ただしこのキヴォトスはネットミームに汚染されてるものとする 作:流石兄者
このキヴォトスでは割と素手や近接武器、妙な能力で戦っている生徒がいるので、超電磁砲の子たちが来ても変な目で見られることはありません。まあ、キャラもいろいろ変わっているの帰れるかどうかはわかりませんがね
誤字報告してくださっている方、いつもありがとうございます。助かります。
……ああ。来ていたのかい?
鬼灯モカ(ほおずき もか)だよ
すまないね、今余裕がないんだ
ほら、横で運転している先生をみてくれ 表情が険しいだろう
無理もない、何せ────
生徒が死にかけているらしいのだから
ちょうどいい
状況整理にもなるし、今に至るまでのことを、最初から話そうか
きっかけは、一本の電話だった
電話の相手は、美食研究会所属の赤司ジュンコ
電話の向こうでは、サイレンや怒号、悲鳴などが飛び交っていたせいか、内容が一部しか聞き取れなかったそうだ
『先生、助けて! レストランの料理が最悪だったせいで、ハルナが文字通り爆発したの!
それに巻き込まれて、アカリとイズミが病院送りになっちゃった!
何を言ってるかわからないと思うけど、説明は後でするからハルナに何かおいしいものを食べさせないとまた爆発する。
私も体がボロボロで、あんまり動けそうにないの。お願い』
爆発 巻き込まれる 病院 また爆発する 体がボロボロ 動けない
穏やかではない単語がずらり
すぐにシッテムの箱で電話を逆探知し、私と先生は車に飛び乗った
美食研究会 ゲームでは、各校の治安維持部隊から要注意団体と認識されていた人たち
この世界でもそうなのかと、ネットで『美食研究会 テロリスト』というワードで調べてみたが、予想外の結果が出た
店を爆破はしているらしい だが、その爆発に自分たちも巻き込まれている 要するに自爆テロを起こしているらしい
さらに不可解なことに、爆破された店の中には、食事中に暴れないように危険物を入口ですべて回収している店もあったということだ
わからないことだらけだ だが、やることは決まっている 死人を出さないこと
ヘイローは無敵じゃない ダメージを食らい続ければ砕け、死ぬ
服の内ポケットからマグナムを取り出し、弾が入っているかチェックする
車に乗ってから、これで3回目
もちろん弾はしっかり入ってる。
銃をしまう手は震えていた
死体をみる覚悟なんて、できてない
「モカ! 着いたよ」
そういいながら、先生が車から飛び出した
私もあわてて飛び降り、先生についていく
人っ子一人いない路地裏を走る
電話の位置から場所を移動している
なぜこんなところに?
もしかして、私たちをはめる罠なのでは?
疑いが募り、先生を止めようとしたその時、
「ジュンコ! ハルナ!」
壁に寄りかかりながら、2人は座っていた
ジュンコさんには、ヘイローがない
「ジュンコさんは、大丈夫なんですか!?」
「疲れて寝てしまっているだけですわ、体が動かせない私をここまで運んでくださったんです」
ひとまず死人はいないことに安心したが、まだ安心できない。銃を抜き、周囲を警戒する
空いている手で着ているコートの襟をつかみ、神秘を流し込む
これで不意打ちされても、服がダメージを抑えてくれる
「ハルナ、何が……いや、何をしてほしい?」
先生のその言葉に、ハルナさんははっきりと答えた
「そろそろ美食を食べないと死にますわ!!!!!!!!!!!!!!」
私はマグナムを思い切り壁に投げつけた
くっだらねえ! なんだよそれ! ばかばかしい! (TD兄貴)
「結論から申し上げますと、私は後1時間以内に美味しいものを食べないと爆発します」
「E?」
あー何言ってるかわかんねぇよ!
とりあえず2人を車に乗せ、ジュンコを病院に届けた私たちは、先生の提案で紫関ラーメンを食べにアビドスに向かうことにした
確かに、柴大将のラーメンなら間違いないだろう
その間に、ハルナから事情を聴きだす
「私は美食を愛するあまり、美食を食べ続けないと爆発する体になってしまったのです」
え、何それは(困惑)
「しかし、美食を食べるには、それ相応のお金が必要です。私も貧乏というわけではありませんが、食べ続けるとなると、お金が足りなくなってしまいます」
「なので私は節約のためにいずれ自分で作れるようになるよう美食を研究、分析する会。美食研究会を作りましたの」
「モカさん。『お家で美食探求を』と調べて下さる?」
スマホを取り出し打ち込んでみる
──お家で美食探求を 著 美食研究会 協力 愛清フウカ
ヴォースッゲ 電子書籍版をカートに入れておいた
「ヒットしました?」
「えぇ、作家さんだったのですね。凄いです!」
「良かったら買ってくださいまし。活動資金になりますわ」
「……この協力者は?」
「フウカさんは給食部の部長で、日々4000人の給食を作っていらっしゃる超人ですわ。私達はよく美食探求の為、よく厨房を借りにいくのですが、快く貸してくださるとても優しいお方でもあります。お礼として、給食作りを手伝ったことがありますが……」
あれは地獄そのものでしたわ……。そういった時のハルナさんは、どこか遠くを見つめていた
「そうして貯めたお金を使い、タイムリミットが来る前に美食を食べる。そうすると残り時間がリセットされ、その間にお金を貯める。それの繰り返しですわ。しかし」
「ぼったくり、店員が非常識、心意気にかける料理、あまりにも騒がしすぎる食事環境。そのような、何らかの要因で心から美食を味わえなかったとき、タイムリミットが短くなりますの」
なるほど、つまり……?
「もしかして、ネットにあった店で自爆したって言うのは……?」
「そうですわね、悪質な食事のせいで、店のなかでタイムリミットがゼロになり爆発してしまった。それが自爆テロ、と言われているのでしょう」
「それにしても美食テロリストなんて名前、あんまりですわ! いくら気に入らない味や接客態度だったとしても、爆破まではしませんわよ! あ、いえ、まあ、結果的には、してしまっていますが……」
故意じゃなかったのか……
「先生に来て頂けて助かりました。このままだと、美食を食べられずに永遠に爆破し続ける爆弾になるところでしたわ……」
「生徒が困っているのなら助ける。それが先生だから。いつでも頼ってね」
「ありがとうございます。ああ、それにしても先生のおすすめ、楽しみですわね!」
「いらっしゃいま──って先生!?」
「おや、先生か、いらっしゃい。……その担がれてる子は大丈夫かい?」
「大丈夫です。美味しいものを食べれば良くなりますから」
「お、おぉ? よく分からんが、わかった。最高の1杯を作るから、掛けて待っててくれ」
担いでいるハルナさんを下ろし、席に座らせた
待っている間、私と先生は、何も言わず冷や汗を流し続ける
隣で残り時間の分からない時限爆弾が作動し続けているようなものだ、落ち着けるわけがない
先生は不安からか、シッテムの箱を胸に抱え、ギュッと抱きしめ続けていた
対する私は、とにかく思いつく限りの色んな神に祈りを捧げる
『先生、そんな……店の中で大胆な……』
『うぅ……そんな強く抱きしめられたら……』
『えへへ……いっぱいスーパーアロナちゃんに……頼ってください』
隣からなんか聞こえてくる。集中出来ない。
「へい、ラーメンお待ち」
とてもおいしそうなラーメンが出てきた。ハルナさんと私たちは、それぞれ違う意味で唾を飲む
レンゲを手に取り、スープを飲んだ
何も言わない
箸に持ち替え、啜る
どうだ…………?
「まあまあまあ! なんてことでしょう! ラーメンが美食過ぎますわ!」
よかった……
背もたれに寄りかかり、プフー と息をはく
今まで生きた心地がしなかった
チラリと先生を見ると、明らかにホッとした顔をしていた
(時限爆弾と行動を共にするのは)いやーキツいっす
「よく分からないけど、ひと仕事終えたって感じみたいね。こっちまで緊張したわよ」
「はは、確かに。こんなに緊張してラーメン作ったのは初めてだ」
私達の出す異様な空気に、向こうも呑まれてしまっていたみたいだ
すみませんと謝罪しながら、コップに水を注ぎ、一息に飲み干す
喉がカラカラだった
さて、これからどうしようか……
「あ、そうだ。先生、この間強欲のツボっていうのを買ったのよ! 先生も買わない? 買うと、金運がアップするのよ! あの壺のおかげで、この間100円拾ったの!」
「え、セリカ、それいくらで買ったの?」
「14万3000円よ。高かったけど、先行投資ってやつね」
14万、うせやろ!?
「セリカ、それ詐欺だよ」
「え、う、嘘?! 、そ、そんなはずはないわ! 販売してくれた人も、50万円の所を14万3000円までまけてくれたいい人だったし……」
「セリカさん……(哀れみ)」
「そんな目で見ないでよ! た、大将! 私……騙されてないわよね?」
「あー、セリカちゃん……残念だが……」
大将は首を横に振る
セリカさんは膝から崩れ落ちた いかん、雨が降ってきたな……
なんとも言えない空気の中、ドアを開ける音が響く
「こんにちは、壺はいかがでしょうか! これを置いておけば、商売繁盛間違いなしです!」
「壺? 要らないね。ウチはそんなもんに頼らず、ラーメンで勝負するんだ」
「まあまあそう言わず……おや、貴方はこの間買ってくださったお嬢さん! どうです、今度はこちらの『バチクソ強欲な壺』を──」
「あんたを……」
「……なんです?」
「あんたを詐欺罪と器物損壊罪で訴えるわ。理由はもちろん、分かってるわね? あんたが私をこんな壺で騙し、財布の中身を破壊したからよ。覚悟の準備をしておきなさい! なぜなら……
今からあんたをぶちのめすからよ!
頭に鉛玉をぶち込まれる楽しみにしておきなさい! いいわね!?」
「!!? く、クソ!」
ロボ頭は大慌てで逃げ出そうとした。
セリカはそいつに右手を突き出した その手には何も握られていない 今はまだ
「来なさい!
メギャン!
リボルバーとも、オートマチックとも見えるその銃は、一瞬で主の元へ馳せ参じた
先生こいつスタンドとか出し始めましたよ!?
「逃がさない! あんたを裁くのはヴァルキューレじゃない……私のスタンドよ!」
その言葉と共に引き金が引かれる
しかし、ロボ頭も、腐ってもキヴォトスの住民だった
その瞬間、横っ飛びで回避をしていた。相手が普通の拳銃なら、これで避けられていただろう
しかし、
弾は意志を持っているように曲がり、丁寧に頭まで移動していき、
ロボ頭の意識を消し飛ばした
「フン! ざまあ見なさい!」
ブラボー! おお……ブラボー!
突然目の前で繰り広げられたヒーローショーに思わず拍手してしまう
柴大将も、「逞しくなったなセリカちゃん」とニッコリ
いきなり始まったセリカを褒める会に張本人は、耐え切れずに顔を真っ赤にしてうずくまってしまっていた。
騒ぎもひと段落したとき。ふとハルナさんが目に入る。
ハルナさんは箸を置いていた。食べ終わったのかと思ったが、まだどんぶりにはラーメンが残っている。
おや、どうしたんだろう(無能)
ハルナさんは静かに語りだす。その顔は無表情だった。
「美食を食べる時は誰にも邪魔されず、自由で、なんというか救われてなければなりません。静かで、豊かで……」
「店員が食事を堪能している客の傍で銃撃戦を行うなど、あってはならないのですよ」
おい、嘘だろ!? (イーサン)
「ハ、ハルナさん、(残り)タァイムはどう? 伸びた? 伸びない?」
「残り時間は……ゼロ♡ 」
あっそっかぁ と、いうことは……
「自爆するしかありませんわねぇぇぇぇ!」
「みんな逃げて! ハルナが爆発する!」
ハルナさんの体が輝きだす
まるで太陽が突然この場に現れたかのような眩しさだった
「ホワアアアアアアアア!!!!!!!!!!」
その凄まじい叫び声を聞いて、
私は確かこういったと思います。
「なんてことだ。もう、助からないゾ♡」
シナシナシロモップ「(ラーメン屋跡地に)まだ誰か残ってるの?」
氷室セナ「死体だけです」
有名なミームがない生徒のキャラドウスッペ…(アンケート結果をそれなりに反映するつもりです)
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(独断と偏見で決めて)大丈夫だ、問題ない
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(原作のまま出して)大丈夫だ、問題ない