あと現在アンケートで投降時間の質問を出しているので良かったら見てください。
地球に戻った紲星重工の一行であったが‥‥
「なんですかこのクレームの山は!!」
何故かクレーム対応に追われていた。
臨時代行だった桜乃そらによると、管轄域が旧東北一帯と中部地方一帯まで広がっているのだが、旧近畿地方をなぜかスター・カンパニーが買収し、工場を作ったらしいのだ。
おまけにスター・カンパニーではアーシアンを奴隷扱いするのでこっち側の管轄域に逃亡する者達が後を絶たず、アーシアンを追撃してきたスター・カンパニーのセキュリティフォースと紲星重工警備隊が衝突することが増え、スター・カンパニー管轄域に植民しだしたスペーシアンからの苦情が殺到しているのだ。(おまけで避難してきたアーシアンからもスター・カンパニー宛てという形でいくらか送られてきている)
おかげで業務に支障が出るわ警備隊の要求・必要予算が増えるわ人材確保に遅延が出るわで散々なのだ。
おまけにスター・カンパニー側はドミニコスに紲星重工側が悪いとほざいたそうだがドミニコス側は面倒と感じたのか介入はしてこなかった。(というかプラント・クエタの隠蔽・調査で忙しく構ってられないというのが正しい)
そのため双方共に自力解決を強いられている現状であり、管轄域間は現在一触即発の状況で誰かが一発でも銃弾を打てば交戦状態に突入するという冷戦も真っ青な状況下なのだ。
「いやほんと、あかりさんのご両親は事態を悪化させる天才ですか?」
「言わないでください‥‥。絶縁してやりたいくらいなんですから‥‥」
ゆかりからのツッコミにあかりは机に頭を打ち付けながら答えた。
この事態のせいで下手に学園に戻れず、製品開発時に防諜体制を強化せざるを得なくなったのであかりは現在ストレス過多気味なのだ。
おかげで開発部門部長の篁唯依に『休んでくれ…』と言われるほどである。
旧日本 東北地方 紲星重工青森工廠
ここ紲星重工青森工廠ではジム・コマンドの生産が行われていた。
現在のスター・カンパニーとの冷戦状態下において警備隊の保有装備がモビルワーカーメインと言うのはさすがにまずいと判断したためにMS配備を急速に進めている関係上、紲星重工管轄域にあるわずかなMS開発・生産工廠は連日てんやわんやの状況下なのだ。
「皆さ~ん。お疲れ様でーす!差し入れのずんだ餅ですよー!!」
「「「おお!流石工廠長!!ありがとうございます!!」」」
青森工廠の工廠長、東北ずん子は今日も現場で働いているアーシアン達に差し入れとしてずんだ餅を配っていた。
彼女もアーシアンであり、四姉妹の次女であったが姉の東北イタコは紲星重工に就職する前の職場で無理をして腰を痛めていたのに無理して現場で働いた結果腰をさらに悪化させ、現在紲星重工傘下の治療所で入院治療中。
三女の東北きりたんと四女の東北ずんだもんは今は学生の身な為に働けない。
なので彼女が働くしかないのだ。
一応あかりの方針でこのような家庭環境の従業員にはその待遇に見合った…いやそれ以上の特別手当を出しているのだがずん子はそれでももっと働くつもりなのだ。
理由としては『いつまでも会社の善意に頼り切りになるわけにはいきません!』とのことだ。
(なお、そのせいで普段は無駄飯ぐらいと言われている査察部が出動するくらいの残業を自主的にやって一週間の謹慎処分を食らったことがあるのだが…)
何はともあれ、他にも紲星重工本社直轄の東京工廠や茨城工廠、新潟工廠、岩手工廠のMS開発部門は新型の開発と既存機体の生産にてんてこ舞いであり、モビルワーカー生産も遅らせるわけにはいかない関係上、大忙しなのだ。
しかし‥‥
チッチッチッチッチッチ‥‥!!!
「あら?何かしらこの音??‥‥へ?」
ドガァアアン!!!!
「ずんだ~~~!?」
その後、突如爆発が起こった青森工廠に警備隊の調査が入った。*1
その結果、これは爆破テロであると判明した。
直後にスター・カンパニーが『紲星重工はまともに治安維持できないゴミ屑共の集まりだから我々が管理するべきだ!』とほざいて越境を開始したのだ。
おまけに現場にはスター・カンパニーが製造し、スペーシアンしか使わない爆薬が残っていたのだ。*2
誰がどう考えてもスター・カンパニーが犯人である。
とうとう戦争シェアリングか反スペーシアン暴動ぐらいしかなかった地球において初となるスペーシアン同士の戦争*3の火蓋が切って落とされた。
のだが・‥‥
たった二週間で紲星重工の勝利となった。
というか元々双方の管轄域の差は歴然であった。紲星重工側は言語学習は徹底させるし、宗教に関しても何を信仰しようが暴動やら揉め事を起こさない限りは容認、勉強の機会もしっかりと与えるし、就職先もしっかりと斡旋、福利厚生はこれ以上ないほどに充実、アーシアンの権利を認めている。
対してスター・カンパニー側は基本アーシアンは奴隷かそれ以下の扱い、万が一の場合はセキュリティフォースの肉壁要員。
どっち側にやる気があるかは一目瞭然だ。
モビルワーカー隊にスター・カンパニーのセキュリティフォース歩兵部隊は蜂の巣にされ、MS隊はジム改とジム・コマンドの質と物量の暴力で蹂躙された。
これをたった一日で完遂し、スター・カンパニーのセキュリティフォースを撃滅した紲星重工警備隊の実力は相当なものと言えよう。
残りの一週間半は大阪までの進軍に費やし、大阪にあったスター・カンパニーの支部も数日の包囲戦の後にあっさりと降伏した。
というか月面にあるスター・カンパニーの本社もそれどころではなかった。
勝手に他社の領域を侵犯した上にベネリットグループ上層部がくそ忙しいときにこんな大事を起こしたためについにペイル社派閥から見捨てれられ、ドミニコスに制圧されたのだ。
おかげで一応まだ相続権があった紲星あかりが負の遺産を全部受け継ぐ羽目になり、近畿地方はともかく本社のスペーシアン至上主義のスペーシアン社員を全員解雇して、宇宙産業にも本格的に手を付けなくてはならなくなってしまったのだ。
そのせいで宇宙艦隊も創設せねばならず、以下の艦艇が計画されることになった。
≪マゼラン級宇宙戦艦≫
紲星重工が初めて計画した宇宙戦艦。大艦巨砲主義の権化ともいうべき戦艦。宇宙議会連合の戦艦やジェターク社製、ベネリットグループ製の戦艦と比べるとMS運用能力をはなっから想定していないことからそこは劣っているがそれ以外の攻撃・防御能力は格段に上でパーメットを使用していないことからパーメットが使用できない状況下でも普通に運用できるという利点がある。(といってもあかり以外にそんな状況を思い浮かべられる人材がいないが…)さらに主砲のメガ粒子砲はスペーシアン系戦艦の装甲をいともたやすく貫通する威力を誇る。なお旗艦級にアナンケ級という艦も計画されており、その艦種にはマゼラン級で装備されているVLSが廃止され、その場所に連装副砲を一基追加装備している。推進機関は最近紲星重工の極秘研究所が開発した熱核エンジンを搭載していたりする。
<武装>
・40㎝連装メガ粒子主砲×2基
・30㎝連装メガ粒子副砲×5基(旗艦級は6基)
・連装機銃×16基
・四連装機銃×2基
・18連装VLS×1基(旗艦級は無し)
≪サラミス級宇宙巡洋艦≫
上記のマゼラン級同様紲星重工が初めて設計した武装艦艇のうちの一隻。高い汎用性と生産性を求められて設計されたが紲星重工一の傑作艦となった艦。四種類ほど派生型が存在している。
・ボール搭載型(MSIGLOOのやつ)
・防空型(0083版サラミス)
・戦闘MS空母型(サラミス改)
機関はマゼラン級と同じ熱核ロケットエンジンである。
<武装>
・20㎝単装メガ粒子砲6門
・連装機銃6基
・6連装ミサイルランチャー2門
・艦首大型ミサイル8門
≪レパント級ミサイルフリゲート≫
コロンブス級輸送艦や新型輸送艦の護衛用に紲星重工が設計した護衛艦。実弾メインの設計な為に表に出しずらい欠点があるが艦隊防空艦としてはかなり優秀。
・20㎝単装メガ粒子砲
・連装対空機銃三基
・対空用VLS三十二基
・艦首対艦ミサイル発射機六門
まぁどう考えても一企業の警備戦力としては過剰である。とはいえこの過剰な軍拡がのちの大事件に貢献するとはあかり以外思ってもみなかったと記しておこう。
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