触手と粘液は使いよう 作:ぬぇへへへ……
下手に暴走起こすとこうなるって。めちゃくちゃ話を構築するのに時間かかった。おまけに目茶苦茶短い。
ネタバレすると途中退場します。いや本当はあのマッドサイエンティストとバチボコやり合うつもりだったんすよ。
でも作者の妄想で何度も流しても良い流れに持っていける道筋が出来ず。
出来たとしてもなんかご都合主義みたいで作者が納得できず。
ついにはこれですよ! 畜生メェ!!!
*主人公の精神は自称一般人なのでめちゃくちゃヘタレます。しかしこの状況で『出来らぁ!』と奮起できる者のみ主人公に石を投げましょう。作者はこれ以上にヘタレになる自信がある。
逃げ遅れた傭兵が触手に縛り上げられ、命乞いをする。
アンタみたいなやつがいるとは思わなかった。命だけは。もうここには来ない、足を洗う。
その姿を無機質な瞳で映し、淡々と言葉を紡ぐ。
「あんな風に苦しみたくなかったら知ってること、全部応えな」
地面に転がる屍とソレになりつつある人間を指さし、それを見た傭兵の顔は青白くなる。
「わかった、わかった! 全部吐くから―――」
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「待て、領主館だと? あの愚弟は何を企んでいる!?」
「し、知らない! 俺は下っ端だから何も知らないんだ!! この襲撃だって、コイツと感染者を生死問わずにつれて来いって命令で来ただけなんだ、本当だ!! 本当に何も知らないんだ!!」
解放した傭兵が更にピカール率いる衛兵連中に詰めら情報を絞り取られるのを尻目に思考の海に沈む。
――俺達を襲う理由は何だ? 俺の場合は能力目的でスカウトか、人身売買か。しかし、感染者まで攫う理由は何だ? 昼間の騒動もどさくさに紛れて攫おうとしていた連中はいた。そいつらはレインボー小隊に阻止されていた。あの場に居なかった住民はどうなったのかはわからんが碌でも無い目に―――――
「い、おーい、イノー君。大丈夫かい?」
いつの間にかモスティマが彼の横に立っていた。落ち着いたのを見計らって声をかけて来たのだ。
それを聞いた伊能は漸く自身の置かれている状況を客観視することができた。
苦悶の表情を浮かべ、四肢の何れかを欠損させて転がる死体、ところどころに散乱する頭部の無い死体。そして―――セーフハウスの味方達の警戒と畏怖の視線。人ならざるものを見る眼。
それに気が付いた伊能の精神は再び不安定な状態に陥る。
再び瞳孔が開き、呼吸が荒くなり――
「二度目は流石に見逃せないかな?」
それはモスティマによって阻止される。
若干の正気を取り戻しながらも視線に怯える伊能を前にモスティマは一つの決定を下した。
「うん、確かにこれ以上は君が持たない。何より領主が手出し無用と言っている以上、私達トランスポーターが介入できる域を超えている」
「なに、気に病む必要はないさ。レインボー小隊はロドスと合流できたし、此処が外部の武力介入を許さない以上、私たちに出来ることはここまで」
「運転は私がやるよ。今回はイレギュラーが多すぎた。君は龍門までの道のりをゆっくり療養に当てればいいさ」
いいね? と保護者のように、優しくも拒否を許さない声色に逡巡し、悩み、しかし。伊能はコクリと無言で首肯した。
「ならば出発は明日の朝。太陽が昇る前に此処を出よう」
周囲に聞こえる様にモスティマは言葉を放つ。これ以上介入するつもりはないと。これ以上ここに長くとどまるつもりはないと無言で証明するために。
そして彼女達は宣言通りロングスプリングを後にし―――伊能は3日後、行方不明になる。
座席に退職願と一通の封筒。中身はペンギン急便に届けて欲しい旨の依頼書に、それに見合った額の龍門幣を残して。
うい、本当に申し訳ない。猛省する。
で、主人公ですが別に長泉に戻った訳ではありません。どこに行くのかはまた次回にはっきりする。かもしれない。
批評めちゃくちゃきそうだなぁ………
イノー君のぶらり一人放浪記要る?
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ん、要る。一つずつ順番に情報を流すべき。
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ん、要らない。さっさと龍門に帰るべき。