プロローグ
俺、兵藤一誠は現在の状況に困惑していた。
なぜなら、今俺は過去にいるからだ。
過去と言っても2年ほど前、俺が駒王学園に入学したばかりの頃だ・・・。
さて、とりあえずどうしてこうなったのかと言うと、それは1時間ほど前に戻る。
リアスたちが駒王学園の高等部を卒業して2ヶ月程が過ぎ、アーシアがオカ研の新部長という状況に慣れ始めたある日のことだった。
俺はいつもどおりオカ研の部室に向かう途中にアザゼル先生に会った。
「おお、イッセー丁度お前を探していたんだ」
「何か用ですか、アザゼル先生」
俺はこのときとてもいやな予感がしていた。
なぜなら、アザゼル先生がここ最近何か新しい実験をしているためグリゴリの研究施設に行っていると聞いていたからだ。
「どうしたイッセー、そんな警戒して」
「いや、グリゴリに行っている筈の先生がここにいるから驚いているだけですよ」
「なんだ、そんなことか。ま、それは置いといてイッセーちょっと来い」
アザゼル先生はそう言うと、俺の都合も聞かずに問答無用で先生の研究室に連れて行かれ、いつののカプセルの中に入れられた。
「先生、今回はなんですか」
「今回はクリフォトが開発していた異世界に行く為の技術を俺なりに研究して完成させてみた」
「ちょ、アンタはなにやってるんですか!!」
「だって異世界の技術を学べるチャンスだぞ。あいつみたいに悪用さえしなければ大丈夫だ。それにサーゼクスやミカエル、あと他の神話体系の連中にもすでに了承済だ」
「でも、何で行くのが俺なんですか。異世界の技術を学びたければ先生が行けばいいでしょ」
「おいおい、人がせっかく可愛い教え子に誰もおこなったことが無いとても貴重な体験を一番最初にさせてやろうと言っているんだぞ。もっと喜べよ」
「で、本音は何ですか・・・・」
「もし、失敗して帰れなくなった場合、まずいからな」
「ちょっと待て!それじゃあ、俺が帰れない場合だって」
「だから、もしそんなことがあった場合、何とかできるように俺が残るんじゃないか」
「だったら、安全が確認されてからでも・・・」
「あ、悪い。もう、転送スイッチ押しちまった」
「ふざけんなぁぁぁぁあ!」
そうだ、最近忙しすぎてあまり活動できてなかったあの元堕天使総督のせいだ。
てか、異世界じゃなくてなんで過去なんだよ。
確実に失敗じゃないか。
それに2年前に戻った所で今からできることなんて・・・。
あれ、そう言えばさっきからドライグが一切反応を示していない。
俺は自分中に眠っている
だが、ドライグに呼びかけても反応が無い。
あれ、ちょっとこれまずくない。
今、俺の武器であるブーステッド・ギアが使えないし、アザゼル先生から連絡を受け取るための手段も無い。
てか、俺って今悪魔なのか・・・・。
イービルピースの気配もあまり感じないし少し、確かめてみるか。
結果から言うと、使えないのはブーステッド・ギアだけなのが分かった。
悪魔の翼も出せたし、自分の腕を龍化させることも出来た。
でも、一体何故急にブーステッド・ギアが使えなくなったのだろうか・・・。
「イッセー、早く起きなさい。学校でしょ」
「わかった。今行く」
俺は母さんにそう返事すると思考をやめ、今は学校に向かうことにした。
ああ、俺って本当に帰れるのだろうか・・・・。
初めまして、別の小説サイトで活動しているよ夜乃さんです。
二次創作を書くのは久々ですが、ハイスクールD×Dの二次創作は初めてなのでキャラの性格どおり書けるかとても不安です。
内容が違ったり、誤字や脱字などが酷い場合は感想などで報告していただけると嬉しいです。
あと、感想や批判(作品の内容)も受け付けております。
まだ、若輩者の作者ですが、よろしくお願いします。