どれも、物語に関係しますので現状は答えられませんが、元の世界にからこちらの世界に移動してくるキャラのヒントとしてとあるアイテムを所持していうことだけですかね。
まあ、ネタばれはあまり好きじゃないのでこれだけです。
ちなみに、そのキャラは原作の2巻の内容の時に登場させる予定です。
深夜0時、俺は黒霧の指定された時間丁度に廃工場に着いた。
廃工場にはすでに黒霧がいた。
「約束どおりきてくれたね」
「ああ、逃げたって無駄だからな」
「分かっていくれていたなら良いよ。さあ、それじゃあはじめようか」
黒霧がそう言うと、黒霧の右腕に黒い龍の顔を象った小さな盾が出現した。
「
「ぼくの
俺はブーステッド・ギアをだし、構えた。
『Boost!』
強化が始まった。
「おお、あの時の龍の篭手《トゥワイス・クリティカル》の亜種の神器だね」
「一応聞いておくが、やめるって選択肢は無いのか」
「うん、ないよ」
即答だった。
「俺としてはあまり戦いたくないんだが」
「え~、僕は凄く戦いたいよ。これも龍の力を持つ者の定めだと思って諦めてよ」
黒霧はそう言うと、魔力で巨大な火球を作った。
俺はその火球をいつでも回避できるように構えていたが、俺の予想は裏切られた。
黒霧は火球に向かって小盾を火球に近づけた。
『charge』
その音声と共に火球は小盾に吸収された。
「さて、僕の準備も整ったし始めようか」
俺は黒霧が言い切る前に、黒霧から距離をとった。
なぜなら、俺の立っていた場所にはすでに火球が放たれていからだ。
「流石に今の攻撃は分かりやすかったかな。じゃあ、あまり得意じゃない攻撃はやめて、肉弾戦を行おうかな」
黒霧はそう言うと、俺の予想していたよりも速い速度で近づいてきた。
だが、目で追えない速さじゃない。
いつもバランスブレイカーの状態だが木場と訓練していたため速さには慣れている。
『Boost!』
8回目の倍加を告げる音が鳴った。
だが、まだ彼女を倒すには足りないだろう。
俺は回避することに専念した。
舞華SIDE
彼、兵藤一誠と戦い始めてまだ3分ほどしか経過していない。
しかし、すでに僕の意識はあまり戦闘には向いていなかった。
なぜなら、彼はあまりにも弱いからだ。
(話が違うんだけど・・・)
(そうね・・・。まだ、彼はセイクリッドギアの中にいる
(ハァ~。面倒になってきたからもう終わらせようかな・・・)
(ちなみにまだ
(別に彼に使うつもりは無いよ。期待はずれだったし)
「ねえ、イッセー君。僕のこと馬鹿にしているのかな」
僕はイラつきを隠すことなく目の前で戦っている人物に問いかけた。
「それとも、女の子を殴る趣味は無いとか今更甘い事は言わないよね」
「さっきから言っているだろ、俺は戦いたくは無いって」
「まだ、甘い事を言うんだね。わかったよ。それじゃあ、そんなことを言ってられなくしてあげる」
『Takemagic』
その音声と共に目の前の最初に放った火球より大きく魔力の篭った火球が現れた。
「避けれるものなら、避けてみなよ」
火球は一誠に向かって最初にはなった物の倍の速さで放たれた。
イッセーSIDE
『Boost!』
黒霧から火球が放たれるのと同じタイミングで20回目の倍加を告げる音声が鳴った。
本当はもう少し倍加を溜めたかったのだが、これ以上は無理だと判断を下し、俺はこれ以上の倍加を止め、今の力で固定をすることにした。
『Explosion!』
俺の体に力がみなぎり、先程よりも威力も速さも倍に近い火球を危なげなくかわした・・・かのように思えたが、俺は火球が地面と接触した瞬間、火球に集まっていた魔力が爆ぜた。
そして、その衝撃は俺を襲った。
「ぐわぁぁあ」
爆風に吹き飛ばされ、地面を3、4回ほど転がりながらも何とか体勢を立て直した。
黒霧は、俺が今の一撃を耐えたことに少しだけ驚いたような顔をした。
「あれ?今の凌げたんだ」
「ああ、なんとかな」
「ふ~ん。少しは見直したよ。でも、これ以上君が僕と戦っても勝てる可能性は無いよ」
「それなら、もうこの戦いはやめないか」
「う~ん、イラついてるから嫌だ」
「分かった。それじゃあ、そろそろ本気でいくぞ」
俺はそう言うと、自分の中にある駒を
まず、一気に近づき殴りかかったが、あっさりと攻撃を読まれ小盾で防がれる。
だが、俺の目的は達成することが出来た。
「先に言っておくぞ。怪我したらごめん」
俺はそう言うと、ブーステッド・ギアに集めた魔力を倍化させ、その魔力を放った。
「ドラゴンショット」
『Darkclothes』
ドラゴンショットは黒霧を飲み込み、工場に大きな穴を開けた。
その時になって、俺はやりすぎたと思ったが、その気持ちは一瞬で消えた。
なぜなら、黒い霧のようなものを纏った、黒霧が目の前に現れたからだ。
「危なかった・・・。こんな強力な技を持ってるんだったらもっと先に使えばよかったのに」
「うるさい。そんな技、今の状態で簡単に使えるか」
『Burst』
俺に掛かっている倍加が解けた。
「ハァ~、これ以上は無理だ。俺の負けだ」
「え~、せっかく面白くなってきたのに・・・。どうして、諦めるんだい」
「種を明かすと、俺のセイクリッドギアは10秒ごとに持ち主の力を倍にしていく能力なんだ。それで、さっきまで掛かっていた倍加が解けたからだよ。もう、どう足掻いても俺に勝ち目はねえよ」
「ふ~ん、10秒後とに倍加か。だから、最初攻撃できなかったのか。でも、君のセイクリッドギア凄いね。神滅具クラスの力はあるよ」
「まあ、少し変わったセイクリッドギアだからな」
「ま、とりあえず、勝負は保留でいいかな」
「ああいい・・・・え。いや、勝ったのはお前だろ」
「だって、君は全力じゃなかっただろ。全力の君は今の比べ物にならないほど強いはずだよ。それに、僕も決着をつけるなら全力の君を倒したいしね」
「戦闘狂なんだな・・・」
「よく、言われるよ。さて、とりあえず後始末して帰ろうか」
「そうだな」
俺たちは壊れた工場を修復し、作業が終わりに近づいたときそれは現れた。
『舞華、何か来るわ』
黒霧のセイクリッドギアから女の声が聞こえたのと同時に、天井に魔法陣が浮かび上がった。
俺はその魔法陣に見覚えがあった。
しかも色は、緑より濃い緑、深緑の龍門はあいつしかいない。
俺たちを幾度と無く苦しめてきた、邪龍グレンデル。
『何故、滅んだはずのグレンデルがここにいるの』
「クライ、どういうこと?」
『あの龍門からでようとしているのは大昔に滅んだ邪龍よ』
「なんで、そんなのが」
俺はこのとき、アザゼル先生からの連絡を思い出していた。
気をつけろって言っていたのはこいつのことか・・・。
龍門から一匹の龍がその姿を現した。
「・・・・・・・」
『おかしい・・・』
「何が?」
『姿や気配はグレンデルのはずなのに、感情が無いと言えばいいのかしら』
「聖杯で蘇らしたのか・・・」
「イッセー君、何か知ってるの?」
「ああ、だが今は説明よりも」
「そうだね。こいつを何とかしようか」
俺と黒霧はそれぞれのセイクリッドギアを構えた。