死の外科医は転生者 作:・・・・・・・
クラスが張り出されているのを確認して教室へと向かうロー
“2年C組”
学校に在籍していたものの他国の戦場にいる時間の方が多く、一年でできていた人間の輪の中には入れていない
その為、ルームメイトとはまだ顔を合わせていない状況下でこの学校に知り合いはいない
一体、どんなやつなのかきちんと相手を知らなければならないと考えながら教室の戸に手をかける
「貴方がローさんですよね」
教室の前で話しかけられたので足と手を止めた
抑揚のない声の持ち主は翡翠の髪でヘッドホンを首にかけた少女のようだ
狙撃銃を持っている彼女に対して警戒心を高めるロー
「誰だお前は」
「レキです。少しお時間よろしいですか?」
レンズのような鳶色の瞳でローを真っ直ぐ見るレキ
ローは警戒心を隠す様子はなく、顔に“お前は怪しいから嫌だ”と書いてある
「断ると言ったら?」
肩に背負っていた狙撃銃をこちらに向けるとレキはこういった
「風穴を開けます」
機械音声のように感情を表に出さないコイツの声に得体の知れない恐怖を感じた
「1つゲームをしませんか?」
「何のゲームだ?」
「
「そのゲームを俺がする理由がない」
「私にはあります」
「無茶苦茶だな、話にならない」
一歩、二歩…
後ろへと後退していくとトコトコと距離を詰めてくる
銃剣を携えたこの狙撃銃でローの首元をしっかりと狙いながら
いつしかローの背中は壁につき、そして銃剣の切先が首元に当たるか当たらないかとゆう距離
周りの生徒は何事かと皆が確認しにやってきた
「貴方が逃げたらこのゲームは始まります」
その一言を聞いて不敵にローは笑い、そして
「後で絶対泣かす」
そう言った
[ROOM シャンブルズ]
少々水色がかった薄いのサークルが校舎を覆う
そしてその一瞬でローはその場から消え、一本の消化器がレキの目の前に転がった
周りのそれを見ていた生徒は驚きの声をあげるが、レキは違う
窓を開け、ワイヤーを腰に巻き付けるとそのまま垂直落下
そして
「私が貴方を見失うことはありません」
真下の階へと移動したローの位置へ窓から狙撃
咄嗟に伏せて避けるもそれすらも計算し尽くされていたかのように2弾目が間髪いれずとんでくる
ローは自分の制服のボタンを外し、投げ飛ばすとそのボタンと自分の位置を入れ替えることによって避けた
狙撃手であるレキを相手にどうすればいいのか
その答えは単純明快で狙撃可能な範囲内から逃げ出すこと
だがその選択を簡単に成し遂げることが出来るか?と言われると答えはNOである
今、レキが階段を登ってきているのであればいい
だが1番下でローが出てくるのを待っている可能性があるのだ
ローは階段を駆け上がっていく
レキと短距離で戦う
狙撃手ならば短距離戦は苦手であるとゆう可能性
そしてレキが上に登ってくるとゆう可能性に掛けた
屋上のドアを勢いよく開け、辿り着くと誰もいない
そのことに安堵した瞬間
『チェックメイトです、ローさん』
背後からの声に咄嗟に振り向いた
「無線…!?」
レキの姿はなくそこにあったのは無線だけ
ならばレキは?
ローはすぐさま後ろに飛び退いた
だが、銃弾は見事にローの耳のすぐ横を掠り耳から血が流れ落ちる
『私の“
そしてローはジャケットを脱いだ
狙撃手の場所もわからない状況下だったのもあるが自分の考えがかなり浅いとゆうことに関して死ぬよりかはマシと思ったのだ
地上、主に校庭からだと高さ的にレキの身長など諸々を考慮してこの校舎の屋上でも見えないはずの場所にいた
なのに狙撃された
その事実だけが頭によぎり、そして
「殺されてたかもしんない…」
その事実に嫌な汗が流れ始めた
気晴らしにと屋上から校舎外、校門の方を眺めているとレキと思われる人間がバイクで戻ってくるのが見える
「アイツ…バイクで校舎外に出てやがった!!」
屋上にいるローが見える距離にバイクで移動
そしてローの顔が見えたや否やすぐ耳を狙撃したのだ
レキが戻ってくるなりそれを言うと
「今のはルール違反だ!
「はい、
淡々と無表情でそう言いきったレキ
それに対してローは黙るしかなかったのだった