指輪の魔術師は幻想世界で希望を掴めるか?   作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ

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お久しぶりでございます。


第7話「指輪の魔法使いとメダル争奪大会」

俺は第二回目のイベントに出場するため、第二層の街の半ばへと来ていた。

 

だがその頭はドラゴンが「ファントム」と呼んでいたあのミノタウロスが多くを占めていた。

 

「あの牛め…情報なんも残さず消えていきやがって…」

 

だがそうなっているのも今だけ。

 

空中にマスコット・ドラゴンが現れたのを視界の端にとらえ、首を重い持ち上げる。

 

「第二回イベントの時間ドラ!」

「今回のイベントは、探索型ドラ!目玉はフィールド上に配置された三百枚の銀色メダルドラ!」

 

そういってマスコット・ドラゴンは右手で金色のメダルを掲げ見せる。

 

「そしてその銀メダル十枚でこの金メダルと交換できるドラ!この金メダルは景品と最後に交換できるドラ!」

 

そこまで言って金色メダルをマスコット・ドラゴンはしまう。

 

「最後に、前回のイベントで10位以上だったプレイヤーには金メダルが最初から配布されているドラ!」

 

「そのほか細かいルールはメッセージ機能で配布されるドラ!」

 

メッセージには装備品ドロップの有無や、ログアウト後の再参加ができないことなどが書かれている。

 

「じゃぁ、みんな頑張るドラー!!」

 

その言葉でプレイヤーの体は青い粒子に包まれ、転移するのであった。

 

<><><><><><>

 

「…っと。ついたみたいだ、な?」

 

目を開けるとそこには…なんということでしょう。ここはモンスターボックスではありませんか!

 

「…」

 

「…」

 

モンスターと俺は目を合わせて固まっている。

 

モンスターからしても、突如現れた赤い目をしたマントマンは衝撃であったのだろう。

 

「フッ、こんな時は…逃ーげるんだよぉー!!」

 

そうして俺の、波乱万丈7日間イベントは幕を開けるのであった。

 

なんてナレーションしてる場合じゃねぇ!

 

「追ってくんじゃねぇよぉー!」

 

「ギキャキャキャキャ!」

 

モンスターたちは逃げ惑う俺を嘲りながら走ってくる。

 

「チィっ!もはや戦わなければ生き残れないということか!」

 

俺は右手のリングを付け替える。

 

「変身!」

 

ランド プリーズ ドッドッド ドドドン ドン ドッドッドン!

 

「一撃必殺!圧死しろッ!」

 

ディフェンド プリーズ

ディフェンド プリーズ

 

「グギャギャギャgy!」

 

パキパキと、骨が割れるような音がする。

おそらく倒されたモンスターから青いポリゴンが生まれるはずが壁で阻まれ、ポリゴンすら圧縮されているのだろう。

 

「ふぅ…疲れた」

 

そう言って地面に座ると、脳内に久しぶりに声が響く。

 

『オイ貴様…ここはどこだ?』

 

「あぁっ!ドラゴン!そういやお前いたなぁ!」

 

『我の存在を忘れる…だとッ⁉︎』

 

「だって全然話しかけてこねぇじゃん…」

 

自分という存在を忘れられていたことにショックを受けるドラゴンがイラついたので、俺はとある手段を取ることにした。

 

それは、

 

「【解放】」

 

ドラゴンを実体化させることである。

 

「さぁ、久々にやってやるよ!」

 

「面白い…ある種いい機会だ。格の差を教えてやる…!」

 

こうすることで、HPの減らない、無限の戦いの幕を開けることができるのである。

 

その後、まるまる一日程度時間をかけて、俺がMPの差という絶対的なもので勝利したというのはいうまでもないことであろう。




短めですいません。
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