東雲家の奇妙な1日   作:朝倉 雅人

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第1話、入学式の日

4月×日。神山高校の入学式の日。

~朝6時~

彰人「ん、なんだ、もう朝か…」

気づけば朝の眩しい光が東雲家の家を照らしていた。

しかし、彰人が朝起きたらやることはいつも同じである。

彰人「おい絵名、早く起きろ。もう朝だぞ。」

そう言って絵名がかけている布団を取り上げる。

絵名「うわっ寒っ!!」

絵名「ちょっと彰人!そんな乱暴な起こし方しなくてもいいでしょ!?」

彰人「お前はいっつもこれくらいしねぇと起きねぇじゃねえか」

絵名「他にも起こし方あるでしょ?わざわざ取り上げなくてもいいじゃない…」

彰人「じゃあ他にどうやって起こせって言うんだよ」

絵名「それは…ほら、耳元で叫んだりとか」

彰人「前それやって怒ったからやってねえんだろうが…」

絵名「そうだったっけー?まぁいいや、今日はあんたの入学式なんだから、ちゃんと身だしなみ整えて行きなさいよ?」

彰人「お前に言われなくてもそうするっての…」

そうして、東雲家の朝は過ぎていき、学校に行く時間となった。

絵名「そんじゃ、いってきまーす」

彰人「おう。」

彰人「…午後になるまで暇だな、何しよう」

「せっかくだし制服着てみるか…」

「あんま似合ってるとは思わねぇな、ま、見慣れねぇだけだな恐らく」

こうして時間が過ぎていき、あっという間に午後になるのであった。

~入学式直前~

彰人「…そーいや絵名学校午前中で終わりだったな…あいつ見に来るとかやってられっかよ…」

「俺は…1組か。仲いいやつとかはいないか。まぁ、話しやすそうな所にまじればいいか…」

体育館内に新入生入場のアナウンスが鳴り響き、曲が流れ始める。

彰人(げ、絵名いるじゃねえか。まぁ知ってたが、まさか一番前とはな…顔に出ねぇようにしないとな)

次々と新入生たちが入場していき、総勢240人の新入生が入場し終えた。

式辞、祝辞などを終え、入学式は閉式へと進んでいった。

彰人「明日から高校生として過ごさないとな、絵名の話によると中学の時みたいに低い点取ったら留年する可能性がある…か。ちゃんと勉強しないとな…」

担任の先生からの話を終えた1年1組は、下校の時間となった。

しかし、校門の前には絵名が待っていた。

彰人「げ、なんでお前がいるんだよ」

絵名「その反応何よ、あんたの晴れ姿くらい、見届けるの当然でしょ?」

彰人「別に1人で帰るからよかったのに…」

絵名「そう、じゃああんたの祝いにも思って考えてたケーキ屋はお預けね」

彰人「どうせ自分の分は自分で払えって言うんだろ」

絵名「いや?今回は普通に奢ろうと思ってたんだけど」

彰人「まじかよ、お前らしくねぇな」

絵名「あ、そう。そんなこと言うなら一人で行きますから着いてこなくていいです〜」

彰人「悪かったって!俺も連れてってくれ!」

絵名「はいはい、最初からそういえばいいのにいいのに…」

この後、絵名と彰人は絵名の行きつけのケーキ屋で彰人の入学祝いをするのであった。

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