ただしこのキヴォトスはネットミームに汚染されてるものとする   作:流石兄者

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コソコソ…


短編集2 きょうはなんにもないすばらしい一日だった(当社比)

 

【正直最後のところがやりたかっただけ】

 

 晄輪大祭。

 それは簡単に言えば超大規模な体育祭。コラボ先で例えるなら大覇星祭みたいなもの。

 そんな晄輪大祭が開催されるこの日、アスレチックスタジアムには様々な生徒が集結していた。

 競技に参加する生徒、それを応援する生徒、体育祭が円滑に行われるように働く生徒、妨害しようとする生徒。

 

 そして──

 

 

「暑いンゴねぇ。なんで手前まで……」

「いいじゃないですか、たまには私の用事にも付き合ってくださいよー」

 

 

『体育祭なんてだりーよなー。友達とだべりながら観戦しよー』という生徒も集まっていた。

 

 

 やあ。まさかこのキヴォトスで晄輪大祭が開催されるなんて夢にも思ってなかった鬼灯モカだよ。これが原作の修正力ってやつかな。

 もしこの世界に修正力があったなら、もう直すのを諦めてバカンスにでも行ったんじゃないかなーなんて思ってたよ。

 多分私の知らない所で5000兆回くらい奇跡が起こったんじゃないかな? 頑張ったね修正力さん。

 

 でも私はどこの学校にも属してないシャーレの職員だから競技に参加は難しそうだし、前世だと体育祭は『早く終わんないかなー』なんて思いながら観客席で友達とグダグダする派だったからね。

 おとなしくシュロさんと応援する側に回ることにするよ。

 

 

「てっきり手前さんもクーラー利いた部屋でのんびりサボる派かと思ってましたよぉ」

 せっかく2人分のお菓子とジュースを用意したんですけどねぇなんてぼやきながら洒落怖本をうちわ代わりにして扇いでいる。あ、返してもらったんだそれ

「何もなければその提案に飛びついてたんですけどね。ちょっと応援したい人がいまして」

「あー。だからわざわざ関係者席の、それも最前列を取ったんですねぇ」

 

 先生が立場上晄輪大祭に参加できない私のことを不憫に思ったのか特等席を取ってくれたんだよね。先生謝謝茄子! 

 周囲の『なんだこのロリ達!? (驚愕)』という視線さえ気にならなければ一番いい席じゃないかな。

 

「で? 誰なんですかぁその応援したい人って」

「あー、えーと……」

 どうしよ。ユウカさんなんだけど、言ったら『わざわざロリコン一人の為に最前列に? 妙だな……(KNN君並感)お前もしかして、あいつのことが好きなのか? (青春(ブルーアーカイブ))』なんて感じでばれたりしないかな? 

 いや違うんですよ決してユウカさん(体操服)をこの目で見たいとかそういうわけではなくてですねほんとに純粋な気持ちで応援したいだけなんです嘘です見たいです! 

 

 そんな感じでまごまごしていると、初めはこちらを怪訝な表情で見ていたシュロさんの顔がパッと何かを思いついたような表情に変わった。

 そしてスマホを取り出し、しばらくなんかを打ち込んだ後こちらに画面を見せてきた。

 

「もしかしてこの人ですかぁ?」

 その画面に写っていたのは、眠っている私に頬をくっつけながらゆるっゆるの笑顔を浮かべているユウカさんの写真だった。

「なっなななな、なんでばれっ!?」

「ミレニアムのスレで話題になってましたよぉ、ロリコンの新しいターゲットになった娘が長続きしそうどころか、くっつきそうだって。

『スケープゴートちゃん』、『くず鉄の案山子ちゃん』、『破れ鍋の綴じ蓋ちゃん』。色んなあだ名がついてますねぇ」

 

 ククク、酷い言われようだな。まあ事実だからしょうがないけど。

 ……あれ? ていうかミレニアムのスレでそこまでバレてんの? 半分公然の秘密になってない……? (震え声)

 

「1人で行く勇気がないから手前を呼んだと。へぇ~ふ~んほ~ん?」

「ぐぬぬぅ……! うっせうっせ! 開会式見ますよ開会式!」

「草」

 メスガキのお手本みたいな顔しやがって……! シュポガキにお株とられたくせによぉ! 

 シュロさんのニヤニヤ顔から逃れるようにグラウンドに目線を戻す。

 今は開会式の最中だ。私としては選手宣誓に誰が抜擢されたか気になるんだよね。まさかケツピン語録を垂れ流すハナコさんを出すわけないだろうし──

 

『それでは選手宣誓です。奥空アヤネさん、浦和ハナコさんお願いします』

「は?」

 

 おいどこの馬鹿だハナコさんを抜擢したのは!? 

 もしかして修正力さん?! 仕事しスギィ! 

 

 

 ──壇上付近

 

「うぅ……こんな大勢の前に立つのは初めてなので、少し緊張しますね……」

「(緊張して)ブルっちゃうよ……!」

「ハナコさんもですか? そうですよね、もし噛んでしまったらと思うと……」

「(想像すると)ああやだ恥ずかしい、やだこんな恥ずかしい……アイアンマン! (救助要請)」

「アイアン……? そうだ、こういう時は目に映るものを人参やキュウリだと思えばいいって聞いたことがあります!」

「(何言ってるか)やば……やば……わかんないね……(白坂小梅)」

「え? えーと、そうですね……」

 

 アヤネは懐からメモ帳とペンを取り出し、観客が人参などの野菜に置き換わった風景を簡単に描いてハナコに見せた。

 

「こんな感じで、観客を人ではなく野菜だと──

「絵きったねぇ! (辛辣)糞だ……(画力が)」

「ひ、酷い……」

「行く! (ヤケクソ)パパ(アヤネ)も! 行けー? (躊躇)行けー! (勢い)行くー! (決意)」

「あ、ちょっとハナコさん!?」

 

 階段を駆け上がり壇上に登ったハナコとそれを追いかけ登ってしまったアヤネ。

 心の準備が全く出来ていないが、ここまで来てしまったからにはしょうがないと腹を括り、マイクの前でアヤネは口を開いた。

 

「選手一同を代表して、宣誓しま──

 

「お〇んこぉ^~(挨拶は基本)」

 

 空気が、凍りついた。

 

 

 ──関係者席

 

 バンッバンッ

「やりやがった!! マジかよあの女ッやりやがったッ!! 浦和ハナコすげぇッ」

「(絶句)」

 

 まさか諦めてたハナコさんの放送事故をこの目で見れるとは! 

 シュロさん、私涙が出そうだよ……! 

 

 

 

 

 

 

 

【なんだかんだ言っても語録で会話しながらゲームするのは楽しい パート2】

 

 モ〇ハンinシャーレ

 

 モカのみの場合

 

「懐かしいなあ、最後にやったのはサードだっけ。えーと、回復薬とこやし玉と……」カチカチカチ

「……あれ、ペイントボールどこ? あれ?」

 

 モカと先生の場合

 

「あわわ、先生助けてー!」

「任せて! 閃光玉!」

「ありがとうございます!」

 

 モカ、カンナ、ハナコ、アリスの場合

「私は何度も! 何度も! 繰り返し、命乞いをした! 28回の命乞いだぞ!? 確実に助かりたかった……! (届かぬ思い)(1乙)」

「カンナさんが死んだ! この人でなし!」

「(モンスターを)バラしたいなって……(あふれ出る殺意)」

「〆サバァ!」

「これ以上、攻撃を食らってしまうと私はジンオウガになってしまいます(衝撃の事実)」

「おっp……おっぱげた……! (純粋)」

「お、やべぇ110番だな!」

「私はカンナ。君を助けに来t わあぁ! (ポンコツ)(2乙)」

「逝きスギィ! モンハン登録はしてるの? (煽り)」

「(そんな実力なら助けに行くの)やめてください! (辛辣)」

「ご期待に添えず、すみません!」

「最後に死んだ人が全責任をとることにしましょうか」

「むっきゅん! (承諾)」

「私は生き物じゃない! 殺せないぞ! (大嘘)」

「あっそっかぁ。オッスお願いしまーす! (責任逃れ)

 ──またですか王女!? ギリギリで渡してくるのやめてくださいよ本当に! アー逝キソ! (深刻なミーム汚染)逝クッ(クエスト失敗)」

 

 

 

【「賽はぶん投げられた」ってたしかバーナードショーあたりが言ってた】

 

 リクエスト作品 モブちゃんwithダイスロール

 

 [導入開始]

 

 この世界には超能力が跋扈している。

 警官はワープするし、忍者はいるし、爆弾も持ってないのに自爆できるテロリストまでいる。

 たとえ相手が超能力者だとしても暴れていたら鎮圧するのがあたしの仕事なのだが……はあ、憂鬱だ。

 

「マコト様の為にぃぃぃ! ばんざああああああい!」

「我々はゲヘナ防衛軍の軍人であることを忘れるな。敵はすべて倒すんだ」

「GDF! GDF!」

 

「うっせ……」

 横で元万魔殿の戦車部隊のやつらが騒いでいるのを冷めた目で見る。

 なんで治安維持のための見回りでこんなテンション維持できてるんだコイツら……

 

「まあまあ、元気がないよりはいいではありませんか」

「いや、限度ってもんがあるだろ」

 

 横で歩いていた仲間の一人が声をかけてきた。

 背中にバックパック並みにでかい通信機を背負っているこいつは、この部隊の中で唯一普通のテンションで会話ができるやつだ。

 暇な時間はほとんどコイツと喋っている。

 

「あーあ、まさかヒナ委員長がシャーレに移っちまうとはなぁ。いやまあ、いつかは何かしらの形でやめるだろうなとは思ってたけどよ」

「聞いたときは思わずイオリさんの足を舐める舌が止まってしまいましたよ。

 いやー、一時はどうなることかと思いましたが、意外と何とかなるものですねぇ」

「なー」

 

 いやほんとゲヘナが終わったと思ったわ。

 だけどすぐに万魔殿の戦車部隊と統合され、マコトとやらの指揮下のもと治安維持業務を行うようになると治安は前とほとんど変わらないくらいにはなったんだよ。

 無茶ぶりクソ女の下で働くなんて……とか思ってたが案外有能だったし、今報いを受けているようなもんだから追い打ちをかけるのはやめた。

 真っ白に燃え尽きてるやつにとどめを刺すほどあたしは鬼畜じゃない。

 

「見回りも戦車がついていると安心ですね」

「そうだなー。疲れたら乗っけてくれるし、いざとなったら盾になってくれるのがありがたい」

 

 今は戦車数台に元風紀委員のあたしらが随伴歩兵としてついた部隊が各地に展開されている。

 それぞれの部隊には救援や迫撃砲の要請を行える権限をもっている通信兵が一人ついており、常に本部と連携を取りながら戦うことによって人食い反社共と何とか戦えるようになったってわけだ。

 

「おい、あれを見てみろ!」

「あれなんや?」

「赤信号です! (交通ルール遵守)」

「ちがーう!」

 

 戦車部隊の奴らが騒がしい。どうしたのだろうか。

 

「なんかあったか?」

「これを使って見てみろ!」

 

 そう言って投げ渡されたのは双眼鏡。

 それを覗き込み前方を見てみると、そこにいたのは──

 

 [導入終了]

 

 〔ダイスロールを行い、それの結果を物語に反映させます〕

 

 そこにいたのは──

 

 1 『ハーッハッハッハッ! では早速このグ〇ンラガンとかいう二足歩行型温泉掘りロボットの性能実地試験といこうではないか!』

 2 HARUNAが圧倒的存在感の極太麺を、啜る~! 

 3 ん、ゲヘナの銀行を襲ってる(現在進行形)

 4 許しません……よくもペロロ様をここまでコケにしてくれましたね……殺してやります……! 

 5 特に何もなかった。今日もいい天気! 

 

 ダイスロール実行、1d5を振ります。

 

 1d5の結果は1でした。

 

 物語を再開します。

 

 

 

『ハーッハッハッハッ! では早速このグ〇ンラガンとかいう二足歩行型温泉掘りロボットの性能実地試験といこうではないか!』

 

「な、なんだありゃ!?」

「なんだお!? (^ω^;)」

 

 そこには胴体にでかい顔がついている赤いボディの巨大人型ロボがいた。

 スピーカーでもついているのか、外に特徴的な笑い声とふざけた犯行声明が大音量で流れている。

 あの声は……! 

 

「鬼怒川カスミ……!」

『よぉーし! さあグ〇ンラガン! お前のドリルで、温泉を衝け!』

 

 その言葉と共にロボが右手をあげると、そこからそのロボの体と同じくらいの大きさのドリルが生成された。どうなってんだありゃ……? 

 

「まずいぞ、放置したらまた街が穴だらけだ!」

「でも効くのか、戦車砲?」

「徹甲弾だ! 叩き潰せ!」

「了解! AP弾を装填!」

 

「待ってください!」

 

 好戦的な戦車部隊の奴らを止めたのは、さっきまでだべっていた通信兵の奴だった。

 

「まだ気づかれてません。今のうちに本部に迫撃砲を要請し、撃ち込んでやりましょう」

 そう言いながら銃の形をしたレーザー誘導装置を取り出し、ロボットに照射する。

 幸いにもロボットはドリルがデカすぎるせいで地面を掘るのに四苦八苦し、レーザーにはまるで気づいていない

 

「こちら巡回部隊エコー。目標地点への砲撃を要請します」

ザザー……ザザー……

 

 通信機からはノイズの入った声しか聞こえてこない。なんだよクソっこんな時に! 

 

「おい、しっかりしろ!」

 背負っている通信機をバンバンと叩いてみる。

 ……何やら計測器やランプが点滅したり変な音が出た気がする。やっちまったか? 

「ああ、ちょっと! 精密機器なんですからそんな乱暴に──

 

 その言葉を遮るように通信機から声が聞こえてきた。

 

 

 

 

 〔ダイスロールを行い、それの結果を物語に反映させます〕

 

 1 『砲兵隊よりエコーへ、要請を受諾した! 迫撃砲、撃てぇー!』

 2 『なんでしょうこの要請コード? トリニティではあまり見ないタイプのコードですが……まあいいですわ! ぶっぱなしますわよ!』

 3 『ッ!? 要塞都市エリドゥに不正アクセス発生! システムが乗っ取られます!』『ちょ、ちょっと待ってちょうだい!?』

 4 『んー? なんか隕石落とし券を使われた気がする! えーい☆』

 5 『要請受諾。ウトナピシュティム、エンジン始動。浮上開始』

 

 ダイスロール実行、1d5を振ります。

 

 1d5の結果は3でした。

 

 物語を再開します。

 

 

『ッ!? 要塞都市エリドゥに不正アクセス発生! システムが乗っ取られます!』『ちょ、ちょっと待ってちょうだい!?』

 

 通信機から焦ったような声が聞こえてくる。あれ、要塞都市エリドゥってこの前ミレニアムプライス1位だったアレだっけか? 

 いや、その前に……

 

「不正アクセス……? え、この機械そんな機能ついてんの?」

「知りませんでした……。あーでもたしか、マコトさんは『これはミレニアムのマイスター共に作ってもらった逸品だ。自分の部下には最高の仕事道具を渡さないとな! キキキッ』と……」

「おー、声真似上手いな」

「えへへ、練習したんです」

 

 ゲヘナの部隊がミレニアムの重要施設っぽいところに不正アクセスをしたという外交問題に発展しそうな事実から全力で目を逸らしていたが、続いて聞こえてきた声で無理やり現実に引き戻される

 

『何者かが防衛施設を操作しています!』

『兵装ビルが起動、多数のミサイルが発射されました! 目標は……ゲヘナです!』

『アァ……オワッタ……!』

 

「……多数のミサイル?」

 

 その言葉に思わずミレニアムがある方角を向く。するとその空には、100は超えるだろう飛行物体の姿が……

 

「退避ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」

 そう叫びながら銃を放り出し反対方向に全力で走り出す

 

「りょ、了解!」

「後退しろー!」

「急げ急げ、後退!」

 重厚なエンジン音と共に戦車が後退していく。全力で動いているキャタピラに耐えられずアスファルトが壊れていくが、この後起こるだろう大量破壊に比べれば誤差の範囲だろう。

 

『部長、なんか降ってきたよ!』

『ん? 降ってきたって何が……ひ、ひえええっ!!!』

 

 凄まじい爆発音と悲鳴。

 それら全てを振り切り、私達は走り続けた。

 

 

 〔リザルト〕

 緊急ミッション『温泉開発部の鎮圧』 クリア

 

『メッセージが1件あります』

『君たちが鎮圧してた時にミレニアムからミサイル飛んできたらしいけどなんか知らない?』

『メッセージは以上です』

 

この小説を読む時、どんな先生を想像してます?

  • 男先生
  • 女先生
  • アロナ落書き先生
  • 性別不明、中性的
  • (人間じゃ)ないです
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