恋姫†無双  南韓志   作:人中の蝮

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第53話、私は程昱、真名は風のこと

私は本当に天から愛されているのかそれとも嫌われているのか二択でしょうね。

 

私の名前は程昱、真名は風。何処にでもいる普通の軍師志望の女の子なのです。

 

そんな可愛らしい風にとても不幸な事が起きたのです、旅をしていたらあの有名な山賊、張燕の一味に囚われてしまったのです。

 

これから風は司馬家に仕えようとしていたのに酷いですよねと思っていたのですがどうやら有力な人材は集めたら司馬家に売り飛ばしているらしいのです。

 

そんな事を前からしているのですかと何となく尋ねてみると向こうは警戒もなく話してくれ助かりましたがその一方で噂になっていた有力な人材を攫って手駒にさせるという黒い噂も本当になって風は絶対に絶命になったのです。

 

どこに行っても絶望しかないのかと思っていた風に突如として現れたのは面白い人たちが風を助けてくれたのです。

 

しかもその一人は天の御使いさんと呼ばれている人で確かに普通の人にはない力を使っているので疑いようもなく風も信じました。

 

それから韓武お兄さん・・・椿お兄さんの元で働く事になったのですけど思っていたよりも文官の人数が足りなくて結局、風も手伝う事になってしまったのですよ。

 

あれ程に色々と大変だったので少しばかりは休ませてくれると嬉しいのですけどね〜。

 

そんな事を思いながらも風は頑張って仕事をしています。あれから色々と付き合いもして椿お兄さんはとても良い人でありながらも上に立つ才能も持ち合わせていると分かったので風はこの椿お兄さんに着いていくことにしました。

 

それに椿お兄さんは本当に優しくて風が疲れて眠ってしまっても怒らずに優しく寝かせてくれるだけでなく必要であれば体も貸してくれて風はとても過ごしやすく助かっているのです〜。

 

それでどれだけの女の子に毒牙をかけたのですかと聞いてもそんな事はないと言ってからしているとしても栄華ぐらいだけだからと言っていました。

 

なるほどそれで幼い女子しか興味がないあの栄華さんを虜にさせてしまったのですねと風は納得をしました。

 

それでそんな椿お兄さんの毒牙に二人目がかかってしまったのが風なのですね〜と伝えたのです。

 

「そんなに女性を落とすつもりはないのだけど。ただ、栄華からこうしたら良いのじゃないかしらと言われたからそれをしてあげているだけだよ。まあ、風が本当に頑張ってあるのは分かっているからこそ自分はそうしたいと思って行動をしたのだけど」

 

これはあれですね、無自覚というやつですね〜。全くも無自覚に女の子に毒牙をかけるのは良くないですよ〜と教えておいたのですがなんの事?と分かっていないのでこれからも増えていくのでしょうね。

 

それにしてももう一人の気になる天の御使いさんは本当に警戒心が強い御方と言うか信用しているのは恐らく自身だけなのでしょうね、一見は周りに優しくして色々と気を使ってくれているので勘違いをすると思うのですけど風には分かってしまうのです。

 

だからこそ風も信じて良いのか分からないのです。彼の目的も分からず本当はどんな性格をしているのかと何も分からないのです。

 

本当にそれはまるで敵から情報を隠しているように見えてしまうのです、だからこそ風は天の御使いさんに気軽に話しかけて真意を確かめて見ることにしたのです。

 

「天の御使いさん〜少しばかり時間を風の為に作って貰ってもよろしいでしょうか〜」

 

「これは程昱殿、どうしたのでしょうか。別に宜しいですが俺と話をしてもあんまり面白くないと思いますが」

 

「良いのですよ〜、それを決めるのは風なのですから〜」

 

「確かにそれはそうで御座いますな、それで程昱殿と話をするのでお菓子なども用意しておきますぞ」

 

 

そう言って風の為に天の御使いさんはお菓子なども用意してゆっくりと話を始めたのです。

 

「ところで天の御使いさんはどの様な目的でこの世界に来たのですか。いまいちに天の御使いさんの目的が分からないのです〜」

 

「俺?そうだな、殆ど無理矢理にここに呼ばれてしまったと言うべきかな。あの皐月賞の前で誰が異なる世界に向かいたいと思うだよ。程昱殿に話しても分からないかもしれませんな、それにしても北郷一刀の代わりに俺が呼ばれるなんて思いもしなかったのだけど」

 

北郷一刀?その人物は誰なのですかと尋ねると天の御使いさんは口を開いて説明をしてくれました。

 

どうやら本来の天の御使いはその北郷一刀という人が天の御使いさんになる予定だったらしいのですが何かの手違いなのかこの天の御使いさんに変わってしまったらしいと言っていました。

 

でもどうして天の御使いさんが代用して起用されたのですかと尋ねました

 

「恐らくあれだな、その北郷一刀に限りなく近い存在だったのが運の尽きと言うやつだ。そもそも北郷家は天の国で島津家と言う大きな家の分家であるのだけど俺も北郷家ではないが俺も島津家の分家の子孫でありその上に出身地も同じ神奈川県という事もあり、その北郷一刀の代わりとしては問題もない存在だと言うことだ」

 

つまりはその北郷一刀という人に限りなく近い存在と言うわけなのですねと伝えると天の御使いさんはでもその北郷一刀と違って女性からモテる事はないけどなと笑っていた。

 

その北郷一刀という人は何だか気になってしまいますけど今はそれよりも聞きたいことがあって答えることにした。

 

「そうですね〜風にも風水師としての力を教えてほしいのですけど駄目でしょうか〜?」

 

さてとここで天の御使いさんが教えるのをためらっていたらほぼ確実に黒になるのは確定するのですがさてとどう答えますかと思って待ち構えていたのですが。

 

「なんだ、その事か。それでしたら喜んで教え致しますよ。程昱殿ならばきっと素晴らしい風水師となる事も可能でしょうからむしろこちらからでも教えるつもりだったからその意欲があって助かりますよ。いつから教えて欲しいですか?今すぐでもと言うのであれば今からでもやりますよ」

 

 

・・・・・あれ?思っていた内容とは全くも違う答えが返って来たのですけど、これは怪しまれているからわざとこの様にしているのか。それとも本当に教えるつもりだったのか。

 

これで分からなくなってしまいましたがそれでも風水師の力を教えてもらえることは出来るらしいので良しと思っておきましょう。

 

それに近くにいればあの天の御使いさんの真意も分かってくると思いますからね〜。私はそう考えていると疲れたので一休みをするのだった。

 

「全くも程昱殿はここで寝たら風邪を引いてしまいますよ・・・掛け布団でも持ってあげるか」

 

そう言って天の御使いは掛け布団をかけて風を休ませるのであった。

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