それから天の御使いさんが戻ってくるととりあえずこれで大丈夫だろうなと言いながら戻ってくると何をして来たのですかと尋ねてみると答えてくれるのだった。
「先程の応声虫がどうも一匹だと思えないから二人を守る為に御札を渡して万が一のことも備えて波紋を力封じ込めている御守りも渡しておいた。これで二人が死ぬことは基本的になくなる、それに波紋の力を封じ込めているのである程度は防いでくれるからその間に助けに向かえるはずだ」
あの普段から笑っている天の御使いさんが笑っておらず真剣な表情だった。それほどに危険な存在だと言うことかと思いで聞いており韓武殿も気を付けてくださいと言いながら今日は休みましょうと言ってから天の御使いさんは部屋に戻っていくのだった。
自分もこれだからこれ以上はここにいても無意味だなと感じて自分も部屋に戻って休む事にしたのであった。
悪い予感が当たらないことを祈っておこうとして眠りにつくのだったがその日の夜、突如として袁術ちゃんが寝ている寝室から悲鳴に近い声が聞こえてきたのですぐに飛び起きて武器を持って駆け出して部屋の中には入るとそこには既に何かを倒した後であり倒したのは・・・栄華だった。
さあ!あれ程に可愛い、袁術ちゃんの寝顔を見に向かうわ!
私の名前は曹洪、真名は栄華と言いますわ。今はそれを置いといて実は今日に出会った袁術ちゃんがなんとも可愛らしくてもう、夜も私が側にいて守ってあげなければなりませんわ。
そうでもしないと曹家の恥であり夫の椿に申し訳ありませんわ。※これから栄華がしようとしていることも普通に恥晒しであり夫の申し訳ない事をします。
そんな事を考えながら密かに袁術の寝室に忍び込んで寝ている美羽を密かに見て楽しんでいたと思っていると隣から貴女と言う人はと言いながらいたのは張勲、真名は七乃であり彼女も寝ている君主である美羽の寝顔を見てとても楽しんでいたのである。
けれども勘違いをしないでほしい彼女は幼い美少女なら誰でも興奮するような人ではない、ただ一点、美羽だけに興奮するような人物なのである。
その為、栄華と比べたらいくらかマシである・・・何?美羽に対しては栄華よりも危険だと・・・それはそう!
そんな事で毎日の楽しみに勝手に割り込んできた栄華の事を滅茶苦茶に敵対心を出しながらも美羽を起こさないように会話を始めた。
「どうして韓武の家臣である貴女がここにいてしかも美羽様に対して変な目で見ているのよ」
「それは貴女もそうでしょう、それに完全に手慣れな行動をしているということは普段からこの様に観察をしている事になりますわ。そちらこそ恥ずかしいと思わないのかしら」
「思いません、私は美羽様を見守るためにここにいるのです、決して貴方みたいな考えなど持ち合わせておりません」※嘘です!
「私だって袁術ちゃんが危険な男に襲われないか心配で見守っているだけですわ」※こちらの彼女も嘘です!
そう、何方にせよ袁術ちゃんのこと美羽ちゃんが大変な事になってしまいそうなことになるのは変わりはなかったのだ。
そんな事をしてお互いに睨み合っていると二人以外の足音が微かであるが聞こえてきて見回りかしらと思って声を殺していると扉を開けて何者か入ってきた。
その人物は袁術軍の家臣でその家臣が密かに何をするつもりなのと思っていると掌から突如として虫が現れて栄華が何よあれと言うと七乃があれは問題がある虫ですと言うとその虫が飛び立ち美羽の耳から侵入したのである。
それを見た二人が何をしたのと言ってから飛び出したのである。
「おやおや?これはこれは張勲様に曹洪殿、こんな場所で何をしていたのでございますかな?」
「それはこちらの台詞です、美羽様に何をしたのですか、内容次第ではあなたをここで殺しますよ」
「お〜怖い怖い、袁術様の側近からそう言われたのであれば怖いから仕方がないとして使うしかないかな?」
そう言ってまた掌から虫が現れると今度は七乃と栄華に向かって飛び出してきたので二人は急いで剣を抜いて斬り殺そうとしたが虫のあまりの速さに避けられてしまったのだ。
「無駄ですよ、その虫はハエよりも早く動けるのにどうしてそんな剣で倒せると思ったのですかな?まあ、そんなことを言ってももうすぐに二人は操り人形になってしまうのですが」
そう言われているうちに応声虫が二人の耳から体内に侵入したのである。二人ともこれでは不味いとしてどうにかしないとならないとしていたら始動せよ、応声虫と言うと寄生された美羽、七乃、栄華に突如として今まで感じた事もない激痛を伴う頭痛が起きたのである。
その痛みのあまりにその場に崩れ落ちてしまうぐらいに痛みが強かったのであった。
そして頭から何か書き換えられるような感覚になり始めてこのままでは危険だとして栄華は必死に激痛を走っている中で考えて一か八かで波紋を出すと急に頭の痛みが消えて波紋は有効的だとしてすぐに苦しんでいる美羽ちゃんと七乃にも波紋を少しだけ流し込んだはずなのに光り出したのである。
その理由は先程に貰った御守りが波紋の塊となっており栄華が放った波紋が誘発して体全体に行き届いた。
結果的に寄生した応声虫が波紋で倒されて美羽と七乃は無事に解放されてそれを見た栄華は応声虫を出した男に向かって怒りを出して言うのだった。
「良くもこんなに可愛い娘を苦しめさせましたわね、たとえ誰がゆるそうともこの私が絶対に許しませんわ!」
総怒りを覚えながらも波紋の呼吸をして攻撃体制を整えた。
そして美羽と七乃の二人からは栄華の体から黄金のオーラが溢れているのが見えておりその姿は本当に魅了されてしまうほどに美しく感じていた。
すると応声虫を出した人物が俺様を舐めるなよと言いながら攻撃をしてきたがその時に栄華は反撃をするのだった。
「波紋は勇気の証、勇気は恐怖を認めてそれに打ち勝つ!鉄より伝わる波紋、波紋オーロラドライブ!!」
次の瞬間、栄華は攻撃してきた相手の剣を鍔迫り合い状態にさせた後に剣に向かって波紋を流し込んだのである。
それが栄華の剣から相手の伝わり、そして相手の体に伝わったのだ。
波紋が相手の体に伝わった瞬間に相手の体は灰になり始めておのれー!小娘如きにこの俺様が負けるなんてと明らかに小物の台詞を吐きながらその男は灰になって消え去った。
それを確認してから良かったですわと言って疲れ切った体を支えることが出来ずに床に座り込んで休んで安堵をしていた。
「曹洪さん、貴女には色々と言いたい事があるのですけどとりあえず助けてくれてありがとうございます」
「いいえ、困っている美少女やそれを大切にしている人ぐらいはこんな私でも頑張って守りますわ」
それなりに自分が駄目なやつだと自覚はしているのですねと七乃はその様に考えているが実際問題はそれと同等なぐらいに自分自身が危険じゃないと思っている点である。
普通に考えてこちらも危険なのであるが相手が相手なので基本的に誰もツッコミなどは入れなかった。
七乃は美羽と美羽との時間を邪魔をされたらどんな仕返しが待っているのか考えただけでも恐ろしいので気がついていなかった。
そして先程の叫び声が聞いて駆けつけてきた椿が何が起きたのかと驚きながら周りを見ていると疲れて座り込んでいる栄華を見つけて大丈夫か、栄華と心配そうに聞いてきてくれていた。
相変わらずにそんな椿を見ていると栄華は照れながらも何とかして袁術ちゃんをお守りする事が出来ましたと言って嬉しそうにしているのだった。
魔王カリンのやつが想像以上に面白くて良かったですよ、この機会に皆様も始めて如何でしょうか?