ガンダムアーセナルベース Blank Justice 作:ガンダムラザーニャ
メブとの対戦のため、イモータルジャスティスを飛ばす『 』。
着いた場所は月面。
宇宙空間を見上げると地球が見える。
「待ってたわよ『 』」
正面には、重装備のモビルスーツ。
メブのガンプラだ。
「…にぃ、あれって、バスター、ガンダム、の…?」
「だがただのバスターガンダムじゃねぇな。
ありゃ、ヴェルデバスターガンダムだ」
ヴェルデバスターガンダム。
アニメ、機動戦士ガンダムSEEDの外伝のC.E.73 STARGAZERに出てくる機体。
SEEDに登場したバスターガンダムを、地球連合軍の独立機動郡のファントムペインが独自に再製造及び改修した。
元々長距離砲撃型だったバスターだが、火力と手数を増やし、更にはその長距離砲撃を生かしたまま近接戦闘も行えるようになっているのが特徴だ。
「そう言えば、メブがこれまで使ってきたガンプラにはこういうタイプはなかったな」
「接近、重視の、もの…、だった、から」
そう、メブが使うものはとにかく接近戦、白兵戦のものが多く、二人が知ってる限りではビームライフルを撃ちながら肉薄し、ビームサーベルで斬りかかるという、対近接戦闘における最高の戦闘スタイルを確立していた。
でもそれがワンパターンで続いていたから、二人にとってはメブはつまらないやつだと評価していた。
だが。
「へぇ、別系統のガンプラに変えてきたんだな」
「前は失礼したわね『 』。
でもこれは、あなたに勝つために、わざと負けて学習してきたのよ!」
と、バヨネット型ビームライフルを構えるメブ。
「なるほど、俺に対してトライ・アンド・エラーをしてきたって訳か〜。
…で?今回もそれのつもりか?」
「まさか、今回は真正面から戦ってあげるわ」
「そうか、そりゃ楽しみだ」
そうして対戦開始となり、最初に仕掛けたのはメブだ。
両肩のガンランチャーとビーム砲を一斉発射し、それを全てかわす『 』。
「おっと、当たればヤバいなこれ」
「まだ終わりじゃないわよ!」
ホバー走行で移動しながらバヨネット型ビームライフルで撃ってくる。
しかもその上、両肩のミサイルが発射される。
「やるじゃねぇか」
ビームとミサイルの雨を避けながらヴェルデバスターの様子を伺う。
火力の嵐が勢いを増し、爆発による煙幕で視界が遮られる。
「やぁ!!」
煙幕の中、鋭いバヨネットがイモータルジャスティスを捉える。
「っ!!」
咄嗟に右に避けるイモータルジャスティス。
でも避けた先にはミサイルが待ち構えていた。
「!!」
ミサイルの爆発をギリギリで回避するイモータルジャスティス。
攻撃しようにも、直ぐ様距離を取られるので、迂闊に攻撃ができない。
「おいおいマジかよ。
俺ら倒すのにかなり強くなってるんじゃね?」
「それだけ、向こうも、真剣…!」
「おもしれーな。
あんだけの無様晒したのは全てこの時のためってか?
大したトライ・アンド・エラーの精神だな」
二人の中でメブに対する評価がひっくり返る。
これまでのが全て『 』を倒すための経験と学習によるトライ・アンド・エラーの精神。
実際、ここまで二人を苦戦させるメブの努力は大したものだと、二人は素直に感心するが。
「でも、まだ足りないな」
「!!」
イモータルジャスティスはファトゥムを切り離すと直ぐ様飛び乗り、ビームやミサイルの中を避けながらメブのヴェルデバスターに接近する。
「長距離砲撃と近接のヒット・アンド・アウェイでどうにかなると思ったのか?」
「うっ!!」
メブは直ぐ様2つのバヨネットを連結させると、真っ直ぐ飛んでくるイモータルジャスティスに高火力のビームを撃った。
そのままファトゥムに直撃し爆散したので、やったと思っていると。
「油断、大敵」
「そうしてくるのなんて、読めてるんだよ」
「えっ」
爆煙の中、イモータルジャスティスが2つのビームブーメランを構えながらヴェルデバスター目掛けて落下する。
迎撃する間もなく、連結したバヨネットと両肩のガンランチャーとビーム砲を切り裂かれる。
そして続けざまに十字に切り裂かれ爆散し、バトル終了のアナウンスが流れる。
「そんな、まだ、勝てないの……?」
「大分良くはなっていたがな。
実際、お前がここまで強くなってるとは思いもしなかったんだ。
何で俺を倒すのにそこまで拘ってるのかは知らねぇが、大した努力だよ」
「えっ?」
「最初、お前が対戦の度にあんな猪突猛進な攻撃ばっかで、つまらないやつだって思ってた。
でもそれは、俺を倒すための努力の過程だった。
だからこそ、お前とのバトルを全力で楽しむことができた」
「……」
「そんなお前となら、チームを組めそうだ」
「チーム?あんたまさか」
「ガンダムシミュレーターとシャンフロのコラボの大会に出る。
そのためにメンバーを集めてるんだ。
どうしたいかは、お前の自由な?」
そう言って空は、メブにメンバー勧誘のメッセージを飛ばす。
「何で私があれだけ対戦を申し込んだのか、聞かないの?」
「これでも様々なゲームで色んなやつから申し込みを受けてるからな。
対戦依頼、取材目的、挑発に中傷、その他諸々。
今更どんな理由を聞いても気にしねぇよ」
メブは暫く黙り込むが。
「…行くわ、あんたのチームに入ってあげる」
「お!そうか!」
そう言ってメブはメンバー勧誘を受注し、『 』のチームに入った。
「これからよろしく、『 』」
「おう!よろしくな!」
こうして『 』が探すべきメンバーは、あと一人となった。
バトルサバイバルで活躍するのは?
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空
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焼け野原ひろし
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ノビ
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メブ
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ユウカ