わたしが原作を見ていて、絶望したランキングトップ3に入ってくるシーンです笑
下弦の伍でこの強さって……上弦と無惨はそれ以上とかやばすぎ笑
って思いました。
徐々に本気を出してくる累です。
家族。父には父の役割があり、母には母の役割がある。親は子を守り兄や姉は下の兄弟を守る。何があっても、命を懸けて。だから自分の役割を理解してない奴は生きている必要がない。
だが、目の前の少年は妹を渡さず、僕の頸を斬るという。やはりこいつは殺す。役割を果たせないなら必要ない。
妹を糸でこちらへ引き寄せる。そしてすぐに高所に吊るった。
「さぁ、妹はもう取ったよ、自分の役割は自覚した?」
「禰豆子‼︎」
「取り返したければ……力ずくでやってごらん?」
蜘蛛の巣状の糸を前方に張り巡らす。
「獣の呼吸 参ノ牙 喰い裂き!」
「水の呼吸 壱ノ型 水面切り!」
2人は刀を振い、蜘蛛の巣を斬るが、鋼鉄を叩いたかのような高音が響く。その強度によって刀が弾かれた。
「刃が……通らない⁉︎」
「俺様の刃が‼︎」
「信じられない……この子の操る糸はさっき斬れなかった鬼の体よりもなお硬いのか!」
「どうするんだ紋治郎!」
「伊之助! 全集中して、最も精度の高い最大威力の型を繰り出すんだ!」
「俺様に指図するな健太郎!」
「炭治郎だ!」
累の糸から距離を取ると、炭治郎と名乗る少年は走り出す。
「全集中! 水の呼吸 拾ノ型 生生流転!」
(回転するごとに威力が増している……少し厄介だな。でも)
キン——という音と共に刀が折れる。
「刀が⁉︎」
「ね? だから言っただろう、君は僕に敵わな——」
「俺が来るまでよく堪えた。後は任せろ」
2人の鬼狩りの背後から何者かか現れた。
「水の呼吸 肆ノ型 打ち潮」
「凄い……あの糸をいとも容易く」
蜘蛛の巣が切り裂かれた。当然と言えば当然だろう。累はまったく本気を出していない。
「柱か……」
(やはり……いままでの柱とは違う。本気を出していないとは言え、簡単に斬られた)
「ねぇ、柱。僕の家族にならない?」
「家族……だと?」
「僕はあの方の特別なんだ。人間を鬼にできる許可を貰っている。お前はいままでの柱とは比較にならないほど強い。僕にはわかるんだ。僕の父さんになって、僕を守ってよ」
柱はこの問いに悠然と答える。
「無理な話だ。俺はお前たちとは違う。鬼は人を喰らう。その鬼の家族など……笑止千万‼︎ 貴様は生きるに値しない、今ここで殺す」
やはり鬼狩りとは話が合わない。
「やっぱり鬼狩りは威勢がいいなぁ……できるものならやってごらんよ」
累は笑みを浮かべ、左眼を隠していた髪をかき上げる。
「十二鬼月である僕に——」
満月が照らし、陰を作っていた左眼に光が差す。
「——勝てるならね」
「下弦の伍……! さっき切れなかった大柄な鬼が十二鬼月じゃないのか⁉︎」
鬼の左の瞳には、“下伍”の文字が刻まれていた。
(いやまさかこの山には十二鬼月が2体もいるのか⁉︎ そもそも鬼は群れないのになんで……)
炭治郎は異常事態の連続に混乱していた。
(この人は、あの時の……水柱・冨岡さん……)
「冨岡さん気をつけてください! 十二鬼月です!」
「問題ない」
「こんなすげぇ奴……初めて見た」
伊之助は、柱のあまりの強さに呆然としている。
(確かに……あの十二鬼月の糸を簡単に……俺が全力を出しても斬れなかったのに)
勝てるかもしれない……と炭治郎は少し安堵する。
累は両手の五指から糸を繰り出した。しかし柱は一本一本確実に捌いて、こちらに近づいてくる。
(強い。さきの2人とは比較にならない筋力、速度、剣技、洗練された呼吸……これがもう1人この山のどこかにいるのか)
少しは真面目にやらねばならないようだ。累は強い殺気を放つ。
「⁉︎ 凄いにおいだ……! 体が痙攣して、上手く動かせない‼︎」
市松模様の少年は恐怖に怯えかけてはいるが、まだ目が死んではいなかった。
(どいつもこいつも気に入らないな)
「これならどう? 血鬼術
微小な小型蜘蛛が伊之助の体へ付くと、伊之助が突如暴れ出した。
この血鬼術は元々母に与えていたものだ。累が扱えば、その精度は比じゃない。そもそも半ば自動で蜘蛛が勝手に対象を操るので、累が操作する必要もない。
「なんだ⁉︎ 俺様の体が勝手に‼︎」
「仲間同士で殺し合ってね?」
伊之助は肉体の限界を超えた力で柱に斬りかかる。
「痛ぇ‼︎」
「良かったね猪。今のお前は柱ともやり合える強さだよ」
伊之助の筋力を超えた一撃が、柱を一歩後ろへ後退させる。
「冨岡さん! 蜘蛛です! 小さな蜘蛛が伊之助の体に張り付いて糸を紡いでます!」
高速の剣技で糸を切り刻むが、一瞬で蜘蛛によって紡がれる。母が使った時とは違い、糸を切っても一瞬の足止めにすらならない。
「こいつを殺すしか……」
柱が呟くが、少年がそれを遮る。
「俺が伊之助を抑えるので、冨岡さんは十二鬼月をお願いします!」
生きるようにうねる糸を柱は優雅に捌く。その剣技の美しさは、素人の累にも分かった。
「でもその程度じゃ僕には勝てない。血鬼術 刻糸牢」
蜘蛛の巣状の糸が柱を包囲し、狭まっていく。
水柱・冨岡義勇は違和を感じていた。
目の前に君臨するのは、十二鬼月が1人、下弦の伍。十二鬼月の序列では下から2番目の強さ。しかし、この鬼は何か違う。
「血鬼術 刻糸牢」
蜘蛛の巣状の糸が義勇を包囲し、収束する。咄嗟に陸ノ型を放ち、防御した。
「水の呼吸 陸ノ型 ねじれ渦」
(やはり……硬い。最初の糸もそうだった。下弦の伍が使う血鬼術とは格が違う……)
なんとか切り裂くと、間合いを詰めるべく、肉薄する。
(竈門炭治郎……)
炭治郎の話によると、十二鬼月に相当する強さの鬼が目の前の下弦の伍の他にもいたらしい。
(まさか、そいつが本物の下弦の伍か? ならばこいつは? まさか上弦?)
(やはり強い
「ねぇ、糸の強度はこれが限界だと思ってるの?」
累の手が真紅に染まる。
「血鬼術 刻糸牢 もういいよお前は、さよなら」
(⁉︎赤い糸‼︎ 先程とは速度も強度も段違いだ)
「全集中 水の呼吸 拾壱ノ型 凪」
義勇は最後の型を使う。激しい糸と刀の攻防が刹那の内に行われた。
「く……!」
糸を全て無効化したものの、予想外の強さに驚き義勇は後ろに飛び退き鬼から距離をとる。
(水……拾壱ノ型 凪……今まで見たことのない技だ。血を込めた、硬度を上げた糸が塞がれた)
累は一瞬、思案する。
(ここらが潮時かな)
柱が想像よりもはるかに強い。これをあと1人同時に相手にするのは至難の業だ。
だから、もう1人の柱がここへ来る前に、こいつらを皆殺しにする。
「血鬼術 刻糸輪転」
より多くの血を込めた最高度の糸を放つ。刻糸牢よりもなお複雑な竜巻螺旋状の糸を前方へ解放する。
(さっきのが全力ではなかったのか⁉︎ こいつらを庇う余裕はない‼︎)
先の血鬼術の糸は炭治郎らに攻撃が飛ばないように防ぐことができた。しかし、今の糸は自身の命を守るのに精一杯にされるほどの威力を秘めていた。
何しろ、目の前の十二鬼月は自身に匹敵する実力を持っているのだ。柱以下の隊士では巻き込まれ犬死にするだけだ。
「逃げろ!」
義勇は叫ぶと、拾壱ノ型 凪で受け止める。しかし、更に出力が上がった累の糸の攻撃力は先ほどの比ではなく、義勇はどんどん後ろへ押し出されていく。徐々に攻撃を捌ききれなくなりつつあった。
(あいつらはまだ逃げられてない。俺が守らねば)
己に匹敵、あるいは超えうる強者と久々に出会い、短時間で感覚が鋭く錬磨されるのが分かった。閉じていた感覚が叩き起こされ、強者のいる場所へ引きずられる。ぎりぎりの命の奪り合いというものが、どれ程、人の実力を伸ばすのか、理解する。
そう感じた直後、義勇は左頬に熱を感じた。
血鬼術 操錚糸々!
母蜘蛛鬼が使っていた血鬼術の上位互換的なのをイメージしてます。直接累が動かす必要はなく、セミオートで対象を操作できてしまうという謎設定。
操られている伊之助は義勇と互角に戦うことはできません笑
義勇は炭治郎のことを知ってますよ!
そして義勇さん……? え?
本作で、累はどれくらいの強さになって欲しいですか?
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継国縁壱
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鬼舞辻無惨
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上弦の壱
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上弦の弐
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上弦の参
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上弦の肆
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上弦の伍
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上弦の陸