ガールズ&パンツァー 少年の女子高戦車生活   作:ダオダオ

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序章
ブリーフィング


 凍てつく風が、命の気配を拒絶する荒野を吹き抜けていた。

 

 一人の子供が、その広大な虚無の中を彷徨っている。漆黒の髪と瞳、そしてその肌の色は、かつて東洋と呼ばれた血を引いていることを示していた。年齢はせいぜい四歳かそこらだろう。身に纏っているのは、もはや服とも呼べない汚れた布切れ一枚だ。

 

「僕は……誰……ここはどこ……」

 

 少年には、自分が何者なのか、どこから来たのかという記憶がない。ただ、肌を刺す刺突のような冷気と、体に巻き付いた布の不快な感触だけが、彼を現実に繋ぎ止めていた。物心ついた時から独りだった。ただ、奥底から突き上げてくる「生きたい」という生存本能だけが、その幼い足を前へと進ませていた。

 

 空は重苦しい鉛色に澱み、空気は肺に吸い込むたびに針のように喉を焼く。遠方からは、乾いた銃声と大地を震わせる爆音が絶え間なく轟き、時折、風に乗って人間の怒号や悲鳴が届いた。

 

 ここは地獄だ――。

 

 子供の直感が、そこが尋常ならざる場所であることを告げていた。どれほど歩いても、死の騒音から逃れることはできない。襲い来るのは、猛烈な飢餓と、体を蝕む凍死寸前の寒さ。そして、抗いがたい睡魔だ。

 

 だが、少年は決して瞼を閉じなかった。一度でも深い眠りに落ちれば、二度と目覚めることはない。それを、彼の本能が鋭く警告していた。生き延びるためには、絶えず警戒し、動き続けなければならない。しかし、死は常に隣り合わせであり、それは唐突に訪れた。

 

――カッ、と。

 

 視界が白く染まり、けたたましい爆音と共に足元の地面が大きく抉れた。凄まじい衝撃波が少年の小さな体を木の葉のように吹き飛ばし、彼は数メートル先まで転げ回った。

 

「……あ、……」

 

 全身に走る鈍い痛み。体を起こそうとするが、指先一つ動かない。ただ仰向けになり、無機質な灰色の空を見つめることしかできなかった。体からは、夥しい量の鮮血が流れ出している。だというのに、不思議と痛みは遠のいていった。むしろ、麻痺した感覚の中に、熱を帯びた微かな快感さえ混じり合っていく。

 

(これが……死ぬっていうことなのかな……)

 

 どれほどの時間が経過しただろう。ザッ、ザッ、と砂を噛む軍靴の音が聞こえた。物々しい重装備の軍人たちが数人、獲物を確認するように近づいてくる。彼らは無線機で何かを話し合っていたが、意識が混濁した少年の耳には、それは意味を持たない音の羅列でしかなかった。

 

 無線が終わると、彼らは事務的に、一斉に銃口を少年の小さな体へと向けた。それが何であるかは知らない。けれど、あの冷たい黒い筒の先から死が飛び出してくることだけは理解できた。抵抗する気力も、恐怖する力さえ残っていない。少年はただ最後を受け入れるように、静かに目を閉じた。

 

――乾いた音が、鼓膜を打った。

 

 これまで何度も耳にしてきた銃声。だが、それはいつもより遠く、低く響いた。それに気のせいが銃声が同時に何度もしたようような気がした。直後、ズシンと、重いものが地面に崩れ落ちる鈍い音が続く。恐る恐る目を開けると、そこには信じがたい光景があった。先ほどまで自分を殺そうとしていた軍人たちが、まるで糸の切れた操り人形のように、無惨に地面へ転がっていたのだ。

 

 少年は瞬時に理解した。自分を撃つよりも速く、彼らは何者かに射抜かれたのだ。だが、そんなことはもはやどうでもよかった。どのみち、このまま放っておかれれば出血多量か凍死で終わる。むしろ、一瞬で意識を刈り取ってくれる銃撃の方が、苦痛は少なかったかもしれない。先ほどまでの微かな快感は消え、今は焼け付くような激痛が、再び全身を蝕み始めていた。

 

 その時、近づいてくる足音がした。重く、力強く、迷いのない足音。少年が力を振り絞って視線を向けると、そこには自分よりも遥かに大きな体躯の「女」が火のつけた葉巻を咥えて立っていた。彼女の肩には、自分の背丈ほどもある巨大なライフルが担がれている。

 

「まだ生きてるようだな、お嬢さん」

 

 この殺伐とした戦場にはあまりに不釣り合いな、どこか気の抜けた緩い声。女は葉巻を吸い、器用に息を吐き、灰色の輪っかを作った。女は近づくと、迷いなく冷たい金属の塊――注射器のようなものを少年の首筋に押し当てた。

 

「ッ、――ッ!!」

 

 瞬間、血管の中に沸騰した鉛を流し込まれたような、焼けるような痛みが全身を貫いた。何かが、自分の中に強引に流れ込んでくる。

 

「はい、これでしばらくすれば動けるようになる それにしてもあの砲撃を近距離でもらってまだ息があるとはな…」

 

 女はそう呟くと、自らの着ていた重厚なコートを脱ぎ、子供の小さな体にふわりと羽織らせた。コートに残る女の体温と重みが、凍てついた体にじんわりと浸透していく。

 

「……いや、坊や、か」

 

 女が独り言のように訂正した声を最後に、少年の意識は深い闇へと、今度は安らかな眠りへと引き込まれていった。

 

 

 

 

 

 

数十年後

 早朝のロンドン。変わりやすい天候で知られるこの街には珍しく、雲一つない清々しい青空が広がっていた。静寂に包まれた街路を、一台のバイクが疾走する。そのバイクには、黒いチェスターコートに黒スーツ、黒シャツ、さらに黒い手袋に黒いブーツと、上から下まで全身黒ずくめの男性が跨っていた。その後部座席には、なぜか大きなフクロウが止まっている。小気味よいエンジン音を響かせながら、バイクはある喫茶店の前で静かに止まった。バイクが止まると、フクロウは近くの建物へと音もなく飛び移った。

 

 ライダーがヘルメットを脱ぐ。顔を表したのは、十代半ばの東洋人の少年だ。顔立ちは中性的で、短髪を後ろにくくってまとめていることから、初対面なら女性と間違えられてもおかしくない。

 

 少年はバイクを降りると、慣れた足取りでその喫茶店の扉を潜った。店内の奥、促されるままに進んだテーブルには、紅茶を片手に新聞を広げる大柄な初老の男性が座っていた。

 

「誰かと思えば……大佐、あんたか」

 

 少年――ジョンは、呆れたような声を出しながら、男の向かいの席に腰を下ろした。男性の名はジェームズ・ジョンソン。

 少年の身元引受人であり、彼の命の恩人の一人だ。

 

「相変わらず不愛想な男だな、ジャック」

 

 大佐はカップを置き、苦笑いを浮かべた。

 

「……朝っぱらから呼び出される身にもなってくれ」

 

 少年が椅子に深く背を預けると、大佐は眼鏡を指先で直しながら表情を引き締めた。

 

「つれない男だな。……まあいい。もちろん、君を呼んだのは重要な件があるからだ」

 

「で、話は何だ? あんたが直接出向いてくるってことは、それなりの理由があるんだろう こんな喫茶店で話していい内容なのか?」

 

「心配するな。君の知っての通り、ここは我々のような人間専用の場所だ。盗聴の心配はない。……さて、これを確認してくれ」

 

 大佐は足元の鞄から、一通の書類と紙袋を取り出し、テーブルの上を滑らせた。

 

(……日本語?)

 

 書類に目を落とした少年の眉が動く。中央には、はっきりとした太字でこう記されていた。

 

『大洗女子学園 入学証明書』 

 

 氏名欄には『ジョン・C・ウォーカー』

の文字。そして紙袋の中には、白いセーター、ネクタイ、そして深緑色のズボンが丁寧に畳まれていた。

 

「……何だ、これ」

 

 少年はそれらを手に取り、不思議そうにしていた。少年には、大佐の意図が理解できなかったようだ。

 

「見ての通り、君の入学手続きの書類と制服だ。君にはこの学園で三年間過ごしてもらう」

 

「……要するに、潜入捜査ってことでいいんだな? それで目標の詳細は?」

 

「少し違う 君はただ、普通の学園生活を送ればいい。もちろんこれまで通り“活動“はしてもらうが」

 

「…なぜ俺が学校なんかに」

 

「君ぐらいの年齢なら、学校に行っていない方がおかしいだろう?」

 

「それはそうかもしれないが……。……仮に百歩譲ってだ。なぜ『女子校』なんだ?」

 

 少年は至極真っ当な、そして最大の疑問をぶつけた。

 

「…………」

 

 大佐は一瞬だけ、泳ぐように視線を逸らした。

 

「いや、私が推薦したんだ。というより、他に君が行ける枠がなかったんだよ」

 

「俺が行ける場所が女子校しかなかっただと? もっとマシな嘘はつけないのか」

 

「本当だ。私が動いた頃には、他に空きはなかったんだよ」

 

 少年は卓上のカレンダーに目をやる。三月三十日。確かに日本では新学期目前だ。だが、納得がいくはずもない。

 

「女子校しか空きがないなんて、そんな馬鹿な話があってたまるか 極東の島国にこだわらなければ、他にもいくらでもあるはずだ」

 

「ああ、陸(おか)にならな」

 

 大佐は、意味深に口角を上げた。

 

「……? どういうことだ」

 

「ジャック、君は『学園艦』を知っているか?」

 

「いや」

 

「学校を中心とした都市機能を持つ、全長数キロメートルに及ぶ巨大な艦船のことだ。海外では四百年以上の伝統を持つ艦もあるらしい」

 

 大佐の説明を聞き、少年は露骨に顔を顰めた。 

 

「…そんなものに乗れと言うのか」

 

「船は嫌いか?」

 

「いや、だがクルーズ船に乗る趣味はない。なぜ陸の学校じゃないんだ?」

 

「……そうもいかないのだよ。今の君の立場では、陸よりも船の上の方が『安全』だろう」

 

 大佐のその言葉に、少年はわずかに沈黙した。自分の置かれた複雑な状況を考えれば、その言葉の重みは理解できた。

 

「……因みになぜ日本なんだ。あんたならイギリスやアメリカの方がいいだろう」

 

「自身の母国に行けるのだぞ 嬉しくはないのか?」

 

「母国? 俺に日本人のアイデンティティはない」

 

「だが少なくとも君の母語が使える場所だ 悪くなはいだろう」

 

「…お気遣い感謝する」

 

「それにその学園艦にある人物が君の面倒を見てくれることになっている。信頼できる人物だ。君もよく知る人物だよ」

 

「……知り合いか。なるほど、それらを考慮して残ったのが、この『大洗女子学園』だけだったと」

 

「そういうことだ」

 

「……他に選択肢はないようだな」

 

 少年は冷めきった紅茶を一気に飲み干すと、書類と制服を掴み取った。

 

「決まりだな。では早速サウザンプトン港へ向かってくれ。大洗の学園艦が停泊している。あと数時間で出港だ」

 

「……は?」

 

「いくらなんでも急すぎないか…」

 

「時間がないのはいつものことだろう?」

 

 大佐は茶目っ気たっぷりに肩をすくめた。

 

「……全くだ。たまにはゆっくりしたい」

 

 少年は毒づきながら立ち上がった。店を出ようとした彼の背中に、大佐の穏やかな声がかけられた。

 

「青春を謳歌してこい」

 

「……青春ね。しばらくあんたともお別れだな」

 

「そう気を落とすな 何か困ったことがあれば連絡をくれ」

 

「ああ寂しくなったら連絡する」

 

少年はそう言い残し、店を後にして、サウザンプトン港に急行した。

 

 

 

 数時間後、サウザンプトン港に到着した少年の目に飛び込んできたのは、想像を絶する「巨大な鉄の島」だった。水平線を埋め尽くすほどの巨体。乗艦すると、そこには一つの街がそのまま海に浮かんでいるような、非現実的な光景が広がっていた。

 

「……まさか、これほどとはな」

 

 民家が立ち並び、山があり、道路が走っている。少年は書類に記された住所を確認し、バイクを走らせた。目指すのは、学園艦の隅に位置する、古風なレンガ造りのカフェ。看板には『Napoléon』の文字。まだ準備中なのか、店は静まり返っていた。

 

 中を確認しようとドアノブに手をかけようとした瞬間、背後から気配がしたので瞬時に警戒した。しかし、その気配にはあまりにも覚えがあったため、すぐに警戒を解いた。音もなく伸びてきた手が、少年の肩をガシッと掴んだ。

 

「営業時間外だよ、お嬢さん」

 

 粘りつくような、聞き覚えのある声。

 

「久しぶりね、少年」

 

「……相変わらずな …姉御」

 

 アイリス・ブランベール。現在も少年の活動を支援し、彼が心を開ける数少ない人物の一人だ。

 

「なぜここに……。ついに組織を左遷され――グヘェッ!?」

 

 冗談を言い切る前に、アイリスの鋭い左ボディブローが少年の鳩尾を正確に捉えた。

 

「……相変わらず余計な一言が多いわね」

 

 アイリスは、涼しい顔で拳を払った。

 

「……っ、げほっ……。流石全米チャンピオン… いいパンチだ。で、ここで何をしてる」

 

「私は今日からこの喫茶店『Napoléon』のマスター。そして、あなたの事実上の保護者よ。……大佐から聞いてない?」

 

「初耳だ。いつ聞いたんだ、その話」

 

「昨日よ 私から頼んだのよ」

 

「俺はさっき聞いたんだが……。……『頼んだ』?」

 

 少年は聞き捨てならない言葉を聞いてしまった。

 

「まあ、細かいことはいいじゃない! これからよろしくね。……で、荷物は?」

 

 アイリスが誤魔化すように話題を変えた。少年は身一つにバイクだけだった。

 

「見ての通り、俺とバイクと書類、それにこの悪趣味な制服、あと」

 

 そう言い、少年は指を唇に当てて口笛を吹き、フクロウを呼び寄せた。大きな翼を広げたフクロウは、滑るように降りてきて少年の頭に止まった。

 

「おっ、カムイも一緒か」

 

アイリスがフクロウに触れようとするとフクロウは飛び上がり近くの木に止まった。

 

「生憎あいつは俺以外には懐かない」

 

「…残念  ……あとはと、腰にぶら下げている『物騒な代物』もね」

 

 アイリスが、少年の腰にあるであろう膨らみを鋭く指摘した。

 

「…これはただの観賞用だ。気にするな」

 

 少年はその膨らんだ部分を軽く叩き、彼女の視線を逸らした。

 

「まあいいわ。生活用品はこっちで用意してあるから。階段を登ってすぐ右があなたの部屋よ。荷物を置いたらすぐに降りてきて」

 

 言われるままに階段を上がると、そこには簡素だが清潔な部屋があった。冷んやりとした石造りの壁、使い込まれた机。ベランダに出れば、地平線まで続く広大な海が一望できた。

 

(……悪くないな)

 

 少年は沈みゆく夕日を眺め、小さく息を吐いた。階下に降りると、アイリスは既にエプロン姿に着替えていた。

 

「問題なさそう?」

 

 アイリスはそう尋ねてきた。この場合、彼女の問いはエプロンのことなのか、部屋のことなのか、少年には判断が難しかった。

 

「ああ。俺にはもったいないくらいだ あと、なかなか似合っているじゃないか 姉御」

 

「それはどうも。じゃあプレゼント」

 

 アイリスが二つの衣類を投げてよこした。一つは彼女とお揃いのエプロンだ。

 

「……なるほど。『働かざる者食うべからず』か」

 

「察しが良くて助かるわ」

 

「で、もう一つの……このクルーのような制服は?」

 

「……ついてきて。案内するわ」

 

 彼女に連れられて店の隣にある格納庫に入ると、少年は絶句した。

 

「ハインドD…… なぜソ連のガンシップがこんなところに?」

 

 薄暗い空間に鎮座していたのは、攻撃ヘリコプター、通称ハインド。そんな物騒なものがなぜここにあるのか、少年には理解できなかった。

 

「輸送用よ。武装は外して、燃費重視に調整してあるわ」

 

「輸送用?」

 

「ここは船の上だもの。物資を受け取るには、自分で飛んで取りに行くのが一番早いし、中を確認されずに済むでしょ? ……少年、あなたも確か、ヘリのライセンス持ってたわよね?」

 

 彼女は、不徳な笑みを浮かべながら尋ねてきた。

 

「……まさか、俺に操縦しろと?」

 

「大正解! 店の手伝いと、物資の運搬。それがここでのあなたの仕事よ」

 

「……。で、この空飛ぶ戦車で何を運ぶんだ?」

 

「まあ、いろいろよ。」

 

「……いろいろね」

 

 含みのある笑いに、少年は嫌な予感を覚えたが、それを問う気にはなれなかった。

 

「少年。あなたは、なぜ私がここにいると思う?」

 

 アイリスが唐突に、核心に触れるような問いを投げかけた。

 

「……性格に難がありすぎて、どこの部署からも追い出されたからだろ」

 

「……何ですって?」

 

 アイリスの拳がミシミシと鳴る。

 

「……冗談だ。…ええっと…カフェを開きたかったから」

 

「半分正解」

 

「…意外だな それでもう半分は?」

 

「もう半分は、あなたと同じ。私ほどの天才、放っておかれるわけないでしょ? ここなら誰にも邪魔されずに研究も開発もできるってわけ。でもやはり1人じゃ色々と限界があったから都合のいい助手が欲しかったのよ」

 

「なるほど、それが俺を呼んだ理由か」

 

 少年はあまりの態度に呆れ果てて反抗する気にもならなかった。

 

「それだけじゃないわ。あなたを一般社会に適応させるためよ」

 

 しかし、彼女は突然、少年の耳に似合わない言葉を漏らした。

 

「一般社会……?」

 

「そうよ。学校で教養を身につけ、人間関係を学び、道徳を知り、社会で生きていく力を養うの。いいわね?」

 

「大学卒業レベルの学力なら、もう身についてる。それに今更そんなもの…」

 

少年がそういようとするとアイリスの人差し指が少年の口を遮った。

 

「口答えしない! あなたは学校に通うの! いいわね!?」

 

「……わかったよ」

 

 少年は大きく溜息をつき、降参の意を示した。

 

「よろしい! ようこそ、私の店『Napoléon』へ。そして、新しい家へ」

 

「……こちらこそ。よろしく頼むよ、姉御… 」

 

 少年はその手を握り返した。少年は「学園」という名の新たな新天地へと足を踏み入れる。

 

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