それにしてもあの盧植に頼まれたけどどんな人だろうなと思いながらもまずは外で待っている紫苑たちと合流しようと考えた。
報告もしておかないと不安だろうだからねと考えながら外に出るとやはり不安そうにしながらも待っていてくれていた。
「お帰りなさい、将軍。如何でしたか?その様子だと上手く行ったように見えますが詳細など話してもらっても宜しいでしょうか」
そう紫苑が言ってきたのでまずは後将軍に任命された事に桂陽郡も治めるように正式に任命されたことを伝えるとおめでとうございます、将軍と祝福されたけど跡継ぎが出来たら俺は都に来てこの辺で仕事をしてもらいたいらしいけどなと伝えると春がなら大変な事ではないですかと言って慌てていた。
そうなると跡継ぎになるのは椿で明らかに悪くなるのは分かりきっているのでどうしましょうと春が考え始めていたけど俺は安心してほしい、椿は跡継ぎにもうなれないようにさせたからと伝えると紫苑たちはどの様にしたのですかと聞いたけど後で説明をするねと言ってから実は盧植に呼ばれているから会いに行くからと言って盧植の屋敷に向かった。
そうして向かうと既に盧植が玄関で待っていたのでやばいと思ってすぐに謝罪をするのだった。
「盧植殿、遅れてしまったことを申し訳なくあります。田舎者で都会の街に慣れておらず誠に申し訳ありません」
「別に構いません、将軍。急に私からお願いをしたことですから将軍は謝ることはありませんから。さあ、外で話もなんですから上がってください」
そうして俺は盧植殿の屋敷に上がった、屋敷の中は都の空気とは違って落ち着いているように感じられた。やはり盧植殿は清流派なのだなと思いながら会わせたい人がいる所まで向かいここにいるのですけどと言って少しばかり暗い顔をしながら扉を開けるとそこにいたのは絶世の美少女と呼ばれても何も違和感もない少女がいた。
俺は思わずに視線をそらしてしまった、不味いなここまで気持ちが高まったのは燈ちゃんと初めて会った時以来だと思いながらも俺は再び目の前にいる少女に視線を合わせるとあることに気がついたのである。
それはこの子の目に光はなくまるで生きた人形のようになっていたのだ。なのでどうしてと聞こうとした時に俺は思い出したこの子の故郷は確か賊たちによって全滅をさせられたと言っていたことを思い出して何も言わずにみていた。
すると盧植殿がこの子の事を話して教え始めた。しかし、その内容に衝撃を覚えることになるのだった。
「後将軍、この子は劉備、玄徳と言う少女で私の生徒であったが故郷が滅びてからはこのように廃人みたいになってしまって見るにも耐えられなくなってきていたのだ。そこで彼女は誰もが笑みなど浮かべる世界を作りたいと言っていたのだ。後将軍が治めている武陵が一番彼女の理想に近いと感じたのでそこに住まわせてあげてほしい。もちろん何かと困った時は私も手助けすると約束をする。だから頼みます、将軍」
俺はなるほどなと理解をしたので盧植殿にある事を提案をするのであった。
「盧植殿、俺からの提案があるのだけど彼女を俺の側室として迎い入れても宜しいですか。そうなれば俺が面倒見る義理が発生すると思うのだけど構わないか」
「!?それならばこちらとしても大変助かりますけどどうしてそこまでして始めてあったばかりのこの子にここまでしてくれるのですか」
「そうですな・・・一目惚れしたでは物足りないか、盧植殿」
そう言うと盧植殿はそうてすか、それならばこの子の事も任せられますねと言ってお願いをしてきた。もちろん受け入れて俺は挨拶をするのだった。
「どうも玄徳ちゃん、俺は韓広と言うだけど分かるかな・・・でもこれから宜しくね」
そう言って頭を撫でてあげると嬉しそうに僅かに笑みを浮かべて擦り寄せてきた。やはり寂しかったのだなと思っていると盧植殿は明らかに驚いた顔をしていたのでどうしましたかと聴くとハッとなってからいいえ何もと返してきた。
そうですかと伝えてからではこの子は貰っていきますねと言ってから盧植殿の屋敷から出て行くのであった。
そうして見送った後で盧植は一人で呟くのである。それは韓広に対しての評価でありそしてそこしない可能性を込めて言っていた。
「桃香はあんな風になってから何も表情など表さなかったのにあの男だけは明らかに違う反応を見せていた。本当に桃香を救ってくれるのかもしれませんね・・・頼みますよ、後将軍」
一方、その雅は考え事をして歩いていた。それにしても三国志の英雄の一人である劉備がこんな美少女になっているなんてびっくりしたけどそれ以上にこんな風になっている少女を放置は出来ないし・・・何よりも可愛いからと思いながら紫苑たちのところに帰ると紫苑たちは唖然として見ていたと思っていたら豹が呆れながら俺に対して話し掛けてきた。
「将軍、いきなりで申し訳ありませんがこの短時間で新たな側室を連れてくるのはどうかと思いますよ。確かに増やしてほしいとは思っていますけどいくらなんでも早すぎませんか」
それはその正論なので何も言い返せないでいたけどこちらにも理由があるから話をしても良いかと伝えると豹たちは分かりましたから説明をお願いしますねと言ってから俺は説明を始めた。
この子の故郷が滅ぼされてしまって帰る場所が無いことにこの通りに廃人に近い状態になっている事など伝えると豹は俺に対して謝って来たのであった。
「将軍、申し訳ありませんでした。自分は美形で胸も大きく可愛いから側室にしたばかりだと思っていました。こんな自分を許して下さい」
「それに盧植様の話だとこの人は中山王の子孫だと言っていたのですよね。要は遠いですけど皇族の一族という事ですよ!!凄いことですよね、春もびっくりしました」
うん、今この場で思い出して言っただけだけどなと思いながら見ていた。二人は誤魔化し出来たけど紫苑は明らかに疑いの目をしていたけどこの子の様子を見るとこれ以上は何も言ってこなかった。
それだけに紫苑もこの子が可愛そうだと感じたのであろうな。俺が治めている場所ではこんな事はなくなったけどこうして領地以外の場所に出るとこのような事が起きているのだなと思い出された。
荊州南部はかなり平和になっているだけで他のところはまさに乱世に入ろうとしている状況に置かれていることを感じさせた。
今後は隣の長沙太守になっている炎蓮共に連携してくる必要が出てくるなと感じたのである。それよりも先に息子の椿を曹崇の所に追放しないとな、本当に残念でならないよ。
しっかりと数少ない問題点を改善しておけば俺は自ら譲ったかもしれないのにこのような形になってしまうのは残念でならないなと思いながらも俺はなら俺がその分だけ頑張るしかないのかなと考えた。
幸いなことに家臣たちにも民たちにも恵まれているので余程な事をしなければ行けるなと考えていたのであった。
ともかくここに滞在は支度はないからすぐに引き上げるとして軍をまとめて武陵に帰り始めた。帰りながらも何かあるかもしれないと警戒をしていた。
なんせ、あの曹崇がこのまま黙っているとは思えないからな。暗殺など襲撃など普通に考えられるから慎重にしながらも神速に進軍して河を渡っている最中にやはり俺たちを亡きものにしようとしてきた軍勢が現れたけど船のおかげもあり何もせずに渡りきれたがすぐにでも追撃はしてくると思うから待たしても神速に行軍をした。
そうして俺達は無事に武陵に辿り着いた、これ以上は用意していないだろうから一安心をして街には入ると帰還の祝福を受けていた。すると玄徳ちゃんが良い場所ですねと静かに言ってきたので俺はだろと返した。
そうして一夜は一休みをした後に向かったのは零陵にいる椿に朝廷から曹崇がいる郡に移動になった事を伝えないとな。仕方がないよね、朝廷からの命令なのだからあのプライドが高い息子でも逆らう事はしないだろうからどんな反応になるのか気になるなと思いながら進むのであった。
でも下手にすればこれで息子の椿とは永遠の別れになってしまうのかもしれないと思うとやはり親として悲しくなってきたがこれも本人が招いてしまった結果だ。
俺ができることはその真実を伝えて次の場所では失敗をしないように忠告をしてあげることだけだと思うのだった。
そうして俺はとうとう零陵に辿り着いてしまったのでため息をしながら中に入るのであった。
次の話は原作キャラ視点のなりますので・・・