しばらくして俺たちは無事に目的の辰陽県にたどり着いたけど一言で言えば滅茶苦茶に田舎、人口も1万人いるのかなと思うぐらいに少ない場所だったけど逆にこれぐらいの方が管轄しやすいかなと考え直した。
そうして俺たちは歓迎されたら嬉しいけどなと思っていたら逆に怯えられていました。何でそんなに怯えているのかと尋ねると、前の県令はお世辞にも言えないほどに嫌な県令だったみたいでまたそんなことになってしまうのかと怯えていると言うのだ。
なるほど、確かにそれならば怯えても無理はないかなと思いながらまずはそんなに怖い存在ではないことを伝えようと考えたけど、その前に何か実績を作らないと無理だなと感じた。
その為にまずは地域の発展つまりは農業を盛んにさせようと考えた。農業が発展すれば多くの食べ物が増える、そしてそれを頼りに流民などが流れてくるからその者たちに土地を与えて農業をさせるつもりだ。
そしてまずは今いる人たちで開拓をしなければならないので開拓した人にはそうして開拓した場所の年貢を初年度はなしにすると真名を出して約束させた。
すると真名を出したおかげで滅茶苦茶に皆がやる気になってくれて一気に開拓が始まった。そして俺は覚えている限りに再現した農業道具を農民たちに与えて開拓を始めていた。
やはり戦国時代または江戸時代あたりの道具なのでかなり効果があり想像以上に作業が進むと喜んでいた。俺もこの辺はかなり農業に適している場所なのでやりがいがあった。
俺はそうしながらも商人たちにこの地域の宣伝などをしていた、すると商人たちも辰陽県での商いを始めてくれた。だからこそ俺は楽市楽座まではいかないけど売上があんまり良くなかったらタダにしてあげた。
そんな事をしたら大きな力を持っていない商人たちが一気にこの辰陽県に拠点を構え始めたのである。そんな事をしている間にも農業で昨年よりも多く作物を取れて約束通りに新しく開拓した場所からは年貢は一切取ることはしなかった。
その為に多く取れた作物をこの地に拠点を構えた商人たちに売りそして商人たちが他の群に売ってそして売ったお金で他の物を買って景気を良くさせはじめた。
やがて商人から噂が流れると、流民がこちらに流れてきて、以前考えていた通りにすると泣きながら感謝をされる。そんな事をしている間にも芋なども栽培を初めて多くの野菜などの栽培をして民たちに教えた。
そうなるとそれらも栽培を始めてそしてそれが食べれる作物だと理解をすると商人たちが旅のともとして重宝し始めた。それを見ていた他の郡が買い始めて余計に商業も栄え始めた。
そんな風に治めていると人口が信じられないぐらいに多くなってきたのである。ここに来た時には1万人ほどしかいなかったはずなのに2年ほどで5万人程まで増えてしまったのだ。
いや、増えすぎでしょうと思いながらも賑やかになってきたので良いかなと思いながら過ごしていた。そんな時に燈ちゃんがたまには少しばかり外を歩いてのんびりとしないかしらと提案をされたのであった。
確かに最近は仕事が忙しくて何もできなかったから良いかもしれないなと思いながら俺と燈ちゃんは外を歩き始めた。
「雅、あなたのおかげでこの辰陽県はかつてない程に発展を遂げたわ。今の貴方ならきっとこの武陵郡を統治できると私はそう考えているけど私の考え過ぎかしら」
「うん〜、俺一人では無理だと思うよ。あくまで燈ちゃんや民たちの力を合わせて発展をさせたのだから成功するか分からない。でもやれと言われたら俺は全力でするつもりだ」
だってその方が良いからな、郡の太守ぐらいになればしっかりとした善政をしていれば基本的に安全だからな目指すのはそこだな間違っても天下の争いに参加はしたくはない。
だって隣の国である日本まで伝わってきている化け物・・・いや、英雄たちと戦わなわないといけないなんて絶対に嫌だ。
だからこそ俺の目的と言うか計画はこんな感じで考えているまずは武陵郡の太守になってから善政をして零陵郡、桂陽郡そして長沙郡を統一して守りを固める。
そして天下を取りそうな勢力に帰順するという計画である。最初はこんな辺境地だと思っていたけどこれならばこんな作戦もできてしまうので意外と良いなと今はそう考えている。
だって争いに絶対に巻き込まれにくい場所だからこの世界が平行世界でも赤壁の戦いが終わる頃にはある程度の情勢は決まっているからそれからでも遅くはない。
最後にこの武陵郡の太守で終われば全てがよしなのだからと思っていた。でも交州は欲しいかもしれない、あそこは開拓精神でやりがいがある場所だから渡したくはない。
まあ、危険を侵すほどまでは欲しくはないけどもし手に入られるのであれば欲しいぐらいだ。それよりもそろそろ異民族との関係も改善しますかと考えた俺は次の行動に移し始めるのであった。
それは異民族にも漢民族と同じように待遇を約束させて民として貰いたいとお願いをする為にその為の準備も始めながら俺と燈ちゃんは最初に来た時よりも栄えている辰陽県を見て回るのだった。
俺と燈ちゃんのおかげだなと言うと燈ちゃんは真っ赤になりながら恥ずかしいまるで夫婦で共同作業したみたいじゃないと嬉しそうにして喜んでいた。
色々とツッコミたい所はあるけど本人が喜んでいるから俺は気にしないで置くことにしたのだった。それと燈ちゃんの胸が男性の理性を破壊するほどに大きくなってきているのは俺の勘違いなのだろうか。
少なくても俺の理性は中々に辛いことになっているけどここで襲ったら恩人に迷惑をかけるからという理由で必死に耐えていた。
それと思ったけどどうやってあの燈ちゃんのお父さんに認められてもらえるのであろうかと気になっていたのだけど考えても分からないから仕方がないかと考えるのをやめるのであった。