恋姫†無双  南韓志   作:人中の蝮

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第10話、暗雲が迫りきたのこと

それから更に2年の月日が流れたある日にとうとう俺が考えていた最悪の展開が発生してしまったのである。

 

 

長沙郡にいる区星と言う人物がかつてない程の大規模な反乱を起こしたのであった。しかもそれに答えるように区星の配下、郭石、周朝も俺が言っていた通りに零陵郡と桂陽郡で反乱を起こして一気に南荊州は武陵郡を除いて賊軍のものになってしまった。

 

 

しかも主犯がそいつらであり他にもこれは流石にやばいだろというか武将まで敵軍に参加をしていた。その人物とは黄忠、厳顔、陳到、法正、蒋欽、董襲、孟達、朱霊と三国志好きにはかなり聞いたことがある人物ばかり名前があった。

 

 

いや、多すぎでしょうが何で魏、呉、蜀の名将たちがこんな所に集結をしているの!?そんなにやばい反乱だったの、そんな反乱をあっと言う間に鎮圧させた江東の虎、孫堅が頭がおかしかっただけなのと色々と考えていた。

 

 

でも歴史通りならまだ良かったと思えることが起きてしまったのである。なんと区星勢力が交州まで平定してその勢力は歴史よりも強大な勢力になったのだ。

 

 

すぐに軍議を開いて今後の動きを決める事にしたのである。韓猛、沙摩柯は決戦を主張して燈ちゃん、炎蓮、粋怜たちは味方援軍が到着するまでここを死守することを主張して意見で対立をしていた。

 

 

「いい加減にしてほしい、この韓猛の言葉を信じないと言うのか!ここは敵の地盤が固まる前に一気に崩して敵大将の首を取るのが一番効率が良いだろう、陳珪殿はそんなことも分からぬのか」

 

 

「あなたこそ、この戦の重要性が分かっていないわ。もし、ここで負ける事があれば反乱軍は長江を防衛線にして国として形成されてしまうわ、ここ武陵は言ってしまえば最後の関門なのよ。それで何も考えもなく戦って負けたらどうするつもりなの」

 

 

「なんのこの沙摩柯は荊州の南はわしらの庭と言うべき所で地の利を得る事ができる。敵大将まで一気に駆け抜けられる、ここは速攻がよろしい、程普殿はどう考えているのだ。これでも戦いをしないというのか」

 

 

「しかし、沙摩柯殿。相手には益州で残酷な知恵者と呼ばれていた法正がいるのです。何も計略がないとは考えられません。それに地の利なら地元で反乱を起こした向こうにも同じことが言えます。ここは味方の本隊が到着してからでも遅くはないのでしょうか」

 

 

見事に言い争っている、これから大敵と戦うというのに俺はそんな意見を言い争いをしているのを見て剣でテーブルを叩いて静かにと言って皆が静かになってから俺は口を開けて話した。

 

 

「静かになったな、それでは俺の考えを話そう。俺は本国からの援軍は望めないと思っている。なので短期決戦をするべきだと考えている。その点は韓猛や沙摩柯が言っていることは正しいと思っているが、このまま向かうのは粋怜が言ったとおりに敵には法正がいる事を忘れてはならない。敵は必ずこちらが予想していない事を隠し持っていると俺は考えている」

 

 

するとそれは何でしょうかと聞かれたけどそれは俺にも分からないけど一気にここまで勢力が拡大したのには何かあると思う方が良いだろうからまずは相手を調べる事が大切だと考えた俺は沙摩柯に敵を調べてほしいとお願いをした。

 

 

敵を知らないと何も始まらないからとお願いすると了解してくれてその場から立ち去った。次に韓猛には何時でも出撃ができるようにしておいてくれと頼んだ。

 

 

燈ちゃんにはこの本拠地の守備をお願いをした、そして孫堅、炎蓮たちは別働隊として動ける様にしておいてくれと頼んで戦の支度をみんなで始めていた。

 

 

そうしているうちに沙摩柯が敵大将、区星が完全に油断をしていると情報を持って帰ってきたのである。敵は既に勝ったつもりなのかと俺達のことを馬鹿にしてと思っていたけどそれを法正は許したのかなとそれが気になっていた。

 

 

もしこれが罠だった大変な事になるけど実際に区星がアホしている可能性もあるので捨てきれない、どうするべきかと悩んだ末に俺は出撃をすることにした。

 

 

そうと決まれば相手が防衛線を築く前に何としても前線を押し込まないと思いながら零陵に向かって進撃を開始した。

 

 

左右に韓猛と沙摩柯を配置して後方の方には孫堅の妹さんの孫静が来てくれることになった。そして俺達が戦っている間に別働隊を率いる炎蓮が敵の大将がいる長沙を襲う手はずになっている。

 

 

まあ、つまりは囮という訳だ。囮だとバレないようにしっかりと戦わないと行けないけど敵は馬防柵など作り上げて待ち受けていた。

 

 

ならばと思い盾を持たせた重装歩兵で進軍をさせた、まずは敵の馬防柵を破壊してそれから騎馬隊で突撃をしてやると考えていた。

 

 

するとやはり弓矢では威力が足りない・・・いや、練度が足りないので殆ど無傷でかなり接近できて良しと思った次の瞬間、敵の陣営から信じられない物が取り出された。

 

 

俺は取り出された物を見て目を疑ってしまったのだ。それはこの時代にあるはずもない武器・・・火縄銃が敵側から現れてこちらに対して今まさに撃とうとしていた。

 

 

すぐに声を上げて動き始めたのであった。

 

 

「左右に展開して密集をするなー!そうして退却せよ!!」

 

 

その瞬間、敵から火縄銃の火蓋が切られて一斉に射撃をされたのである。火縄銃の威力は弓矢とは比べ物にならないぐらいに高く先程まで殆ど無傷でいた部隊が一気に崩れ始めた。

 

 

しかも敵は交代して次に待ち受けていた部隊がまた射撃をしてきて更に数を減らしながらも何とかして退却をする事ができたが重装歩兵部隊がほぼ壊滅状態になりやられたと頭を抱えていた。

 

 

敵に火縄銃があるなんて思いもしなかった、いくら何でもあり得ないだろうと思っていた時に俺は更に悪い知らせが舞い込んできたのである。

 

 

その知らせとは・・・韓猛と沙摩柯が裏切って後方にいた孫静たちを襲って壊滅をさせたと言うのだ。

 

 

それを聞いた俺は愕然としてその場で崩れた、この戦いはもう既に勝ち目がなくなってしまったことを理解をしてしまった上にここからなんとかして逃げないと死ぬ事になる事が本能的に分かってしまったのだから。

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