真実を知らない主人公達が特殊な能力や原作知識を駆使したり、諸悪の根源が存在しない世界を舞台に語られたりする原作とは一味違う物語。

第一章 境界の彼方:『死に戻り』、<半妖の不死身能力>、<幻想殺し>を駆使して神原秋人は奮闘(?)を繰り広げる。

※作者は原作を所持しているのに読んでいないという持ってるだけで現状に満足する類です。故にこの作品ではアニメ版を参考にしています。不快に思った方には申し訳ございません。

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第壱幕 境界の彼方
其ノ零 『東雲』 善篇


 暖かな日差しと包み込むような優しい風に煽られながら神原秋人という少年は昼寝から目覚めた。

 姿形はどこにでもいるような好青年を模しているが、秋人には誰にも言えない秘密がある。

 そんな秘密を胸の内に潜めている秋人が在宅している実家は畳と木材の扉で設計された家である。

 その家では身近なところに自然の恵みを受けているお陰で空気は美味しく、健康極まりない。

 

 ――ただ、一つ。秋人にとって病原菌よりも質の悪い暴力団体を除けば。

 

 昼寝から目覚めた僕は、寝っ転がったまま書物を片手に眠ってしまっていたことを実感する。

 そんなことをすればいくら自然に満ちている環境だと言っても生活態度によって身体に悪影響を与えかねない。

 せめて布団を出しておくべきだっただろう。

 この暖かな日差しで干しておけば、今晩の布団は気持ちの良いものだっただろう。

 勿体無いことをしたと反省しながら、体勢を崩すことなく片手に持った書物に再び目を通そうとする。

 

 その背後から何者かの気配を感じてしまうまでは……。

 

 神原秋人の脳内で嫌な予感が瞬時に横切った。

 上記でも説明した通り、秋人には誰にも言えない秘密を幼い頃から抱えている。

 しかも、そんな秋人の秘密を嗅ぎつけた連中はそこいらで湧いてくる不良よりも暴力的で、暴力団よりも質が悪い。

 

「……またか」

 

 僕は大きな溜息をつきながら渋々覚悟を決める。

 

 今まで秋人に理不尽な暴力を振るってきた連中は全員が相手にある程度の猶予を与えるような甘い存在ではないことを秋人は身を持って体験している。

 

 何時でも逃げられる姿勢を取りながら、ゆっくりと視線を背後に集中させる。

 一瞬だけ感じた気配は鳴りを潜め、視線も、気配も、音も、何も感じない。

 

 そして、目線を背後へ向ける。

 だが、視線で確認した時と同様に予想と反してそこには誰もいなかった。

 秋人は自身の過剰なまでの警戒心と肩の荷を下ろすような深い溜息を再び重ねると目線を床下へ向ける。

 これまでの経験が無駄に秋人の精神を敏感にしてしまったのだろう。

 そう結論付けながら自身を納得させようとして――。

 畳の上で昆虫(バッタ)が鳴りを潜めているのを目撃する。

 秋人は秋人なりの納得の仕方として、この昆虫の気配を誤って感じ取ってしまっただけなのかもしれないと自身に言い聞かせた。

 

 だが、結果としてそもそも襲撃されるような秘密を抱えている僕も、問答無用で他人の都合も考えずに襲ってくる連中も、この過剰な敏捷力を持つ精神に変えてしまった原因なのかもしれない。

 まあ結果論は所詮宛にはならず、言ってしまえば昆虫が家に入ったから秋人が警戒したとしても不思議ではなく、言い出したらキリがないのだ。

 

 見つけてしまった昆虫についてはこのまま放置をしても秋人が困ることはないのだが、家の中を昆虫に出入りされるのは良い気持ちはしない。

 秋人自体は昆虫に触れても毛嫌いしない人格者だが、家の中を這いずり回られるのはやはり好まない。

 

 ふと昆虫を横目に思い返すと自身は昆虫を捕まえて喜ぶような経験をしたことはあっただろうか?

 子供の頃ならいざ知れず、あの頃ですら秋人の秘密が暴露された瞬間、誰も彼もが秋人に指先を向けて『化物』と罵った。

 そんな過激な体験を経験してきた秋人が昆虫を捕まえて楽しむような経験は恐らくなかっただろう。

 誰に自慢するでもなく、彼にとって些細で意味もないことだったが、『取り敢えず』捕まえて損はないだろうと決め込む。

 その気になれば家の外に追い出すだけでも十分だ。

 

 僕は昆虫を捕まえる為に意識を昆虫に集中させ、構えの姿勢を取る。

 そして勢いよく飛びかかろうとして――。

 

 ――部屋の扉が勢いよく開かれた。

 

 ――しまった。

 

 完全な油断と崩れた体制を横目に顔も名前も知らない男性が土足で家に乗り込んできたことを実感する。

 

「神原秋人だな」

 

 名前を呼ばれた。

 嫌な予感は的中し、恐らくは秋人の秘密を嗅ぎつけてきた連中と同類だろう。

 奴の目を見ただけでも十二分に感じ取ることが出来る。

 

 しかし、今までにも何度か経験をこなしてきたことで臆することなく返事を返すことだけなら出来た。

 

「誰だよ、おまっ――ぐっ!?」

 

 今まで体験してきた奴等と同じように秋人とそう歳も違わない男性は容赦なく秋人の心臓めがけて鋭利な刃物で秋人の心臓を一突きにする。

 一瞬、何をされたのかすら感じ取れないほどに洗礼された攻撃に目撃することすら叶わず、蹌踉めくが、ここで倒れてしまうほど秋人は生温い修羅場は潜り抜けてきていない。

 

 体制を保ちながら歯を食いしばり、奴が使用したであろう武器に目線を向ける。

 それは『首の周囲に巻く種類の防寒具』であり、俗に言う『マフラー』に他ならなかった。

 奴等のような特殊な人種からすると布切れすら鋭利な刃物に大変身するのだろう。

 

 一撃で沈まなかった僕を見て相手も少しばかり驚いていたようだったが、油断することなく奴は二度もの攻撃に移行した。

 だが、一度見切った攻撃にそう何度も致命傷を受けてやるほど秋人も人が出来ているわけでもなく、二度目は後方に下がるように誘導して攻撃を受け流しながら吹き飛ばされる。

 

 吹き飛ばされて体制を崩さざる得なくなった僕は、そのまま熊を見た時に対する対処法のように死んだふりをしながら耳を澄ませて両目を閉じた。

 だが、それが通じるのは相手が野生に染まりきっているからであり、知性を得た獣はにじり寄ってくる。

 まあその程度なら僕も覚悟しているし、熊に対する対象法を例えに出してみたが、これは人間にとって都合の良い解釈でしかない。普通に熊の前でこのような真似をすれば、餌を貪るハイエナのように噛み砕かれてしまうだろう。

 

 それでも構わない。むしろ、餌を前にした時の動物ほど油断しているものもいない。

 

 僕はうる覚えながらも自身を襲ってきた連中の情報を知っている。

 奴等は俗に言う『異界師』と呼ばれる存在であり、奴等の狙いは『妖夢石』と呼ばれる『妖夢』から摂取出来る特別な石のことだろう。

 

 神原秋人が隠している秘密。

 それは自身が人間と妖夢との間に生まれた半妖という特殊な種族であることだ。

 半妖とはその存在自体が珍しく、秋人には微弱ながらその恩恵を受けることができる。

 その恩恵こそが今日まで秋人を地獄の苦しみに悶えさせ、秋人から人並みの幸せを奪っていった元凶に他ならない。

 

 半妖からも妖夢石が手に入るのかは僕にも分からないが、興味もない。

 

 床を通して相手の状態を少しばかり知ることが出来る。

 相変わらず、後手に回りながらにじり寄ってくるが、その息遣いは餌を前にした猛獣のように荒い。

 異界師については詳しいことまでは知らないが、聞いた話だけでも手に入れた妖夢石を専門の業者に売り払って生計を立てている輩であるらしい。

 そして奴等がよく口にする『自分達は間違ったことはしていない』『正しいことをしている』と絶対性を謳って理不尽極まりない理論を押し付けてきているのだ。

 

 実際に舌打ちすれば間違いなく死んだふりは通用せず、警戒度が増し、この行為自体が無に返すだろう。

 仕方なく、心の中で舌打ちしながらこちらに近づいてくるのを待った。

 

 その研ぎ澄まされた耳が糸を切るような音を聞くまでは。

 

「うっ!?」

 

 常に襲撃される可能性のある環境で生活している秋人が何も準備せず、ただ相手の出方を見るだけなど襲ってくださいと言っているようなものである。

 経緯はどうあれ、襲って来る以上は相手はどうあっても後手に回らざる得ないのだ。

 罠の一つや二つを前もって仕掛けていても不思議ではない。

 秋人が今回仕掛けた罠は殺傷力の低い小麦粉を天井から降らせる程度である。

 

 秋人の半妖としての能力は攻撃方面よりも不死身に近い能力に秀でている。相手の油断を誘った上でこの罠で倒しきれなければ逆上した相手と対面した状態だと太刀打ちすら出来ないのだ。

 

 ここで仕留めきれなければ次がないような罠を張るよりは、確実性を重視した盲ましからの逃げに徹する方が勝率は高い。

 そもそも秋人にとっての勝利は異界師を倒すことではなく、異界師の目を欺いて逃げ果せることである。

 一方的な攻撃手段を持っている奴等が憎くないと言えば嘘になるが、太刀打ちできない相手に立ち向かうよりは現実的である。

 

 秋人はその頭を働かせて懐に忍ばせていた妖夢石を取り出す準備をしながら、逃げるために立ち上がろうと意識を相手から身体を動かす方へ促す。

 

 ――だが、自身の意思とは裏腹にその足が、その手が、その身体が、指先の一つに至るまで動かすことは叶わなかった。

 

 流石の僕もこれには驚きの声を上げ、頭は混乱状態に染まった。

 受けた傷は心臓を一突きにされた程度だったが、秋人の予想に反して傷は全く癒えていなかったのだ。

 今までこのような自体などあるはずもなく、遂にはこんな苦しい人生を負わせた元凶すら機能していない。

 心臓を一突きにされたこと自体は初めての経験だったが、総合的な怪我を見れば秋人は何度も死にかけた。

 その度に、秋人の身体は不死身の特性の如く修復されていったのだ。

 その恩恵すら途絶えてしまえば、後は袋の鼠である。

 罠も、時間も止まるわけでも、無限に続くわけでもない。

 小麦粉の雨が止んでしまえば後は逃げることしかできないのだ。

 いや、それどころか逃げることすら今の秋人には選択できない。

 

 相変わらず、心臓の傷は癒える事なく、しかし、痛みだけが徐々に薄れ、遠のいていく。

 突如の睡魔が秋人を襲い抵抗すら虚しく意識を沈めていった。

 願わくば、その状態でさらなる追撃によって強制的に目覚めさせられるか連れ去られるかして人体実験のような扱いだけは受けたくないと心底絶望したが……。

 

 ―――――

 

 そして、僕は『悪夢』から目覚めた。

 

 ―――――

 

 心地の良い日光と自然の恵みたる優しい風を満喫しながら秋人という好青年は昼寝から目覚めた。

 しかし、自身を受け入れてくれる自然という環境とは裏腹に彼の機嫌は良くなかった。

 秋人は『悪夢』から目覚めたからだ。

 夢の内容は時間が消費すると共に徐々に瓦解し、原型が崩れていくが関節な内容はうる覚えで記憶していた。

 だが、その内容はあまりにも不愉快極まりない。

 

 異界師に襲撃され、いいように手玉に取られた挙句、絶望的な場面に固定されて、そこで意識が途絶えたのだ。

 そして目覚めてみればそのオチが夢でしたという内容なのだ。

 

 ここ最近になって異界師による襲撃の回数が日に日に増加していたが、それが原因で異界師に対して意識し過ぎるようになってしまったのかもしれない。

 だからこそ、よりにもよって異界師に襲われるという不愉快極まりない悪夢を体験したのだろう。

 秋人はそう結論付けると手元の書物に目を通した。

 寝ぼけて上手く文字が見えづらかったが、眠気も悪夢を見たという影響ですぐにでも吹き飛ぶだろう。

 

 そうして書物の文字を朗読するように目を通すが、何処かで見たことあるような親近感が芽生える。

 しかし、書物の表紙は秋人の好みで購入したものなので内容が似たり寄ったりなのも不思議ではなかった。

 

 悪夢の影響なのか妙に背後が気になって仕方ない秋人は、無意識ながらも無駄だと分かっていながら背後を気にしながら書物に視線を戻した。

 それによく考えてみれば、あの夢での経験から学ぶことは『油断』の一言に尽きる。

 自身の体質上、いつ敵が攻めてきても不思議ではないのだ。

 それなのに勝手な決めつけから夢では惨敗を味わった。

 

 そして何処かで感じたことのあるような気配を再び秋人は背後から感じた。

 

 振り返っても当然のように誰もいない。

 何処かで感じたことがある感覚も自宅だからこそ、別に不思議でも何でもないと思い込む。

 何だか悪夢に踊らされているような感覚を味わい自分の警戒していることが馬鹿らしく感じながら再び視線を書物に戻そうとして床下の畳に目線を向けるとそこには昆虫(バッタ)鳴りを潜めていた。

 

 昆虫に対して嫌悪感などは感じず、素手でも触るだけの度胸のある秋人だったが、彼の身体はその昆虫を見た瞬間、言い知れぬ鳥肌が身体に走る。

 

 怖いのは昆虫ではなく、似ている現状であり、秋人が目線を向けているのは昆虫でありながら昆虫ではない。

 彼の視線は閉まった状態である部屋の扉だけだった。

 偶然に決まっている。

 そう頭では理解していながらも身体の震えは理解の範疇を超えていた。

 

 ――そして、部屋の扉が勢いよく開けられた。

 

 そこには見覚えのあるような顔も名前も知らない男性が、警戒心を剥き出しにしながら土足で家に乗り込んできていた。

 

「神原秋人だな」

 

 見ず知らずの男から名前を呼ばれた。

 本来なら何故名前を知っているのかを考えたり、名前を知られているということに恐怖しながら異界師という可能性も考慮して驚愕する場面なのだろうが、秋人の頭を占めているものは全くの別物だった。

 

「お前……どうしっ――ぐっ!?」

 

 夢で見たような光景に愕然としながら心臓めがけてきた鋭利な刃物の機能をしているマフラーを避けようとして胴体を切り裂かれる。

 異常事態を二度に渡って体験し、しかも夢と酷似していること自体が異常であり、また夢と理解した瞬間に思い出せなくなった痛みとは別に現実の痛みが痛覚を刺激して襲って来る。

 

 これは紛れもなく現実であるという証だった。

 

 心臓を一突きされた時と違って胴体を大幅に切り裂かれたことで血液を大量に撒き散らし、痛みと体制に耐えられなくなって転倒してしまう。

 

 弱々しく目線を名も知らぬ男性に向けながら奴が汗を流しながら荒く息を吐き捨てて近づいてくることが分かる。

 以前に感じたような荒遣いだったが、その意味合いは全く異なる。

 

 流れる血液は半妖の能力が作用しているのか徐々に塞がってきていることが実感出来る。

 だが、この状況から抜け出す方法は何一つ思いつかない。

 

 男がその距離を詰めていき、焦りと不安だけが募る中、仕掛けられた罠は作動する。

 足元の糸が切れたような音と同時に大量の小麦粉が天井を通して相手目掛けて雪崩込んできたのだ。

 それを見て自身が前もって罠を張っていたことを思い出す。

 

 夢と違ってその足は立ち上がり、その手は懐に収めてあった妖夢石を取り出し、その身体は既に行動を開始していた。

 

 ――動く。

 

 そう実感した瞬間には妖夢石を捨てて玄関の扉を開けて素足のまま逃げ出していた。

 

「お兄ちゃん!」

 

 逃げ惑う背後から大声で誰かを呼ぶ声が聞こえる。

 恐らくは先程の異界師の仲間だったのだろう。

 

 逃げる速度を当初の計画よりも上げながら森の中へ潜り込んでいく。

 

「何だよ、もう一人いたのか」

 

 別に異界師が二人以上で来ようと不思議ではなかったのだが、今まで半妖という珍しい妖夢石を手に入れるために一人で来る敵の方が多かった為、自然と考慮から外していた。

 

 既に既知感から遠のき、ただ必死になって逃げることだけが今できる唯一の生存方法に他ならない。

 異界師が女だから、女が異界師に混じっているから足を引っ張るということは決してなく、その考えは慢心であると今までの経験から学習している。

 確かに身体的特徴では男性よりも大幅に劣るが、学習能力だけなら男性を凌駕するほどの実力もあり、さらに学習した異界師専門の知識を使うだけでも常人の身体能力を容易く越えるほどの実力を身につけることも可能なのだ。

 

「ヤキイモ!」

 

 再び女性の異界師の叫ぶ声が耳に届く。

 それと同時に背中から大きな刃物に切りつけられたような衝撃が走り、目の前の地面に激突し、小さいが一人分くらいの大穴が出来上がる。

 

 逃げなければ、分かっているが足に力が入らない。

 まるで筋肉痛を通り越して麻痺を起こしているような感覚である。

 追っ手の足音もその距離を詰めていき、今から走って逃げたところで追いつかれると実感する。

 身体を動かそうにもここまで逃げてくる最中で血液を思いの外流し過ぎた。

 背後から切りつけられた傷も塞がることなく、血液が遠慮なく流れて地面を濡らしているのが見えてしまう。

 

 既に目の前は殆ど見えず、不思議な眠気が秋人を襲って来る中、前方から問い詰めるような、威圧するような声が聞こえてくる。

 

「覚悟しろ!」

「待ってよ、どう見ても人間じゃない!」

「下がって――人型の妖夢――特、に――知恵――危険」

 

 聞こえてくる声は徐々に聞こえなくなり、意識はどんどん沈んでいく。

 痛みは痺れに変わり、抗えぬ睡魔に襲われながら秋人は意識を手放した。

 

 ―――――

 

 そして、僕は『悪夢』から目覚めた。




助言(ヒント)1 優先順位は『死に戻り』が一番であり、二番目は<半妖の不死身能力>、最後に<幻想殺し>となります。(一度でも死亡が確定すると<半妖の不死身能力>よりも『死に戻り』が優先される)

助言(ヒント)2『死に戻り』の起動条件は『眠らされる』ことであり、戻される過去は『起きる』という動作を最後に行った時間となります。(あくまでも『眠る』では条件が満たされず、外部による干渉や自身の意思とは裏腹に眠った場合も死亡とは関係なく『死に戻り』判定を受けます)

※物語の主な流れ
 一度目の『死に戻り』では、本編とそう変わりはありませんでしたが、今回の神原秋人には本編には存在しない『死に戻り』という能力が付加されているし、優先順位が本編でもお馴染みの<半妖の不死身能力>よりも上だったので心臓を一突きにされる即死攻撃を受けて死亡判定を受けてしまい、そのまま本編通りに進むことなく、『死に戻り』してしまいました。
 二度目の『死に戻り』では、夢と似た光景を目の当たりにして驚いている間に攻撃を受けてしまいました。しかし、身体が勝手に動く(攻撃されることを知っているから避けた)要領で心臓を一突きにされる即死攻撃からは辛うじて逃れましたが、やはり胴体に致命傷に等しい傷跡を残してしまいそのまま逃走。原作ならヤキイモの攻撃はそこまで驚異ではありませんでしたが、今回は出血多量で運動力が低下してしまい本編よりもヤキイモの攻撃を深く受けてしまいました。


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