恋姫†無双  南韓志   作:人中の蝮

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第57話、椿、美羽と共に計画を立てるのこと

そうして旅をしてしばらくしてから南陽にたどり着いたのである。

 

南陽は父上のおかげで荊州一からは落ちてしまったとはいえそれでもかなりの繁栄を見せていた。

 

太守様が良い仕事をしている証拠であり今まで立ち寄った都市の中では間違いなく一番栄えているなと感じていると警備兵からもしかして韓武様でしょうかと聞かれたのでその通りですがいかが致しましたかと返事を返した。

 

「はい、太守様がもし韓武様がお見えになったら会いに来てくれるようにと伝えておいてほしいと言われましてどうか到着したばかりかもしれませんが太守様のところに向かってくれませんか」

 

何か話しておきたいことでもあるのかなと感じた自分は早速、太守である袁術ちゃんのところに向かうのだった。

 

そうやって歓迎をされたと思うと袁術ちゃんと張勲に会うのは自分一人だけにしてほしいと言われたので素直に従って袁術ちゃんと張勲が待っている部屋に入るのだった。

 

そこでは元気そうな袁術ちゃんと張勲がいて自分はどうも久しぶりですと答えた。

 

昔に父上の関係で面識はあったのでそう言葉を返すと袁術ちゃんから話を始めてきた。

 

「うむ!韓武よ、久しぶりじゃな。早速であるがはちみつを持ってきてほしいのじゃ」

 

相変わらずにはちみつにしか興味がない人だなと思っていると袁術ちゃんが書簡で何か書き始めた。

 

(良いか、韓武。残念な事に妾の軍勢には内通者がいるのじゃ。それを騙すためにわざと言葉を出すが本心はこの書簡なのじゃ)

 

なるほどこれは上手いと言うかかなりの英傑になっているのじゃないですかと思いながらもまずは言葉を返した。

 

「そうですか、それでも今から集めるのは大変な事ですから」

 

「何を!妾はそんなことは聞きたくない!早くはちみつを持ってくるのじゃ」

 

(それで伝えておきたいのが内通者だと思わしき人物たちにはある共通点があったのじゃ。それが今から出す虫に何かされたらしいのじゃ)

 

なるほどそれでこれがその虫というやつですか、見たこともない虫だなと思いながら見ていると捕まって動けないのに必死に動かしそうとして攻撃をしてきそうな感じをしているとこれを知っているのかと書簡に書かれて尋ねられた。

 

「そうですな、はちみつの場所を知ってはいませんがそれを知っていそうな人ならば知っていますよ」

 

そう伝えると本当に伝えたいことが分かったらしくそれで答えるのだった。

 

「そうなのじゃな!ならばその者のところに持っていって早くはちみつを持ってくるのじゃ!」

 

おそらく本当はその人物に渡して詳しいことを聞いてきてほしいのであろうなと感じた俺は渋々みたいな感じでわかりましたと伝えると袁術ちゃんが嬉しそうにして話した。

 

「これではちみつたくさん食べ放題なのじゃ」

 

「流石、美羽様。自分の力を極力使わずにはちみつを集めるなんて流石です」

 

全くもかなり演技がうまくなって本当に心強いなと思いながら怪しい虫を譲りつけてからその場から立ち去り知っていそうな天の御使いさんの所に持っていくことにした。

 

 

そうしてゆっくりとして休んでいた天の御使いさんに声を掛けようとしたら何か見ながら盛り上がっていた。

 

「そこだそこだそこだそこだそこだ、刺せ刺せ刺せ刺せ刺せ!!いけるいけるいけるいけるいける、良し!3着に残してくれた。保険として複勝を買っておいて良かった、本当に良かった。それと流石、横田武騎手!貴方を信じて俺は良かったよ。これでプラスは少ないけどマイナスにならなくて済んだ。良かった!本当に良かった、リアルタイムで皐月賞を見たかったけどこれは仕方がないよね」

 

なにか一人で盛り上がっており邪魔なのは承知で話しかけることにした。

 

「あの〜盛り上がっているところ大変申し訳ないのですけどお話をしたいのですがよろしいでしょうか?」

 

「うん?何何、韓武殿も競馬に興味があるのですか。ならば来週のメインレースでも二人で考えませんか。もちろんな事に当たったら山分けをしますから、独り占めなんてしませんのでどうか安心をしてくだされ、それで来週は青葉賞がありましてこれは日本ダービーの出走券をかけたレースでもありましてレース内容としては東京2400メートルで府中なので末脚が良い馬が勝ちやすい傾向がありますね。それでも先行馬が勝つ可能性もゼロではありませんから如何でしょうか、韓武殿」

 

 

滅茶苦茶にずっと話してくるのですけど競馬って確かあれですよね、賭け事するやつで馬の着順を当てるやつでしたよね。

 

信じられない程に大好きなのは分かりますけど大切な話があるのでその話はまた今度で宜しいでしょうかとお願いをするとそうですね、そうしましょうと嬉しそうにしていた。

 

そうして自分は袁術ちゃんから預かった虫を見せると先程まで滅茶苦茶に笑顔をしていた天の御使いさんがみるみる顔色を悪くしてからそれを何処で手に入れたのと聞かれたので説明をすると天の御使いさんは答え始めた、その表情はいつもみたいに笑っておらずかなり深刻そうな顔をして教えてくれた。

 

 

「韓武殿、その虫は応声虫と言って寄生した生物に様々な症状を出すのだけどそのタイプは一番危険なやつで寄生した生物の考え方や人格までも変えてしまう応声虫でありこれが多くいるようであればかなり大変であるが・・・韓武殿、他にも見かけましたか?」

 

 

いいや、そんな危険な虫なんて自分は始めて会ったのですからと伝えておくと天の御使いさんはならその虫のことを知らない袁術殿と張勲殿にはこの応声虫に寄生されないようにする為に波紋の力を封じ込めている御守りを渡してくると言って飛び出した。

 

全くも説明が足りないから聞きたいことがあったのにと思っていたのにそれにしても先程の話だとこの虫は波紋に弱いのかと思って自分は波紋を練ってからその虫に触ると虫が激痛が走ったように暴れてから灰になって消えてしまった。

 

本当に波紋で倒せたな・・・それにしても先程の天の御使いさんの話が本当ならばとても恐ろしい事である。知らない内に人格を変えられてしまう上に良いように操られてしまうという聞くだけでも怖いのに・・・ここに来て自分は点と点となっていた情報が結びついたような感じをしていた。

 

もしかして司馬家はこの応声虫を使ってこの大陸を支配しようとしているのではないかと考えた。

 

これでもし皇帝陛下でも寄生されてしまったら下手にすると周りが全て敵になってしまう可能性が高い。

 

そして司馬家がいくつのも勢力を完全に掌握できたのはこの応声虫のおかげなのではないかと考えてしまってこれは本当にどうにかしないとこの国は終わってしまうと背筋が凍るような感覚に襲われながら今後の戦いは更に大変になっていくなと感じるのだった。




今日からDMMで新しい恋姫と言うべきかな、始まるので楽しみにしています。ついでに事前登録で取れたキャラは風でしたね。
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