死の外科医は転生者   作:・・・・・・・

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決意

 

 

 

「お前は一体、俺に何の用があるんだ?」

 

一息ついてから俺から投げかけたこの質問

レキは表情を変えずにこちらをくるりと振り向いた

 

「貴方を手に入れる為に来ました」

 

告白のようなことを言い始めた

 

いや、ローは確かにカッコいいからね?

一目惚れとかされるだろうけどね?

 

「貴方といずれはチームを組みたいのです」

 

武偵高の生徒が2年になると、2〜8人のチームを組んで学校に登録する

 

そのことを指しているのだ

なんだ、告白だと思ったけど自意識過剰でした

 

「まだ先の話だろ?修学旅行のあとだ」

 

俺は地面にへたり込むように座りながらそう言った

レキはこちらに歩いてきながら銃の先端に先ほどつけていた銃剣で指先を傷つけた

 

「先にもらうべきものをもらうべきだと思いまして」

 

そして指を俺の口の中に捩じ込んだ

口の中に鉄の味が広がっていく

 

俺は突然のことに驚いて固まったが、すぐに立ち上がり飛び退いた

 

「な、何をするんだ…!」

 

無表情で何を考えているのかわからないこの女は俺に自分の血を舐めさせたのだ

 

「体液の交換が条件の一つですから」

 

そう言って俺の唾液で塗れたであろう手を舐めた

 

呆気にとられていると自分の首にズシリとした最近感じた感覚がある

首を急いで触ると金属の感覚が

そして首輪から伸びている鎖は昨日は床に繋がっていたのに今はレキの手枷へと伸びていた

 

「要件はこれで終わりです。私が呼んだらすぐ来て下さい」

 

屋上のドアに手をかけたレキが少し振り返り

 

「あと、貴方は私のものですから」

 

そう言ってドアを閉めた

首枷の重さが空気に溶けていくのはドアが閉まって少しした頃

 

何が起きたのか理解するまでに数分の時間を要した

 

なんでアイツが契約のことを知っていたのか、など様々な疑問が浮かび上がっていく

そもそもその契約が何を意味するのかでさえもわからない

 

圧倒的に情報不足であり、技量不足であることを思い知らされた

 

 

 


 

 

 

寮の自室に戻り、2段ベットの上の方に寝転がる

 

一応はRランク武偵(記憶戻る前までの話)

どこかの王族などに指名されて繰り上がった武偵ランクに過ぎないが…

 

「俺、確実に記憶戻る前より弱いよなぁ…」

 

そもそもの話

トラファルガー・ローとゆうキャラは強い

 

これは最早、同じ作品を読んだことのある人なら周知の事実だろう

 

オペオペの実の能力そのものは殺傷力が低いし、直接的な攻撃力を持っていない

 

それなのに何故ローは強いのか

 

俺が思うに基本スペックが高いからだ

 

血の滲むような努力に努力を積み重ねたロー

そして俺は贅肉に油が染み込んでも血なんて一滴も垂らしたことのないオタク

 

なにが言いたいかって?

 

通常の攻撃力に×1億してくれる剣を手に入れてもそもそもが0なら意味ないよねってこと

 

いや、もう本当に…

 

「体と能力だけは超一流、といっても使うのが俺っていうのがな…」 

 

細身だが、引き締まったこの体

筋肉がしっかりついており、無駄な脂肪がない

 

この体は無駄にしていいような物ではないしそもそもが国宝クラス

 

数日分の着替えなどをキャリーケースに詰めると書き置きを残して寮の部屋を後にした

 

書き置きにはこう残した

 

“顔見せができずに申し訳ない”

“一部の荷物を置いてこの部屋を去るがそれらには極力触れずにいてほしい”

“次会った時は何か一緒に美味いものを食いに行こう”

 

俺は今から推しの能力をこの世界で最上級のものとして認めてもらうために訓練しにいく

 

レキってあの女にもアレで終わるだなんて間違えられるわけにはいかない

 

寮の廊下を歩いていると黒髪に少し目つきが悪い奴とすれ違い、ピンク髪のツインテールの少女が見えたが俺には関係ないことだ

 

 

 

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