俺は武陵郡で一人、黙々と戦後処理と内政を励んでいた。燈ちゃんには子育てや困った時にいつも手伝ってくれるから出来る限りは一人でやらないといけないなと思いながら仕事をしていた時に一人の幼い少女が現れたと思っていたらそれは知っている子であった。
「こらこら、春ちゃん。後でおじさんが遊んであげるからもう少しだけ待ってくれないかな」
「おじさんと一緒に居たいからおじさんに座る」
そう言って座り込んできた幼い少女は真名は春ちゃん、名前はまさかの蒋琬である。
蒋琬は蜀漢の二代目、丞相になった人物で滅茶苦茶に真面目な人だったと伝えられており確かに零陵郡、出身と書かれてはいたけどこんな幼い姿とは俺の椿と同い年ぐらいで親はこの前の乱で亡くなってしまったらしいので俺が引き取って育てていた。
名前は蒋琬なのに見た目が成長したら恐らくであるけど三極姫2に登場する荀攸公達なのである。三極姫は滅茶苦茶にやり込んでいたのでこのキャラには内政面やそのおかずとして真面目に助かっていましたので覚えています。
でも荀攸ではないという事はやはりここは三極姫の世界ではないという事だよな。色々とやってきたからヒロインの見た目が変わってしまうこともあったので大変だったけど覚えている限りでは当てはまる人物がいないのだ。
しかし、この火縄銃を見て間違いなく転生者が作ったものだろうからこの世界はかなり有名な作品なのは違いない。でもないと俺も含めた転生者が現れるはずがない、そこまでは理解をした。
それなのに俺は分からないとはこれでは敵に転生者がいた時に俺は自動的に情報面で遅れを取ってしまうことになる。
特にこの時代で遅れを取るのはかなり致命的になってしまうので出来る限りは遅れたくはないのだけど。どちらにせよ分かることは間違いなくこの世界は何かの作品だろうなしかも18禁でありそうだな。女性の服装や違和感を感じる価値観の原因はきっとこれだろうな。
原作の主人公が現れるパターンとして考えられるのが1つ目は既に存在しており三極姫で言えば銀河が何処かにいる可能性だけどルートによって全然立場が変わるからあんまり参考にはならないけど。
2つ目は俺と同じで転生してこちらに来るパターン、普通に考えたらこれが一番可能性が高い。実際に俺もこんな感じたからな。
そして3つ目は何かしらの事があり三国志の世界に来るパターン、もしもこの世界がエロゲーだったらこの方法も考えられる。
現代に住んでいた普通の男性が来るパターンなんて意外とあるから何もおかしくはない。そんなパターンなら主人公がかなりの素質または知識があるかのどちらだ。
そうなると考えられる主人公は・・・薩摩隼人の可能性が高い。島津家または最大の分家の北郷家の者が現れるかもしれない。
なんせ俺がいた世界で島津豊久が異世界に行く漫画もあるぐらいだからあり得るしなんせ薩摩隼人は戦闘民族だから三国志の時代にはかなり活躍の機会がある時代とも言えるからな。
主人公の血筋としては文句はないだろう、だからこそ俺は気を付けなければならない薩摩隼人には御先祖様がかなり痛い目に遭っているからな。
まあ、基本的に薩摩隼人に色々とやられている人が多いから当たり前かもしれないけど。それにしてもこれはただの勘だけど意外と俺の勘は当たる事が多いから無視はしないで置く程度にして置こうと思いながら仕事を終えた俺は春ちゃんにどうしたいと聞くと外で遊びたいと言ってきたので俺はせっかくだからと春、椿、喜雨と燈ちゃんで外でゆっくりとする事にした。
外は滅茶苦茶に天気がよく外の野原で転がってしまうとあっと言う間に寝てしまって気がつくと夕暮れになり始めて不味いなと思いながら近くを見渡してみると近くで燈ちゃんとそれに寄り添う形で春、椿、喜雨が遊んで疲れてしまったのか寝ていた。
全くも可愛い寝顔をして思ってみていると燈ちゃんが静かに帰りますかと言ってきたのでそうだなと返答してから俺は春、椿をそして燈ちゃんは喜雨を抱えて帰り始めた。
俺は燈ちゃんにあることを聞いてみることにしたのだった。
「そう言えばさ、燈ちゃんは俺が君主として似合っていると思う。正直に話しても構わないから教えてくれない」
「・・・そうね、正直に言えば似合っていないと言うわね。でも雅の事だから何処か悪いのか分からないでしょう」
滅茶苦茶にその通りなんだけどと言う事はそこを直せば何とかなりそうと伝えると燈ちゃんは少しばかり考えながら話してくれた。
「そうね主に2つね・・・一つは身内以外にも信用することかしら。身内や私を頼ってくれるのは個人的にはかなり嬉しいけど他の者からすれば面白くないと思うわよ。でも雅からすればそう思わないよね」
うん!燈ちゃんの言う通りに全くも思わない!!だって身内を優遇するのはある意味当然じゃないのと考えているからな。それでもう一つは何と尋ねると嫌々そうな顔をして話したのだった。
「それは・・・私以外の女も作ってほしいと部下たちも他の者もそう考えているわ。本当に一人の女としてはこれ以上もない程に嬉しいけど・・・それをしないでとは私からはお願いは出来ないわ」
何でだーー、別に一人の女性だけも良くない。歴史上でもそんな人はいるよね!?明智光秀とか前田利家とかいるよね、なんなら上杉謙信なんて結婚などしていなかったよ。
まあ、上杉謙信に関しては内乱が起きるのは歴史で知っているから良い例えではないけど。別に良くないと言うと燈ちゃんはこう答えてくれた。
「全くもう雅は・・・一人の太守を支える身としては非常に怒りたいですけど・・・一人の女性、妻としてはこれ以上もない程に嬉しい限りです」
そうなんだ、なら俺は子供たちが成長したら今の地位を譲ることにしよう。この2つは・・・特に後者は死んでも直すつもりはないから。
ここまでこんな俺を支えてくれた燈ちゃんを裏切るぐらいなら全ての諸侯を敵に回した方がマシだ。部下に裏切られようとも好きにすれば良いと言うつもりだ。ここまで支えてくれた女性を裏切ることはしない!それは前世からそんな考えだ!死んだ程度で考えを変えると思うなよ。
だからこそこんな俺でも良いと考えて残ってくれた人たちの為にも頑張らないとなと改めて覚悟を決めて頑張っていこうと決意をするのだった。