巻き戻りのウェルシュドラゴン   作:夜乃さん

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更新遅れてすみません。
今回からディアボロス編です。


改変されしディアボロス
始まりの日


どうも、兵藤一誠です。

時が過ぎるのは早いもので、高校二年になりました。

俺がリアスと出会い、悪魔になる。

俺にとっては全てのはじまりであり、今日はあの堕天使に出会う日でもあるのだ。

正直に言えば、今でもあの堕天使、レイナーレは俺にとってはトラウマなのだ。

『大丈夫か、相棒』

心配したドライグが俺に声をかけてきた。

「ああ、なんとかな」

『最初に言っておくぞ、相棒。今の相棒はあの時とは違い、俺や黒い龍の宿主も傍にいる。それに、ここにいなくとも相棒のことを想ってくれている人たちがいるだろう』

「そうだな」

俺は、向こうの世界にいる仲間たち、そして俺の最愛の人の顔を思い浮かべた。

そして、この世界でできた新しい仲間である黒霧の顔も。

 

「一誠、黒霧ちゃんが来たわよ」

下の階で、母さんの声が聞こえた。

「今、行くよ」

俺はそう答えると、鞄を持って一階に下り、玄関で待っている黒霧の元に向かった。

 

 

少しだけ、。

グレンデルとの戦闘の翌日、俺は黒霧に大体の事情を説明した。

まあ、黒霧の最初の反応は半信半疑だったが黒霧の中にいる龍やドライグも説明に加わり、時間掛かったが理解してもらいその後についての話し合った。

結果としては、俺は黒霧の仮眷属ということになった。

ちなみに、役割は女王(クイーン)だそうだ。

そして、驚いたことに黒霧の父親は四大魔王様の一人、アジュカ・ベルゼブブ様の眷属だった。

そのため、事情を説明して俺の駒に細工をしてくれたそうだ。

しかも、俺の話を聞きつけたアジュカ様にも協力をしていただいたらしい。

え、なんで他人事なのかって?

あの時の、俺の記憶が曖昧と言えば良いのか、無かったといえば良いのか、思い出したくないと言えば良いのか・・・。

まあ、あの時のことはそのうち語ることにしようと思う。

 

 

 

いつものように、俺は黒霧と一緒に通学路を歩いていた。

「それにしても、こうやって一緒に学校に行くようになって大分経つよな」

「そうだね。でも、そろそろリアスたちに気づかれ始めてきたから、近いうちに下僕をよこしてくると思うよ」

「わかった」

「あと、パパからの伝言」

「なんだ」

「一応、手紙を預かってきたから読んでね」

黒霧から茶封筒渡された。

封を切り中を確認すると、2枚の手紙が入っていた。

まず、一枚目を確認した。

内容は、駒の偽装に何か不具合は生じてないかと、バランスブレイカーの時に使う駒の力に問題が起こっていないかといった内容だった。

1枚目を読み終わり、2枚目を読みはじめ・・・。

「ゲホッ、ゲホ」

途中まで読んで思わず噴出してしまった。

「どうしたの」

黒霧が急に咳き込んだ俺に心配そうに声をかけてきた。

「い、いや別に何でも」

だが、ここで慌てて手紙を隠そうとしたのがミスだった。

黒霧は俺が隠そうとした手紙を素早く奪い取った。

黒霧は俺から奪った手紙を読み顔を赤面させた。

手紙にはこう書いてあった。

『あ、あと、今回一番気になっていたことなのですが、一誠君。私の娘との子供は一体いつごろになるでしょうか。私と妻はとても楽しみにしています。悪魔の出生率はとても低いことは一誠君も知ってのとおりです。そのため、舞華にも早いうちに許婚を紹介できればよかったのですが、私の家系は名が有名なところでありません。だからこそ、舞華が悪魔の彼氏を連れてきたときは妻と一緒にとても喜んだものです。もし、学生のときに舞華が妊娠した場合でも・・・』

と、ここまでしか読んでいない。

黒霧も途中まで読んで、手紙を握りつぶし叫んだ。

「パパの馬鹿!!!」

 

 

 

さて、時間は放課後になった。

あのあとは、あの手紙のせいで気まずい空気になり、会話も無く登校した。

その後は、松田や元浜と会話して、いつもどおりだった。

そして、俺は今呼び出された黒霧が帰ってくるのを教室で待っていた。

そのとき、俺のスマフォに黒霧からメールがきた。

『ごめん。ちょっと用事を頼まれたから遅くなりそう。先に帰ってて。埋め合せは考えておくから』

 

 

松田と元浜の二人はすでに帰宅しているため、一人で校門を出ると、一人の少女が現れた。

その少女のことは俺はよく知っていた。

なぜなら、向こうの世界でもあったことのある少女だったからだ。

天野夕麻と言う名を名乗り、俺を騙し、殺した少女。

堕天使レイナーレだ。

「あ、あの兵藤一誠くん、ですよね」

「ああ、そうだよ」

「あ、あの、一目見たときからかっこいいいなと思っていました。よかったら私と付き合ってくだ・・いたぁ」

・・・・どうやら舌を噛んで悶絶しているようだ。

あれ、あの時の告白ってこんな感じだったっけ?

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