ガンダムアーセナルベース シャングリラ   作:ボルメテウスさん

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囮の格差

「いよいよ、大会が始まりますねぇ!」

「そうだなぁ、ようやくなぁ」

 

俺達はそう言いながら、このチームメンバーでの集合場所である酒場にいた。

無事に予選に出場する事に成功した俺達は一安心したのか、気を緩ませていた。

 

「まぁ、対戦チームが未だに決まっていない以上は、まだ油断は出来ないからね、とりあえずは各々で強化していきながら、考えようか」

 

そう、ペンシルゴンの奴は何やら確認を行っていた。

 

「何を確認しているんだ?」

「んっ、ルール確認だよ、まぁ、私が一応はチームリーダーだから、こういう事は確認しないとね」

「そうですか!やっぱり、ペンシルゴンさんは凄い人なんですね!」

「うん、ありがとうね、君も頼りにしているから」

 

ペンシルゴンは、そう言ってユウト君には優しい態度を取っている。

 

「あの人、なんだか態度、違いがあるような」

「さすがに子供相手には、そういう事しないだろうな」

「うぅ、それに引換、私は」

 

そう、少し離れた所で話していると、アルちゃんは何やら泣いている。

 

「どうかしたんだ?」

「だって、私、頑張っているのに、ほとんどのバトルで囮ばっかりされているんですよぉ!!」

「あぁ」

 

すると、アルちゃんは思い出したのか、大声で泣き始めた。

 

「まぁ、実際にアルちゃんって、囮にはかなり向いているからね」

「なんで!?」

「ベース機がウィングゼロ自体が機動力が高いし、ネオバード形態で離脱も行いやすい。しかも、メイン武器が射撃だから、敵に対しての牽制や挑発にも丁度良い。

囮だと分かっていても、それを無視するには危険な相手だからね」

 

そう、カッツォの奴はそう、意見を言った。

まぁ、実際に俺も間違っていないと思うけど。

 

「・・・そういう事ならば、仕方ないわね」

 

すると、先程まで泣き事ばかり言っていたアルちゃんはすぐに立ち直った。

 

「あとは、ちょろいからじゃねぇの」

「それは言わない約束だ」

 

俺の一言に対してカッツォはすぐに止める。

 

「けど、ペンシルゴンさんって、本当にそっくりよね。

天音永遠さんとそっくりなアバターだから完成度は高いけど、落ち着いた態度とか、実際に会った時に似ているしね」

「へぇ、知り合いなのか?」

「いや、まぁ少しね、といっても、ほんの少しだけど。まぁ、その、さすがに本人とは思えない要素が多すぎるからね」

「「・・・」」

 

そう、苦笑いをするアルちゃんに対して、俺もカッツォもまた、どう答えたら良いのか分からない。

まさか、本人だよなんて、教える訳にはいかない。

 

「まぁ、囮程度でペンシルゴンが止まる訳ないよな」

「とりあえず、アルちゃん、機体の整備はしっかりとした方が良いと思うよ」

「えっ、いつもしているけどなんで?」

「いや、自爆させられる可能性があるから」

「自爆!?」

「『任務、了解』と言って、自爆させられる可能性はあるな」

「うわぁ、なんかありそう」

 

そう、アルちゃんは頭を抱えるが。

 

「まぁ、その程度では終わらないだろうな」

「確かにぃ」

 

そう、俺達は思わず笑いながら言ってしまう。

それが、アルちゃんの顔が曇った気がする。

 

「おっお二人は、以前から知り合いらしいけど、そんなにやばいの?」

「まぁ、別のゲームの話になるけどね、NPCの王様を馬車で引き摺り回してエネミーを誘き寄せる囮にしたり」

「NPC姫をシャンデリアに吊るしてプレイヤーを誘き寄せる囮にしたり」

「「まぁ、とにかく、アルちゃんの囮はまだまだマシっていう事さ!」」

 

そう、俺達は笑顔でアルちゃんに向けて言う。

すると、何やら俺達の後ろを見て、何やら震えている様子。

 

「そうかそうか、アルちゃんだけに囮の役割はさすがに駄目だよねぇ、そんなに囮の役割をしたかったのか」

 

笑顔でこちらを見る外道がいた。

ルフトの機体は、どのシリーズを参考に

  • 宇宙世紀ガンダム
  • 機動武闘伝Gガンダム
  • 新機動戦記ガンダムW
  • 機動新世紀ガンダムX
  • ∀ガンダム
  • 機動戦士ガンダムSEED
  • 機動戦士ガンダム00
  • 機動戦士ガンダムAGE
  • ガンダム Gのレコンギスタ
  • 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
  • 機動戦士ガンダム水星の魔女
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