今回は宿儺受肉〜裏梅戦の要点まとめです。
【宿儺の受肉、天使&万戦戦の変更理由】
ネット上でも議論を呼んだ部分ですのでヤコブからハニートラップ戦術は外しました。
代わりに能力を無効化されてなお強い宿儺を強調する方向に変更し、天使(華)の瞬殺。マコラを調伏しながらというハンデ有りでなお万を圧倒するという形で恐ろしさと強大な敵であるという形の描写に。
そのマコラを瞬時に利用する事で宿儺の応用力の高さもアピールしつつ「調伏描写がない」という意見のアンサーも加えさせて頂きました。
【虎杖覚醒の追加理由】
これに関してもネット上での当時の盛り上がりから取り入れさせて頂きました。
同時に宿儺の術式「御厨子」のうち捌のみ虎杖が使用できる様にすることで序盤の伏線の回収と、宿儺の弱体化を無理なく取り入れるために設定を追加致しました。
領域展開についても同様の理由で追加。覚醒をより強く印象付ける為に取り入れています。
【華、天使の死亡の追加理由】
メタ的な視点から。能力無効能力が仲間サイドにいる限り「なんで無効にしないの?」というツッコミは必ず起こります。
ネット上でも宿儺戦から「ヤコブの梯子」はかなりやり玉に上がっていたので、矛盾を無くしつつ悲劇的な場面とするため追加しています。
【一ヶ月間のやり取りの追加理由】
これに関しては、一ヶ月間の描写がないことで物議を醸していたので追加しました。
高専側がどのような準備をし宿儺と一億呪霊に挑むのか?という部分から必要であろうと思われるエピソードを追加致しました。
【宿儺の過去描写の追加理由】
原作では今のところ過去描写が無いことにより、
宿儺=自分が無い無敵の人
という印象を受けた、という意見をネット上で目にした為追加。
筆者個人としては原作で言及されては居ないものの「無敵の人」というよりは平安時代という環境と“忌み子”と自身を述べていることから「食以外の快楽を見出だせなかった野生動物のような存在」という印象を受けたので、こちらのイメージになるように僅かですが描写を追加致しました。
【鹿紫雲戦について】
原作では殆ど宿儺にダメージを与えられないまま瞬殺されてしまった鹿紫雲。
それが逆に宿儺の強さがブレてしまい、五条が与えたダメージが読者に伝わっていなかったことが後々の評価を分けてしまった部分と判断。
また五条より先に宿儺に挑まなかったことが、読者と鹿紫雲のキャラクター性のズレを産む大きな原因として上げることができます。
これを解消するため、
1.鹿紫雲が宿儺に挑む
2.ある程度の戦果(円鹿の破壊)を上げた上で高専側の利益(五条の不意打ち)を完全にはさせない
という2つを満たす様な戦闘に変更致しました。
※高専側の事情は承知しつつ、自分を倒した宿儺への敬意を表し五条の不意打ちを宿儺に警告する。敗北に意味を持たせることで本来の意味の噛ませ犬(強いからこそ噛ませることができる)に。
【秤VS裏梅の描写追加】
※最初にこのパートについては読者様から多くの支持をして頂いたこと、筆者としてはとてもありがたいことでした。
秤の戦闘はどうしても単調(一発ギャグ的なノリ)になりがちだという事で、今回はSS本編の様な形をさせて頂きました。
●坐殺博徒の独自解釈、独自設定について
パチンコという術式から、初登場時から坐殺博徒についてはネット上でも「理解できない」といった意見が多く見受けられました。
なので逆に理解できないことを利用したのが今回の独自設定部分です。
秤自身が五条に比肩しうるのはどの部分かを示しつつ《なぜこれまでは駄目だったのか?》という部分まで踏み込めたのは筆者自身、なかなか上手くできたかな?と思っていたので、読者様が楽しんで頂けた構成にできたこのパートは自分でも気に入っています。