかったので俺はさっさと路地から出て表彰台に向かう。
「あー。遅れてすんません」
『大丈夫ドラ!』
マスコットドラゴンは問題ない意を軽く伝えてきて、表彰を始める。
一位のペインにマスコットドラゴンが一言をもらってからこっちに来る。
「次にハルトさん!一言どうぞドラ!」
渡されたマイクを隠れている口の前に持って行って俺は話し出す。
「あー、っと。最後は死にかけましたが、最終的に2位から落ちなかったんでよかったっす。というかあの即死コンボが通用しない相手とかいるんすね」
『ガオ~!貴重な一言、ありがとうございましたドラ!最後に、メイプルさん!どうぞドラ!』
3位のヤバかった少女、メイプルはマイクを焦った様子で受け取って口元に持っていく。
「えっと、一杯防御できてよかったでしゅ」
噛んだ。
盛大に噛んだ。
メイプルは噛んだ恥ずかしさのあまり、後ろを向いて顔を覆ってしまった。
俺を殺しかけやがった相手だが、さすがにこれは同情する。
それで微妙な空気感になりながらも、イベントは終了を迎えるのだった。
ステータス
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ハルト
Lv35
HP 725/725
MP 1078/473(+10+120×1.5×1.2) =1085
STR 0(+60+60)=120
VIT 0(+39)=39
AGI 56(+5+20×1.2) =97
DEX 48(+30+30+23+160)=243
INT 372(+180+200×1.5×1.3)=1108
頭装備 ベゼルフレイム【VIT+39 DEX+23】
体装備 ウィザードライバー*1
体装備2(特殊装備枠) 宝石の鎧(フレイム)【DEX+160】
右手装備 トワゾングローブ【STR+60 DEX+30】
左手装備 トワゾングローブ【STR+60 DEX+30】
足装備 フレイムレガード
靴装備 ヘルメタリーブーツ 【AGI+20】【魔力強化】
装飾品 絆の架け橋
(空欄)
(空欄)
スキル
【魔法兵器】【超魔導砲】【五連打】【ひとりぼっちの英雄】【魔力増幅】【魔法強化】【魔法増幅】【暴走魔導】【高速移動】【ダッシュ!ダッシュ!!ダッシュ!!!】【魔法の心得Ⅴ】【クリティカルヒット!】【永遠無傷の
特殊スキル
【属性付与:炎】
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色々設定
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ハルト
自分の顔がさらされてないから普通に話せてたりしてるけど…顔がさらされちゃったらどうなるんだろうねw
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マスコットドラゴン
ハルトが個人的に現実で人形としてほしいと思っている
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作者の一言
イベントが終了。ドラゴンの作中初お披露目は次のイベントでやる予定。
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