それを了承した方のみ読むようにお願い致します。
またネット上の意見を参考にして書き上げたSSという点もご理解いただけるようお願いします。
【お気持ち注意】です。大切なことなので二度書いておきます。
【全体のまとめ①】
ネット上の死滅回遊編、続く人外魔境新宿編の評価が割れる原因を筆者が分析した結果特に注目したいのが
・キャラクターの掘り下げ不足
・設定の粗、後出し虫拳
・読み手と作品の乖離
が主な焦点であると判断しました。
領域の不発や、膠着した戦闘など設定に対して、肩透かし展開となる展開が多発した原因として注目したいのが、死滅回遊のルールです。
これに関してはSS内でも書いていますが原則として作中で「終わらない」と明言されていながら『全員死んだら終わるじゃん』と読者は思ってしまった方も存在すると思います。
少なくとも筆者自身はそう思いましたし、ネット上で同じ意見を見かけることは多くありました。
原作ではコガネを脅すことで回遊の終了ルールを設けていましたが、結果「無理難題の縛り」といった読者が混乱する設定が追加され、羂索と宿儺しか敵が居ないまま主役キャラの活躍の場も無く最終決戦へと雪崩込んだこと。
膨大なキャラをそのタイミングで掘り下げる必要になった為に肩透かしや、味方の不可解な行動や言動、戦力の逐次投入といった「あれれ?」という自体が起こり、収集がつかなくなったのが直近の不満、不平に繋がったのだと思います。
かくいう筆者もその一人です。連載開始時からの読者だったこともあり、特に空港とアツヤは流石にヒドイ展開だと思いました。
このSSを書いている次点ではアツヤVS宿儺はまだ行われていませんが、ウルトラCで解決されていることを切に願います。
【万≠津美紀〜宿儺受肉まで】
【三輪を万とした理由】
原作では結局何も無かった「怪しい三輪ちゃん」の伏線回収の為です。
次でも書きますがネット上で取り沙汰されているように、万は悪いとは筆者は思っていません。
なので三輪ちゃんのファンの怒りを買うことを承知で伏線を回収するために万ということにさせて頂きました。ifということでファンの方はどうかご容赦を……。
【津美紀を羂索の協力者とした理由】
死滅回遊編の終盤、津美紀だと思っていた人物が万だったというどんでん返しが「全ての元凶だ」という意見をネット上で多く見かけました。
しかしそれに関しては筆者は特に問題は無いと考えています。
理由として
・津美紀が伏黒の言葉通りの善人なら、最初から他人を殺した点で生きることなど望まないだろう
・だとするなら津美紀は最初から伏黒の思う人物では無いということが死滅回遊編序盤に明確に提示されている
という事が挙げられます。
なので津美紀の結末は、
『過去の呪術師』若しくは『伏黒の思うような人間性ではない』ことから予め予定されているので、万であることは伏線を回収できたと言って良いでしょう。
ですが、そこから新たな問題が発生します。それが次の点です。
●津美紀の人格が読者に分からない
当然ですが初登場の万のことを読者は知りません。
人格を乗っ取られた津美紀のことも読者は知りません。
誰か知らないキャラが、誰か知らないキャラだった、という全くの新キャラが同じ境遇でも問題が無い、という状況になってしまったのが『万=津美紀』の問題点です。
もちろん津美紀というキーキャラクターが伏黒に衝撃を与える為だとは理解していますが、それなら津美紀を敵として描き、対立軸を与えた方がより悲劇的な結末になるのではないか?というのが津美紀を敵キャラとした1番の理由です。
●津美紀の術式を十種影法術とした理由
津美紀を十種影法術としたのはSS独自設定として入れさせて頂いたものです。
これは悲しい姉弟対決をより悲劇的なものにすると同時に「マコラって結局どうやって調伏するの?」というネット意見を見かけたので、筆者なりの解釈を加えてみました。
十種影法術を持った術師が同じ時代にもう一人いたら「マコラの同士討ちで調伏できるよ!」という解釈です(一人は死にそうですが……)。
また原作で万だったことは筆者的には否定するものでは無かったので、似たような能力+他の十二神将も居たほうが自然かな?ということでオリジナル式神を最後の1体にしてみました。
【羂索の協力者の追加理由】
原作の敵が少なかった事で高専側に中期目標、倒したと実感できる敵キャラが居ないことが新宿編での戦力の逐次投入の原因として上げました。
そこを解決する目的で追加したのが
・武神解
・蘆屋貞綱
この2名です。
武神解は宿儺の武器として登場したものですが、出し入れするだけだったのでキャラ名として利用しました。
貞綱は名前だけですが、宿儺に情けない顔と笑われていた原作キャラです。
それぞれに乙骨と鹿紫雲の噛ませ犬になって貰うことで、後述の「乙骨の強化」と「しっかりとした負け役」としての鹿紫雲のキャラ立てを狙い協力者を設定してみました。
【死滅回遊の終わらせ方の変更理由】
これに関してはネット上では「無理難題縛り」が粗として取り沙汰されていましたが、それよりも筆者が気になったのが「コガネを脅す」という点です。
ルールマスターを脅して解決できる問題なら「最初からコガネは要らないキャラ」と言うことになってしまいます。
1話目のあとがきにも書いていますが、死滅回遊のルールは結界が前提として決められていたもの、だと気づいたのでこれを利用した無効化の方が自然にストーリーを進めつつ、デスゲームを加速させる事にもなると思い変更しました。
【石流、烏鷺の活躍の追加理由】
最も大きな点はこの2人を活躍させなければ、乙骨の印象が薄くなるためです。
特に石流に関しては「雑な退場だ」とネット上で原作の賛否が別れたポイントとなった部分でした。
烏鷺は乙骨の人間性を示しつつ不発だった領域の補完と、リカの強化の為のif展開とさせて頂きました。
石流は羂索のコマを削るだけですが、乙骨と羂索の決着を「うずまき」を跳ね返すというものに変える事で、読者だけは「彼の活躍で羂索を倒す事に繋がった(跳ね返せる呪霊と減衰できる呪霊を撃破している)」ことを示し、死滅回遊で戦った強敵が仲間として作中の勝利に貢献したと強く印象付けることが目的でした。
【鹿紫雲の活躍の追加理由】
後に宿儺と戦う鹿紫雲。それが明確に強力なキャラだと印象付ける必要があった為に追加しました。
【暴走パンダ戦の追加】
こちらも後の一億呪霊戦と、高専側の活躍を増やすために追加。そもそも禪院家に戻ったのは呪具を回収することが目的でしたが、原作では放置されたままだったので、呪具を追加。ついでに真希の活躍も追加いたしました。
【典紀の活躍、虎杖との共闘追加理由】
これは本来、腸相と虎杖で行うべきものでしたが、術式が同じなので活躍の追加と赤血操術の使い方を虎杖が学ぶためのシーンとして追加しました。
超新星は腸相のオリジナル技ですが、矛盾を承知で典紀にも使用させています。
これは黒閃による集中力の高まりと虎杖と腸相が共闘したら……という筆者の妄想によるものです。
典紀自身がお気に入りのキャラクターだということもありますが……。
【万VS華戦の追加理由】
これに関しては宿儺と天使の関わりが原作で示唆されるのみだったため、同期の万と対戦カードを組みました。
また天使のヤコブが強すぎる問題が、後の矛盾を大きくしてしまったと考え「構築されたモノは消せない」といった弱点をあえて作り、それほど万能な術式では無いとしめす必要があると追加しました。
【宿儺の受肉方法の変更理由】
津美紀の自死というより取り返しのつかない事態を伏黒に与えつつ、「傷つけたよね」という原作の矛盾を解消する為に指を飲ませるのは裏梅に変更しました。
賛否両論の展開と言っていましたが、筆者は否です。
空港はきつかったですよ……流石に……アツヤも流石に……。