これはガンダムに愛された少女の物語   作:ロボっピ

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今回、シリアスになったらギャグ風になったりぐだぐだしてます



特別版FREE DAM観てきました
エピローグでキラが私達が思っていた事を代弁してくれて感謝です!


11話 分かかれた道2

疲れ果てて気絶するように眠っていたマリエは耳元で何かが擦れる音が聞こえて目を覚ました

 

目を開けた先にはベットに腰掛け、軍服に袖を通しているキラの姿があり、それを暫くボーッと眺めていると視線に気がついたキラが此方に振り向いた

 

「あれ、起こしちゃった?」

 

『………どこいくの?』

 

「あの子をザフトに返そうと思うんだ。このまま人質にされ続けるのは危険だから」

 

『なら、私も手伝うよ』

 

現在、人質状態になっているラクスを逃す、との言葉に完全に目を覚ましたマリエは気怠い身体を起こすとキラはそれに首を振った

 

「無理しないでマリエ。まだ疲れてるだろ?」

 

身体を起こした拍子に掛けていたシーツがずれ落ち、マリエの素肌が露わになる。彼女の胸元にはキラがつけた赤い跡が残っており、その跡を見て沢山つけちゃったなと内心苦笑いしていると、キラが自分の胸元を見ている事に気がついたマリエは胸元をシーツで隠し、先程まで行われていた行為を思い出して顔を赤くする

 

「僕一人で大丈夫だからマリエはゆっくり休んで」

 

『は、はい…』

 

これ以上何も言えないマリエはコクコクと首を振ると、そんなマリエの可愛らしい態度にキラはクスリと笑う

 

「じゃ、トリィは任せるよ」

 

『うん…行ってらっしゃい』

 

部屋から出ていくキラを見送るとトリィを胸に抱えながらベットに倒れる

 

『はぁ…キラ』

 

〈トリィ?〉

 

初めては痛いと聞いてはいたが想像以上に痛かった。痛すぎて涙が出そうになったけど、キラと一つになれるのが嬉しい気持ちも強くて、何とか痛みに耐える事が出来た

 

その後はもう何も考えられなくて、幸福感に包まれ、段々痛みが快楽に変わっていくと、それからひたすらキラを求めていた

 

まだ行為の感覚が残っているお腹を撫でる

 

『私__今、すっごく幸せだ』

 

この幸せがずっと続いて欲しい

 

心の底からそう思った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリエが再び眠りについた頃、キラは偶然居合わせたトールの協力もあって無事にラクスをアスランの元に送り届ける事に成功した

 

「いろいろとありがとう。キラ」

 

「いえ、僕にはこれくらいしか」

 

「マリエちゃんに伝言を伝えて欲しいのですがよろしいですか?」 

 

「マリエに?はい、大丈夫ですよ」

 

「ありがとう。"お別れの挨拶も出来ず申し訳ありません。少しの間でしたが楽しかった"と、伝えて下さい」

 

「わかりました」

 

「あ、それと…」

 

ラクスはキラにしか聞こえないように小さな声で囁く

 

「"また、機会があれば一緒にシャワーを浴びましょうね"と」

 

「!?」

 

「体の洗いっこ、とても楽しかったです」

 

「あ、洗いっこって…!?」

 

"シャワー"と"洗いっこ"というワードに顔を赤くし動揺するキラ

 

「うふふ、ごめんなさい。あなたに夢中なマリエちゃんを見てたらヤキモチを焼いてしまって、つい意地悪なことを言ってしまいました」

 

「それって、マリエのこと…」

 

ラクスの想いに気づいたキラはそう呟くとラクスはそれに答えず、少し悲しげな笑みを浮かべ「それでは」と待たせているアスランの方へ飛んでいった

 

「ラクス…」

 

そんな彼女に何も言えず、キラは離れていく背中を見送ることしか出来なかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大変よ!!」

 

「どうしたんだよ、そんな慌てて」

 

泣き疲れて眠ってしまったフレイをベッドに寝かせ、食堂に移動していたサイとカズイは焦った表情を浮かべて食堂に入ってきたミリアリアに驚く

 

「偶々聞いちゃったんだけど、キラとトールがあのラクスってお姫様を逃しちゃったんだって!!」

 

「何だって!?」

 

「マードックさんが気づいて直ぐにマリューさん達に伝えたみたいなんだけど、特にナタルさんがカンカンで……大丈夫かな」

 

勝手に人質を逃した二人には艦長であるマリュー達から罰が与えられるだろう。恋人と友人がどんな罰を与えられるのか不安で顔が真っ青な彼女にサイはきっと大丈夫だと肩を叩く

 

「これが地球軍に所属している人間ならそれ相応の重い処罰が降るだろうが、俺達は違うだろ?そう酷い目には合わないさ」

 

「ならいいけど…」

 

少し顔色が良くなったミリアリアはサイに礼を言う。そんな2人を黙って見ていたカズイは少し顔を俯かせながら口を開いた

 

「キラとマリエ…あの2人とこれからどう接していけばいいんだろうな?」

 

「え?」

 

「俺達が内心コーディネイターにいい印象を持ってないのマリエに気づかれちゃったし、マリエとは確実に気まずくなるだろ?その内キラにも気づかれるだろうし、さっきのフレイとの事もある。今まで通りにはいかないよ」

 

「ちょっとやめてよ!キラは大切な友達よ!?」

 

「けど、心の中ではやっぱりキラはコーディネイターなんだなって。コーディネイターだからいきなりMSに乗って戦えるし、同じコーディネイターのお姫様を逃したんだって、そう思ってるだろ!?」

 

「俺達はそんな事思っていない!俺達がお前と同じ気持ちだって決めつけないでくれ!」

 

「な、なんだよそれ!サイ達だってフレイの差別的な言葉に否定してなかったじゃないか!」

 

「それは…」

 

「ちょ、ちょっと!」

 

図星を突かれ言葉に詰まったサイはカズイをキッと睨みつけるとカズイも負けじと睨み返す。そのままお互いが掴みかかろうとした時、焦った様子のミリアリアが2人を止めに入った

 

一体、何だと不機嫌そうに止めに入ったミリアリアに視線を向けると、彼女は自分達を見ておらずヒヤヒヤした様子で違う方を気にかけている。2人がその視線を辿ると、雑談や食事をしている手を止めて言い争いをしていた自分達を見つめる人々の姿があった

 

「あ…」

 

「す、すみません。静かにします」

 

一気に冷静になった2人は周囲に頭を下げ、静かに席に着く。サイは酷くなる前に止めてくれたミリアリアに心の中で感謝した

 

「マリエとトールくらいだよ…偏見なしでキラと向き合ってるのは」

 

「……」

 

そっぽを向いたカズイがポツリと呟いた言葉にサイは今度は何も言い返さなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

ザフトとの戦闘を警戒して加勢に来てくれたフラガと共にアークエンジェルに戻ったキラはマリューやナタル、マードック達に叱られ、ラクスを逃す協力をしたトールと共に一週間トイレ掃除という軽い罰を与えられた

 

その後とりあえず今日はもう遅いからと、解放されたキラはマリエのいる部屋へと戻る中、ラクスがあの時こっそり呟いた言葉に頭を悩ませていた

 

"体の洗いっこ、とても楽しかったです"

 

体の洗いっこって…そんなに仲良くなってたのかあの2人!?

 

確かに2人がシャワーを浴びたのは知ってるが、そこまで仲を深めているとは知らなかった。もう少し詳しく話を聞きたがったが、状況が状況なだけに断念したのだが…

 

僕が抜けた2、3時間でそこまで仲良くなると誰が思う!?しかもラクスは何で会ったばかりのマリエに惚れているの!?キミってアスランの婚約者なんだよね??

 

これはもう、マリエに問い詰めるしかないと部屋のドアをガラッと開けると___

 

 

 

 

 

 

〈トリィ!トリィ!〉

 

『ん…キラ…?おかえりなさい』

 

 

 

 

 

僕に反応してすぐさま飛びついてきたトリィと、トリィの鳴き声に目を覚ましたマリエが僕の姿を見るとふにゃと柔らかく笑みを浮かべる

 

そんな彼女を見た瞬間、不思議なことに先程まで感じていたモヤモヤした感情があっという間に消え去って

 

「_____うん、ただいま」

 

僕もマリエに笑いかけた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医務室で1人眠っていた赤毛の少女が目を覚ます

 

少女は身体を起こし、泣き腫らした目で遠くを睨みつけた

 

「このままには、しない」

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