恋姫†無双  南韓志   作:人中の蝮

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第34話、夷陵の戦い(中編のこと)

燈視点

 

 

私は今、かつてないほどの連合軍の一人として参加をしているのだけど正直に言って早く帰りたいと言うのが本心であった。

 

 

その理由は相手がかつて私が最も愛した人・・・いいえ、きっと今でも好きな人が敵総大将として戦おうとしているから私は嫌のだなと思っているのだけどこちらも武陵太守として役目があるから逃げるわけには行かなかった。

 

 

それに逃げ道は既に無くなっているから私はできる事をしなければならなかった。あの時は雅くんが変わってしまって嫌いになり離縁の話も素直に受け入れたけどその後に待ち受けていたのは太守としての軍団の大将としての重みが私に降り注いだ。

 

 

今までは雅くんが全てまではいかないけどやってくれていたことが全て私に降り注いで時には私の思いとは全く違う事もしなければならなかった。

 

 

そこで私は雅くんがどれだけ頑張っていたことに気がついてしまったけどその時には既に離縁をして言い出せる状況ではなくなっていた。

 

 

そうして私は一人で抱え込むことが多くなりイライラとする日が多くなっていたのに隣の零陵にいる雅くんは劉備とか関羽とか色々と出来ていると話が出ていて幸せそうにしていたのが私には許せなかった。

 

 

何よりもあのどこから来たのか分からない娘に私の場所を奪ったことが一番許せなかった。だから私は司馬懿に劉備を陥れる策を考えてもらった上で勝手にやっても良いと私はそう言ってしまった。

 

 

それを聞いた司馬懿がすぐに行動に移してまずは実家に頼んで北の名士達を動かし始めて朝廷で雅くんを朝廷に歯向かう逆賊にさせるために動いてから劉備にはこちらに呼んで始末をしようと罠を仕掛けた。

 

 

私はいくらなんでも殺すのはやり過ぎだと言って止めようとしたけど司馬懿は決定権を貰った以上は終わるまではやりますからと言う事を聞いてくれなくなっていた。

 

 

部下たちも司馬懿の実家の力はもちろんの事、本人の実力もありいつの間にか名ばかりの太守となってしまった。

 

 

司馬懿は笑いながら私に対してこう言ってきたのである。

 

 

「それにしても貴女は知恵もあり頭も回るからあの馬鹿な脳筋よりも扱いやすくて助かりましたよ。これからは私の指示のもとで頑張ってくださいね応援はしておりますよ、太守様」

 

 

私は結局、雅くんがいないと何もできない女だったという事。それに気がついた時には既に彼はいなく近くにいるのは司馬懿に媚を売っている人または司馬懿に恐怖を覚えて従っている人しか残っていなかった。

 

 

また都から援軍として袁紹殿もかなり不満を持っていましたから味方になってくれそうでしたけど彼女も朝廷や多くの名士達が敵になってしまっているので動きたくても動けない状況でした。

 

 

それでも袁術ちゃんが雅くんの潔白を証明するために動いてくれているらしいけど明らかに間に合わない。少なくてもこの戦いに終わる頃になってしまうのは理解している。

 

 

それなのにこちらは30万人に対して向こうは僅かの4万人しかいないのだ、戦う前から勝ち目など向こうはないのに逃げる気配を感じない。

 

 

きっと雅くんの事だから何か考えはあると思うけどそれでこの軍勢に勝てるのかと私が考えていた時に兵士たちが空に飛んでいる人がいるぞと騒ぎ始めたのである。

 

 

私はそんな事ができるのはあの人しかいないと感じてすぐに外に出て確認をしたらそこには私の息子の椿と大好きな雅くんが空から私達を偵察していたのであった。

 

 

 

雅視点

 

 

なるほど敵はやはり暑さのせいで縦長に陣形が広がっているな。これならば火計も成功しやすいと言うものだ。それにしても敵将に袁紹はいるのは理解したけど美羽ちゃんがいないのはどうしてなのだろうか?

 

 

何かしらのことをしているのは分かるけど・・・まあ、ともかく今は目の前の敵を何とかしないといけないからなと考えて観察をしていた。

 

 

それにしても燈ちゃんは少しばかり元気がなさそうにしているから気になるけど流石に敵陣営の中に降りるほど俺は阿呆ではないからなと思いながら観察していると椿が陳珪殿がいませんねと言ってきたのである。

 

 

俺がいや、あそこにいるだろうと言いながら燈ちゃんにいる方向に指すと椿は目を開きながら俺に話しかけてきたのであった。

 

 

「全くお父・・・ではなくて輔国大将軍はどうしたらそんなにこんな多くの中でお母・・ではなく陳珪殿を見つけられるのでしょうか」

 

 

「別に良いよ、俺はもう怒っていないからそんなに言葉に気をつけなくても・・・それよりも紫苑の姿が見えないから探してくれない・・・そうだ!良い方法があった」

 

 

俺はこれならばすぐに見つかるだろうと言って俺は大声で陣営に向かって紫苑ー!そろそろと言うか歳もとってきて三十路までお互いにもう少しだなと言うと下からマシンガンのように弓矢が放たれてきた。

 

 

俺は避けては弓矢など回収していたけどこんなにマシンガンのように弓矢を放つ事ができるってやはり紫苑はヤバいなと感じていた。それと下から黒いオーラを出してきたのですぐに発見できたけど息子の椿は恐怖で覚えていたらしく、あんなことを良く言えましたねと言われた。

 

 

まあ、あれぐらい言わないと挑発に乗ってこないからな。それにしてもここまで反撃ができるなら紫苑も取り敢えず元気そうであるから良かっなと思いながら見ていた。

 

 

まあ、敵に空を飛んでくる人物はいないだろうからゆっくりと観察していますかと思ってゆっくりとしようとしたら背後から声をかけられた。

 

 

「はぁ〜、輔国大将軍は僕の存在を忘れているのですか。それとも僕が相手なら大丈夫だと考えているのですか」

 

 

そう聞こえたので振り返るとそこは成長しただろう愛する娘の喜雨がいたので俺は思わずに元気にしていたか喜雨!と嬉しさのあまりに抱きついて喜んでいたら喜雨が恥ずかしそうにしながら話を始めた。

 

 

「こら、僕はあなたの敵なんですよ。敵に対してこんなことをしても良いと思っているのですか」

 

 

「敵と言う前に喜雨は愛する娘なのだから気にするな、それよりもお母さんみたいに美しく可愛くなってきたな、お父さんは嬉しいよ」

 

 

「全くも今は雲に隠れているから良いですけど他の人が見ていたら攻撃してきますからね、そこを忘れないでほしいです」

 

 

全くも真面目なんだからなと思いながらもしっかりと育ってくれたみたいで俺はかなり嬉しかった。その時に椿も元気にしていたようで良かったと言うと喜雨がはい、お兄様も元気そうで何よりですと言うとだからそんな資格はないからと言いながらも楽しそうにしていた。

 

 

ここに燈ちゃんが戻ってきてくれたら最高なのになと思いながらも俺は喜雨から連合軍の状況を教えてもらったけどこれだけは言わせてほしい・・・司馬懿、マジでぶっ殺す!!あいつだけは許せるか、首をはねて晒し首にしてやると決めた。

 

 

あの野郎、俺を馬鹿にすることに関しては何も文句が言える立場ではないからそこは全然構わないけど家族に対してそんな事をしているとは余程に死にたいらしい。

 

 

望み通りに殺してやる!!さてとそれならば燈ちゃんをこの戦いに勝利して俺個人的な戦利品として持ち帰っても良さそうだなと感じた。

 

 

まあ、たまには欲を出しても何も罰は当たらないよなと言うと椿と喜雨は嬉しそうにしてそうですねと言ってきていた。

 

 

やはり、喜雨も椿も本当は燈ちゃんと仲良く暮らしていてくれたほうが良いに決まっているからなと感じていた。

 

 

それならば余計に頑張らないといけなくなったなと考えながらも俺はその場を後にして敵の陣営を愛沙たちに伝えたけどその後に待っていたのは質問の嵐だった。

 

 

 

いつの間にそんな事ができるようになっていたのかまた他にもできることはあるのかと色々と聞かれていたからある意味こちらのほうが疲れてしまったかもしれないと感じるほどであった。

 

 

落ち着いたらこれらの技の習得などに手伝って上がるからと伝えてから何とか終わったけどこれでようやく休めるなと思っていたら敵が武芸に自信がある者たちが集まってきて一騎打ちを申し出てきた・・・あれ?もしかしてこれって俺が出ていかないといけないのですかと半分諦めながら伝えるとみんなを代表して穏ちゃんがはい〜と答えてくれた。

 

 

俺は諦めながらもこうなったらやってやるよと言いながら一騎打ちを申し出てきた者たちをすべて討ち取りこちらの士気は大きく回復したのは言うまでもないが俺が滅茶苦茶に疲れて寝ている事と言うまでもない。

 

 

そうしてしばらくは対峙が続いていたが遂にその日を迎えようとしてあたのであった。

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