袁紹殿を指導しながら俺は都で暮らしていると朝廷から勅命を与えられたのである。それは西涼にいる異民族並びに北にいる異民族の平定をするように言われたのであった。
少しばかり大変なことだけど都にずっと教えては鍛錬しかしてこなかったので良い機会だなと思い出陣をした。都にいると気を使う必要があるし袁紹殿もかなり成長した事だしそろそろ自立しても良い頃だと思っていただけにとタイミングが良かったなと思っていた。
簡単に言うと西涼の異民族は地元の馬家が頑張ってくれたのでそこまで功績を上げることができなかった。お陰様で5千程の異民族しか討ち取れなかったが降伏してきた者にソバの実の食べ方やその作物の育て方など教えると泣きながら感謝をされてしまった。
それを見ていた馬家も教えてもらっても構いませんかと聞かれたので俺は喜んでと言ってその方法も教えた。するとこれで西涼は分からなくなるぐらいに豊かになりますと喜んでいた。
まあ、食べられる作物が増えたのだからそれは当然だよなと思いながらして次は幽州の異民族を相手にしてこないと行けないからこの辺りでと言ってからその場をあとにしようとしたら私も後将軍のお供をしても宜しいでしょうかと馬家の次女、馬休が申し出てきた。
そこまで頑張らなくても良いかと伝えても俺の側で色々と学びたいからお願いしますと言われてしまったのでそこまで言うのであればと馬騰に娘さんを預かりますねと伝えると馬騰も娘を宜しくお願いしますと言われて承諾をしてもらったのでそのまま次は幽州の鳥丸だったかなその者たちの平定に向かった。
しかし、この馬休ちゃんは滅茶苦茶に真面目でありどうしてそんなに真面目なのかと聞くと他の姉妹たちがみんなが脳筋と言いますか、考えが足りない人が多すぎて自分だけでもしっかりとしないと考えていると言うのだ。
あれだな頑張れよとしか言えないなって思ってしまった。確かに馬超を始め礼儀など知っている人などいなかったもんな。でも仲良くなりやすいという点は良かったと思うけど軍人としてはあの態度は良くないからな。
人としてはかなり好意持てる人だけどなと思いながら聞いていた。それからは副将に馬休を加えて洛陽に戻り、そして再度に支度を終えてから北に進み始めた。
幽州だからもしかしてら息子の椿に出会えるかも知れないなと密かに楽しみにしていた。息子の椿は歳は今年で13歳になるのかなあれから四年の月日も流れたけど成長を少しでもしておいてくれたら親として嬉しいのだけどなと思いながら進軍をしていた。
それにしても北に向かっているから当たり前だけど寒いな、俺が治めている場所は南だから寒さにはあんまり慣れていたいのにと思いながら向かっていた。
そうして幽州に入ると幽州を治めている公孫瓚に会うことになった。公孫瓚はまあ、良くも悪くも普通に良い主といった印象であり、公孫瓚自体はあんまり普通と呼ばれたくはないらしいけど普通と言っても馬鹿には出来ないと思うけどな。
普通に治めているこれが他の地域でどれぐらいこれと同じように出来ているのかと言うと全くと行って良いほどに出来ていない。
それにここは異民族もいるので余計に難しいはずなのにそれを普通にやっている点はやはり普通にすごいな感じているのだけどなと思っていると公孫瓚がここには私よりも優れている人物が多いから出来るだけだよと言っていた。
でもそれをまとめているのも公孫瓚なんだよなと思っていると公孫瓚が俺に対してそう言えば桃香は元気にしているかと聞かれた。
そう言えば公孫瓚と桃香ちゃんは盧植先生の生徒だったからやはり心配をしてくるているのだなと思って答えてあげた。
「桃香ちゃんならとても元気に暮らしているよ、と言うかここまで話が来ていないようだな。桃香ちゃんは俺の妻になった事を知らないようだな、しかも既に子持ちだよ」
公孫瓚にそう伝えると急に猫ミームみたいにはぁ?はぁ!?と言い出して面白かったけど続ける事にした。
「どうやら知らないようだから説明すると時間は長くなるかもしれないけど・・・」
「いやいや、いつどこでどの様にそして桃香を落としたの!!??出来る限りに詳しく短くお願いします!!??」
まあ、俺は素直に桃香ちゃんとの出会いから説明して都に来るまでの出来事を話すと公孫瓚はそうか、韓広殿みたいな人が相手ならきっと桃香も幸せなのであろうなと親友の幸せを嬉しそうに聞いていた。
そして桃香が幸せなのは良いけど私もそろそろ相手を見つけないと危ないのかなと何か不安そうにしていたけど俺は素直に答えてあげた。
「いやいや、公孫瓚殿みたいな美少女ならきっと良い相手が見つかると思いますからそこまで不安そうにしなくても宜しいかと思いますよ」
「・・・なるほど、そのような手口で桃香を落とし始めのだな・・・その、普通に嬉しいから褒めないでください」
別にそこまで褒めているつもりはないけどな、俺はそう感じたからそう伝えただけなのになと思っていると公孫瓚がとりあえず今後のことを話し合いたいからと言って話し合いを陣営の中で話し合い始めた。
「問題になっている鳥丸に関してだけどこちらの方針でやってもらえないでしょうか、後将軍」
「公孫瓚殿、まずはどの様な作戦なのかそしてその内容を教えてもらわないと判断はできませんので詳しいことを教えて下さい」
そう伝えると公孫瓚はすぐに解説をしてくれた。そしてその内容はできる限りに戦わずに相手を従属させる方針でまずは相手が望んでいるものを与えながらこちらの実力を見せつけて従属させると言うのだ。
そしてそれを提案した者も毎日のように必死になって頑張っているのらしい。お米や小麦などに代わる作物がこの地域で収穫できるようになればきっと鳥丸の者たちはこちらに従うようになるはずですと頑張っているのだとか。
ほう、中々に良い心掛けじゃないか。そしてその者は才能の塊なのに下の者にも優しくしており才能がない者にも教育して教えてあげているらしくそれを聞いて俺は滅茶苦茶にその人材が欲しいのですけど。
あの済みませんが引き抜いても宜しいでしょうかと尋ねると公孫瓚がやめた方が良いですよと言われてからその理由を教えてくれた。
どうやらこの幽州の者たちから慕われておりその人物に恋心を何人も奪われているから引き抜きなんて来たらその者たちも黙っていないと言われた。ついでに公孫瓚も怒ると言っているからやめておこう。下手にして作戦に影響を与えたくはないからな。
それにしてもここまで皆から慕われている人物か、とても気になるなと思っていると公孫瓚が外の気配で何か察知したのか嬉しそうにしていた。
兵士たちの声から先程から噂をしている人物が現れたらしく兵士たちから歓迎されていると言うのだ。本当に人気者なのだなと思いながらどんな人が現れるのであろうかと期待をしていた。
そうして現れたのは俺の期待を遥かに超える者が姿を現したのである。
「白連!韓武がただ今戻りました、朝廷から派遣をされた将軍・・・・え??!!」
そう、そこに現れたのは紛れもない俺の子供である韓武、椿であったのだ。