触手と粘液は使いよう 作:ぬぇへへへ……
色々とストーリ振り返ったり考察その他諸々見ていてちょっと手間取りました。
「―――全く、君は何だかんだ言いつつも首を突っ込むねぇ」
「ま、国際トランスポーターとして活動する以上、こういったゴタゴタに巻き込まれるのはよくあることさ。君の選択肢はあながち間違いじゃあない」
「そもそも、一様にそうである。なんて答えが無い以上、その場の状況と自身の価値観で動くしかない」
宿の一室、破られガラスが散乱している室内でモスティマは呟く。
「とはいえ、早々にこんな事件に巻き込まれるのは災難としか言いようがないけどね」
窓の外を見る。彼は市民の中に紛れていた大男―十中八九サルカズの傭兵だろう―を蹴り飛ばし、レインボー小隊と合流して市民の避難と脅威の排除を行っている。
「さて、私も動こうかな。後輩だけに良い格好させる訳にはいかないし」
メンテナンスし終えた黒錠と白鍵を両手に持ち、宿の外に出る。
群衆の混乱の中、姿が消えた。
▼ ▼ ▼ ▼
ッテェなぁ。
やっぱり無茶なんてするモンじゃないな。慣れてるとはいえ痛いもんは痛い。
地面を何度か蹴り、無茶をして粉砕骨折した足が治ったのを確認して蹴っ飛ばした大男を見る。
身体的特徴を見るに、龍門を出る前に何度か聞いた要注意集団のサルカズの傭兵らしく、すぐに体制を立て直して剣を構えている。
「――――――」
その仮面に覆われた顔からは何の表情も見えないが全体的な様子から俺に注意を向けているのは理解できた。
とはいえ、敵はこいつだけじゃない。こいつ等と同じタイミングで現れた妙な感染生物も襲い掛かっている。幸いそっちは小隊が抑えているので被害は少ないが、一刻も早くそっちのフォローにも行かなきゃならん。
「お前、何者だ」
「ッハ! そう聞かれてハイ私はドコソコのダレソレですよと素直にいう訳ねぇだろうが」
警戒を強める二人相手を前に触手を伸ばす。
伸ばす先は二人――じゃなく散乱した瓦礫。砕け散った石材やら木材、ガラスの破片。無数の触手で絡め取り、巻き込んで一つの塊を形成する。
メイス兼ショットガンの完成だ。
「さて、アンタらには二つの道がある。一つ、ここでこの気色悪いコレの相手をするか、ケツまくって逃げるかの二つだ。さあ、どうする?」
撤退してくれるならよし、撤退しなくても質量でぶん殴るか破片をぶん投げて応戦するだけだ。
「……撤退する。この戦闘は契約に含まれていない。契約外の戦闘で命を落とすなどごめん被る」
大人しく撤退したのを見てすぐに意識を切り替える。小隊の方を見ると救助した住民をどこかに避難させるみたいだ。流石にこういった状況は慣れているのか、的確に襲撃してくる感染性物を撃退しながら撤退をしているが如何せん数が多い。
「Ash! 援護に入る!」
「イノー、連中は?」
「撤退させた。どこに向かう?」
「ミアロ先生の診療所に。この地区の住民全員の安全確保を優先する!」
なら俺もそれをできる限り支援する他無いな。
触手を振り回して襲ってくる奴らを処理する。道中で動けない怪我人がいればそいつを触手で抱え、診療所まで連れていく。
「ウワァッ! やめ、やめてくれ! 何をする気だ!?」
おい薄気味悪いのは分かるが暴れんな。変に暴れれば余計に怪我が酷くなるだけだぞ。
「…この際見た目は度外視するしかないね」
Frost、言わないでくれ。俺も内心気にしてはいるんだ。
診療所に付いた。今、俺はTachanka、Frostと一緒に診療所の警戒を行っている。
Ashとケッツ、じゃなかったBlitzはミアロ先生とやらの案内でロドスの建てたセーフハウスに向かい、協力を貰えないか交渉してくるみたいだ。
「…全く最悪の研修旅行になっちまった」
斜陽の中照らされる町。あちこちで聞こえる悲鳴と何かが裂ける音、水っぽい何かが飛び散る音が遠くで聞こえてくる。救援には迎えない。行けばその分残りの2人にとてつもない負担がかかる。今は防衛に集中するべきだ。
……駄目だな。聞かないように防衛に集中すればするほど耳の中にこびり付く。
『凄い…凄いぞコレは! 我々先民で共通していた遺伝子情報の謎。その答えが! この身体一つに詰まっているのだ!!』
「大丈夫か?」
『しかし主任。コレの耐久性は…その………』
「聞こえているか? おい! おい!」
『確かに不安だが、問題ない。その為に態々コレを取り寄せたのだよ。全く、維持費がかかる検体だが一つしかないからな。必要経費と言う奴だ』
「しっかりしろ!」
強い衝撃を肩に受け意識が現実に戻る。振り返るとTachankaがそこにいた。肩には彼の手が置かれている。
「息が荒い上に酷く憔悴している。ストレスか? あまり酷いようなら診療所の中で待機しても良い。力があるとはいえ一般人にこの環境は酷だ」
「あ、ああ……大丈夫だ、問題ない。このまま防衛に集中する」
「だが――」
「頼む。寧ろ建物の中でじっとしていると気が触れそうになる。何かに集中している方が気が紛れて楽なんだ。頼む」
少し沈黙した後、酷いようなら強制的に叩き込むと言って、元のポジションに戻る。
わかっている。わかっている。今度はそうならないように注意する。
両頬を叩き気合を入れなおして監視に戻る。
夜の帳が降りた町。監視の為に付けた診療所の明かりが辺りを照らしていた。
色々と考察を見まくった結果何もわからないことが分かった()
作者の脳みそと文章力じゃこれが限界なのだ。許してくれ()
おかしいなぁ…普通に触手と粘液が出るだけのパンピーを書こうとしただけなのにどうしてこうなった? 本当はエロゲ能力を四苦八苦しながら使いこなして龍門でドタバタするコメディーを書こうとしていたのに気が付けば慣れないシリアスを書く羽目に。此処からコメディー路線に変えてくれテンニンカ(無茶振り)
イノー君のぶらり一人放浪記要る?
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ん、要る。一つずつ順番に情報を流すべき。
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ん、要らない。さっさと龍門に帰るべき。