あれから一年ほどの月日が流れたが結局のところ燈ちゃんとは和解が出来ていない。それどころか娘の喜雨にも嫌われてしまった。
内政など必死になって勉強してくれているけどその理由があんな父なんかに負けてたまるかとそんな意気込みで必死に勉強しているらしく泣けてきた。
だから申し訳ないけど完全に家庭崩壊してしまった、これには馬良のこと菊白は最初はどうしてなのですかと聞かれたけど俺が君主として正解なのかは分からないけどそれをしたらこうなったと伝えると菊白は申し訳なさそうにして何も言ってこなくなった。
その代わりに前よりも仕事をするようになり菊白からまた別の女性を増やす事を推薦致しますと言いながら仕事をしていた。
それはともかく俺は本拠地を武陵の隣の零陵に移動をした、その事で配置も変えた、武陵には燈ちゃんに娘の喜雨、紫苑、豹、刑道栄、菊白を置いた。
新しく貰った桂陽郡は元々この地を治めていた趙範のおっさんが滅茶苦茶にいい人で民たちも慕われているのでそのまま家臣丸ごと雇う事になりました。
別にそこまで有能ではないけど民からは慕われて家臣たちからも信用されておりそして家族も愛されていてそれは俺が目指した理想そのものを叶えていたのである。
それを見て俺は壊したくないと心の底からそう考えたのであろうなと思いながらお願いをした。出来る事なら俺もこうなりたかったと思いながらも桂陽郡を引き続きにお願いをするのであった。
そうして零陵には俺、愛沙、春、桃香に最近に加入した張翼、真名は時鳥と孫乾、真名は美花で運営をしていた。
正直に言うけど零陵にいる人材って・・・これって殆ど劉備軍または蜀軍じゃないかと思うぐらいに人材が集まっていた。
実際に最近になり桃香も元気になりとても明るい子になり零陵では俺の次に人気者になっていた。新しく入った張翼、時鳥は滅茶苦茶に三国志のゲームでお世話になっていたので助かります。
覚えているけどオールステータスが70クラスで戦闘にも政治にも使える人物だったので仕官に来た時は滅茶苦茶に嬉しかった。
それと孫乾、美花の出会いは山賊に襲われてしまったところを助けてから家に仕えて色んな裏方をお願いしている。
ついでに張翼、時鳥は美花に恋をしているらしく色々とどうしたら良いですかと相談に来るけど絶賛家族崩壊している俺に普通に聞くかと思っていた。
なのに実は美花も時鳥に一目惚れしてしまったらしく俺にどうしたら振り向いてくれますかねと相談していたけど普通に話せ!それで全てが解決するからと言うだけどそれで失敗したらどうするのですかと言ってきたけど安心しろ絶対に失敗しないから。
この二人はお互いに滅茶苦茶に好きなのに恥ずかしくてお互いに言えない状態で見ている俺は甘すぎる恋物語をリアルで見ているので甘過ぎで何度も吐いている。
そうして吐きそうになったら俺の状況を思い出して落ち着かせている・・・言っているだけでも悲しくなってきたな。
ともかくそこはまだ良いけど一番の問題は俺の軍勢で派閥が出来ているという所だ。燈ちゃん派と桃香ちゃん派の二つで対立をしていた。
お互いに仲良くさせようとしてもかなり仲が悪くどうにも出来ない状況になり困っていた。なのにこの派閥の闘争はここだけに止まらなかった。
実は俺と桃香ちゃんで山越を戦わずに降して傘下に入れた事もあり異民族の山越は桃香派に着いている上に交州からも慕っているものが多くこちらは想像以上に大きくなっていた。
しかし、これで負けていないのは燈ちゃんであった。燈ちゃんは長沙太守の孫堅と仲良くしており孫堅、炎蓮は燈ちゃん派に着いて更には江夏太守の黄祖、南郡太守も燈ちゃん派になっているのだ。
・・・これってかなりやばいよ、大きな戦が起きてしまうよね。滅茶苦茶にやばいことになり始めているのですけど俺はどうしたら良いのですか。
出来る限りに刺激をしないようにしているけど桃香ちゃんは素直に聞いてくれるけど明らかに燈ちゃんは言う事を聞いてくれなくなってきた。
勝手に人材も登用しているからと思ったけどだいぶ前に勝手にしても良いと言ってしまったことを思い出してしまった。
お陰様で徐庶、王双に息子から燈ちゃんに移動した司馬懿、徐栄、董和など参入しており陣容は大きくなっていた。
もちろんのこと俺の言う事なんて誰一人も聞いてくれる人はいないけどね。武陵でまともに俺の話を聞いてくれるのは朱異の豹だけでありそれがいなくなれば武陵はある意味奪われたと言えるほどになっていた。
もちろん武陵の民や兵士たちからは慕われているけど上官クラスから軒並みに嫌われていた。俺って本当に好き嫌いが分かれる男だよなと感じていた。
それは置いといてこのままだと間違いなく大きな内乱に発展してしまうのでそれを阻止したいのだけど・・・やはりここはまたしても袁家の力を借りるしかないのかなと考えた。
でもな恩を返さないといけなくなると考えるとお願いはしたくはないよなと思ってしまっていた。あの家は意外と権力欲が強いので下手にすればこちらの味方になるどころか敵になってしまうかもしれないからと思ってしまった。
そうなると最悪な事態を考えてもう燈ちゃんに武陵を任せてしまうのも手かもしれない。人材は多くいるのだから滅茶苦茶に人口が増えてしまった武陵でも間に合うだろう。
最初は滅茶苦茶に田舎だったのに今ではとうとう南陽郡を抜いて荊州の中で一番栄えている郡に成長したからな。
正直に言えば手放したくはないけどもう燈ちゃんがそこから引くとは思えない・・・それに元々は燈ちゃんと一緒に始めた場所でもある。
そこを引き上げるのは燈ちゃんとの縁を完全に切ることになるけどもう向こうがそのつもりなら俺には止める方法はない。
それに話で分かったが燈ちゃんの家がこの前の事で勢力を失ってしまったらしいから俺としても恩がある家でもあり恩返しをする為にも彼女に武陵における全ての実権を与えようと決めるのだった。
そう決めてから俺はすぐに朝廷に賄賂を送ってから自分が朝廷に対して燈ちゃんを・・・いや、陳珪を正式に武陵太守に任命をさせてあげて下さいと書簡に書いてお願いをした。
そして陳珪には離婚を望むなら受け入れるつもりだと書いてからこれまで俺のことを支えてくれた事を感謝を伝えてからこれからの事を幸せになるように祈っておりますと書簡に書いてから一緒に俺が持っていた資産を殆ど届けた。
俺はため息を付きながらも仕事をしているある日に朝廷からの勅使が俺の元に来てから内容を伝えてきたのである。
「勅命である!後将軍、韓広は望み通りに武陵太守の任を解く。後任には陳珪を指名する。後将軍、韓広は引き続きに零陵郡並びに桂陽郡を統治をするように、以上である!!」
俺は分かりましたとおそらく無表情で答えたのであろう桃香や勅使までも大丈夫ですかと聞いていたけど俺は大丈夫だと伝えたしばらくしてから陳珪からも返答の書簡が届いたので俺は誰もいない所で静かに開けた。
そこに書かれてあったのは僅か一文のみだった。
分かった
それだけであるがもう全てを理解するには十分な言葉だった。その言葉で俺と燈ちゃんの関係が終わりを迎えてしまうのであった。