十二鬼月・累の物語 〜Another〜   作:葵巴鈴蘭

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あけおめです!
そしてお久しぶりです。
2024年、個人的には後半がかなり忙しかったイメージです(馬鹿すぎて単位落としたから)
ちびちび投稿続けていこうと思います。
今回の話の概要は原作とほぼ同じですね。
めんどくさいところは省きました!笑





4章 遊郭・○○○○○○編
40話 遊郭潜入


 

 日本一、色と欲に塗れたド派手場所……遊郭。

 

(いない)

 

 吉原遊郭。男と女の見栄と欲。愛憎渦巻く夜の街だ。

 

 花街は鬼が潜む絶好の場所だと俺は思った。

 

 音柱・宇髄天元は鬼殺隊の少年を3人連れ、遊郭に来ていた。

 

(俺が客として潜入した時、鬼の尻尾は掴めなかった)

 

 だから遊女として3人の嫁を潜入させ、定期的に連絡を取っていたのだが、最近定期連絡が途絶えたのだ。

 

(だから俺が直接きたんだが)

 

 嫌な感じがする……煙に巻かれているようだ。気配の消し方の巧さ、地味さ。

 

 間違いなく上弦の鬼が巣食っている。

 

 

 

 

 

「灼骨炎陽」

 

 炭治郎は上弦の陸・堕姫と戦っていた。

 

「痛い! 焼けるように痛い! 再生できない……!」

 

(勝てる。奇怪林で伊黒さんと一緒に累と戦った時と同じだ。鬼の動きが遅く見える)

 

 しかし堕姫の首は帯のように伸びた。柔らかすぎて逆に斬れないのだ。

 

(どうしたら——)

 

 ドンっという音と共に何かが落下してきた。

 

「……お前上弦の鬼じゃねぇだろ?」

 

「宇髄さん!」

 

「弱すぎなんだよ。俺が探ってたのはお前じゃない」

 

「「え?」」

 

 炭治郎と堕姫が首を傾げると同時に堕姫の頭が地面に落ちた。

 

(すごい! 上弦の鬼を一瞬で!)

 

「よくもアタシの頸を斬ったわね! ただじゃおかないから!」

 

「もうお前に用はねぇよ。地味に死にな」

 

「ふざけんじゃないよ! だいたいアンタさっきアタシが上弦じゃないとか言ったわね。アタシは上弦の陸よ! 数字だって貰ったんだから! アタシ凄いんだから!」

 

 あっけなく敗れた上弦の陸は人を何人も殺してきた鬼とは思えず、赤子のように泣き始めた。

 

「死ね! 死ね! みんな死ね‼︎ お兄ちゃぁぁぁあん‼︎」

 

「あ?」

 

(頸を切ったのに体が崩れない。一体どうなって——)

 

 

 

 べんっ!

 

 

 

 驚くよりも早く天元の刀が新手の鬼の頸に迫った。それが頸を切断するかと思った刹那、鬼の姿が視界から消える。

 

「……!」

 

「泣いてたってしょうがねぇからなあぁぁ、頸くらい自分でくっつけろよなぁ、おめぇは本当に頭が足りねぇなぁあ」

 

(襖? 今出てきたこの鬼はなんだ⁉︎ 反応速度が比じゃねえ‼︎)

 

 新手の鬼……妓夫太郎は堕姫の元に近づいた。

 

「この傷、鬼狩りにやられたのかあぁ? 大事にしろよなぁ、きれいに生まれたんだからなぁぁ」

 

 炭治郎から負わされた傷が再生しきっていない堕姫に妓夫太郎が触れると、たちまち再生した。

 

 妓夫太郎が横目に天元を見る。

 

 鎌が虚空を切り裂く音と共に、妓夫太郎は天元の背後へと移動していた。

 

 それと同時に、天元の頭部から血が流れる。

 

「へぇ、やるなぁ、殺す気で斬ったんだけどなあ、まぁ全然本気じゃねぇけどよぉお」

 

「宇髄さん!」

 

 こっちへと近づこうとする炭治郎を手で制した。

 

「お前いいなぁあ、その顔いいなぁあ。肌もいいなぁ、シミも痣も傷もねぇんだなあぁ。肉付きもいいなぁあ、俺は太れねぇんだよなぁぁ」

 

 歪んだ顔が天元に笑いかける。

 

「女にもさぞかしもて囃されるんだろうなぁあぁ、妬ましいなああ、妬ましいなああぁ、死んでくれねぇかなぁあ。そりゃあもう苦しい死に方でなぁあ、生きたまま生皮剥がれたり腹を掻っ捌かれたり、それからなぁ……」

 

「お兄ちゃん! こいつだけじゃないのよ! 他にもアタシをいじめたやつがいるの!」

 

「そうだなあ、そうだなあ。そりゃあ許せねぇなあ。俺の可愛い妹が足りねえ頭で一生懸命やってるのを、いじめるような奴は皆殺しだ。取り立てるぜ、俺はなぁ。やられた分は必ず取り立てる……」

 

 妓夫太郎が鎌を構えた。

 

「俺の名は妓夫太郎だからなぁぁぁ‼︎」

 







○○○○○○が何なのかはすぐ分かる……
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