恋姫†無双  南韓志   作:人中の蝮

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第27話、袁紹、田豊に指導するのこと

そうも楽しく暮らしていたのだけど約束の期間が迫ってきたので俺は跡継ぎなどを終えてから都に向かい始めた。

 

 

ここまで世話をしてくれたので真面目に何を教えられるのか分からないけど教えようと俺は決意をして都にたどり着いてから袁紹に会うことになったけど袁紹はある意味に俺の想像を超える人物だった。

 

 

「おーっほっほっほっ!おーっほっほっほっ!」

 

 

(・・・・・あの、本当にこの子をこれから教育しないといけないのですか。絶対に言葉には出せないけど無理だと言っておきますよ。だって俺とは違うタイプの馬鹿だから)

 

 

すぐにそんなことを思い浮かぶ程に阿呆であるけど悪い人ではなさそうだしこの人の父親にはかなりの恩があるのでしっかりと教えておこう・・・何処からだろうなと思っていたら一人の少女が全くも殿はと言って呆れている眼鏡をかけた少女だった。

 

 

この時代に眼鏡なんて有りましたって?と考えたけどそもそも有名な人物が女性が多い事を考えるとあり得ることかもしれないなと考えながらもその少女の名前も聞くのであった。

 

 

するとその少女は田豊であり、三国志演義ではかなり苦労している人物として描かれている。こちらの世界でもかなり苦労をしている様子だなと思っていた。

 

 

田豊は確かにまともな事を言っていることが多いけど三国志演義などを見ているとかなり強引な感じをしているイメージが強くそのせいで君主である袁紹から嫌がられていた印象がある。

 

 

もしかしたらその辺を直してあげれば意外とこの二人は相性が良いのかもしれないなと考えていた。正しい事を伝えても相手の考えなどを考慮して伝えないと聞いてくれない上に下手にすれば災いを招くことになる。

 

 

それは歴史が証明しているし実際に自分自身もかつてそうだったけど無理矢理にこうしろとか言われても聞く気にはならなかった。

 

 

それらを解決してくれた馬良先生でありそしてそこで自分が考えていた価値観以外も受け入れるようになり大きく変わる事ができた。

 

 

俺も馬良先生程ではないけどそうして教えてあげれたら良いけどなと思いながら俺は馬良先生との日々を思い出してどう教育されたのか思い出していた。

 

 

まず初めはいきなり言うのではなく共に過ごして相手の良い所を見つけて褒めながら欠点など探してそして相手に機嫌を損なう事はせずに分かりやすく伝える。

 

 

例えば俺だったら戦いが得意だったから重要な欠点を兵糧庫などに例えられた事もありその様にして分かりやすく教えてもらった。

 

 

彼女が何か得意なのか何が好きなのか、しっかりと見極めてから助言をしていこうと決めてからともに行動をしていたけど中々に難しいお姫様のことだと思いながら観察をしていたけど袁紹を観察して約一ヶ月してようやくこの人の性格や好みなど理解ができてきたのでそろそろさり気なく教え始めるとしますか。

 

 

まずは袁紹が好みの食べ物を多く作って振る舞っていたこう見えて料理は前世からやっていた事もあり自信があり作るとすぐに無くなってしまっていたので次も同じ料理を作って振る舞っていたらここで袁紹があのー韓広さん、そろそろ同じ料理に飽きてきましたので次をお願いしますと言われた。

 

 

ではそろそろかなと話を始めた。

 

 

「了解しました、袁紹殿・・・所で話は少しばかり変わってしまいますが袁紹殿は良く自分の作戦、華麗に進軍と言いますよね。俺もそれは相手に威風を見せる為に素晴らしい作戦だと思っています。そうですねとてもおいしい料理とも呼べますよね」

 

 

すると袁紹殿は自分がとても好んでいる作戦を褒めてかなり嬉しそうにして高笑いをしていた、近くで聞いていた田豊が呆れていたけど俺は続きを言い始めた。

 

 

「しかし、袁紹殿。袁紹殿の華麗な進軍も何度も同じ様にしてしまうと威風も伝わずになってしまうと俺は考えております。そう今の料理もそうですよね、同じ料理を食べて呆れしまっていましたよね。ですから袁紹殿が大変素晴らしいとも呼べる作戦も相手に伝わらなくなってしまうと俺は考えておりますけど袁紹殿はどのように考えておりますか」

 

 

それを伝えるとそうなのですかと周りにも意見を聞いて慌てて聞くと田豊がはい、残念ながらもそう感じますと伝えると袁紹殿殿が珍しく慌てながら考えを口に出した。

 

 

「それは行けませんわ!私の華麗な進軍がご理解出来なくなってしまうのは韓広さん、何かいい方法はありませんのこと」

 

 

「袁紹殿、俺には考えがありますがまずは他の料理を食べてからお伝え致しますのでまずはこちらを食べましょう。料理は出来たてが美味しいですから」

 

 

そうして最初に出していた料理とは違うものを出しては食べてみるとこちらも中々に美味しいですわねと言ってから俺は袁紹殿に今出された料理が食べ終わりましたら先程の料理も手を付けてみてくださいと伝えたら素直に聞いてくれて食べてみるとあら!?不思議ですわねと言って食べれるようになったのを確認してから俺はまたしても説明を始めた。

 

 

「他の料理を食べると先程の料理もまた美味しく食べれるようになります。このメインを袁紹殿、そして違う料理を他の家臣たちで考えましょう。違う料理、家臣たちの自分とは異なる意見にも聞いてみてそれらを上手く取り入れる事ができれば今よりも更に袁紹殿の華麗な進軍がより多くの人に伝わると俺はそう信じております。食事とはある意味一つの軍とも呼べるかもしれません、メインの総大将にサブ料理に他の家臣と・・・そう思いませんか袁紹殿」

 

 

それを聞くとそうですわねと言って俺に対して教えた頂きありがとうございましたわと言ってから「これからは他の者たちの意見も聞いてみてより私の華麗な美しい進軍をより多くの人に見せつけてあげますわ」

 

 

そう言いながらかなり上機嫌になりながら食事も終えたので立ち去り嬉しそうにしていたけどしっかりと教えたらやってくれる点の素直さは評価してあげたいなと思っていたら田豊から声をかけられたので何でしょうかと返すとすぐに向こうから話を始めてきたのである。

 

 

「韓広先生、先程の話はたいへん素晴らしいと私は感激を致しました。それで私みたいな愚者の為にも知恵を授けて頂けないのでしょうか、これからも袁紹様にお仕えするためにも必要なことです。先生、ご指導をお願いします」

 

 

いやいや、先生は言い過ぎですから俺は別に頭が良くないですからこれも色々と教えてくれました馬良先生のおかげですから褒めるなら馬良先生を褒めてほしいですと思いながらも俺は田豊に思う事を伝えるのであった。

 

 

「それでは田豊殿、俺が思うに田豊は本当に真面目に主のために必死に努力をして頑張っている姿は正しく忠臣とも呼べる人だと思っています。おまけに美貌にも優れており家臣として迎え入れたら褒めたくなるほどです」

 

 

そう伝えると顔を赤くなりながら一瞬嬉しそうにしていたけどすぐに切り替えてあの褒めてくれるのは嬉しいのですけどと言ってきたので続きを話した。

 

 

「そうですな、ですが田豊殿は真面目に努力をしているからこそ他人の意見や想いを押しのけて意見を通そうとする姿勢がある。確かに時にはそれは必要かも知れませんが同じ事をしていると間違いなく主からは嫌われて他の同僚からも嫌われてしまいます。成功している内は何もして来ないと思いますがもし、失敗でもしたら餌を求めているイナゴの様に食べられて陥れる事になると感じました」

 

 

確かにそれはそうかも知れませんがと言って反抗してきそうだったので俺は話している中で上の立場としても利用できるなと感じて伝えた。

 

 

こう見えて俺は後将軍でもあるのに無理矢理に止めさせている上に話の途中でもすぐに反論をしようとするその点が俺は危険だと言っていますと言うと田豊はハッと気がついて大人しくなった。

 

 

すると田豊は静かに私は間違っていたのでしょうかと聞いてきたので俺はそれは時と状況で答えは変わりますからそこは答えられることはできませんが少なくても常時それでは危険だとお伝え致しますと答えてから続きを話した。

 

 

「しかし、田豊殿は真面目という取り柄がありますので今からでも遅くはないと思います。それで本題に戻りますが袁紹殿に意見を言う前に袁紹殿をよく知っておく必要があります。いくら田豊殿が優れていても主と連携が取れなければ意味がありません。ですのでまずは袁紹殿の良い点を見つけるところから始めてみてください、主を知って良い点を伸ばして悪い点を指摘や補う事が軍師としての役割だと俺は思っています。きっと真面目な田豊ならやり遂げることができると俺は信じております」

 

 

俺は少しばかり言い過ぎたかもしれないと思いながらもそれでは田豊殿、頑張ってくだされと伝えてからその場をあとにしようとした時に田豊が韓広先生、本日はこんな私のために時間を作ってくれてありがとうございましたとお礼を言ってくれた。

 

 

まあ、悪い気分ではないかなと思いながら立ち去るのだった。そして袁紹と袁術、この二人を改善してしまえば三国志的に大変な事になるのは普通に考えれば分かることなのにそこまで頭が回らない韓広なのであった。

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