紲星重工の奮闘   作:島田愛里寿

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お待たせしました!


ジオン系MSも出す予定なのでしばしお待ちください!!

※今回のスペーシアンによるアーシアンへの印象はこの小説独自のものですので‥‥


第二十話 決裂

 

地球にてスペーシアンの関与が一切ない自治政府設立・独立宣言。

 

 

これに宇宙議会連合やベネリット…いや、スペーシアンらは一時混乱したが強行的な姿勢を崩さなかった。

 

 

 

『地球政府を自称する有象無象共の主張は絶対に受け入れない』

 

 

 

と堂々と言ってのけたのだ。

 

 

 

 

とはいえ当初、地球政府側としてはあまり強行姿勢に移るつもりはなかった。

 

 

一応は宇宙開発を地球政府も行うにしてもスペーシアンとの関係性を冷え切っているとはいえ多少は維持したほうが良いという地球政府内閣や議会の判断からである。

 

 

 

ということで外務大臣として就任した岩櫃(いわびつ)アユム氏が会見を開き、マスメディアを通して宇宙議会連合との対話を求めていることを示した。

 

 

地球側が求めていることとしては『一世紀にわたる恨み等はあるが、まずは独立・自治を認めてほしい。そして地球で行ってきた犯罪行為の処罰・賠償を受け入れて対等な関係性を持っていきたい』というものだった。

 

 

 

賠償・処罰はまぁともかくとしても、そのほかに関して地球側はかなり譲歩していた。

 

 

 

一世紀にわたる奴隷のごとき扱いに対して同じ報復をするべきなんて過激な論調もあるにはあったが『スペーシアンと同じ穴の狢になってしまいますよ』というあかりの意見で引き下がったのだ。

 

 

 

 

ところが‥‥

 

 

 

宇宙議会連合 記者会見室

 

 

「議長、地球側から対等な関係性を築きたいので外交交渉を行いたいとの申し出がありましたが‥‥」

 

 

 

「はぁ?なんですかなそれは??馬鹿なことを言うんじゃありませんよ、まったく分を弁えなければねぇ?家畜以下の価値しかないアーシアン風情が‥‥」

 

 

 

 

 

 

翌日 地球側

 

 

 

『分を弁えろ』『家畜以下の価値しかないアーシアン風情が…』

 

 

 

「はぁ!?」「ふざけんじゃねぇ!!」

 

 

宇宙議会連合の議長が発言した言葉は地球市民の堪忍袋の緒を引きちぎり、逆鱗をむしり取った。

 

 

 

各地で反スペーシアン運動が苛烈化し、デモが多発。

 

 

 

一部では暴徒と化しかけたところもあった。

 

 

 

とはいえこの発言にはあかりもブチ切れ、政府内閣も激怒。

 

 

切り札の一つを切ることとなった。

 

 

 

 

同日、地球政府は地球からスペーシアン領域に輸出していた鉱物資源・食糧・有機資源の一切の輸出を全面的に禁止にさせるとともに地球領域からスペーシアン領域に向かおうとしていたスペーシアン船籍船すべてを拿捕するという強硬手段に打って出た。

 

 

 

それから一週間後、流石のスペーシアン側も地球からしか産出しない鉱物資源や有機資源の輸出全面禁止はこたえたらしく、外交交渉に応じたが‥‥

 

 

 

「い、今なんとおっしゃいましたか?」

 

 

 

「何度も言わせるな。即刻拿捕した船と輸出事業を基に戻せ、ただし独立も自治も許可しない。こちらが派遣する行政官がすべて管理する。貴様らに発言権があると思っていたのか?」

 

 

と傲慢な主張をしてきたのだ。

 

 

おまけに外務大臣のアユムらを監禁しようとしてくる始末であった。

 

 

(幸い、護衛のエコーズによって事なきを得たが…)

 

 

 

これによって地球政府と宇宙議会連合の対立は避けられないものとなった。

 

 

 

 

 

 

さらに数日後、宇宙議会連合側からの最後通牒ともいうべき電文が届いた。

 

 

『今後一切の武力非保持、紲星重工業の解体、ライラ・レシャップと紲星あかりの身柄拘束&引き渡し、宇宙議会連合への忠誠、宇宙議会連合指定の行政官の指示に歯向かわないこと、以上の条件を受け入れた上でかつ資源の宇宙への輸出規制を撤廃すれば少しの自治を認めてやってもいい』

 

という無茶苦茶もいい内容を恥じらいもなく送って来たのだ。しかも回答期限は無しという地球側が音を上げて再びスペーシアンに跪いてくるという甘い考えが丸出しであったのだ。

 

 

これはのちに『スペーシアンによるハルノート』と呼ばれた。

 

 

これを受けて地球政府内閣及び議会は全会一致でスペーシアンとの開戦を決意した。

 

 

ジャブロー基地から月面基地へ続々と艦艇が打ち上げられ、紲星重工各工場では武装型モビルワーカーやMSの製造が急ピッチで進められるとともに試作中だった新型MS『ヅダ』やモビルアーマーというMS以上の機体の開発を急がせた。

 

 

さらに宇宙空間戦闘用の戦闘機『セイバーフィッシュ』も実戦に投入することを決定した。

 

 

・セイバーフィッシュ

 

【挿絵表示】

 

 

 

そして開戦日は地球標準時間12月8日午前0時に決定された。

 

 

 

12月1日、地球政府初代大統領ライラ・レシャップは全メディアや全周波数帯無線を通して声明を出した。

 

 

『我が地球政府は、一世紀以上にわたるスペーシアンによるアーシアンへの差別や奴隷化事業を否定するとともに我々地球人類の尊厳や独立の意義を必ずや守り通すものである!!』

 

 

という声明であった。

 

 

 

同時に宇宙議会連合に対しては外務大臣経由で同様の声明文が届けられるとともに以下の条件が提示された。

 

 

 

『宇宙議会連合側の傲慢極まりない要求は今後一切スペーシアン系企業や宇宙議会連合がアーシアンへの侵害行為を行わないことや地球人類の尊厳を害さないということ、そして何よりスペーシアン側の都合を押し付けてこないということを確約し、その誠意を行動で示した場合にのみ受け入れるものとし、万が一にもこの要求が受け入れられない場合、地球政府は『地球の独立維持・アーシアンのアーシアンによるアーシアンのための政府の防衛・スペーシアンによる植民地支配からの脱却』のため開戦するというものとする』

 

『また、回答期限は地球標準時間にて12月8日午前0時までとし、期限を過ぎた直後から開戦状態に至ったと判断する』

 

 

 

この声明文に宇宙議会連合やスペーシアン系企業各社は失笑し、『やれるものならやってみろ』という気概であった。




次回 開戦

さらに次回あたりで艦隊戦を予定していますのでお楽しみに!!

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  • スーパーロボット大戦×VOICEROID
  • VOICEROID×バイオ
  • 学園黙示録もの
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